2009/09/17
カリフォルニア州ストックトン出身の5人組ローファイ・バンドPAVEMENTSは、かつてインディー・ロックの世界最も大きな影響を持つバンドとして人気を誇ってきたが、1999年に惜しくも解散。しかし10年以上の時を経て、来年に復活を果たすことが明らかになった。
これは9/17付けでバンドが公式に発表したもので、来年には複数の都市でワールド・ツアーを行うことを確約した。その皮切りとなるのが、来年9/21にニューヨークのセントラル・パーク内のRUMSEY PLAYFIELDで行われる慈善コンサートで、チケットは今週の9/18(金)午前10時からticketmaster.com.にて先行発売される。
またバンドが長年所属しているMATADOR RECORDSによると、このワールド・ツアー以外の新たなツアーやレコーディングなどは予定されていないそうだが、来年のツアーが始まるタイミングに合わせてグレイテスト・ヒッツのリリースを計画しているそうだ。
PAVEMENTSは、ギタリストでヴォーカリストのSTEPHEN MALKMUSとSCOTT KANNBERGによってスタジオ・プロジェクトとしてスタートした。そして1989年以降ロー・ファイ技術を駆使した作品を数々リリースし、1992年までにはドラマーのgARY YOUNG、ベーシストのMARK IBOLD、パーカッショニストのBOB NSTANOVICHをメンバーに加えて定期的にツアーを行い、デビュー・アルバム『SLANTED AND ENCHANTED』をリリースした。
そしてMALKMUSがステージで見れるウィットに富んだ人間性が人気の原動力となり、PAVEMENTSは瞬く間にカレッジ・ロック・バンドのアイコン的存在となった。しかし1993年にはYOUNGが脱退し、代わりにSTEVE WESTが加入。その後、『CROOKED RAIN, CROOKED RAIN』(1994年)、『WOWEE ZOWEE』(1995年)、『BRIGHTEN THE CORNERS』(1997年)、『TERROR TWILIGHT』(1999年)の4枚のアルバムをインディ・レーベルのMATADOR RECORDSからリリースしたが、最後の作品となった『TERROR TWILIGHT』のツアーを終了したのち解散という結末を迎えていた。
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