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ケイティ・ペリー 『プリズム』来日インタビュー
米ビルボード・アルバム・チャートにて1位を記録した最新作『プリズム』を引っさげ、“プリンセス・オブ・ポップ”ケイティ・ペリーが遂に日本へ!プライベートでも来日するほど大の親日家として知られる彼女。来日中にTwitterのフォロワーがジャスティン・ビーバーを超え、1位となるなど嬉しいニュースが飛び込んでくる中、数々のTV出演など忙しいスケジュールの合間を縫って行われた合同インタビューの内容を大公開!ケイティの「コンニチワ!」という元気な挨拶ではじまったインタビューでは、『プリズム』についてはもちろん、大好きな日本と日本のファン、恋人の条件、そして気になる『プリズム』ツアーの構想について話してくれた。
自分を守るのは自分だけ、言いたいことを言わなきゃ
ケイティ・ペリー:コンニチワ!今日は来てくれてアリガトウゴザイマシタ。今日は私の為に時間を割いてくれてとても光栄です。日本国内にも素晴らしいポップ・シンガーが大勢いる中、アメリカ人のポップ・シンガーである私の為に来て頂いてありがとうございます。48人もメンバーのいるグループだったり…世界記録ではないのかしら(笑)。
??先月25日はケイティの29歳のお誕生日でしたが、一番嬉しかった贈り物は?
ケイティ:ベタかもしれないけど、最新作の『プリズム』よ。このアルバムという贈り物をみんなにプレゼントできたこと。それも自分の誕生日の週にリリースすることができてとても嬉しいわ。曲、そして内容にも誇りを持っているから。普段は200人ぐらい集めて、仮装をしたりするクレイジーなバースデー・パーティをやるけど、今年はアメリカからオーストラリアへ行く機内だったから、いつもとは違う感じだった。でも一番の贈り物は、やっぱりみんなに贈り物をあげれたことよ。
??90か国で1位を記録した『プリズム』に込めた想いや前作『ティーンエイジ・ドリーム』との違いを教えてください。
ケイティ:『ティーンエイジ・ドリーム』は、私が作り上げた“キャンディ”のようなキャラクターを元にしたコンセプチュアルな作品で、誇張され、少し大袈裟な所があった。最新作は、自分の弱い部分だったり、もっと人間味が感じられる作品に仕上がっているわ。でも踊ったり、一緒に歌ったり、クラブで流れるような楽しい曲も入ってる。大人になったからと言って、シリアスな感じではなくて、『ティーンエイジ・ドリーム』と同じぐらい楽しい作品よ。やっと自分らしくなれた、と言う感じね。
??シングル「ロアー~最強ガール宣言!」は全世界68か国で1位と大ヒットしていますが、どんな曲になりましたか?
ケイティ:この曲では、見失ってしまったかもしれない内面的な強さを再発見することについて歌っている。自信をなくしてしまっていた時期があって、自分の中の強さを再び見つけ、自分で自分を守らなければならなかった。同意したり、納得が出来なくても「礼儀正しくして、黙っていればいいの」って言われることもあるかもしれないけれど、そんなのおかしいわ。自分を守るのは自分だけ、言いたいことを言わなきゃ。それを表現する為に、自分の中の“ロアー”を見つけるという詞にしているの。
??アルバム制作を始める段階で「暗い作品になるかもしれない」と思っていたのが、結果的にはそうはならかったそうですね。その変化の過程で何があったのか教えてください。
ケイティ:20代の女性特有だと思うけれど、20代後半から30代にかけて変化が起きるの。人生についての見解や優先順位が変わり、子供っぽいことには興味が無くなる。それは私にも同じように起こって、特に辛い時期で…自分自身を見つめ直すことが必要だった。内面を向上させ、セラピーや壊れてしまったものを修復していく作業。アルバムの制作を始めた2012年11月当時には、ダークで、ムーディーでアコースティックよりの作品になると思っていたけれど、3か月ぐらい、心、体、精神を浄化することで春にかけて変化が見えてきた。それは私の視野を広げ、意識的に生きることを教えてくれ、結果としてよい方向へ人生を導いてくれた。そのおかげで曲がポジティヴになったの。それに悲しい作品より、ポジティヴな作品のほうがみんな好きでしょ?でも他人の為ではなく、自分自身を見つめ直すために作ったのよ。
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Photo: 2013 Getty Images
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