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トム・トム・クラブ 来日直前特集
NYが世界に誇るニューウェーヴ/ポスト・パンク・バンド、トーキング・ヘッズのバンド内サイド・プロジェクト、トム・トム・クラブ。トーキング・ヘッズのオリジナル・メンバー、ティナ・ウェイマス(Bass)とクリス・フランツ(Drums)により1981年に結成され、ヒップホップ/レゲエ/ファンクなどを取り入れながら革新的なダンス・ポップを展開、「おしゃべり魔女」「ジーニアス・オブ・ラヴ」などをヒットさせ、ロック・ファンに留まらない幅広い人気を獲得。トーキング・ヘッズの解散以降も活動を継続し、今年3月には約12年ぶりとなるニュー・アルバム『ダウンタウン・ロッカーズ』をリリース、5月には4年ぶりとなる来日公演も決定した。人気FM局InterFMの『LHR』のDJを務めるガイ・ペリマン氏が、先日ティナ&クリスに行った電話インタビューを含め、日本のファンへのメッセージや2人に所縁のあるアーティストのコメントを一挙ご紹介!
『ダウンタウン・ロッカーズ』
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まずインタビューで語ったのは、12年ぶりにリリースされた最新作『ダウンタウン・ロッカーズ』。70年代~80年代のNYミュージック・シーンを代表するアーティスト、ニューヨーク・ドールズ、パティ・スミス、テレヴィジョンなどのバンド名が連呼されるインパクト大のタイトル・トラックについて「とても素晴らしい時代だった。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドをはじめ…残念ながら彼らを生で観ることは出来なかったけど…あの曲に出てくる他のバンドはほとんど一緒に演奏している。CBGBsだけではなくヨーロッパでもね。音楽史にとってあの時代はとても重要だ。書籍は多くあるけれど、僕たちが知る限り、曲で言及したものはないんじゃないか、と思って作ったものなんだ。嬉しいことにデビー・ハリー、リチャード・ヘルやテレヴィジョンのリチャード・ロイドから気に入ったってメールも貰ったよ。」と彼らなりのオマージュなんだと語るクリス。
曲に登場するアーティストの映像やトム・トム・クラブのライブ・パフォーマンスを元に制作されたミュージック・ビデオでも、これらのバンドやアーティストが音楽のみならずアイコンとして現代に受け継がれているんだということが明らかだ。さらにモノクロで撮影されているということもあり、ニコを彷彿とさせるいで立ちのティナも御年62歳とは思えないほどとってもキュート!それもそのはず、クリスとは1977年に結婚し、45年近く夫婦として活動しているのだ。夫婦仲を保つ秘訣についてティナは、「クリスはグレイトよ。とても寛大なの。一緒に長くいる為には大事なことだと思うわ。」とも語っており、アー写を見れば一目瞭然だが、2人のオシドリ夫婦ぶりも相変わらず健在なようだ。
80年代に一大旋風を巻き起こしたクラブ・カルチャーとともに「おしゃべり魔女」や「ジーニアス・オブ・ラヴ」などの珠玉のダンス・レコードを放ってきた彼等。今作もご機嫌なリズム、テレヴィジョンを彷彿とさせるギターリフ、これぞトム・トム・クラブというサウンドに仕上がっている。「私たちは聴き手をダンスさせることが好きなの。体を動かすと物の考え方や感じ方が変わってくるから。」とティナが語るように、その部分は結成時から変わっていないようだ。さらに制作中には、ブッカー・T&ザ・MG'sなどのSTAXレコード関連のDVDをよく観ていたそうで、アルバム全体に注入されたより円熟したファンキーなグルーヴやベースラインはこれに影響されたものなのかもしれない。
そして最後にインタビュー内でティナはこんな貴重なエピソードも披露している。「初めてサンプリングというのを聴いたのは、1979年にベルリンを訪れた時で、とても魅了されたわ。カンのメンバーがオープンリールのレコーダーで、ベース、ドラム、ギター、キーボードのベースとなるトラックを録音していて、ラジオから聴こえてくる音や人が話している様子、古いレコードの音などをサンプリングして、それを曲のヴォーカル・トラックかのようにレイヤーしていたの。でもちょっと間違っていたのは、『ティナ、デヴィッド(・バーン)ちょっとこっちにきてこれを聴いて。でも誰にも言ってはダメだよ。これはポップ・レコードとしては初の試みかもしれない。』と言ったの。」
そんな2人が4年ぶりとなる来日公演をビルボードライブにて開催、ファンへのメッセージが到着!
トム・トム・クラブから日本のファンへのメッセージ
2009年にSUMMER SONICへ出演してから、日本へ再び戻るのを心待ちにしていました。ビルボードライブで演奏することをバンド全員とっても楽しみにしています!ニュー・アルバム『ダウンタウン・ロッカーズ』からの曲はもちろん、「おしゃべり魔女」や「ジーニアス・オブ・ラヴ」などのヒット曲を網羅した、とってもファンキーでロッキンなショーになるよ。もしかしたらサプライズもあるから楽しみにしていてね。トム・トム・クラブは、日本の景観、サウンド、人々、すべてが大好きです。旧友たちに会うこと、そして新たな友達を作るのを楽しみにしています!
A message for Tom Tom Club Fans In Japan.
It has been our dream to return to Japan ever since our last visit for Summer Sonic in 2009. Our band is totally excited to be coming again to play Billboard Live! We have a very funky and rocking show that will include songs from our new EP Downtown Rockers and our classics like 'Wordy Rappinghood" and "Genius Of Love." Be prepared for some surprises. Tom Tom Club loves the sights and sounds and people of Japan. We look forward to seeing our old friends and making some new ones, too!
トーキング・ヘッズ時代より様々なアーティストをインスパイアしてきた彼ら。所縁のある日本のミュージシャン&二人をインタビューしたガイ・ペリマン氏からの公演へ向けたコメントをご紹介!
4年振りの来日公演!おかえりなさい!初めて聴いた時の衝撃たるや。
今も健在、あの独特なリズム、グルーヴをまた生で体感出来るなんて今からドキドキ。80年代のヒット曲達ももちろんですが、ニューアルバム「ダウンタウン・ロッカーズ」からの曲がライブでどんなふうに鳴り響くのかとても楽しみ!
やっぱり私はキュートなティナが弾くグルーヴィーなベースに釘付けになっちゃうと思います。
― フミ(POLYSICS)
http://www.polysics.com
未だに進化するトムトムクラブ、ダウンタウンロッカーズとの再会楽しみにしてます。
-中西俊夫
Greetings, Hajime! Tina and I would like to xxxxx you to xxxxxxxxxx for our xxxx of xxxxxxxx when we play Billboard Live in Tokyo on May 20th and 21st. It would be a great honor and wonderful for our fans. love to love to love to love to love to love to love to love to love to love to love to love to ! 2謹0賀1新3年 Fantastic!!!!!!!!!!!Thank you. I will get you the details as soon as we have them.It will be wonderful!I THaNK YoU! It will be wonderful!Super cool jam!CAN'T WAIT!Me. too!well, i just feel like wearing KIMONO!Why not?yeah! yeah! yeah! Chris & Tina coming to Tokyo!Yay!Domo arigato, Hajime. See you in Tokyo!
-立花ハジメ
Facebookページ
僕の番組、InterFM「LHR」でTom Tom ClubのChrisとTinaにインタビューしたんだけど、すごく楽しかったよ。話してみて(僕が彼らの曲を聴いた時も同じことを思ったけど)まさにTom Tom Clubらしい「カッコよく」て「楽しい」人たちだった。 前回ライブを観たときも、アルバムと同様にまさしく「カッコよく」て「楽しい」、素晴らしいパフォーマンスだったね。Billboard LIVEは居心地も良いし、本物の「ダウンタウン」バンドにとって最高のハコだと思うから、今度のライブがすごく待ち遠しいよ!
-Guy Perryman
番組情報
LHR - London Hit Radio-UK & Europe Direct
Mon-Thu. 14:00 ~ 16:00
DJ: Guy Perryman, 加藤円夏
INFO: http://www.interfm.co.jp/lhr/
インタビュー提供:
午後のひと時。紅茶とラジオ、そして本物の音楽を- UK Hitsを中心に良質な音楽をお届けするラグジュアリーな2時間。イギリスはもちろんヨーロッパ各国のタイムリーな話題やイベント、世界のエンターテインメント情報をダイレクトにお伝えします。また、音楽、映画、スポーツ、アートなど様々なフィールドで活躍するゲストをお迎えし、その素顔に迫るGuest Loungeや、音楽×ファッションを意識したスタイリッシュなミュージックミックスも必聴です!「UK×EU」とつながるティータイム。いっしょに現地の魅力を満喫しませんか?案内役は、InterFM随一のクールな英国人DJ Guy Perrymanとロンドンの魅力を現地で体感してきた加藤円夏。
ダウンタウン・ロッカーズ
2013/02/20 RELEASE
VICP-65137 ¥ 2,310(税込)
Disc01
- 01.ダウンタウン・ロッカーズ
- 02.ウォント・ギヴ・ユー・アップ
- 03.あなたはロックンロール
- 04.アントニオにキッス!
- 05.スウィーツ・トゥ・ザ・スウィート
- 06.ダウンタウン・ロッカーズ (エド・ステイサム・イー・ダブ・ミックス)
- 07.ダウンタウン・ロッカーズ (アーサー・ベイカー・スーパースターDJ・ミックス)
- 08.アントニオにキッス! (エントロ&ジンセン・ショート・ミックス)
- 09.アントニオにキッス! (DJラテン・ビットマン・ミックス)
- 10.恋のカセット・テープ (日本盤ボーナス・トラック)
- 11.ウォント・ギヴ・ユー・アップ (インストゥルメンタル) (日本盤ボーナス・トラック)
- 12.あなたはロックンロール (インストゥルメンタル) (日本盤ボーナス・トラック)
- 13.アントニオにキッス! (インストゥルメンタル) (日本盤ボーナス・トラック)
- 14.スウィーツ・トゥ・ザ・スウィート (インストゥルメンタル) (日本盤ボーナス・トラック)
- 15.ダウンタウン・ロッカーズ (インストゥルメンタル) (日本盤ボーナス・トラック)
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