2009/09/11
9/11(金)、Billboard.comではNYマディソン・スクエア・ガーデンで開催される大規模なチャリティ・コンサートを晩に控えたJAY-Zにビデオ・インタビューを敢行し、昨年のBARACK OBAMAの大統領選やヒップホップの革命に至るまで、彼の中にある独自の世界観や9/8にリリースされたばかりのニュー・アルバム『THE BLUEPRINT 3』に関する話などを聞いた。
この9/9の無料サプライズ・コンサートで、ニュー・アルバムからの楽曲『D.O.A. (DEATH OF AUTO-TUNE)』を歌ったあとで“f*ck T-Pain!”とファンの前で叫んだことからも明らかなように、JAY-Zはヴォイス・エンハンサーの多用をポピュラーにしたT-PAINに代表される今のヒップホップ・サウンドに懸念を抱いているようで、インタビューではこんな指摘をしていた。
「T-PAINもKANYE WESTも確かに素晴らしいアルバムを作っているとは思う。だが、ああいうサウンドはもう十分だ。彼らが続けるというのなら、それはそれで放っておけばいい。でも俺はもうたくさんだって思っているんだ」
そしてBARACK OBAMAが新たな大統領に就任したことに関しては、ヒップホップに大きな変化をもたらしたこととしてとらえているようで、「彼が大統領選で勝利した日、もはやギャングスタが題材に扱われることはなくなった。ヒップホップが進化しているのに伴って、主題となる事柄も進化しているってことだよ」とコメントした。
この9/11の晩にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたチャリティ・コンサートは、同時多発テロで犠牲になった警察官と消防士たちの遺族たちを救う基金“ANSWER THE CALL: NEW YORK POLICE AND FIRE WIDOWS’ AND CHILDREN’S BENEFIT FUND”のために開催されたもので、パフォーマンスの模様はFUSE TVで東海岸時間で夜9時から放映された。また、JAY-Zのニュー・アルバム『THE BLUEPRINT 3』は発売初週に350,000枚から500,000枚を売り上げているとみられ、来週発表される全米アルバム・チャートで1位に初登場することが確実視されている。
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