2009/10/02
オランダ人プロデューサーのDJ TIESTOはすでに多くの同業者の先を行っている。彼には大企業のスポンサーが付いており、グラミー賞にノミネートされたこともあるし、5大陸をツアーし、国内だけで538,000枚のアルバムを売っている。普通ならエレクトロニック系アーティストには望めないような成功を収めているにもかかわらず、TIESTOにはさらに高い目標がある――北米のメインストリームに躍り出ることだ。彼の全米セールスは決してバカにできないものだが、全世界250万枚以上の売り上げ実績からするとまだまだ取るに足りないのだ。
「エレクトロニック系アーティストとしてのTIESTOは確立されたように思えるが、エレクトロニック系アーティストがメインストリームの音楽の世界で、ことに北米で、ふさわしい評価をされるようになるのはきわめてむずかしいことだとみんなわかっているんだ」と彼のマネージャーは語る。「彼はヨーロッパではスタジアムでプレイしている。最近はロンドンのビクトリア・パークに25,000人を集めたヘッドライン公演をやったばかりだ。でも、北米で同等の成功を収めるにはまだまだ長い道のりだよ」
TIESTOはアメリカで10/6に発表される4作目のスタジオ・アルバム『KALEIDOSCOPE』で成功を目論んでいる。アート・ロック(SIGUR ROSのJONSI BIRGISSON)やインディ・ロック(BLOC PARTYのKELE OKEREKE)、ポップ(NELLY FURTADO)の大物とのコラボレーションをフィーチャーしながらも、アルバムは本質的なTIESTOっぽさ(大仰なシンセ、高揚感のあるメロディ、派手なドラマ性)を失ってはいない。
今年40歳になるTIESTSOは9/24にニューヨークでスタートしたツアーで初めていくつかの大会場(トロント、フロリダ、テキサスなど)で演奏している。
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