先週末の10/9（金）、INTERSCOPE、GEFFEN、A&Mの各レーベルの会長を務めるJIMMY IOVINEは、INTERSCOPEレーベルがサンタモニカに所有する“THOM THOM CLUB”で記者発表を行い、伝説的プロデューサーのDR. DREと共にヒューレット・パッカード（HP）社のノートブック・パソコンの最新エディション“ENVY 15”の限定モデル“ENVY 15 BEATS”の詳細を発表した。

アメリカでは10/22に発売されるこのモデルは、HP社の人気ノートPCシリーズ“ENVY”の最新バージョンで、IOVINEとDREが2006年に共同で立ち上げたBEATS ELECTRONICS LLC社による最新の企画商品だ。カラーには高い光沢を持ったピアノ・ブラックを採用し、デザインには“BEATS BY DR. DRE”のヘッドフォンなどがフィーチャーされているほか、NATIVE INSTRUMENTS社の最新のミキシング・ソフトウェアTRAKTOR LEが搭載されている。

“ENVY 15 BEATS”の小売価格は2,299ドルで、BEST BUYを始めとする大手販売店のほか、HP DIRECT経由で販売される。

またこの商品の開発にあたっては、WILL I. AM、KANYE WEST、PHARRELL、TIMBALAND、POLOW DA DONといった著名なプロデューサーたちが協力し、HP社のエンジニアたちの大きな助けになったそうで、IOVINEは記者発表の場で次のようなコメントをしている。

「我々は新たなヘッドフォンを通じてレコード会社とユーザーの間に存在する“サウンドのギャップ”を埋めるべく、この試みをスタートさせた。いま世の中に商品として出回っているサウンドは、実際のレコーディング・スタジオで聴くそれとは異なるものだ。しかし今回の開発によって、コンピュターを通じてデジタル・オーディオを修正すればアーティストやプロデューサーが求めている音質を再現できることがわかった。そこでHP社とパートナーを組むことで、我々はPCのサウンド全体の質を向上させることを目指したというわけだ」