2009/10/12
グラミー受賞ラッパーでプロデューサーであり、最近は母国ハイチの人道援助に精力を傾けていたWYCLEF JEANが、来月『FROM THE HUT TO THE PROJECTS TO THE MANSION』を発表してヒップホップ界に戻ってくる。DJ DRAMAにプロデュースされた新曲ばかりをフィーチャーした13曲入りEPは11/10、メガフォース/ソニー・ミュージック傘下のカーニバル・ハウスから発表される。
『FROM THE HUT…』は、EVE、TIMBALAND、MAINO、CYNDI LAUPERらのゲストをフィーチャーしている。13曲はTOUSSAINT ST.JEANの物語を語るナレーションがついて、継続的なミックスとしてまとめられている。TOUSSAINTの人物像は18世紀のハイチの革命的英雄、TOUSSAINT L’OUVERTUREに基づいている。
EPで、WYCLEFはTOUSSAINTのペルソナを借りて、身の毛のよだつような戦争の物語を戦士の気持ちになってラップしたり歌ったりしている。暗い物語にふさわしい音楽の伴奏をつけるため、WYCLEFはスーパースター・プロデューサー、DJ DRAMAの強力を仰いだ。「自問してみたんだ――『活躍しているいちばんタフなヤツは誰だ?』って。そして『DJ DRAMAはかなりの男だ』という答えが出たから、彼に電話してミックステープをやるのに興味はあるかどうか尋ねたんだ。話を聞いた彼は、『本を作る気にならなくちゃな――こいつは小説だぜ!』って。彼がエキサイトしてくれたから、たんなるミックステープじゃなくてEPになったんだ」とWYCLEFは言う。
『FROM THE HUT…』のインディ・リリースのミックステープはWYCLEFの次のフル・アルバムの序章に過ぎない。アルバムは『wyclefjean』というタイトルで2010年春にコロンビア・レコードから発表される。
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