2009/08/07
アムステルダムのホテルのベッドに寝そべって、LADY GAGAは馬に乗っていないLADY GODIVAに憑依している。23歳のアーティストはカエルのカーミットからソーラー・システムの服まであらゆる衣装を身につけることで有名だが、今日は服の下にあるつねに変わらないものだけですごしている。
しかし、チャートでの活躍とブリーチしたブロンドの髪と裏腹に、GAGAは並のポップ・ガールではない。彼女は立派なソングライターでありパフォーマーであり、どこからともなく華々しく登場した。会話ではお喋りで歯切れ良いが、他のみんなより10歩先を行っている本能的センスを見せており、次なる動きを練っていることがわかる。
もちろん、賢い投資をするなら彼女はもう二度と働かなくていいのかもしれない。デビュー・アルバム『THE FAME』はインタースコープからリリースされ130万枚近く売れており、最大のデジタル・シングル「JUST DANCE」は440万枚出ている。自分のアルバムの全曲を作曲していることに加えて、彼女はこれまでにFERGIE、THE PUSSYCATY DOLLS、BRITNEY SPEARS、NEW KIDS ON THE BLOCKなどのために曲を書いているのだ。
「自然と他の人のために曲を書くことになったの。当時はレコード契約がなかったから」とGAGAは言う。「IDJと契約があったんだけど、それは立ち消えになっちゃって、それでオシマイって感じだった。他の人が私の歌を歌うことについてエゴみたいなものは一切ないの」
彼女の過激な衣装やカッ飛んだ歌詞からは考えにくいかもしれないが、GAGAの裏方的ソングライターから文化現象への道はきわめて賢く計画されたものだった。「彼女はすべてのヒットをほとんど一週間で書いてしまった。ニューヨークからLAに飛んできて、REDONEとスタジオに入り、たたき出したんだ」と関係者は言う。
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