ROD STEWARTは間もなくリリースするアルバム『SOULBOOK』を、2000年代初期に発売したマルチ・プラチナ・アルバム『THE GREAT-AMERICAN SONGBOOK』シリーズと同様のシリーズ作品にすることを検討しているそうだ。

「ぜひとも、そうしたいと願っているよ。今から細かいことを考えたり発言したりするのは“獲らぬ狸の皮算用”になってしまうけど、とにかく僕の手元にはたくさんの楽曲がまだ残っているんだ。だから『SOULBOOK』が成功したら、ぜひシリーズとして続く作品をリリースしたいと願っている。とにかく今はあまり強気なことは言えないので、あとは成り行き任せかな」

STEWARTは『THE GREAT-AMERICAN SONGBOOK』シリーズを4枚リリースしており、その全てがプラチナかマルチ・プラチナに輝く成功に導いている。特にそのうちの1枚『STARDUST: THE GREAT AMERICAN SONGBOOK VOLUMN III』は、全米アルバム・チャートにNo.1で初登場を果たし、2005年度のグラミー賞で“BEST TRADITIONAL POP VOCAL ALBUM”を受賞している。

そして今回の新作『SOULBOOK』では、13曲のR&Bの名曲をカバーし、「MY CHERIE AMOUR」ではSTEVIE WONDERと、「TRACK OF MY TEARS」ではSMOKEY ROBINSONというオリジナル・アーティストとのコラボを実現したほか、MARY J. BLIGEとはTHE STYLISTICSの「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」を、JENNIFER HUDSONとはJERRY BUTLER AND BETTY EVERETTの「LET IT BE ME」をデュエットしている。

また、アルバムのプロデューサーには『THE GREAT-AMERICAN SONGBOOK』でも制作を共にしたSTEVE TYRELLとSTEVE JORDANを迎え、ミュージシャンにもMOTOWNのベテランであるBOB BABBIT、GEORGE BOHANNEN、RAY PARKER JR.に加え、メンフィスの重鎮WILLY MITCHELLとWAYNE JACKSON、THE ROLLING STONESのベーシストDARRYL JONES、TOTOのDAVID PAICHなど、錚々たるメンバーが参加している。