Special

東京パフォーマンスドール 『BRAND NEW STORY』インタビュー

東京パフォーマンスドール 『BRAND NEW STORY』 インタビュー

 最近のアイドルやガールズグループには、既存のイメージを破壊することで新しいものを見せていく者たちが多かったが、昨年最誕した新生・東京パフォーマンスドールは、先代の残したものを踏襲しながらも演劇とライブを融合した【PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ『ワンバイゼロ』)】なる“アイドルエンターテインメントの最先端”と言える舞台作品で、破壊ではなく進化を見せてくれた希少な存在だ。

 彼女たちは今回のインタビューで「時代を変えてみたい」「世界中を飛び回りたい」とビッグマウスも惜しみないが、それを夢物語で終わらせない可能性をしっかりとステージ上で見せている為(本文スペースにある動画をご覧頂きたい)、ここに記された9人の言葉たちは“この未来を見据えていたのか”と、後に読者を唸らせるものになると確信している。

 今はまだ弱く幼すぎる少女たちが「この世界は想像したことが叶う」という【PLAY×LIVE『1×0』】のメッセージを現実にするストーリー。その本編の始まりに新生・東京パフォーマンスドール、全員インタビューを公開する。

メンバー:
高嶋菜七(タカシマナナ/リーダー/兵庫県出身/17歳)
上西星来(ジョウニシセイラ/愛知県出身/17歳)
櫻井紗季(サクライサキ/山口県出身/17歳)
浜崎香帆(ハマサキカホ/福岡県出身/17歳)
脇あかり(ワキアカリ/大分県出身/16歳)
飯田桜子(イイダサクラコ/東京都出身/16歳)
神宮沙紀(シングウサキ/群馬県出身/15歳)
小林晏夕(コバヤシアンユ/静岡県出身/15歳)
橘二葉(タチバナフタバ/和歌山県出身/15歳)

ちゃんと演劇もやっている上で歌もダンスも出来るのがTPD

--リーダーにお聞きしたいんですが、東京パフォーマンスドールってどんな女の子たちが集まったグループだと思いますか?

東京パフォーマンスドール 2014.6.11デビュー「BRAND NEW STORY」 -Music Video- (short ver.)
▲東京パフォーマンスドール 2014.6.11デビューSg「BRAND NEW STORY」 -Music Video- (short ver.)

高嶋菜七:あの、個性的と言いますか、本当に9人全員が性格かぶってないんですね。例えば、ラコちゃん(飯田桜子)は癒し系だったり、そういう役割をひとりひとりが果たしているというか。なので、24時間観察して頂けたら面白いんじゃないかなと。

--みんなどういう関係性だったりするんでしょう? 仲間という意識が強いのか、ライバルという意識が強いのか、まだよく分かってなかったりするのか。

高嶋菜七:稽古時間がすごく長いので、家族じゃないんですけど、でも友達でもなく、とは言え仲間であり、ライバルでもあり、なんかちょっとよく分からない関係で……分かりますか? この気持ち。

--(笑)。言いたいことは分かります。

高嶋菜七:そんな感じです。だからもう体の一部……というか、一心同体的なところはあります。

--「ライバルでもあり」とありましたが、9人の中で特にバチバチしてるライバル同士っていたりするんですか?

浜崎香帆:それはないよね?

高嶋菜七:今言ったんですけど、そんなには……(笑)。

神宮沙紀:ちょっと格好良く言ってみたかったんだと思います。

--(笑)。2013年8月より【PLAY×LIVE『1×0』】をエピソード1~5まで連鎖的に上演してきましたが、あそこまで芸術性の高いアイドルエンターテインメントを体感したのは初めてだったので、素直に驚きました。自分たちでは【PLAY×LIVE『1×0』】にどんな印象を持たれているんでしょう?

東京パフォーマンスドール 2014.6.11デビュー「BRAND NEW STORY」 -Music Video- (short ver.)
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 2 Official Digest

橘二葉:不思議な世界だなって思いました。シブヤの地下に落ちるなんて現実には絶対ありえないことじゃないですか。だからセリフとかも最初はなかなか感情を込められなくて……。

上西星来:最初は何にも理解できなかったです。一体どこから手をつけていいのか分からないレベルで、何もかもイチからのスタートだったんですよ。

高嶋菜七:“オブジェ”って呼んでるボックスを使ったパフォーマンスがあるんですけど、まず「なんでボックス動かすんやろう?」っいうところから始まって。後から映像で客観的に観て「あ、これの為だったんだ!」って分かる感じ。演じている側はただ単にひたすら動かしてるだけなんで、「あ、そういう深い意味があったんだ!」って理解するのは全部後からなんです。

--後から映像観れば、例えば「ここで箱を動かすと、私の名前が浮かび上がるんだ」って分かるけど、舞台中は「ここで動かして」と言われたから動かしてるだけだったっていう。

高嶋菜七:そうです! 「あーーーーーー!」って叫びながら回ってたりとかしても、「なんでここで叫びながら回らないといけないの?」って思ってて。後から「シブヤの地下に落ちてる過程だったんだな」っていう。

上西星来:最後のエピソード 5までやり終えても、分かっていない部分があって。で、アンコール公演でもう一度説明を受けて「そういう深い意味もあるんだ!」って気付けたんです。

東京パフォーマンスドール 『BRAND NEW STORY』インタビュー
▲東京パフォーマンスドール

--普通のアイドルやガールズグループだったら、まずは歌とダンスのレッスンに集中する訳ですけど、新生・東京パフォーマンスドールの場合は演技、プロジェクションマッピングに合わせたアクション、ラップ、スキャット、パペット使い等、いきなりマスターしなきゃいけないことが他にもたくさんあったじゃないですか。

櫻井紗季:最初にそれを知ったときは「これ、出来るの?」って。演技初心者の私たちにそんないろんなことが出来るのかと思っていたんですけど、必死にもがきながらやってたら、自然と頭の中に入ってきて、体に染み着いてきました。

高嶋菜七:大変でしたけど、例えば「演劇やってるから歌とダンスは出来ないんだ」って言われるのは絶対嫌なので、「ちゃんと演劇もやっている上で歌もダンスも出来るのがTPDなんだな」って言ってもらえるようなグループでありたいとずっと思っています。

--「一番大変だったな」と思うのはどんなこと?

高嶋菜七:大変だったというか、最初に「わー!これ、するんや」と思ったのは、パペットでした。パペットは幼稚園のとき大好きだったんですけど、まさか17歳になってパペットするとは思わなくて。しかも人前でパペットを披露するってなかなかないことだから、最初はクマの声でセリフを言ったりするのが「あー、恥ずかしい!」って(笑)。でもやっていくうちに「やりきってなんぼ!」みたいな気持ちになって、もっとクマに似せる為にクマの動画見たり……。

--クマの研究(笑)。

高嶋菜七:やっていくうちに楽しくなるんやなって思いました。

櫻井紗季:あと、エピソード 5の劇中歌でタップダンスをやったんですけど、講師の方に教えて頂いたときに、やっぱりみんな初めての経験だったので、想像以上にしんどくて。他のダンスとは同じ一時間でも体力の消耗ぶりが全然違って、汗だっくだくで、もう喋れないぐらいの状態になる。なので「これ、間に合うのかな?」っていう感じだったんですけど、本番でやってみたら格好良かったので、今後もどこかで披露する機会があったらいいなって思ってます。

東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 5 Official Digest
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 5 Official Digest

脇あかり:一番難しかったのは……やっぱり演技ですね。まずセリフを覚えなきゃいけないし、舞台に立たなくちゃいけないし、動きながら演技しなきゃいけないし……っていうのが、自分の中では一番難しかったです。

飯田桜子:自分が主役じゃないときは、アンサンブルとして主役を支えるんですけど、気配を消すようにしてボックスを移動させたりする。そこでどう気配を消すのかっていうのが難しかったです。特にエピソード 3。どう主役を驚かせるかとか、いろいろ考えました。

東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 3 Official Digest
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 3 Official Digest

小林晏夕:私もやっぱり演技なんですけど、台本をもらったときに役名が自分と同じ名前なので、もうひとりの自分を演じるみたいな感じで、困ったことがたくさんあったんです。「なんで私はこのセリフを言うんだろう?」とか「ここはどういう気持ちなんだろう?」とか。でも答えは何個もあって、どれが正解なのか分からなくなったときもあって大変でした。ただ、それが楽しくもあって。自分で読み取っていったらもっとアンユになりきれると思って頑張りました。

上西星来:エピソードごとに主役が変わるんですけど、私の場合、相手役をどんな風に見せたいか、自分は相手役をどう思っているか探るのが難しくて。相手役が会場のどこに顔を向けたら、お客さんの視線を集められるかとか。あと、自分が主役じゃないエピソードのときに、どうやれば主役のときと同じ感情のままそこに居れるのか。そこはまだまだ勉強中です。

浜崎香帆:初演のときは自分のセリフを発して、動く。その流れが上手く出来なくて、全く相手役のイサキ(櫻井紗季)の動きとか見れてなかったし、セリフも聞き取れてなくって。後から映像を見返したら恥ずかしくなっちゃって最後まで観れなくて! でもエピソード 3のニューバージョン公演のとき、ウォーリーさん(ウォーリー木下/PLAY×LIVE『1×0』の演出担当)から「台本に素直になりすぎ」って言われて、確かにその通りだなって気付けました。あとひとつはエピソード 5でスキャットをやらせて頂いてるんですけど、スキャットのレコーディングだけで2時間かかってしまって。口が回らなくて……デ、デ、デディブ!みたいな。

東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 4 Official Digest
▲東京パフォーマンスドール(Tokyo Performance Doll)/PLAY×LIVE『1×0』エピソード 4 Official Digest

--(笑)

神宮沙紀:私はエピソード 4が主役の回なんですけど、記憶を無くす役になっていまして。ただ、実際に記憶喪失の方を見たことがないので、私の中ではほとんどフィクションというか、空想で演じるしかなかったんです。それは苦戦しちゃったんですけど、ニューバージョンではさらに頑張ろうと思ってます。

橘二葉:私が一番大変だと思ったのは、プロジェクションマッピングを使ってのパフォーマンス。位置がちょっとズレただけでも練習してきたものがすべてダメになるし、ステージも台無しになってしまうので、そこは凄い集中力を必要としました。

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. 「今までになかったね、こんなグループ」
    時代を変えてみたい。。
  3. Next >

東京パフォーマンスドール「BRAND NEW STORY」

BRAND NEW STORY

2014/06/11 RELEASE
ESCL-4230 ¥ 1,019(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.BRAND NEW STORY
  2. 02.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-

関連キーワード

TAG

関連商品

SUPER DUPER
東京パフォーマンスドール「SUPER DUPER」

2019/06/12

[CD]

¥1,019(税込)

SUPER DUPER
東京パフォーマンスドール「SUPER DUPER」

2019/06/12

[CD]

¥1,019(税込)

SUPER DUPER
東京パフォーマンスドール「SUPER DUPER」

2019/06/12

[CD]

¥1,019(税込)

SUPER DUPER
東京パフォーマンスドール「SUPER DUPER」

2019/06/12

[CD]

¥1,019(税込)

SUPER DUPER
東京パフォーマンスドール「SUPER DUPER」

2019/06/12

[CD]

¥1,019(税込)