2009/09/28
ROSANNE CASHはその長いキャリアにおいて伝統的なジャンルをずっと避けてきた。もちろん、JOHNNY CASHの長女である彼女には素晴らしいお手本がいた。彼女自身80年代には独自のカントリー・ヒットを生み出し、ずっとレコーディング活動を続けながら、本を出したりニューヨーク・タイムスやローリング・ストーン誌にエッセイなどを発表してきた。
1O/6にEMIのマンハッタン・レコーズから発表される最新アルバム『THE LIST』は、彼女が18歳の時に父親がくれた100曲の重要カントリー・ソングのリストに基づいたカバー曲集だ。
CASHの夫、JOHN LEVENTHALがプロデュースした『THE LIST』にはHANK SNOWの「I’M MOVIN’ON」、HANK WILLIAMSの「TAKE THESE CHAINS FROM MY HEART」などのカバーの他、BRUCE SPRINGSTEEN、ELEVIS COSTELLO、RUFUS WAINWRIGHT、WILCOのJEFF TWEEDYらとのデュエットも含まれている。
父親から曲のリストをもらったときのことを振り返って彼女は言う。「わくわくしたわ。みんな『おや、18歳じゃ、自分がもらったものがなんなのかわからなかったんじゃないのか』って思うでしょうね。でも、わかったの。ちょうどギターをプレイし始めた頃で、HELEN CARTERがCARTER FAMILYの歌をすべて教えてくれたのよ。当時私はロックやポップに夢中だったから、これは存在すら気づいていなかった世界だった。もちろん、
PATSY CLINEやRAY CHARLESやパパの音楽は別だったけど」
アルバムに入れるため100曲を13曲に絞った。「私に合わないものもあったし、有名すぎてカバーしにくいものもあった。自分の声にピッタリするものを選んだの。それと、サウンドと感情のバランスの取れたものね」
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