2010/07/06
間もなくリリースされるニュー・アルバム『THE UNION』で、ELTON JOHNは伝説的なシンガー・ソングライターLEON RUSSELLとのコラボを敢行。「もはやポップなレコードを作る必要はなくなったよ」と語るJOHNのレコーディング・キャリアにとって、この作品は新たな章の幕開けとなりそうだ。
7/5(月)の晩、ウエスト・ロンドンのTHE ELCTRIC CINEMAでアルバム完成についてコメントをしたJOHNは、「僕が感じたのは、世の中の人々はこれまでと同じELTON JOHNのアルバムを求めているわけではないということであり、僕自身もそういう作品は求めていなかった。70年代〜90年代を通じて、レコード会社は必ずシングル・ヒットを出すよう求めてきたし、僕はその要求を叶えてきたつもりだ。でも63歳になった今、シングル・チャートに曲を送り込むことは僕の優先事項じゃなくなった。自分が今やりたいのは、成熟したアルバムの曲を書くことだからね」と胸の内を語った。
そんなJOHNが新作のために白羽の矢を立てたのがRUSSELLで、全米でジョイント・ツアーを行ったことがきっかけで40年ぶりに彼の音楽を再発見したことがコラボ実現の発端だったそうだ。RUSSELLは60年代〜70年代を通じ、PHIL SPECTORやTHE BEACH BOYSなどのためにキーボードを弾いたほか、ソロ作品もリリースする大物アーティストとして知られ、「A SONG FOR YOU」、「THIS MASQUERADE」、「DELTA LADY」といったヒット曲を世に送り出してきた。しかし70年代後期から目立った活動が見られなくなり、最近では体調を壊しながらもツアーを敢行する日々を送っている。
そんなRUSSELLについて、JOHNは「僕のアイドル」と称賛の言葉を用いつつ、「彼と仕事ができたことは、実に有難く心打たれる経験だった」とコメント。今回のコラボによって、RUSSELLのソロとしてのキャリアに再びスポットライトが当たることを願っていると語っている。
JOHNのニュー・アルバム『THE UNION』は、全米ではデッカ・レコーズより10/19に、イギリスでは10/25にマーキュリー・レコーズよりリリースされる。
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