2009/08/09
ロラッパルーザの日曜夜のヘッドライナー、YEAH YEAH YEAHSがBEASTIE BOYSのキャンセルした穴を埋められるかどうか疑っていた人がいたとしても、バンドの電撃的で刺激的、しかも徹底的に楽しいパフォーマンスはそんな疑いが見当違いだったことを証明した。
先週のオール・ポインツ・ウェスト・フェスティバルで「MCA良くなって」というアームバンドをしていたKAREN Oは、ロラッパルーザのYEAH YEAH YEAHSのステージの間中微笑みを抑えることができなかった。ドラマーのBRIAN CHASEとギタリストのNICK ZINNERはありったけの力を込めて演奏していた。しかし、彼らは突然降って湧いた出演のチャンスに感謝の気持ちを隠しきれず、BEASTIESの
1994年のヒット曲「SABOTAGE」のギター・リフをプレイしてみせた。「これは特別な夜よ。THE
YEAHSはきっと忘れないでしょう。私たち、ここにいるはずですらなかったんだもの。BEASTIE
BOYSの代役を務めるなんて思ってもいなかった」とOは言った。
そのころまでに彼らがヘッドライナーの実力の持ち主であることは十分証明されていた。Oがカラフルなかぶり物とケープをつけて堂々とステージに登場して今年発売された『IT’S BLITZ』から「RUNAWAY」を演奏したときにショーのエネルギーは決まった。Oはステージ中を飛び回り、何度も衣装替えをしてみせた。
オール・ポインツ・ウェストでも登場した巨大な風船の目玉を飾ったステージで、ハードな「YCONTROL」や「ZERO」は観客を大いに沸かせたが、もっと抑えた曲の方が深い印象を残した。「SKELETONS」は子守歌のようだったし、
「SOFT SHOCK」は優雅な雰囲気さえあった。
「MAPS」でOは歌詞を忘れてしまったが、観客はかまわずに歌い続けていた。
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