2026/03/24 12:10
今週(2026年3月28日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算4週目の首位を獲得した。TOP10には、新たにオリヴィア・ディーンの「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」がチャートインして、「マン・アイ・ニード」に続く2曲目のTOP10ランクインを果たしている。
登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、2週間のブランクを経て3月7日付で返り咲き、先週のチャート(3月21日付)で2度目の首位復帰を果たし、今週(3月28日付)で通算4週目の首位を獲得した。また、カントリー・ソング・チャートでは通算17週目の首位を獲得している。
Hot 100とカントリー・ソングの両チャートで1位を獲得した女性アーティストの楽曲としては、テイラー・スウィフトが2012年に自身初の首位を獲得した「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」で記録した3週間を上回り、首位獲得週最長記録を達成。その他に2週間以上首位を獲得した女性アーティストのカントリー・ソングは、以下の3曲(計5曲)がある。
・4週間:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(4週間)
・3週間:テイラー・スウィフト「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」(2012年)
・2週間:ビヨンセ「テキサス・ホールド・エム」(2024年)
・2週間:ドリー・パートン「アイランド・イン・ザ・ストリーム with ケニー・ロジャーズ」(1983年)
・2週間:ドリー・パートン「9 To 5」(1981年)
両チャートで首位を獲得した楽曲を2曲輩出したドリー・パートンは、ソングライターとしてホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が1992年から1993年にかけて14週間首位を獲得したが、同曲はカントリー・ソング・チャートにはランクインしていない。また、デビー・ブーンの「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」は1977年にHot 100で10週間首位を獲得したが、カントリー・ソング・チャートでは惜しくも4位止まりだった。同様のケースでは、ボビー・ジェントリーの「ビリー・ジョーの唄」が1967年にHot 100で4週間首位を獲得したが、カントリー・ソング・チャートの最高位は17位だった。
4週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年3月13日~3月19日)に公式ストリーミング再生数が2,180万回(前週比4%減少)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数は4,360万回(前週比3%減少)、セールスは6,000(前週比1%減少)を記録した。デジタル・ソング・セールス・チャートでは前週の1位から2位に順位を下げたが、ストリーミング・ソング・チャートでは2位から1位に上昇し、通算4週目の首位を獲得。エアプレイ・チャートでは自己最高位となる9位をキープしている。
今週新たにTOP10入りしたのは、英ロンドン出身の女性シンガー・ソングライター=オリヴィア・ディーンの「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」で、前週の11位から9位に上昇し、2位にランクインしている「マン・アイ・ニード」に続く自身2曲目のTOP10入りを果たした。
「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」は、今週の集計期間にストリーミング再生数が1,160万回(前週比11%減少)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数は3,220万回(前週比20%増加)、セールスは2,000(前週比13%増加)を記録している。
先行してTOP10入りした「マン・アイ・ニード」は、今週で通算5週目(非連続)の2位を記録したことになり、女性アーティストによる2位止まりの楽曲としては、2014年に同5週間を記録したアリアナ・グランデの「プロブレム feat. イギ―・アゼリア」以来の最長記録を達成した。なお、コラボレーションではない女性ソロ名義の楽曲に限れば、2009年から2010年にかけて7週間を記録したレディー・ガガの「バッド・ロマンス」以来の快挙となる。
「マン・アイ・ニード」が昨年11月に初めてTOP10入りを果たしてから、オリヴィア・ディーンは5か月足らずでTOP10ヒットを2曲を輩出した。女性ソロ・アーティストによる初のTOP10入りから2曲をランクインさせたスピードとしては、同じアイランド・レコードに所属するサブリナ・カーペンターが、2024年に「エスプレッソ」(4月)と「プリーズ・プリーズ・プリーズ」(6月)の2曲を2か月足らずでランクインさせて以来の記録となる。なお、サブリナ・カーペンターも今週のオリヴィア・ディーンと同様に同時(同週)に2曲をTOP10入りさせていた。
1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、前週に続き今週も3位をキープ。ラジオのオーディエンス・インプレッション数は8,150万回(前週比7%増加)を記録して、エアプレイ・チャートでは4週目の首位を獲得した。ラジオでの週間推定リーチ数が8,000万回を超えたのは、2024年9月7日付のチャートでシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」が8,200万回を記録して以来となる。
「アイ・ジャスト・マイト」は、その他にもR&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートでそれぞれ10週目の首位を獲得している。前者においては、首位を獲得した5曲のうち「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(2017年)と並ぶ自己最長首位獲得記録を達成した。
昨年6月から通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週の5位から今週4位に再浮上。Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックから大ヒットを記録しているHUNTR/Xの「Golden」(通算8週間首位を記録)は、7位から5位にTOP5復帰した。「Golden」は、現地時間2026年3月15日に開催された【第98回アカデミー賞】でのパフォーマンスと<歌曲賞(主題歌賞)>を受賞した効果を受け、ストリーミング再生数は11%増加の1,230万回に上昇。週間セールスは185%増加の6,000に急増し、デジタル・ソング・デジタル・チャートでは前週の9位から1位にジャンプアップして、通算6週目の首位を獲得している。
冬季五輪効果でTOP10入りしたピンクパンサレスとザラ・ラーソンによるコラボレーション・ソング「ステイトサイド」は、前週に続き今週も現時点での最高位となる6位をキープ。ダンス/ポップ・ソング・チャートでは通算5週目の首位を獲得した。自身14曲目のNo.1タイトルを獲得したテイラー・スウィフトの「オパライト」は10位から7位に上昇し、自己最長の10週間首位を記録した「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」は8位をキープ。先週4位に初登場したハリー・スタイルズの「アメリカン・ガールズ」は10位にランクダウンした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月26日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
3位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
4位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
5位「Golden」HUNTR/X
6位「ステイトサイド feat. ザラ・ラーソン」ピンクパンサレス
7位「オパライト」テイラー・スウィフト
8位「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」テイラー・スウィフト
9位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
10位「アメリカン・ガールズ」ハリー・スタイルズ
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