2010/08/02
先週末の7/31(土)、ドイツのデュイスブルグにあるサルヴァトール教会でLOVE PARADE FESTIVALの混乱騒ぎで命を落とした人々のための追悼集会が開かれ、多くの参列者たちが悲しみ分かち合った。
当日、ドイツ国内では至る場所で半旗が掲げられ、追悼式にはドイツのヴルフ大統領とメルケル首相も参列。7/24(土)に伝統ある無料音楽イベントで命を落とした21人の犠牲者の友人や家族と共に祈りを捧げる模様が、ドイツ国内ではテレビで生中継された。
参列したある政治家の口からは、「なぜ、こんな事態が起こったのか?責任は誰にあるのか?そういった疑問は必ず解決しなければならないし、我々は明らかな答えを出すつもりだ」というコメントも聞かれ、教会関係者はLOVE PARADEを“死のダンス”という厳しい表現で批判。「人生における欲望を謳歌している最中、“死”がその醜い顔を我々の前にさらした」と説き、惨劇が起こった後の対処の仕方にも問題があったと非難した。また追悼集会のあと、メルケル首相は「このデュイスブルグでの惨劇に関して、正しい決着を導き出さなければならない」とのコメントを寄せた。ちなみに国内のメディアから“安全対策を怠った”として厳しく非難されているデュイスブルグ市長は、今回の追悼集会には参列しなかった。
集会の直前、デュイスブルグと周辺の市では犠牲者の冥福を祈る教会の鐘が鳴り響き、参列者たちは市の鉄道駅からLOVE PARADEの入口として設定されたトンネルへと行進。事故当日は、このトンネルに大勢が詰め掛けてパニック状態となり、21人の命が奪われ500人以上が負傷するという大惨事を招くこととなった。
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