Special
Do As Infinity 『EIGHT』インタビュー
再結成ムードを断ち切って"今"のDo As Infinityを追求していった2010年。その集大成とも言えるニューアルバム『EIGHT』が年末に完成、2011年1月にリリースされることとなった。『冒険者たち』『本日ハ晴天ナリ』等を超えるキラーチューンを目指した制作によって、Do Asが他に類を見ないロックンロールバンドであることを証明してみせた傑作について、伴 都美子(vo)と大渡 亮(g)がゴキゲンな様子で語ってくれた。
みんな『TAO』に対してそういうイメージを持っている
--少し前の話になるんですが、9月29日 11周年ライブ【Do As Infinity 11th Anniversary LIVE ~More! Core! Rare! Here!~】。お2人にとってどんな印象のライブになりましたか?
大渡 亮:再結成してからライブを随分やってきた感じがありまして、毎回同じ流れでやっても「お客さんにあまり還元できないんじゃないかな?」と思って。で、元々11周年のアニバーサリー的な1日限りのライブということで、ダメ元で「今までやってない曲だらけで構成するライブをやろうよ」と言ったら、実現することになったんです。
伴 都美子:「やって良かったなぁ」って思った1日でしたね。やる前は「また今年もアニバーサリーライブやんの!?」って正直そんな気持ちもあったんですけど(笑)。でもアイデアを持ち寄って試行錯誤して「1日じゃ勿体なかったな」って思えるぐらいのライブになりました。自分たちも楽しんだし、お客さんも楽しんでくれたし、タイトル通りのレアなライブになったと思うし。
--ただ、歌詞を思い出すだけでも重労働だったんじゃないですか?
伴 都美子:体が知らない、みたいな(笑)。
大渡 亮:あんまりリハーサルする時間が無かったんですよ。5日かな? ギリギリだった記憶があります。ただ、実際に本番を迎えてみたら「あ、この曲は今後こういうときに使える」みたいな発見がすごくあって。「みんな知らないから」って敬遠していた曲でも、実際にやってみたらみんなと楽しめたりして。それは大きかったですね。
--本編終盤では2005年の解散直前にリリースした『TAO』を披露し、多くの涙を誘う場面もありました。どういう想いからあの曲を解禁しようと思ったんでしょう?
伴 都美子:今まで「今回はよくない?」みたいな感じでなんとなくセットリストから外されちゃう感じだったんですよ(笑)。だから今までやらなかったのも、あの日やったことにも深い意味は特になくて。
大渡 亮:で、今回はやらない曲をやるライブだったんで、もちろん「やろう」ってなって。すごくシンプルな理由だったんですよ。でも実際に演奏してみたら、場の雰囲気がちょっと変わったんです。それで「みんな『TAO』に対してそういうイメージを持っているんだな」って改めて知ったというか。これでピリオドを打った、それがみんなにとってデカいんんだなって。弾き始めてビックリしたもん。
伴 都美子:ファンはいっぱい想像するんだろうね。
大渡 亮:そうね。PVもそういう雰囲気になってるからな。
--また、本編終了後、客席からは『Yesterday & Today』の大合唱が巻き起こりました。亮さんも「最高だね、君たち」と感激していましたが、美しいドラマでしたよね。
大渡 亮:ビックリした!
伴 都美子:いるんだよね、発起人が。武道館のウェーヴもそうだし。親衛隊じゃないけど、まとめる役割の人が。ああいう熱い温度は嬉しいですね。
--あと、あの日のライブの模様はニコニコ動画で生配信され、その来場者数はなんと26000人以上。コメント数も122180と驚異的な記録を叩き出しました。しかもコメント内容も非常にポジティブなものが多かった訳ですが、あの状況にはどんな印象や感想を?
伴 都美子:「すげぇ」と思いました。
大渡 亮:2010年も終わろうとしているのに(このインタビューは12月前半に行われた)俺はそういうのに疎くて(笑)実感が湧かなくて。だからそれに対して「すごい」と思ってくれている人がいるならば、それでオッケーかなって。ただ、リアルタイムで情報を取得したい人がこんなにいるんだな、とは思いましたね。
--そういった意味でも11周年ライブはスペシャルな夜になったと思うんですが、今後もライブでは斬新で刺激的なことをやっていきたい?
伴 都美子:いつもやってると飽きられちゃうからね~。
大渡 亮:そうですね。だから10年後ですかね。 一同:(爆笑)
大渡 亮:やっぱり自分たちがやっていない曲をやりたくなった。それが今回は大きかったんですよ。『Do The ∞ MUSEUM』(Do As10周年記念書籍)で"レコーディングしてきた曲すべてを振り返る"っていう企画があって、そのときににわかに「こういう曲だけで1回ライブやろうよ」って話したこともキッカケになってて。だからそれぐらい時間が経たないと、そういう気持ちにはならないのかなって。
--では、そろそろニューアルバム『EIGHT』についてお話を伺わせてください。前作『ETERNAL FLAME』は再始動のムードが反映されたドラマティックなロックアルバムでしたが、今回のアルバム制作に関してはどのようなムードやテンションで臨んだ感じだったんでしょう?
伴 都美子:「明るいものにしよう!」みたいな。前作が結構重くてディープだったので、今回は軽快な感じの曲を集めようって。
大渡 亮:あんまり叙情的になり過ぎず。確かに『ETERNAL FLAME』は再結成一発目のアルバムだったので、どっかり、じっくり。ドスっとした曲が多かったので、今回はライブで弾けるような曲を作りたいと思っていたんです。
--実際、そうして制作したアルバムの仕上がりにはどんな印象や感想を?
大渡 亮:コンパクトな曲が増えて、よりライブの構成がしやすい曲が入ったアルバムになったなって。『ETERNAL FLAME』は「この曲を使ったら、こっちの曲はもう使えないよな」っていう、ライブの起承転結を考える中でセットリストから漏れちゃう曲が多かったんです。でも今回はほとんど使える感じなんですよ。
伴 都美子:陰と陽だったら"陽"のアルバムになったなって。
--今回のアルバムタイトルは"8枚目"ということ以外に何か想いや意味は込められているんでしょうか(笑)?
伴 都美子:(笑)。
大渡 亮:しりとり(1st『BREAK OF DAWN』~2nd『NEW WORLD』~3rd『DEEP FOREST』~4th『TRUE SONG』~5th『GATES OF HEAVEN』~6th『NEED YOUR LOVE』~7th『ETERNAL FLAME』)を継承するというところで、一度は「やめちまおうか」なんていう話もあったんだけど(笑)「もったいない」っていう声も多くて。それで「『EIGHT』はどうですか?」って言われたんだけど、このときの為に前回"E"で終わったのかって思って。だから深い意味はなく、ラッキーが重なってこのタイトルになったんです。
Interviewer:平賀哲雄
今しかねぇ!みたいな感じで生きてみろよ!
--そんなアルバム『EIGHT』。序盤の『Baby!Baby!Baby!』『Special』『1/100』と、とにかく抜けの良いアッパーチューンが畳み掛けられます。これは先ほど話していた今のDo Asのモードがそのまま反映された結果なんですかね?
大渡 亮:そうですね。再結成してから今日に至るまで、ライブの後半で昔の曲に頼らざるを得ない。この状況を何とかして打破したいと、随分前からディレクターとよく話していたんですけど、今回はその為の曲をディレクター主導のもとに集めていった感じなんですよね。それで選曲のときから「この曲があれば、仮に『冒険者たち』や『本日ハ晴天ナリ』が無くても盛り上げられるかもしれない」と思わせるものを選んでいった感じ。伴ちゃんの声は意外といろんなタイプの楽曲に溶け込む感じなので、昔と違って「ここまで激しいのは無理でしょ」みたいな縛りもなかったし。
--オープニングの『Baby!Baby!Baby!』はDo Asがロックンロールバンドであることを分かり易く証明するナンバーだと思うんですが。
大渡 亮:僕としてはファンクロック系の曲は一番得意というか、好きな部類なので、Do Asでこういう跳ねる感じ、分かり易く言えばエアロスミスみたいなロックが出来るのは嬉しいなと思いましたね。仕上がりも非常に満足しています。
伴 都美子:歌詞はビッチ的な感じで、そこの振り切れている感じも格好良いなって思う。
--『Baby!Baby!Baby!』で伴ちゃんのロックンロール然とした声が聴こえてきた後に『Special』のちょっと可愛らしいコーラスが待ってるのも気持ち良いなと思ったんですが。
大渡 亮:節操ないですよね。 一同:(爆笑)
大渡 亮:まぁそこがDo Asの色なのかなって開き直ってる感じですね。僕は『Special』を最初に聴いたとき、西海岸の感じというか、今のアメリカの感じがよく出てるなと思って。開けていく、でっかい空のイメージがサウンドとして鳴ればいいなと思いましたね。実際、そうなった気がします。
伴 都美子:コーラスの部分は亮くんの声を(笑)入れても良かったと思ったんですけど、軽快な曲だし、メロディがポップなので「今回は伴ちゃんだけで」っていう話に落ち着き。見えてる景色はライブになってますね。お客さんが見える感じ。
--また、今作には『ワンダフルライフ』なる優しい気持ちをくれるナンバーが収録されています。この曲は作曲を亮さん、作詞を亮さんと伴ちゃんの2人で手掛けていますが、どんな流れで制作していった曲なの?
伴 都美子:この曲は紆余曲折あったね!
大渡 亮:ツアー中に「ツアーを象徴した曲をひとつ作ってくれないか」っていう話がありまして。で、実際にツアー中にこの曲の大筋は作ったんですけど"ツアーをやり切ってバンザイ!"っていう末広がり的なバラードじゃなくて、『∞2』を出してアルバムに向かっていく中で"こういう曲がひとつあったら良いのに"っていう感じのものを作ろうと思ったんです。で、そういう曲だったら俺の拙い作曲センスでも作れるかなって。それで「アルバムの1曲として携えてくれるならこういう曲がある」って提出させてもらったので、本来の趣旨とは違った形で自分が作った曲が収録されることになったんです。で、歌詞に関しては「少年が無人の線路を歩いていく映画「スタンド・バイ・ミー」みたいな感じが合うんじゃない?」って言われて。正直、僕の中でそのイメージは無かったんですけど……。
--(笑)。
大渡 亮:僕、最初は「ライアー、ライアー」って歌ってたんですよ。それで「寂しい歌になっちゃうな、参ったな」って思ってたんですけど、亀田(誠治)さんにアレンジしてもらったら、確かに線路が見えてきて。そのイメージに合わせて、伴ちゃんともセッションしながら歌詞を書いていった感じかな。
伴 都美子:スタジオの中では「新境地だね、新境地だね!」って騒いでましたよ(笑)。亮エキスを感じさせる1曲です。
--続いて『僕が描いてた僕』。「僕が昔描いてた僕は こんなんじゃなくて きっと 今よりもっと大人になっているはずだった」多くの大人が共感する曲だと思うんですが。
伴 都美子:きっとその通りで、誰もがちらっと思ってしまうことが書いてあると思っていて。実際、私もそう思うことがあるし、共感できたから歌いました。この詞を書いたZENTAくんの声なのか、若者の声なのか、大人の声なのか、分からないけれど。ただ、個人的には1ヶ所だけチョップしたいところがあって。
--ここに来て? 今このタイミングでチョップ?
伴 都美子:ハハハハハ! 確かに今言うなって感じなんですけど「まだ時間はあるさ」っていうフレーズに対しては「今しかねぇ!みたいな感じで生きてみろよ!」って。
一同:(爆笑)
伴 都美子:その1ヶ所だけ。まぁでも書いてくれた人の気持ちも尊重しつつ。
--あと『Fly to the Freedom』。Do Asならではのダイナミズムとエッジの効いた部分が同居したナンバーで、とにかく気持ち良いんですが、この曲にはどんな印象や感想を?
大渡 亮:歌詞が出来る前、オケを録っていく中でディストーションのギターリフとストリングスが絡む感じっていうのは、ロックを聴いてきた人の中では「あ、レッド・ツェッペリン」なんですよね。それでレコーディングのときは『カシミール』の話ばかりしていて。ギターサウンドとストリングスの良い融合の好例としては『カシミール』だと思うんで、それを感じながら弾いた記憶がありますね。実際、あの曲ほどディープでスローではないので、良い意味でライブの前半に使える曲にもなってるのかなと。
--続いて、伴 都美子作詞の『Dear memories』。とても優しい曲ですが、切ない歌でもあります。今回こうした内容の詞を書き、歌おうと思ったのは?
伴 都美子:この曲が優しい感じだったからですね。ここで歌っているのは郷愁なんですよ。故郷を想うような。私的にどんな風景かと言ったら、お父さんと手をつないで歩いた道。で、童謡で『七つの子』ってあるじゃないですか。お父さんはあれをいつも歌ってくれていたんですけど、童謡って温かい感じもするんだけど、どこか怖いところがあるじゃないですか。グリム童話じゃないけど。その雰囲気とか景色がすごく浮かんできて書いた歌ですね。
--「もっと素直に なれたなら もっと素敵な 日々が待っているから」というのは、そんな風に生きていきたい、という伴ちゃんの願望でもありますか?
伴 都美子:素直になるってね……、口では言えてもなかなか難しかったりする。だからその詞には願望もありますね。あと、期待とか。
--その『Dear memories』から『1176時間』の流れ、温度感の変化が心地良いですよね。こちらのナンバーもDo Asにとって新境地と言えると思うんですが、実際に制作してみていかがでした?
大渡 亮:これは歌詞だけ仮のままずっと寝かしていた曲なんですけど、置き所が難しくて「『Baby!Baby!Baby!』の後にこの曲っていう訳にはいかない」みたいな。でもディレクターと伴ちゃんとすごく真剣に考えて、結果としてすごく効果的な場所に置けたんじゃないかなと思いますね。で、すごく軽やかな曲なんだけど、最初からキーワードは"冬の歌"だったんですよ。それを川村サイコさんが継承して詞を書き上げてくれたんですけど、この曲も新境地になったと思います。
Interviewer:平賀哲雄
家族じゃないけど、そういう場所になってくるから
伴 都美子:良い曲だとは思っていたんですけど、なかなか体に入ってきてくれなくて。歌で言ったらおそらく今回一番苦戦した曲だと思います。世界観としてはこれもまた切なかったり、悲しかったりして。
--また、今作の付属DVDには3曲のPVを収録していますが、新作である『Hand in Hand』のPVを作ろうと思った理由や経緯があったら教えてもらえますか?
大渡 亮:アルバムを聴いてもらう為に分かり易くリード曲のPVがあった方が良いだろうと。で、そもそも『Hand in Hand』をリード曲に選んだのは、伴ちゃんの声と合ってるし、Do As Infinityらしいし、俺も歌で登場したりしてバンド感も出てるし、今の僕らを表現してるし、そういった理由からで。その曲のPVがあったら分かり易く今のDo Asを伝えられるんじゃないか、っていうことですよね。僕も本当にそう思いますね。良い曲だと思います。
--PVの仕上がりにはどんな印象を?
伴 都美子:今までにない感じのビデオになったなと思って。『Hand in Hand』っていうタイトルやジャケット写真の輪っかもそうだけど"繋がっていこう"みたいな。この十数年、Do Asで活動していく中でいろんなことがあったなって考えさせられました。
--また【ETERNAL FLAME TOUR 2010】~【11th Anniversary LIVE】のドキュメンタリー映像も収録。僕はあの映像を観て「Do As Infinityは2人にとって涙が溢れるぐらい大切な場所になってるんだなぁ」と。それが今のDo Asの声や音に反映されていると感じたんですが、実際のところはどうですか?
伴 都美子:その通りです。
大渡 亮:ついつい忘れちゃうんだけど、ああやって映像で振り返るといろいろ思い出せていいですね。あの映像はめちゃくちゃ楽しみながらチェックしてましたよ。あと、あのツアーの後半から腰をすごく痛めて、歩行も厳しいぐらいの状態だったんです。で、その痛さしか憶えていなかったんですけど、前半は楽しんでいたことを思い出せて(笑)。何軒も病院行ったし、最後の3本とかはコルセットで雁字搦めに腰を縛ってライブしていたんですよ。
伴 都美子:それを後ろから見てると「おじいちゃん、頑張って~」って言いたくなるんですよ。バンドさん、亮くん、私の順番でステージに出ていくんですけど、目の前の亮くんに「胸張って!」とか言って。
大渡 亮:「姿勢が悪い」って(笑)。まぁでもああいうドキュメンタリー企画はたまにやると良いなって思いましたね。
--伴ちゃんがツアーが終わって「またひとりになっちゃう」と言っていたのも印象的でした。
大渡 亮:それは俺も思った。
伴 都美子:やっぱり同じご飯食べてね、北陸行ったときは「もう魚はいい」とか思ったけど(笑)。いや、めちゃくちゃ魚介類は好きなんですけど、あんまりにも魚が続いたので「ビーフ!」みたいな。
大渡 亮:もうね、ハンバーガーが食いたくて。
伴 都美子:そうやって一緒に過ごしてると、家族じゃないけど、そういう場所になってくるから。で、ツアーが終わると「また地味な作業が始まるな」って。
--(笑)。ニコ動のライブ配信でも「こんな一体感のあるライブ観たことない。すげぇ」みたいなコメントがあって。参加したことがない人には、あのみんなが一丸となって「うわぁぁぁぁぁ!」ってなっている光景って衝撃的なんですよね。
伴 都美子:私たちの普段の平均温度が低そうに見えてるんでしょうね。で、ライブになったら「え?こんな人たちだったの!?」みたいな。
--それもあるかもしれませんが(笑)亮さんにとっては、Do Asのライブってどんな場所になってるんですか?
大渡 亮:ライブはそのときの自分を知ることになったりとか、お客さんとの関係性を知ることになったりとか、伴ちゃんと俺の関係性を知ることになったりとか、初めてDo As Infinityというものを意識できる場所だと思うんですよね。だから漠然と「ライブは必要」っていうより、自分が何をして生きているのか感じられる場所だと思っていて。
伴 都美子:思い知らされるところだよね。
--あと、今作は『EIGHT』はPVやドキュメンタリー映像も含め、温かいですよね。声や音から今まで以上に愛が溢れてるように感じるんですが。
大渡 亮:カタくない感じがしますよね。すごく能天気っていう訳じゃないですけど、変にDo As Infinityを意識していなくていい。「Do Asだからこうあるべき」っていう頑なな感じがないよね。単純に音楽を楽しんだ結果、こういうアルバムになった。すごく気に入ってますよ。
--今作『EIGHT』から始まる2011年。どんな年にしたい?
大渡 亮:もちろんDo Asとしてはツアーをやっていくことで、みんなで同じ景色を見ていくことになると思うんですけど、ライブがイメージしやすいアルバムになったんで、旧作により頼らずに今の僕らでライブがようやく出来るなって。アルバムへのリアクションが非常に重要ではありますが、前回のツアーよりは"今"な感じのライブになって、それのリアクションでもって前に転がっていく。そんな1年にしたいですね。
伴 都美子:またツアーも始まりますし、いろんな意味で開拓していきたいなと思ってます。これは勝手に感じていることかもしれないんですけど、何やってもDo Asになる。ブレない。根がしっかり張ってる感じがして。だからこそ出来ることがいっぱいあると思うから。
大渡 亮:2ndアルバム『NEW WORLD』に『Holiday』と『SUMMER DAYS』が一緒に入っていた時点で「すげぇな」と思っていたので、今なんて何でも出来ますよ。
伴 都美子:来たら打つ!
--(笑)。では、最後に読者の皆さんにメッセージをそれぞれお願いします。
伴 都美子:また新しいアルバムを聴いて、ライブに来てもらいたいですね。本年もまたよろしくお願いします!
大渡 亮:今回のアルバムは、まだDo Asの曲を知らないという人にもオススメできる内容になっているので。まぁ「24 -TWENTY FOUR-」もファイナルシーズン(シーズン8)だけ観るっていうのは、なかなか勇気がいることだと思うんです。ただ、ずっと見逃しちゃったからってファイナルシーズンだけ観るのはどうもなぁ……、と思うことなかれ!『EIGHT』からぜひ!
伴 都美子:ファイナルだけでも楽しめるの?
大渡 亮:楽しめますよ! オススメですよ、8は。もう6ぐらいからジャックがエグゼクティブプロデューサーですから、自分の思い通りに作ってるんですよ。濡れ場とかも「ここでちょっとあの女優と俺を絡ませろ」って。それで濃厚なラブシーンがあったりするんですよ!
--では、本日はありがとうございました!
2人:ありがとうございました(笑)!
Interviewer:平賀哲雄
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