2009/09/14
SCOTT AVETT(バンジョー、ヴォーカル)、SETH AVETT(ギター、ヴォーカル)、BOB CRAWFORD(アップライト・ベース)、そしてツアー・メンバーのJOE KWON(チェロ)からなるノースキャロライナ州コンコルド出身のAVETT BROTHERSは、“クレイジーなフォーク・ロッカーたち”あるいは“南部の紳士たち”といった異名で親しまれているフォーク/ブルーグラス/ロックをベースにした4人組バンドだ。そんな彼らが間もなく、メジャー・レーベル移籍後初となるニュー・アルバムをリリースする。
バンドのマネジャーを務めるDOLPHUS RAMSEURとは9年に及ぶ深い絆を築いている彼らは、これまでそのRAMSEURが代表を務めるレーベルRAMSEUR RECORDSから作品をリリースしてきた。そしてかつてDAVE MATTHEWS BANDとツアーをこなした実績もあるメンバーたちをバックアップし、継続的にツアーをこなすことで小規模なマーケットで根強いファンのために献身的な活動を形にしてきたRAMSEUSは、バンドについて次のようなコメントをしている。
「僕らの場合、ネットやブログ、それにマスコミやラジオといった媒体を駆使した瞬発力のある活動を行ったことはないんだ。でもライヴを通じてファン1人1人に語りかけるやり方こそ、このバンドを成功に導いたものと確信している。クチコミこそが、最も高い効果を秘めたプロモーション方法だからね」
しかしすでに人気を不動のものにした彼らにとって、クチコミだけで小規模なマーケットにアプローチするやり方は、もはや過去のものとなった。4人の存在に目をつけたのは著名なプロデューサーであるRICK RUBINで、この流れの中で2008年には彼が代表を務めるCOLUMBIA傘下のレーベルAMERICAN RECORDINGSと契約を締結。そしてきたる9/29には、RUBIN自らがプロデューサーを務めたバンドにとって通算13作目の新作『I AND LOVE AND YOU』をリリースする運びとなった。
これまで着実な活動を続け、根強い人気を確立した彼らにとって、さらなる飛躍と新しいファンの獲得は約束されたと言って間違いないだろう。
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