Billboard JAPAN


NEWS

2011/08/12

■WHITE SHADOW ■ 『BORN THIS WAY』の共作者が語る

LADY GAGAの『BORN THIS WAY』でタイトル曲など9曲をコラボレートしていたWHITE SHADOWに多くの興味が集まっている。しかし、シカゴに根拠地を置くDJ兼プロデューサー兼エレクトロニック・ミュージック・アーティストは、GAGAの経験が他のポップ・プロジェクトの可能性をダメにしてしまったかもしれないと言う。

「うん、彼女はあれで僕の人生を台無しにしてしまったかもしれない。だって彼女と仕事をするのはものすごく楽しいからね」とWHITE SHADOW(本名PAUL BLAIR)は言う。「まさにコラボレーションで、彼女はクリエイティブ・プロセスに100%関与している。おかげでたんに曲やビートだけを求めて勝手にやらせているような他の人たちとどうしたら仕事ができるのか考えるのが困難になってしまったよ。そんなことできるのかどうかもわからない。もう他の女の子のポップ・シンガーとはアルバムが作れなくなってしまったとしたら、落ち込んじゃうかも」

『MONSTER BALL』ツアーのダンサーがWHITE SHADOWのハリウッドのクラブでのDJを聞いてGAGAに推薦し、コラボが始まったが、彼女との仕事はなくなりそうにない。「彼女はいつも何かに取り組んでいるんだ。いつもおかしなメッセージをもらうよ。『ねえ、曲を書きたい気分なの。なんか送ってちょうだい』って。どんな結果になるかはできてみないとわからないんだ」

「明らかに人々は僕や僕の音楽にちょっと違う扱いをするようになったよ」とオハイオ生まれデトロイト育ちのDJは言う。彼は自作曲5曲入りEP『I’M KILLING ME』を自分のウェブサイトで無料公開している。その中の「BORN IN DETROIT」はテクノのルーツへのオマージュになっている。

「人々にタダで提供できるものがほしかったんだ。だけど、ちゃんと自分のスタンプが押してあるものがね。僕はずっと音楽を作っていて、それをインターネットだけでなくDJでも発表していた。GAGAと彼女のポップ・センスに出会えたのはラッキーだったよ。あんな素晴らしいメロディの歌が書けたんだからね。僕のタフなところと彼女のソフトなところが真ん中でうまく行ったんだ。だからって僕がポップ音楽をどんどんやっていくつもりってわけじゃない。その辺はハッキリさせておきたいね」

8/11にインディアナ州でスタートする『IDENTITIY FESTIVAL』ツアーで彼は本領を発揮する。9/10にワシントンで終了するこのツアーでエレクトロニック・ダンス・ミュージックを大会場に持ち込んでいくのを楽しみにしているという。

White Shadow その他の画像・最新情報へ

関連記事

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    聖飢魔II創始者・ダミアン浜田陛下率いるD.H.C.「この日がとても待ち遠しかった!」人間椅子と初の対バン大成功! WENDYとASTERISMのフロントアクトも

  2. 2

    <インタビュー>みのミュージック×GEN(04 Limited Sazabys)×ピエール中野(凛として時雨)夏フェスについて語るコラボ対談 presented by ジャックダニエル

  3. 3

    【先ヨミ・デジタル】Number_i、現在DLソング首位「透明になりたい」はじめアルバムから4曲がトップ10走行中

  4. 4

    SHISHAMOが『SONGS』に登場、闘病中「明日も」を聴いて奇跡起こした女性の言葉にメンバー涙

  5. 5

    【先ヨミ・デジタル】Number_i『No.Ⅰ』がDLアルバム首位走行中 Mrs. GREEN APPLE/米津玄師が後を追う

HOT IMAGES

注目の画像