2010/06/23
ALLAMAN BROTHERS BANDの創始メンバーの1人であるGREGG ALLMAN(62歳)が、6/23(水)の午後に肝臓移植を受けたことがわかった。これは手術直後にバンドが出した声明によって明らかになったもので、手術はフロリダ州ジャクソンヴィルにあるMAYO CLINICで行われた。術後の経過は良好のようで、ALLMANは「自分の身に起こったあらゆることを考えると、今はとても気分がいい。病院の医師や看護士たち、バンドのファンはもちろん、関係者すべてに心からお礼を言いたい。みんなの支えに心から感謝している」との声明を寄せている。
ALLMANは2007年暮れにC型肝炎と診断され、以来この病と闘い続けてきた。病気が発覚した直後のインタビューでは、「長いこと自覚のない状態が続いていたが、ここへ来て少しずつ病気が自分を蝕み始めていることを感じるようになった。すっかり体が消耗し、2〜3時間の演奏のためには1日に10〜11時間は眠らないと体力がもたなくなってしまった」と語っていた。
1969年に兄のDUANEおよび他のメンバーであるBUTCH TRUCKS、JAI JOHANNY “JAIMOE” JOHANSONと共にALLMAN BROTHERS BANDを結成したALLMANは、さらに術後の声明の中で「命というものがいかに有難いものか、今回の事態を受けてより強く感じるようになった。僕と同じ病に冒されていながら、気づかずにいる人がいるかもしれない。現実を知るためにも、とにかく血液検査を受けてほしい。早期に発見できれば、僕のように体力が消耗して苦しい目に遭うこともないと思う」とコメントしている。
今回のALLMANの療養生活を受け、ALLAMAN BROTHERS BANDはツアー計画をしばらく見合わせる状況となり、6/26(土)にシカゴ近郊で開催されるERIC CLAPTONの“CROSSROADS FESTIVAL”へは、ALLAMAN BROTHERS BANDのギタリストDEREK TRUCKSが、妻のSUSAN TEDESCHIと自身のバンドを引き連れステージに立つ。またALLMANの術後の回復状況は、www.greggallman.comおよびwww.allmanbrothersband.com.で定期的にアップデートされることになっている。
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