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2011/11/01

■ダッシュボード・コンフェッショナル■ 中心人物のクリス・カバラが新プロジェクト

二つのバンドと独自の活動の間で、クリス・カラバは最近ちょっとしたアイデンティティの危機を感じている。

「僕はあらゆる方向性で書いてきた」とダッシュボード・コンフェッショナルの創立者は語る。「ダッシュボードのドメイン以外でもいろんな曲を書いているし、自分のバンドの曲も書いている。ひとつ以上のことをすると、またがってやるのはむずかしいものなんだよ」。加えて、カラバがダッシュボードの前にやっていたバンド、ファーザー・シームス・フォエヴァーとのアルバムもあって、彼はあらゆることを旺盛にやっているのだ。

「初期の頃、僕は恥ずかしげもなくいっぺんに6~10のバンドに入っていたんだ」と11/17にソロ・ツアーを開始するカラバは言う。「いったんダッシュボードにのめり込んだら、いろんな違う人たちと違うスタイルの音楽をやって、違うバンドで違う楽器を弾いたりすることがどんなにライターとして役に立つかを忘れちゃったんだ。だから今は、いろんなたくさんのことをあれこれやっているんだよ」

カラバのキャリアをフォローしている人にはソロの展開がことに気になるだろう。ダッシュボードはファーザー・シームス・フォエヴァー在籍時のアコースティックなサイド・プロジェクトが、バンドに発展したものなのだから。

「ダッシュボード後の僕とダッシュボードの僕はどう違うか? どちらも根は同じだよ。だけど、ダッシュボードでない歌にはまったく違う視点と違うスタイルを考えてきた。だからうんと頑張ってきたのさ」。サウンドはギターの弾き方の違いなどからも生まれており、おかげでメロディにも変化が出たという。

カラバはまず再結成したファーザー・シームス・フォエヴァーのアルバムを完成させるつもりだ。これは2004年の『ハイド・ナッシング』以来の作品となる。「ものすごくかかっちゃったけど、もう完成するよ」

ダッシュボードの2009年の『アルター・ジ・エンディング』に続く作品に関して、カラバは曲を集めているところだという。「どの歌もいいと思うんだけど、それぞれにつながりがないんだよね。そうすると動機が間違ってるんじゃないのか?とか、ムリに完成させようとしてるんじゃないのか?とか思っちゃうんだ。歌につながりが感じられるようになったら、そういうプレッシャーから解放されて前に進めるはずだよ」

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