カナダ出身の双子QUIN姉妹によるインディー系ロック・デュオTEGAN & SARAは、キレのいいサウンドに親近感を覚える歌詞で聴く者を魅了し、10年前のデビュー以来アメリカでもその人気を確かなものにしてきた。そんな彼女たちが、2007年に全米アルバム・チャートで初登場34位を記録しDEATH CAB FOR CUTIE'Sの2008年の全米ツアーのオープニング・アクトに抜擢されるきっかけを作った前作『THE CON』に続くニュー・アルバムを間もなくリリースする。

10/27にリリースされるこのニュー・アルバム『SAINTHOOD』は通算6枚目となるフル・アルバムで、推進力のある第1弾シングル「HELL」は10/6にiTunesより既にリリースされ、躍動感のあるベース・ラインとアンセム調のコーラスが魅力で確実に新たなファンの獲得を狙える楽曲として期待されている。そして「私たちの目標は、まだ取りこぼしているリスナーたちを確実に自分たちのファンにつけることなの。これまでのキャリアにはとっても満足しているけれど、このアルバムで更なるファンの獲得を絶対に実現したいと思ってるの」とSARAが語っているように、2人はこの作品で本格的なブレイクを狙っている。

過去のキャリアを通じてTEGANとSARAは別々に曲作りを行ってきたが、今作のために2008年秋にニュー・オリンズへ“曲作りの旅”に出かけた2人は、共同で歌詞を書くという初の試みを行ったという。そしてLEONARD COHENの曲にインスピレーションを受け、“聖人であること”をコンセプトとしたアルバム作りに着手し、この5月よりレコーディング作業を開始。アルバムにはHOWARD REDEKOPPとDEATH CAB FOR CUTIEのCHRIS WALLAが参加している。

アルバム発売後の11/2には、テレビの人気トークショー『THE TONIGHT SHOW WITH CONAN O'BRIEN』に出演してパフォーマンスをするほか、11月いっぱいはヨーロッパで、そして来年2月から2ヶ月間は全米ツアーを行うことが決定している。