2009/09/04
KISSの元ギタリストACE FREHLEYが、20年ぶりにリリースするニュー・アルバム『ANOMALY』について詳細を語った。このアルバムは、KISSが全盛期を迎えていた1978年にリリースしたセルフ・タイトル作『ACE FREHLEY』に続く新作ソロ・アルバムで、彼いわく「20年前に忘れてきたものを拾い集めたようなアルバム」なのだそうだ。
「スタジオに入る前、僕はデビュー・アルバムにじっくり耳を傾け細かく分析してみたんだ。皆が気に入ってくれていたあのアルバムを作った時と、また同じような気持ちになって収録に臨みたいって思ったし、あの作品で実現した音楽的要素、アティチュード、そしてバイブを、もう1度形にしたいと考えたからだ」
9/15にリリースされる新作『ANOMALY』は、KISSを離れて3年目となることを記念して制作されたもので、ニューヨークにあるSCHOOLHOUSE STUDIOSとウェストチェスターにある自宅スタジオの両方でレコーディングされた。収録されている全12曲のうち、11曲はFREHLEY自信がプロデュースを手掛け、唯一SWEETの「FOX ON THE RUN」のカバーのみ、MARTI FREDERIKSENが担当した。ちなみにFREDERIKSENとANTHONY FOXは、このアルバムのミックスを手掛けている。
アルバムからの第1弾シングルは既にリリースされている「OUTER SPACE」で、ほかにもアルバム『ACE FREHLEY』に収録されていた「FRACTURED MIRROR」と1987年の『FRELEY’S COMET』に収録されていた「FRACTURED TOO」に続く“FRACTURED”3部作の締め括りとなる「FRACTURED QUANTUM」という楽曲も収録されている。
また今回のアルバムでは初めてプロトゥールスを使用しているが、サウンド自体が変化したという違和感はないそうで、「優れたエンジニアを起用し、これまでと同じプロセスを踏んで制作に臨んでいる限り、デジタル・レコーディングであってもアナログ・サウンドと同じ音質を作り出すことは可能だよ」とコメントしている。そして秋からは、このアルバムのサポートのためにツアーも計画しているそうだ。
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