2026/03/16 12:30
現地時間2026年2月25日に今年の【ロックの殿堂】のノミネート候補が発表された際、マライア・キャリーは3年連続のノミネートとなった自身の名前をリストで見て“すごく嬉しかった”と認めた。
「絶対に達成したい目標のひとつです」と、殿堂入りへ期待を寄せる彼女だが、そのキャリアを振り返るとロック・ジャンルとは決して無縁ではない。彼女はこれまでフォリナーの「I Want to Know What Love Is」(南米では彼女の最大のヒット曲のひとつとなった)、ジャーニーの「Open Arms」、デフ・レパードの「Bringing On the Heartbreak」といったカバーを発表してきた。「Bringing On the Heartbreak」は、2002年のアルバム『チャームブレスレット』に収録された、ファンに特に人気がある一曲だ。では、このソングライターが自身のキャリアで最もロック的なリリースと感じているのはどの作品だろうか。
マライアは、「チック、あれはロックな瞬間でした」と断言する。言及しているのは『サムワンズ・アグリー・ドーター』のことだ。これは彼女が1995年に“チック”という変名で極秘録音したオルタナティブ・ロック・アルバムで、最終的には別のアーティストがリード・ボーカルを担当した形でリリースされた。米ロサンゼルスでのグラミー・ウィークにマライアが今年の<ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー>として称えられた際、フー・ファイターズとテイラー・モムセンがそれぞれチックの唯一の作品から「Hermit」と「Love Is a Scam」をカバーするパフォーマンスを披露し、その場でこのプロジェクトが息を吹き返した。マライアは満面の笑みを浮かべていた。
「本当に素晴らしかったです。あの雰囲気を全身で感じて、どう言い表せばいいのかわからないくらいで」」とキャリーは振り返っている。いつかマライアの歌声でこれらのトラックを聴ける可能性については、「“サムワンズ・アグリー・ドーター”を少し味わってもらいたいと思っています……ちょっとおかしな話だとも思うんですよね、自分で作ったものなのに、どうすればいいのって。そこにあるのに」と語った。
もっとロッカーとしての一面を見せたいとずっと思ってきたと彼女は言うが、デビュー当時は常に“自分のジャンルから出るな”と言われてきたという。
ファンにとって幸いなのは、マライアがそのアドバイスを守ったことは一度もないということだ。【第25回オリンピック冬季競技大会】(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック)の開会式では、「Volare」と「Nothing Is Impossible」のメドレーを、両曲ともイタリア語で披露した。彼女は、「あれをレパートリーに加えられたことは興奮しましたね。だって、”Volare”はまさに特別な瞬間でした。本当に起きていることが信じられないくらいでした」と語っている。
このパフォーマンスは、マライアの最新アルバム『ヒア・フォー・イット・オール』に続くものだった。昨年9月にリリースされた16thアルバムで、「In Your Feelings」が米ビルボードの“Adult R&B Airplay”チャートで1位を獲得し、彼女のナンバーワン・ヒットの数をさらに更新した。
チャートを席巻してきたその輝かしい実績こそが、4月に開催される【ロックの殿堂】入りを果たすべき理由だと彼女は確信している。殿堂入りにふさわしい理由を尋ねられると、「(米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”での“19曲の1位を確認してもらいたいですね……そんな記録を持っている人はそう多くないですから」と彼女は笑いながら答えた。
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