2011/10/27
10/26(水)、イギリスの検死官はエイミー・ワインハウスの死因がアルコールの飲み過ぎが引き起こした不慮の死であったと結論づけた。
検死官のスザンヌ・グリーナウェイは、予期せぬアルコール中毒に陥ったことに起因する“偶発的事故死”という最終結論を下し、「(アルコール量が)致死レベルに到達したことで、彼女は想定外の突然死に見舞われてしまった」とのコメントをした。
27歳のワインハウスは長年に渡りドラッグおよびアルコール問題と闘っていたが、7/23にロンドンの自宅で死んでいるところを発見された。当初の検死結果では、体内から違法薬物を摂取した痕跡は見つからなかったものの、最終的な死因の結論は持ち越しとなっていた。
病理学者のスーヘイル・バイサンによると、ワインハウスは“おびただしい量のアルコール”を摂取したと見られるそうで、血中アルコール濃度は飲酒運転と判定されるレベルの5倍以上にも達していたという。また、ワインハウスの遺体を見つけた警備員から通報を受けて駆けつけた警察官は、彼女の寝室にはウォッカの空ビンが何本も転がっていたと証言している。
一方、ワインハウスの主治医クリスティーナ・ロメテ医師は、彼女が暫くのあいだ酒を経っていたにも関わらず、死の数日前から再び飲み始めた事実を明かすと共に、死亡した日の前夜には「酔っていたけれど穏やかだった」とコメント。特に自殺をほのめかすこともなく、間もなく迎える誕生日について話していたという。
ロメテ医師によると、ワインハウスはアルコールの禁断症状を抑えるための鎮静剤としてリブリウムを処方されていたが、検死官の話ではこの薬物が死に関係した可能性はないとしている。
今回の死因の特定を受け、ワインハウスの家族の代理人を務めるクリス・グッドマン氏は、「エイミーに何が起こったのか、最終的な原因が解明されたことで家族も胸を撫で下ろしている」とコメントしている。
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