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イマジン・ドラゴンズ インタビュー
先日、米ビルボード・シングル・チャートにて、2009年にジェーソン・ムラーズの「I'm Yours」が打ち立てた76週連続チャートイン記録を破ったイマジン・ドラゴンズの「Radioactive」。グラミー賞受賞、3曲の世界的ヒット・ナンバー、そしてデビュー作『ナイト・ヴィジョンズ』が現在アメリカ国内で200万枚のセールスを記録しているものの、バンドのことを知る人は少ない。今でもよく「イマジン・ドラゴンズって誰なの?何で彼らの名前ばかり聞くの?」と言われることがあるというフロントマン、ダン・レイノルズは「これだけのセールスを記録して、バンド活動も順調なのに、この時代無名であるのはとても不思議だ。でも僕らの場合、そこを大切にしている部分もある。」と話す。そんな彼にこの1年間を振り返ってもらった。
自分達について自然と…自発的に
興味を持ってもらいたいという想いがある
▲ "Radioactive" ft. Kendrick Lamar (Live on SNL)
??バンドにとって、この1年間は目まぐるしいものだったと思いますが、バンド自身については何も知らないという人に対してどんな気持ちを抱きますか?
ダン・レイノルズ:それは時と共に変わってくるものだと思うよ。バンドのヴィジュアルだったり、メンバーの個性をもっと大衆に見せられるような機会はあったけれど、そういったものは断ってきた。自分達について自然と…自発的に興味を持ってもらいたいという想いがあるからね。コマーシャルや映画なんかを通してではなくて。
僕はU2を聴きながら育ったけれど、ボノの容姿については何も知らなかった。むしろ名前も知らなかったぐらいだ。でもそのうち好きすぎてボノについて知りたいという衝動にかられた。自分達をU2と比べるつもりはないけど。だって彼らは、僕の一番好きなバンドで、比べるなんて冒涜してるみたいだから。
??今回米ビルボード・チャートにて、このような記録を残せたことについて感想は?
ダン:理解しがたい、って感じかな。昨年は、これから何年後かにならないと、きちんと理解できないような出来事ばかりだった。今はまだ、ただ圧倒されているね。
??「Radioactive」は、チャート上位にランクインするも、すぐにランクを落としていくという近年の傾向とは正反対で、時間をかけてチャート・ポジションを上げていきましたよね。
ダン:これはバンドを始めた当初から一番重点を置いていたことだった。ラジオを担当しているスタッフにも、「これがシングル曲だ。これをプッシュしてくれ!」という感じでは全くなかった。自然と発展していったんだ。段階を飛ばすことはしたくなかった。ゆっくり成長して、時間をかけて物事に向き合っていきたいとずっと思ってきたから。
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今のところ、ここ2年間で僕が書いたものは
40~50曲ぐらい溜まってる
??アルバムから4枚目のシングルをリリースする予定はありますか?
ダン:多分ないね…。現状では、手綱から手を放して、「OK、みんなの耳がタコになるぐらい、アルバムの曲を無理矢理聴いてもらうことはしたくない。」って考えてる。ラジオでかかりすぎていて、僕ら自身にとってもトゥーマッチになりつつあるから。
??新曲のレコーディングには取りかかっていますか?
ダン:ツアー中にやっていると言った方が正しいかな…。ツアーから戻ったら、作ったデモの中から良さげなものを選んで、ライブ・バンドとして演奏してみようと思ってる。今のところ、ここ2年間で僕が書いたものは40~50曲ぐらい溜まってる。
??新しいアルバムは今年中にリリースできそうですか?
ダン:少し休みがとりたいんだ…急いで完成させると、あまりいいアルバムにならない場合もあるからね。
??昨年はツアー漬けでしたが、今回のアリーナ・ツアーとの違いは?
ダン:今回は、アルバムの曲10曲をアルバム通りに演奏するのではなくて、イマジン・ドラゴンズがどんなバンドで、どんなヴィジョン、フィーリングを持っていて、どんなヴィジュアルかが理解してもらえると思う。僕が成長過程で好きだったバンドは、そのコンサートに行くとバンドの一員になって、まるで彼らと経験を分かち合えたような気分になれたんだ。
??奥様は、ニコ・ベガのリード・シンガーですよね。2人の間には1歳6か月になる娘がいるそうですが、すでに音楽好きですか?
ダン:アリエルの曲はちょこちょこ歌ってるよ、『リトル・マーメイド』の。音楽に興味を持つとは思うけど、業界に入ることを許すかはわからない。でも最終的に入ってしまうかもね。僕の母も同じ考えだったけど、結局のところ僕も入ってしまったからね。
Q&A by Associated Press / 2014年2月24日 Billboard.com掲載
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ナイト・ヴィジョンズ
2013/07/17 RELEASE
UICS-1268 ¥ 2,075(税込)
Disc01
- 01.レディオアクティヴ
- 02.ティップトー
- 03.イッツ・タイム
- 04.ディーモンズ
- 05.オン・トップ・オブ・ザ・ワールド
- 06.アムステルダム
- 07.ヒアー・ミー
- 08.エヴリ・ナイト
- 09.ブリーディング・アウト
- 10.アンダードッグ
- 11.ナッシング・レフト・トゥ・セイ/ロックス
- 12.チャ・チン(ティル・ウィ・グロウ・オールダー) (ボーナス・トラック)
- 13.ワーキング・マン (ボーナス・トラック)
- 14.マイ・フォールト (ボーナス・トラック)
- 15.ラウンド・アンド・ラウンド (ボーナス・トラック)
- 16.ザ・リヴァー (ボーナス・トラック)
- 17.アメリカ (ボーナス・トラック)
- 18.セリーン (ボーナス・トラック)
- 19.カヴァー・アップ (ボーナス・トラック)
- 20.トーキョー (日本盤のみのボーナス・トラック)
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