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2010/07/01

■IRON MAIDEN■ 4年ぶりのニュー・アルバムがついに到着

IRON MAIDENの15作目のスタジオ・アルバム『THE FINAL FRONTIER』のトレードマークはスピードと熱気だ。ブリティッシュ・メタルの6人組は、1983〜86年に作品をレコーディングしていたバハマのコンパス・ポイント・スタジオに戻ってこのアルバムを録音した。

「レコーディングはスイスイ進んだよ」とギタリストのDAVE MURRAYは言う。「実際6週間で終わらせてしまった。一日に1曲やっていった――全員がバンドとして一緒にプレイしたんだ。BRUCE(DICKINSON)も同じ部屋で一緒に歌ったから、スタジオ・ライブみたいな雰囲気がすごくあるよ。いったん曲を完成させたら、すぐさま追加のギターなんかに取りかかった。だから、オレたちにしてはものすごく速かったんだ」

MURRAYによると、KEVIN SHIRLEYがプロデュースした10曲は「ストレートなアップテンポのロック・ソングともっと長くてもっと複雑な感じの曲がいいグルーヴで混ぜ合わさっている」とのこと。政治的な色合いの強い歌「EL DORADO」が最近ダウンロード可能になっている。もうひとつのハイライトは、ラストの「WHEN THE WILD WIND BLOWS」というバンドがこれまでにレコーディングした中で最長の11分の大作。「リズムはオレたちがこれまでにやったものとちょっと違っていて、いろんなメロディが入ってる。壮大な曲だよ。アレンジがすごく複雑だから、少しずつ分けてやっていったんだけど、レコードではとても自然に聞こえるんだ」

『THE FINAL FRONTIER』は2006年の『A MATTER OF LIFE AND DEATH』以来となる。スタジオ・アルバムのインターバルとしてはこれまででいちばん長いが、2009年には大ヒット・ドキュメンタリー『FLIGHT 666』が出たので、バンドは時が経つのに気づかなかったという。「いろんなことが起こったからね。楽しんでいると時が経つのはあっと言う間なんだろうな」

IRON MAIDENはアルバム発売前にツアーをスタートさせる予定だ。彼らは7/20に北米ツアーを終え、10日後にヨーロッパ・ツアーをスタートさせる。

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