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アンジェラ・アキ 『輝く人』 インタビュー
「NHK全国学校音楽コンクール」中学校の部の課題曲として誕生し、日本中に大きな感動を与えた名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』。あのナンバーがきっかけでアンジェラは多くの中学生と交流する機会に恵まれた。そして大人になってからはなかなか知ることのできない、子供たちの現実を叩き付けられ、その重さを受け止めた彼女は、続く『輝く人』という楽曲に願いを託す。一体何を感じ、何を想い、どんな願いを歌に乗せたのか、本人に語ってもらった。
みんな孤独の一本道を歩いて生きてきてる
--今作『輝く人』にはいろいろ感じて、いろいろ考えさせられました。で、そのいろいろを今日は全部アンジェラにぶつけて帰ろうと思ってるんですけど(笑)まずこの曲がどんなシチュエーションや想いから生まれたのか、教えてもらえますか?
アンジェラ・アキ:『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』(以下『手紙』)という曲を持って全国のいろんな中学校を廻っていたとき、どこの学校でも中学生の子たちと輪になって話をしていたんだけど、前の方で積極的に話してくれる子がたくさんいる中で、必ずどの学校でも一番後ろで一言も喋らずにじーっとこっちを見ている子がいたのね。多分、その子の中にはいろんな希望や理想、同時に不安とか悩みが渦巻いていて、何を思っていいのか分からない。その切実さが眼差しで伝わってきたんです。で、自分をその子たちの中に見つけたし「どうすればいいの?私は」みたいな気持ちってすっごい分かると思って。その刺激をそのまま持って帰って、手元にあったギターでふと曲を作りだしたらこの歌になったっていう。
--なるほど。
アンジェラ・アキ:だから『手紙』による中学生の子たちとの交流がなかったら『輝く人』はないので、自分の中では『手紙』の続編という風に捉えていて。“その後の”っていう意味ではないんだけど、その中から生まれた曲ということで。
--「かつての自分をその子たちの中に見つけた」と言っていましたが、具体的に聞かせてもらってもいいですか?
アンジェラ・アキ:毎日が葛藤な時期って「昨日はあんなに幸せだったのに、今日はなんでこんなに落ちるんだろう?」っていうアップダウンがあって忙しいじゃないですか。でも今でもそういう自分がいる。さっき話した中学生たちの表情っていうのは別に10代独特のものではなくて「自分はこういうものに立ち向かっていきたい、こういうことを成し遂げたいんだけど、できるんだろうか?」「まず何をやればいいんだろうか?」っていう不安を目の当たりにしたときの焦りっていうのは、いくつになってもあるなぁって。
--そうして生まれた『輝く人』を、日本武道館でギターの弾き語りで聴かせたときは本当に驚きました。アンジェラはピアノに拘り続けてきた人だし、ピアノに対して絶対的な信頼を寄せていて。だから『輝く人』をギターで作ったとしてもピアノアレンジに変えるとか、あってもおかしくないと思うんですが、何故に今回はギターに拘ったんでしょう?
アンジェラ・アキ:ピアノの曲にしようかなとも思ったんですよ。でも今年が私にとってデビュー5周年という節目の年でもあって、自分の中で新しい目標を設定して新しい場所に向かって再出発していきたいと思っているので、チャレンジしたくて。だからいつもと違うことをしたかったらから「そのままギターでいこう」と。でもギター自体は18歳のときから弾いてるんですよ。だからジャケットで私が持っているギターも自分のギター。
--ちなみに人前で、ギターの弾き語りを披露したのはあの日の武道館が初めて?
アンジェラ・アキ:2008年にファンクラブツアーをやったときに、そこで7回やってるんだよね(笑)。そのときはバンドも入れて既存の曲を演奏したんだけど。
--じゃあ、武道館でギターの弾き語りをするときはそんなガチガチに緊張したりはしなかった?
アンジェラ・アキ:でもガチガチよ、やっぱり。
--(笑)。
アンジェラ・アキ:「大丈夫か?」みたいな。で、私、普段リハサールの時はいつも髪の毛上げてるから、いざライブ本番、髪の毛を下ろした状態でギターを抱えたときに、ストラップで髪の毛が引っ掛かるなんて想像もしてなくて。「どうしよう!?」みたいな。武道館はバンドがいる訳でもないし、私ひとりだから誤魔化せないし、逃げ場がないからさ、「ちょっとすみません、仕切り直していいですか?」みたいな事態になってしまって(笑)。
--僕はその日に『輝く人』を聴いて“孤独と希望を綴ったフォークミュージック的メッセージソング”と受け取ったんですが、今回改めてじっくりと聴いてみたら、そんな単純な言葉では表現しきれない歌で。まず「安全地帯の家を出て 鞄を両手に抱えて 毎朝歩く孤独の一本道」というフレーズに胸が苦しくなったんですが、ここはいつかのアンジェラのことを歌ってるの?
アンジェラ・アキ:もちろん。人って自分にとってのサンクチュアリ、逃げ場所にずっと止まってはいられないじゃないですか。社会にコミットしている人間としては。だからそこから引っ張り出されて、とりあえず社会の中に溶け込まないといけない苦しさがあって。で、私にとってそのサンクチュアリっていうのは家だったんです。子供の頃、自分がハーフであることがすごく嫌だったから、家の外っていうのは全部敵地と思っていた。だから「安全地帯の家を出て 鞄を両手に抱えて」っていう言葉がすごくナチュラルに生まれてきた。鞄を両手に抱えてるっていうのは、やっぱり堂々としていなくて、鞄を楯にしていろんなことを避けようとしている様ですよね。その避けようとしているものっていうのは、学校とか仕事場の上司とか恋愛とか結婚とか、いろいろあると思うんだけど、でも人は歩いていかないといけない。
--そうですね。
アンジェラ・アキ:だからこのフレーズはいろんなときの自分が浮かぶし、『手紙』で交流していた女の子たちのことも浮かぶ。彼女たちは私に手紙を書いてくれたんですけど、10代で円形脱毛症になっている子がいるのね。10代の心をそこまで蝕むストレスって何なんだろう?って思って。でもそうやってみんな孤独の一本道を歩いて生きてきてるんだよね。
Interviewer:平賀哲雄
もっとポジティブになる為に何をしたら
--また「誰も気づかないけれど、この胸は泣いている」って、正にその歌詞通りで、誰にも言えないじゃないですか。言っても解決しないことの方が多いし。で、そう思っちゃってる人も多いし。
アンジェラ・アキ:見かけに寄らず、ということってすごくたくさんあって。『手紙』のときの女の子たちの中にも、すごく明るくて、みんなを仕切っている子がいて。でもその子が私だけに書いてくれた文章を読んだら実は一番暗かったというか、一番背負っていて、一番色々な事を背負っていて、一番家庭の状況が大変で。みんなは笑顔で明るい彼女を頼っているんだけど、彼女自身は本当はボロボロなの。で、私も嫌なものをはね除ける為に“明るさ”っていうのは自分の武器として今まで使ってきたから。私は根から明るいだけな訳じゃないし、そういうときって戦闘態勢のときもある。だから他人が表で見るものと自分の中で渦巻くものっていうのは違うんだっていう気持ちで、そこのフレーズは書きました。
--だからこの曲はすごく孤独な歌だなと思ったんです。でも孤独だからこそ「輝く人になりたくて」っていう想いに繋がっていく。ちなみにアンジェラが幼い頃に描いていた“輝く人”ってどんな人?
アンジェラ・アキ:時代によって全然違うけど、私が一番臨んでいた“輝くもの”っていうのは、偏見のない人生かな。ジャッジされない、ありのままの自分を受け入れてもらえるような世の中にいれば、自分は輝けると思っていた。だから初めてハワイに引っ越したときにそういう世界になって、やっと「自分っていうものは何なんだろう?」って客観的に見れるようになったり、自分を好きになっていくプロセスが始まっていった。
--夢を叶えた瞬間、日本武道館のステージに初めて立った瞬間のアンジェラも間違いなく“輝く人”だったと思うんですが。
アンジェラ・アキ:目標を設定して死ぬほど努力をしてきた成果があの日の武道館でしたからね。そういう瞬間は誰でも“輝く人”だと思うんですよ。例えば、必死に受験勉強をしてきて入りたい学校に受かった瞬間とか、何時間も苦しみながら子供を生んで抱っこした瞬間とか、それはもう輝いている訳じゃないですか。だから何であっても目標までの道のりをイメージして努力することですよね。
--でも「私は今、輝いている」って一瞬なんですよね。それ以外は下手したら“淀む人”だったりして(笑)。
アンジェラ・アキ:そうそう(笑)。だからこそ日々イメージしたり、それを想ったりすることが大事だと思うのね。私も武道館が終わったら何もイメージしていないかって言ったらそんなことはなくて「じゃあ、次はどこへ向かうのか」って考えるし。例えば、恋愛だったら「どうやったら上手くいくのか」「この状況からどうやったら抜け出せるのか」って、そういうことも含めてイメージしていかないといけない。
--アンジェラは何事においても常にイメージをしながら進んでいるの?
アンジェラ・アキ:多くするようにはなった。私は自分がなかなかデビューできないのは周りの環境のせいだとずっと思っていたんだけど、実は周りのせいじゃなくて自分自身があんまりにもイメージをしていなかったのかなって。「シンガーソングライターになりたい」っていう大きな夢の後ろで甘えていた自分に気付くのが遅すぎただけ。たまたま私が恵まれていなかったとかじゃなくて、イメージをしない自分のせいなんだよね。
--ただ、何か目標がある人はそうしたイメージをする意味をすぐ見出せると思うんですが、世の中には目標を見つけられない人、何をやっていいのか分からない人がたくさんいます。その状況に対してはどんなことを感じますか?
アンジェラ・アキ:「自分の好きなことをやってご飯が食べられているんだから、あなたはラッキーなんだよ。それを忘れるなよ」みたいなことをよく言われて、その通りだなと思うけど。でも“輝く人”って別にそういう人のことを言っている訳じゃなくて「ああいう人間になる為には何をしたらいいんだろう?」とか「もっとポジティブになる為に何をしたらいいんだろう?」とか、そのイメージの先にいる自分のことだから。だから私みたいに「何年何月何日までにこれを成し遂げる」みたいな、そんな乙女座A型的なことをみんな揃ってしなくてもいいと思うし(笑)。
--あと、この曲の詞にある「たくさん笑い 夢も見たり きっと幸せになれるだろう」みたいなことって、そう伝えたい誰かがいるからメッセージできるっていうか。だんだん年齢を重ねていくと「幸せになりたいなぁ」っていうより「あの人には幸せになってもらいたい」っていう気持ちの方が強くなりませんか?
アンジェラ・アキ:そうかもしれない。だから『手紙』の交流から『輝く人』みたいな曲が出来たんだと思うし。正直、あの中学生たちの気持ちを私は受け止めきれなかった部分があるんですよ。重すぎて。話す度に抜け殻になるぐらいだったし。だから昔も今も子供は変わっていないと思う反面、やっぱり今は情報が多いせいでより複雑になってるし、家庭のあり方が違うじゃないですか。昔ながらの家族揃っての団欒がなくなったり、会話も少なくて、みんな別々に行動していて。だから「たくさん笑い 夢も見たり きっと幸せになれるだろう」っていうのは、あの子たちに「絶対そうなれるから」って言い聞かせてあげたいし、届いてほしいと思って書いたところもあります。
--聴いていて“誰かの人生にも重ねられる曲”って僕は強いと思うんです。自分の人生に重ねられるかどうかだけの曲だと、その人の状況によって妙に冷めてしまうことがある。「今の俺はこの曲を聴いて感動できるほどピュアじゃない」とか。ただ“誰かに届けたい曲”と思わせる側面もあると「今の俺はこんなだけど、あの人にはこうなってほしい」って思えるじゃないですか。
アンジェラ・アキ:すっごい分かる。多分そういう年齢なんだろうね、私たちって。30代中盤に向かっていく年代ってそういう心の余裕ができてくるのかもしれない。まぁでも自分に危機が迫ったときは自分の世界でいっぱいいっぱいになるんだよね!
--で、なんで今の話をしたかと言うと、僕は前作『愛の季節』が出たときに本当に感動したんです。あの曲は、何度でも2人の春を、終わらない愛の季節を巡っていく曲で。ただ、実際にそんな春夏秋冬を4年ぐらい繰り返していた彼女と別れた途端、『愛の季節』が聴いてて辛いだけの曲になったんです(笑)。
アンジェラ・アキ:うんうん。
--いや、そんな真面目な顔で聞かれると……
アンジェラ・アキ:いや、あのね、私は『愛の季節』みたいな曲を書く方が珍しいの。私はいつも別れの曲ばかり書いてしまうから。
--いやいや(笑)。
Interviewer:平賀哲雄
その人の中の“輝く人”を見つけるきっかけに
アンジェラ・アキ:やっぱりね、別れずにしがみついて生きていくってなかなかできない。だから『愛の季節』は書いてみたかったんだけどね。で、今も別れたままなの?
--そうですね。
アンジェラ・アキ:良い曲あるよ!すごく聴かせたい曲が今あって。今レコーディング中なんだけど、それが今度会ったときに完成していたら「この曲だよ」って教える! というか、言わなくても分かると思う。
--楽しみにしてます(笑)。ただ『輝く人』は今の自分がどういう状況であれ、本当に多くを感じられる曲で。これはちょっと音楽に依存し過ぎた考え方かもしれないんだけど、『輝く人』には上手く生きられない人たちを救ってほしい。
アンジェラ・アキ:さっきの話じゃないけど、あんまり結果を想像したくないの。もちろん「世の中を救いたいか、救いたくないか?」と問われたら「救いたくない」とは答えないですし、救いたいと思う。でも結局救えるのって自分自身なんだよね。曲が救う訳じゃないから。それのきっかけになることはもちろん願う。その人の人生の中の“輝く人”を見つけるきっかけになる曲であったら「幸せだな、この曲の運命は」って思いますね。
--続いて『The Chase』についても話を伺わせてください。とっても軽快なナンバーではあるんですが、歌詞が何気なく重い。
アンジェラ・アキ:コミカルに聞こえるんだけど、実は「え?」ってなる内容で。でもこれは『輝く人』がすごく骨太だからその対局の曲として作ったんです。で、こういう恋愛の仕方をする人っているんですよ。追い掛けて、追い掛けて、手にした途端に抜き去ってしまって恋愛が終わっちゃう。私もこういう人と付き合ったこともあるし、自分の周りにこういう感じの女の子もいて。結局こうだと“一生モノ”みたいなものって掴めないんだよね。でもこの曲のポイントとしては“一生モノ”を掴むことが幸せなのか、追い掛けている方が幸せなのかは分からないっていう。で、私は恋愛の歌を作るのが好きなんだけど、こういう側面で歌ってはいなかったんですよね。だから作ってみました。
--続いて『Without You』。この曲を僕は2007年12月25日の日本武道館で聴いてるんですけど、今回このシングルに入れようと思ったのは?
アンジェラ・アキ:実は2007年の武道館で歌ったときの『Without You』の歌詞が、今ひとつしっくり来てなかった部分があって。だから「もっと練ってみよう、この歌にはもっと良い歌詞がある」と思っていたんです。でもなかなか手を付けられない中で、たまたま去年の10月に仲の良い友達のところに遊びへ行ったんです。その友達は42歳ぐらいなんだけど23歳ぐらいの女の子と付き合っていて、彼女が建築家ということもあって一緒に家を建てて「一生一緒に住もう」って約束していたらしいの。でもその彼女に「もうちょっといろんな自分を見つけたい」って切り出されたらしくて。20代の若い頃ってみんなそうじゃない? で、彼はもちろん彼女よりも人生経験が多いし、いろんなことをして彼女を逃がさないこともできたんだろうけど「分かった」って手放してあげることにしたんです。で、私が遊びに行ったのは、すでに別れることが決まっているときで。
--それをアンジェラは知ってたの?
アンジェラ・アキ:着いてから教えてもらった(笑)。でもね、2人ともまだカップルなんですよ。最後まで愛を通すことを彼は決めていたから。でも「やっぱり引き止めたい。何か奇跡が起こるかもしれない」って毎日を過ごしている感じを目の当たりにして、あまりにも可哀想で。私はそのシチュエーションを曲にしてあげるしかない、彼のこの想いを浄化してあげないとって思って。だって毎日がカウントダウンなんですよ。彼女と過ごす日々がどんどん短くなっていく、タイムリミットがある中で過ごしている訳ですから。で、実際に彼女が出ていって最初の1週間とかは電話にも出れず、1,2ヶ月間ぐらいは酷い状態。「俺、42歳のおっさんやのに、ジャスコで号泣してもうたわ」「一緒に買いに行ったものを見ただけで」みたいな感じで。もう今は大分よくなってきてるんだけど、でも「そういう別れもあるんだ」って思ったときに『Without You』って元々原曲が「あなたなしでは生きていけない」って一人になってしまった男の人が作った歌だから。
--それでアンジェラ・アキver.の『Without You』が生まれたんですね。
アンジェラ・アキ:多分、彼の中では「なんで上手くいかなかったんだろう?」ってすごく自分自身を責める時期がいっぱいあったんだろうし、この先もあるんだろうけど。でもようやく彼は「この先には新しい恋があるのかもしれない」って思えるようになったみたいだから。そのエピソードを『Without You』の歌詞に乗せることで、自分の中ですごく納得のいくカバーになったから、今回出そうと思った。
--その彼にはもう聴かせたの?
アンジェラ・アキ:まだ聴かせてないんです。でも、「君の話をちょっと歌に入れたけど、いい?」って聞いたら「いいよ」って言ってくれたので。CDが出来たら送ろうと思ってます。
--また、今作の最後には『手紙』の合唱バージョンが収録されています。こちらを収録しようと思ったのは?
アンジェラ・アキ:『輝く人』が『手紙』での交流から生まれた曲ならば、そのプロセスはちゃんと描きたいなと思って。で、合唱団の子たちと歌っているバージョンはCD音源としては存在していなかったし、『手紙』から始まった章がここで終わって、また新しい章が始まると思えたので「ここで入れたいな」って。
--そんないつにも増して豪華なシングル『輝く人』なんですが、今作のリリース以降はどんな展開を予定していたり考えていたりするの?
アンジェラ・アキ:アルバムを出してツアーをしたいなと思っているので、そこまでは考えています。今、聴かせたい曲とかをレコーディングしているから、それを早く出したい。あと、いつも武道館でやっている弾き語りライブをふるさと徳島でやろうと思ってます。タイトルは【阿波のMYKEYS】ずっとやりたかったんだけど、ちょうど5周年のこのタイミングだし、再出発の意味も込めて今年やることにしました!
--楽しみにしています。では、最後になるんですが、読者の皆さんにメッセージをお願いします!
アンジェラ・アキ:『手紙』は“自分を信じる”歌として作ったんだけど、『輝く人』は更に踏み込んで、自分を信じるだけじゃなくて、自分の中の可能性を信じる歌。誰もがより良くなる自分っていう可能性を持っている。ニーチェも「人にはみんな一芸ある」って言ってるぐらいだし。その可能性をね、この曲を聴いて、見つめて、想像して、理想の自分に近付いてほしい。
Interviewer:平賀哲雄
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