2月にグラミー賞を獲得したことからも確実視されていたモントリオール出身のバンドARCADE FIREのJUNO AWARDS受賞が、予測どおり現実のものとなり最多受賞に輝いた。

先週末にトロントで開催されたカナダ最大の音楽賞、第40回JUNO AWARDSの授賞式は、DRAKEの司会のもとでSHANIA TWAIN、NEIL YOUNGを始め多数のアーティストが参加する盛大なものとなった。まず土曜日には、夕食会を兼ねた式典でEMI MUSIC CANADAの代表を長く務めているDEANE CAMERONに対し、“WALT GREALIS SPECIAL ACHIEVEMENT AWARDS”が授与されたほか、計32部門の賞が発表された。

そして翌日の日曜日には、AIR CANADA CENTERでチケットを購入した一般のファンをオーディエンスに迎えて残る8部門の受賞者が発表されたほか、TWAINとYOUNGにそれぞれ特別賞が授与され、テレビ中継が入る中で多数のパフォーマンスが繰り広げられた。

大勝したARCADE FIREのメンバーWIN BUTLERは、「受賞できて本当にうれしい。特にROYAL CITY、HIDDEN CAMERAS、THE UNICORNS、WOLF PARADEといったカナダの偉大なバンドと肩を並べられたことを誇らしく思うし、彼らに心から感謝したい。本当にありがとう。すごく光栄だ」と喜びを爆発させていた。

ARCADE FIREは“BEST GROUP”のほか、“BEST ALBUM”、“BEST ALTERNATIVE ALBUM”、“SONGWRITER AWARDS”を受賞したが、“BEST ALBUM”では競合のJUSTIN BIEBER、DRAKEなどを押さえての勝利となった。

また“BEST ALBUM”では彼らに敗れたBIEBERも、この晩は出席できなかったものの“FAN CHOICE AWARDS”と“BEST POP ALBUM”の2部門に輝く活躍を見せた。