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2010/08/05

■U2■ イタリアで“360 TOUR”をスタートさせる

背中の手術で2ヶ月間の静養を余儀なくされたBONOが完全復活を遂げ、U2が8/6(金)の晩のイタリア・トリノ公演を皮切りに記録的な大規模ツアー“360 TOUR”に突入した。

8/4(水)の晩に行ったBillboard.bizとの電話インタビューの中で、現地トリノでのフル・リハーサルの模様を視察したU2のマネジャーPAUL McGUINNESSは「すべてが非常に順調に運んでいる。完全なる通しのリハを行ったが、最後まで1度も中断することなくスムーズな展開を見せていたし、BONOの動きが非常に良かった。健康状態は文句なしだ」と自信のコメントをしていた。

このツアーのために、プロモーターであるLIVE NATIONのチームは10日ほど前からトリノ入りをしており、U2のメンバーも1週間前から現地で本番に向けた準備をスタート。数日前からは通しでの完全リハを重ねてきたという。LIVE NTION GLOBAL TOURINGの会長を務めるプロデューサーのARTHUR FOGELは、「すべてが非常に効率的な状態に戻ってきており、全員にやる気がみなぎっている。

ツアーを再開できることに喜びを感じているし、バンドのサウンドも完璧だ」と話している。またBONOの状態についても「非常に良好だ。彼は真剣にリハビリを行ってきたし、少しずつだが毎日仕事もしていた。今はステージの上でいい動きをしているし、声の状態も素晴らしい。完全に戻って来たという感じだよ」と太鼓判だ。

一方、LIVE NATIONはBONOの手術・静養を受けて延期された北米の16公演について、去る7/13に再スケジュールを組むことを正式にアナウンス。約1億ドルの興行となる100万枚のチケットの再調整に追われることとなった。しかし周囲の協力のお陰もあってLIVE NATION側の作業は迅速に進んだそうで、大量のチケット枚数にもかかわらずチケット保有者のほとんどが新たな日程での公演を受け入れ、払い戻しを求める者はごくわずかだったという。

トリノで幕を開けるヨーロッパでの360 TOURは、10/8のミラノまで計22公演が行われ、チケットの総売り上げ枚数は125万枚、グロスでの興行収入は約1億2,000万ドルと想定されている。ちなみに昨年度の同ツアーは、チケット総売り上げが300万枚、グロスでの興行収入は3億1,110万ドル強だった。そしてこのあと北米でのツアーが敢行されたのちには、総興行収入は5億5,800万ドルと想定されており、2005年〜2007年にTHE ROLLING STONESが“BIGGER BANG TOUR”で打ち立てたこれまでの最高記録にほぼ接近すると見られている。

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