2009/10/07
ワシントンDCを拠点とするロック・バンドとして草分け的存在のJAWBOXが、12/8にNBCの人気トークショー『LATE NIGHT WITH JIMMY FALLON』でパフォーマンスを行い、約12年ぶりにリユニオンを果たし表舞台に登場することとなった。
J. ROBBINS(ヴォーカル、ギター)、BILL BARBOT(ギター)、KIM COLETTA(ベース)、ZACH BAROCHAS(ドラム)の4人からなるJAWBOXは、1990年代初期にワシントンDCのハードコア・シーンで大きな影響力を持つバンドと評され、FUGZIそしてSHUDDER TO THINKと共にシーンの3本柱として活躍した。その3バンドはいずれも同じDISCHORD RECORDSに所属していたが、最初に一歩踏み出したのはJAWBOXで、1993年にメジャー・レーベルのATLANTIC RECORDSと契約を締結。その直後、後を追うようにSHUDDER TO THINKがEPIC RECORDSへと移籍した。しかしJAWBOXは1997年に解散し、DISCHORDから2枚、ATLANTICから更に2枚のアルバムをリリースしたのち、音楽シーンから姿を消していた。
現時点では12/8の『LATE NIGHT WITH JIMMY FALLON』以外のパフォーマンスは決まっていないが、これに先立ち11/23には1994年にATLANTICからメジャー移籍第1弾として発売した『FOR YOUR OWN SPECIAL SWEETHEART』を再リリースする。発売元はCOLETTAとBARBOTが運営するレーベルDESOTO RECORDSからで、アルバムには3曲のボーナス・トラックに加え、THE BIG BOYSの「SOUND ON SOUND」のカバーが追加収録される。
JAWBOXが解散したあと、ROBBINSとBARBOTはBURNING AIRLINESというグループを結成して2枚のアルバムをリリースし、ROBBINSはその後、妻であるJANET MORGANと共にCHANNELSを結成した。そして最近ではプロデューサーやエンジニアとして活躍し、THE PROMISE RING、BRAID、JETS TO BRAZIL、YEASAYER、AGAINST ME AND CLUTCHといったバンドを手掛けていた。
一方COLETTAは、自身が立ち上げたDESOTO RECORDSの運営に専念し、THE DISMEMBERMENT PLAN、MARITIME AND SHINERといった所属アーティストの育成に尽力。BAROCASは解散後に“ポストJAWBOX”として立ち上げたTHE UP ON INというバンドに一時期所属していたが、その後はミュージシャンとして表に出る活動はほとんどしていなかった。
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