Billboard JAPAN


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<特集>苗場に最高の音楽空間を作り出した【FUJI ROCK FESTIVAL '24】を振り返る

バナー

 新潟県・苗場スキー場にて2024年7月26日~28日にかけて行われた国内最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL】。苗場で25回目の開催となる今年は、初日のヘッドライナーとして発表されていたシザの出演キャンセルという残念なニュースもあったが、代わりに出演が急遽決定したザ・キラーズ、最新アルバム『アイ・シー・ユー』をリリースしたばかりのペギー・グー、2日目の<WHITE STAGE>のトリを飾るガール・イン・レッド、初来日のレイの姿を見るために、前夜祭を含めて96,000人の来場者が苗場に集まった。ここでは、3日間行われたパフォーマンスの撮り下ろし写真とともに、国内外のアーティストたちが繰り広げた圧巻のパフォーマンスの模様を振り返る。(Text: Billboard JAPAN l Photo: Hiroshi Yamaguchi [@hrc164] ※一部公式写真あり)

新東京
11:30~ @ RED MARQUEE



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YELLOW DAYS
12:45~ @ RED MARQUEE



 ロンドン郊外サリーを拠点に活動するマルチ奏者、YELLOW DAYS。赤い帽子に白いTシャツ、ジャケットにパンツ、そして手には茶色の旅行バッグというスタイルで<RED MARQUEE>に登場し、「WELCOME TO HOTEL HEAVEN」でライブがスタート。ゆったりとしたサウンドが心地よい陶酔感を生み出す。「ハロー」と観客に声がけし、手を振る場面も。1曲目に続いて「MRS MOONLIGHT」を感情豊かに歌い上げ、オーディエンスをどんどん引き込んでいく。その後会場をホテルに見立てて、旅行バッグの上に靴を置き、「Money Honey」のカヴァーを披露した。のけぞったり腰を屈めたり、ありったけの力を込めて、彼自身が音楽を楽しんでいる様子が伝わってくる。「YOU’RE SO COOL」、「FINER THINGS IN LIFE」など披露し、あっという間の1時間のステージは締めくくられた。

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TEDDY SWIMS
16:10~ @ WHITE STAGE



 黒のフジロックTシャツに麦わら帽子という、フェスらしい装いのテディ・スウィムズ。その記念すべき日本初ライブは、デビュー作のアップビートな「Goodbye's Been Good to You」で幕を開けた。長年の親友でもある5人編成のバンドの迫力ある演奏をバックに、靴下でステージを自由に移動しながら熱血漢ぶりを披露し、観客をグイグイ引き込んでいった。イレニアムとのスタジアム級アンセム「All That Really Matters」をしっとりと歌い上げると、ソウルフルなロック・ナンバー「Devil in a Dress」では雰囲気を一変させた。「愛してるよ」「君たちは本当にキュートでスウィートだね」と観客に語りかけ、前方のファンが来日を記念したフラッグをステージに投げ入れると、曲の途中にもかかわらずサインをする優しさも見せた。ムーディなキーボードの音色に酔いしれる新曲「Funeral」や、大好きな母親に捧げるシャナイア・トゥエインの名曲「You're Still the One」のカバーなど、ボーカルを巧みにコントロールしながら次々と歌いこなしていった。そして、豪快な歌声と哀愁漂うピアノ・メロディの対比がドラマチックな全米No.1ソング「Lose Control」でクライマックスを迎えた。魂がこもった歌声とバラエティ豊かな楽曲群を通じて、アメリカを代表する次世代エンターテイナーとしてのポテンシャルを示した濃密な1時間だった。

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OMAR APOLLO
17:30~ @ GREEN STAGE



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iri
18:00~ @ WHITE STAGE



 やや曇り空の<WHITE STAGE>に登場したのは、【FUJI ROCK FESTIVAL】初出演のiri。まずは「friends」の疾走感あふれるサウンドでライブがスタート。「熱いフジロック、最後まで楽しんでいきましょう」と挨拶をして、「STARLIGHT」、「Sparkle」をクールに歌い上げる。「初期のころの曲をやりたいと思います」と話すと、iriの代表曲の一つ「会いたいわ」を披露し、オーディエンスのボルテージを上げる。続くゆったりしたテンポの「ナイトグルーヴ」では、だんだんと暗くなってきた苗場のグルーヴをつかんでいった。プライベートも含めて今回が初のフジロックだというiri。「噂ではめちゃくちゃいいって聞いてたけど、めちゃくちゃいいね。森の中の、大自然、最高」と話し、「お酒じゃないけど乾杯しませんか?」と観客と乾杯をする場面も。新旧楽曲を織り交ぜたセットで、惚れ惚れするようなグルーヴが始終紡ぎだされた。最後に、「Wonderland」のオーディエンスとのシンガロングでステージを締めくくり、初の<WHITE STAGE>を後にした。

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KING KRULE
18:30~ @ RED MARQUEE



 キング・クルールことアーチー・マーシャル率いる6人編成のバンドのシルエットが、暗めの照明の中に浮かび上がる。ピンスポットを浴びたサングラス姿のアーチーは、ただならぬオーラを放っている。ふつふつと沸き上がる熱気に包まれながら、「Alone, Omen 3」で幕を開けると、「Pink Shell」では後半に向けてビルドアップしていくアグレッシブさに圧倒される。気だるいシャウトとメロウなサックスが響く「Space Heavy」、マイクスタンドを片手に荒々しくステージに倒れ込んだ「Stoned Again」と、怒涛の勢いでステージが展開され、どの曲もライブ感が圧倒的で、後半にかけては無秩序な凄まじいグルーヴ感が加速していく。裏インディー・ロック的なアンセム「Easy Easy」では、客席に飛び降りたサックスのイグナシオが煽り、会場は一層盛り上がる。続くメロウな「Baby Blue」や、観客による猫の鳴き声がシュールに響く「It’s All Soup Now」でクールダウンし、「Out Getting Ribs」のサイケでブルージーなジャムで締めくくられた。残ったのは単なる音像ではなく、濃密なエモーションだった。10年待った甲斐が十分にあったと言えるセットでブランクを埋めてくれたが、次回は10年も待たずに短いスパンで見たい。

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Awich
19:20~ @ GREEN STAGE



 2022年に<RED MARQUEE>にて初参戦した女性ラッパー・Awichが、今年は<GREEN STAGE>に初登場。「Queendom」のイントロとともに姿を現わし、鋭く切り込むラップでオーディエンスを一気に引き込んでいく。「Guerrilla」「ALI BABA REMIX」と続き、MCで「今日このステージに立てたこと、本当に光栄に思います。新曲もたくさんやろうと思います。知ってても知らなくても、本物のフジロッカーだったらいい音楽を純粋に受け止めてくれますか?」と呼びかける。この<GREEN STAGE>に立つということに特別な思いがあることも語った。以前フジロックに行った際に出会ったフジロッカーの女性に、いつか自分も<GREEN STAGE>に立ちたいと伝えたこと、その目標を達成した喜びを改めて噛みしめながら、「フジロックはいろんな人の思いやストーリーを繋いでいく役割があると思っています。サブヘッドライナーとして歴史に残る思い出を作ろうと思います」と語り、エモーショナルな表情から、「ヘッドライナーがキャンセルになったから行かないとか、Awichにサブヘッドライナーは務まらないとか、ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ! 文句ばっかり言ってるやつ、お前誰?」とシャウトし「WHORU?」へ。「Remember」「口に出して」と続き、中盤の転換ではAwichがステージから去ると、彼女のルーツである沖縄民謡の歌手と踊り手が登場。沖縄の熱気が伝わってくるようなパフォーマンスを披露した。その後新曲を歌い上げると、「不幸中の幸い」ではYENTOWN全メンバーが登場。その後も「Bad Bitch 美学」でNENE、LANA、MaRI、「GILA GILA」でJP THE WAVY、「RASEN in OKINAWA」でOZworld、CHICO CARLITO、唾奇と次々とゲストを呼び込んでいき、とてつもないエネルギーで会場の熱量はマックスに。「フジロック、本当に愛してます。今日明日明後日のこの場所のエネルギーを心に貯めて、また会う日まで強く生きてください。ありがとう、Awichでした」と感謝の言葉を述べ、「BAD BAD」で<GREEN STAGE>での怒涛の約1時間のパフォーマンスを締めくくった。

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FLOATING POINTS
20:30~ @ RED MARQUEE



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THE KILLERS
21:30~ @ GREEN STAGE



 「コンバンハ!ファビュラスなネバダ州からやってきたザ・キラーズです」という決まり文句とともに、輝かしいネオンがスクリーンに映し出され、「Somebody Told Me」でエネルギッシュに幕を開けたザ・キラーズによる20年ぶりのフジロックでのステージ。フロントマンのブランドン・フラワーズがシンセを奏でながらしっとり歌い上げる「Enterlude」でしばしスロウダウンすると、再び「When You Were Young」でボルテージを上げていき、サビでは頭上から滝のような花火がステージを彩る。この日のライブのハイライトの一つは、東京から来たというワタルを客席から呼び込んで披露された「For Reasons Unknown」だろう。メンバーたちは息もつかせぬ白熱のドラムプレイで客席を沸かせたワタルを称え、ステージ上でセルフィーにも応じていた。その後も、桜の花びらの形をしたコンフェティが大量に舞う「The Man」、レトロなシンセが心地よい「Human」と続き、ラストは誰もが待ち望んでいたアンセム「Mr. Brightside」のエレクトロニック・アレンジからオリジナル・バージョンへの豪華な流れで大団円を迎えた。ブランドンが冒頭で「この惑星で最も定評のあるロックンロールを提供してきたバンドの一員であることをとても嬉しく思っている」と語っていたが、世界中の大舞台を踏んできた彼らの演出力と熟練の演奏力による全身全霊のロックンロール・スペクタクルには圧倒されっぱなしだった。

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PEGGY GOU
22:00~ @ WHITE STAGE



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電気グルーヴ
23:45~ @ RED MARQUEE



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ANGIE McMAHON
12:40~ @ RED MARQUEE



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THE LAST DINNER PARTY
13:00~ @ GREEN STAGE



 1時ちょうどに「Prelude to Ecstasy」のミステリアスなイントロが流れると、サポート・ドラムのカスパーを筆頭に、キーボードのオーロラ、ギターのエミリーとリジー、ベースのジョージア、そして最後にボーカルのアビゲイルが登場し、「Burn Alive」で1時間にわたるドラマチックなショーが幕を開けた。シアトリカルなポージングをしながらステージを自由自在に動き回り、客席にも何度も降りてきたアビゲイルのフロントウーマンとしてのカリスマ性は抜群で、アルバニアにルーツを持つオーロラがマイクを取って歌う「Gjuha」、エミリーが情熱的なギターソロを奏でるムーディーな「Mirror」など、メンバーそれぞれの個性も存分に堪能できた。曲間では、日本語が堪能なジョージアがメンバー紹介を行い、「日本が大好きです」「フジロックは綺麗なところですね」「今日は新幹線に乗りました、早いですね!」「一緒に歌いましょう」とMCで観客を引き込んでいった。ライブで初披露となるブロンディの「Call Me」の爽快なカバーや、クワイアのようなアンジェリックなハーモニーからレトロなギターのメロディラインへの移行が印象的な未発表曲「Second Best」など、嬉しいサプライズもあった。最後はバンドの名前を世に知らしめたデビュー曲「Nothing Matters」でシングアロングが沸き起こり、最高潮の盛り上がりとともにフジロック初出演を締めくくった。今の時代に必要なバンドであることを見せつけた、120点満点のパフォーマンスだった。

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GLASS BEAMS
14:00~ @ RED MARQUEE



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折坂悠太(band)
16:10~ @ WHITE STAGE



 降っていた小雨も止み、青空が顔を覗く16時頃。<WHITE STAGE>に折坂悠太がバンド編成で登場。「芍薬」から晴れやかなスタートを切る。ゆったりとしたサックスのメロディーが耳に心地良い「ハチス」やフルートの音色が彩る「抱擁」など、バンド編成ならではのアプローチでオーディエンスの感情を掻き立てていく。MCでは「音の波を浴び続けると、粘土のようにだんだん形になっていきます。もとは人間の形で来たのに、フジロックから帰るときは宇宙人みたいになっていて。いろんな形があるから、それがパズルのようにいろんな絵になるわけです。フジロックは、それを三日間ですごく色濃く出すような感じです。何が言いたいかと言うと、フジロック大好きです」とフジロックへの思いを語り、最新アルバムより「凪」を披露。語りかけるように情感たっぷりに歌い、オーディエンスの体を優しく揺らす。「夜学」「ユンスル」と続き、最後は「スペル」で会場に温かな余韻を残し、日暮れのステージを後にした。

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NONAME
18:00~ @ RED MARQUEE



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BETH GIBBONS
19:00~ @ GREEN STAGE



 ポーティスヘッドの来日公演が惜しくも中止されてから約25年……その伝説的なボーカリスト、ベス・ギボンズによる日本初のパフォーマンスがついに実現した。リリースされたばかりのソロ作『ライヴス・アウトグロウン』の楽曲を中心に展開された夕暮れのライブは、繊細でありながら力強い歌声が響き渡る「Tell Me Who You Are Today」で幕を開け、演奏が進むにつれて観客を別次元へと誘った。マルチ・プレイヤーのハワードを筆頭にした熟練ミュージシャンたちによる細やかな演奏は、彼女の楽曲の豊かさを際立たせ、旧友ラスティン・マンとのアルバムから「Mysteries」や「Tom the Model」といった楽曲も披露された。終盤にポーティスヘッドの名曲「Roads」のイントロが流れると、観客からは驚きのため息が漏れた。彼女の高尚で優美な歌声は、ステージ後方に広がる壮大な山景と美しく調和し、洪水のごとく感情を解き放った。続く「Reaching Out」で静かに幕を閉じると、バンド・メンバーとともに深々とお辞儀し、深く感動的な余韻を残してステージを去っていった。

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KID FRESINO
20:00~ @ RED MARQUEE



 ラッパー・DJ・トラックメイカーのKID FRESINO が<RED MARQUEE>に登場。「Coincidence」でスタートし、「come get me」「RUN」など疾走感溢れるラップを披露。「Arcades」では、ゆるふわギャングが登場し大歓声が起こった。息の合った掛け合いを繰り広げ、会場が熱気に包まれる。「that place is burning」ではハナレグミが登場。リリックの気持ちよさに自然とオーディエンスの体が揺れる。ラストの「No SUN」で、大迫力の演奏と鋭く切り込むラップでオーディエンスを魅了し、ステージを後にした。

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KRAFTWERK
21:10~ @ GREEN STAGE



 ステージに4台の卓が並び、スクリーンにはクラフトワークのバンドのピクセル型シルエットが映し出される。「Numbers」のグリッチーなイントロが鳴り響くと、映像に合わせてグリーンに発光するスーツを着たメンバーがゆっくりとステージに。これまでの来日公演同様に、「Numbers」「Radioactivity」「Pocket Calculator」などの歌詞や映像が日本仕様になっていたが、今回はさらにパワーアップ。宇宙船が苗場に着陸するまでを描いたDIYな「Spacelab」の映像では、観客から大歓声と笑いが沸き起こった。「The Man-Machine」や「Autobahn」などの代表曲が、各アルバムのアートワークやカラーに基づく映像とともに次々と披露され、観客はレトロ・フューチャーなサウンドに合わせて思い思いにステップを踏んだ。1981年に撮影されたラルフ・ヒュッターと坂本龍一の2ショットをバックに演奏された「Merry Christmas Mr. Lawrence」のカバーは特に感動的で、ラルフが亡き盟友との思い出を語る場面も貴重だった。その後も、伸びやかでありながら不穏なシンセ・サウンドに包まれる「Trans Europe Express」、ダンサブルなサウンドと不気味なメンバーのマネキン映像の掛け合いが意表を突く「The Robots」などで、<GREEN STAGE>に集まった老若男女を踊らせた。最後は「Musique Non Stop」で一人ずつステージを後にし、約90分にわたる刺激的なオーディオ&ビジュアルの宴は幕を下ろした。

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girl in red
22:00~ @ WHITE STAGE



 ノルウェー出身のマリー・ウルヴェンによるプロジェクト=girl in redが2日目の<WHITE STAGE>のトリを飾った。黒のスカジャンと黒のパンツというカジュアルなスタイルで登場し、「DOING IT AGAIN BABY」からライブがスタート。ステージの端から端まで移動しながらパワフルに歌唱する。続く「bad idea!」では二曲目とは思えない一体感でオーディエンスのバイブスを上げていく。体を大きく動かしたり、常にアグレッシヴさ満点で見ていて楽しい。MCでは、「フジロックに来れて本当に嬉しいです」「本当にありがとう」「みんな大好き」など覚えてきた日本語を披露したり、ファンからコーヒーのプレゼントを受け取ったり、彼女の醸し出すユーモアさに会場全体が温かな雰囲気に。ラストの「i wanna be your girlfriend」では彼女のライブではお馴染みの、オーディエンスを左右に分けて、マリーが真ん中に降りるというパフォーマンスをし、マリーも巻き込んだモッシュが発生。観客のまん中で歌った後、ステージに戻るとペットボトルの水をぶちまかし、最強の大団円を迎え、何度も感謝を伝えながら笑顔でステージを後にした。ライブ後も、アドレナリン大噴出のパフォーマンスに名残惜しい気持ちが溢れ出す観客からは、アンコールの拍手が鳴り止まなかった。

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RUFUS WAINWRIGHT
13:00~ @ GREEN STAGE



 13時ぴったりに<GREEN STAGE>に登場したのは、エルトン・ジョンから「地球上で最も偉大なソングライター」と呼ばれ、この日もそのソングライティングで詩を愉しむ時間を与えたルーファス・ウェインライト。「Montauk」や「The Art Teacher」など、詩の世界へ誘うショーは、フジロック3日目の寝ぼけ眼を覚ますのにちょうどいい心地よさ。水浸しの教会で歌う「Gay Messiah」の最後に「Happy Gay Pride!」と叫んだり、次期アメリカ大統領選挙に挑むカマラ・ハリス副大統領の支持を表明したりと、自身の思想もきっちりと表明するところは、やはり表現者。偉大な詩人レナード・コーエンが遺した名作「Hallelujah」を歌い上げたあと、ご丁寧に足をクロスしてお辞儀し、ステージを後にしたルーファスに温かい拍手が届けられた。

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ALI
15:10~ @ FIELD OF HEAVEN



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THE JESUS AND MARY CHAIN
16:10~ @ WHITE STAGE



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RAYE
17:00~ @ GREEN STAGE



 初来日にして日本初ライブが<GREEN STAGE>になったレイは、7人のバンドメンバーとともに「The Thrill Is Gone.」をドラマチックにスタートさせた(サックスに田中邦和が参加していたのだが、本人のXによるとぶっつけ本番だった模様)。2024年の【ブリット・アワード】で6つの賞を獲得し、1年におけるノミネーション数と受賞記録を塗り替えた実力派の生ライブは圧巻の一言。本番前の公開収録でニーナ・シモンズやディオンヌ・ワーウィックといった50〜60年代のソウル音楽を聞いて育ち、バンドと一発録りするレコーディング・アーティストに憧れていると話していたのだが、彼女もアレンジをたっぷり効かせた生バンドのサウンドに合わせてボーカルを自由自在に操りながら、実体験をもとに書き上げた楽曲で何度もハイライトを作っていった。10代の頃にプロデューサーから受けたセクハラを題材にした「Ice Cream Man.」を歌う前に「今でもこの曲を歌うのは決して楽ではないけれど、音楽が癒してくれたし、私は乗り越える」と話してくれた彼女を心から応援したくなった。「It’s A Man’s Man’s Man’s World」には観客全員から称賛の拍手と歓声が。「私は音楽に恋してる。ステージに立つことがずっと夢だったし、死ぬまで続けるつもり。こうして日本に来られて幸せだし、それがフジロックで最高。ありがとう!」と、ぐるっと首を回して始めた自身最大ヒット曲「Escapism.」でステージは幕を下ろした。誰も反論できない唯一無二の歌声にやられたのは筆者だけではないだろう。

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FONTAINES D.C.
18:00~ @ RED MARQUEE



 2022年の出演が直前でキャンセルとなったこともあり、待望のフジロック初出演を果たしたフォンテインズD.C.。新曲「Romance」で、ゆったりとしたムードから徐々にクレシェンドしながら幕を開けると、フロントマンのグリアンは両腕を回し、ステージ上をぐるぐると歩きながら、観客を何度も煽っていく。昨年の東京公演同様、「A Hero's Death」ではファンがギターで参加するというサプライズも。続けざまに披露されたキラー・チューン「Big」や「Boys in the Better Land」では、メンバーたちのエネルギッシュな演奏に観客が熱狂し、ニヒルなポストパンク・アンセム「I Love You」から疾走感のあるブリットポップ・ナンバー「Favourite」へと、まるでローラーコースターのように展開していった。彼らの進化し続けるサウンドの最骨頂とも言える「Starburster」のドリーミーなメロトロンのイントロが響くと観客は大歓声で応え、圧倒的な存在感とともにフィナーレを迎えた。アルバムごとに表現の幅を広げてきた彼らだが、今月末にリリースされる新作がますます楽しみになる内容だった。

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CELEBRATION OF THE METERS
19:00~ @ FIELD OF HEAVEN



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KIM GORDON
20:00~ @ WHITE STAGE



 「コンバンワ」という言葉とともに暗転すると、光沢のあるトップスにセリーヌのショートパンツ、キトゥンヒールのショートブーツ姿のキム・ゴードンが登場。脇を固めるのは、ギターのサラ、ベースのカミラ、ドラムのマディといった若手プレイヤーたちだ。「BYE BYE」のイントロが鳴り響くと、ヒプノティックで混沌としたグルーヴが紡がれていく。ギターを置き、ポストモダンなリズムに合わせて腕を振りながら、凛とした佇まいでマイクに向かって囁く「The Candy House」や、まるでポエトリー・リーディングのように淡々とアイロニーに満ちた歌詞を唱える「I’m A Man」など、前半は最新ソロ・アルバム『ザ・コレクティヴ』の曲順で展開された。金属的なトラップ・ビートと轟音ギターに飲み込まれる「The Believers」から原始的なパンクを内包した「Dream Dollar」への流れは特に圧巻で、女性たちの身体についてルールを作りたがる男性たちについてと前置きした「Glass Rules」では、不協和音なノイズ・ポップ・ワールドを作り上げた。ソニック・ユースのメンバーとしてのデビューから40年以上が経った現在もアート、音楽、政治をつなぐ稀有な存在であることを再確認させられた。

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NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS
21:10~ @ GREEN STAGE



 開演間近を知らせる音合わせが場内を騒然とさせた<GREEN STAGE>には、この日一番の観客が集まっていた。スクリーンに映るバンド名の文字が徐々に濃くなり、暗転すると、フロントマンがアコギを鳴らしてその存在を知らせる。一気にオーディエンス全体が熱くさせたスタートナンバーは「Pretty Boy」。ノエルの背後に立つ季節違いのマフラーをした人物が存在感を放っていたのだが(マンチェスター・シティFC監督のパネルが置かれていた)、よく見ればチーム名の電飾パネルも光っているではないか。途中、滝のような雨が降ったが演奏にもオーディエンスにも一切影響なし。スモーキーな「We’re On Our Way Now」、スマイリー付きギターに持ち替えた「In The Heat Of The Moment」など、バンド演奏を大自然の中で楽しむ瞬間もあれば、ノエルの弾き語りとピアノのみで奏でられる「Dead In The Water」など、花鳥風月を感じる演出とともに自身のバンド名義の楽曲がいくつも披露されるたびに歓声が沸いた。しかし、誰もが再活動を望むオアシスの楽曲がそれらを上回ったのは否定できない。「Going Nowhere」を筆頭に、「Talk Tonight」や「Whatever」にはシンガロングが発生。ジョイ・ディヴィジョン「Love Will Tear Us Apart」のカバーで本編は終了したものの、ステージを後にしたカリスマは再び姿を見せると、「Stand by Me」、「Live Forever」、「Don't Look Back in Anger」でオアシスムード一色に染め上げた。「今日は来てくれてありがとう。いい週末だったか?」と声をかけ、みんなが待ち望むオアシスの名曲もたくさん歌ってくれる……なんて優しいベテランシンガーなんだろうか。兄弟仲良くやってくれよ、と誰もが思っているのは言わずもがな。選曲から場の雰囲気、演出まで、ショー自体は非常に優しさと一体感に溢れたものだった。ノエルさん、もしかしたらあなたはファン思いの“気遣いニキ”か。

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TURNSTILE
22:10~ @ WHITE STAGE



 日本での久しぶりのライブということもあり、今か今かと高まる期待とともに上昇していく熱気。予定開始時間を5分ほど過ぎた頃、メンバーがにこやかに手を振りながら登場すると、スピード感のある「T.L.C. (TURNSTILE LOVE CONNECTION)」で溜まっていたエネルギーが解き放たれた。フロア前方ではサークルモッシュが繰り広げられ、「Drop」ではフロントマンのブレンダンがクラウドサーフィンする一幕も。ターンスタイルが幅広いリスナーに支持されているのは、モダンなプロダクションを取り入れつつも、ハードコアのエトスを崩さず、新たな表現に挑戦しているからで、「UNDERWATER BOI」や「ALIEN LOVE CALL」がその良い例だ。ダニエルの超人的なドラムソロを経て、「MYSTERY」でえも言われぬ昂揚感が生み出されると、ブレンダンが観客にステージへ上がってくるよう合図。多少の戸惑いがあったものの、観客が次々とオンステージする中で披露されたラストの「HOLIDAY」はカオティックでありながら美しかった。夜空に紙吹雪が舞う中、ステージとフロアの境界は消え、一つの巨大なコミュニティが誕生したかのようだった。<WHITE STAGE>最終日のトリとして相応しい記憶に残るパフォーマンスを見せてくれた。

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Photo: Hiroshi Yamaguchi (@hrc164)






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