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<インタビュー>Official髭男dism 喜びと挑戦にあふれた最新アルバム『Rejoice』が生まれるに至った、バンドの“ナチュラル”な成長【MONTHLY FEATURE】
Interview & Text: 柴那典
Billboard JAPANが注目するアーティスト・作品をマンスリーでピックアップするシリーズ“MONTHLY FEATURE”。今月は、約3年ぶりとなる新作アルバム『Rejoice』をリリースしたOfficial髭男dismのインタビューをお届けする。
2019年に「Pretender」で一躍ブレイクを果たし、その後も“国民的バンド”として数々のヒットソングを世に送り出してきた彼ら。特にBillboard JAPANの2023年上半期チャートでは、2022年10月リリースの「Subtitle」が大ヒットしたことを受け、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”(「Subtitle」)、トップ・アーティスト・チャート“Artist 100”(「Official髭男dism」)をはじめ、計5冠を達成した。
新作アルバムは、先の「Subtitle」を含む全14曲を収録。それぞれの楽曲は、抜群のメロディセンスと、一筋縄ではいかない曲展開や細部までこだわったサウンド・プロダクションを持つ。広く受け入れられるポップスとしての大衆性と音楽的な挑戦が高いレベルで両立しているのがバンドの持ち味だ。
制作の背景や久々となるライブについて、海外にもファンが増えているバンドの現在地について、4人に語ってもらった。
実りのある、大きな成長を感じる3年間だった
――アルバムの全体像やコンセプトはいつ頃に思い浮かんだものなんでしょうか。
藤原聡:前作アルバムの『Editorial』を作り終わった時には、次は喜びあふれるアルバムにしたい、という話はなんとなくしていました。前のアルバムは、ネガティブとまではいかないんですけど、心の内面、未来への憂いというものに光を当てたアルバムだったので。気分を変えて楽しい方向に持っていきたいなって。
――前作からの3年間は、バンドにとってどういう期間でしたか?
藤原:2019年頃からバンドのことを応援してくださる方の数が増えまして。戸惑いもあるのかなと思いながら歩み始めたわけですけど、この3年間でだいぶ、自分のある種“異常”な人生――非常に恵まれた、いい意味で異常な人生というものに、だんだん自分の魂が慣れてきた、馴染んできた感じがしていて。それと同時に、現状維持はしないというか。常により良い音を目指す、自分たちの可能性を広げるということを、ストイックというより楽しみながらやれている感じがあったんです。すごく居心地のいい、実りのある3年間だったなと思っています。
小笹大輔:自分たちの好きな音楽、自分たちが元々持っている個性とか、自分がこういうものを聴いて育ってきたというものに、改めて自信を持てるようになってきた期間だと思います。それは収録楽曲の端々に現れているなと思いますね。
松浦匡希:わりと肩の力を抜いて制作のディスカッションをできるようになっていって。そこに大きな成長を感じる3年間だったという感じがあります。
楢﨑誠:もちろん上手くはなりたいし、いい曲をレコーディングしたいとは思っていて。でも、前はすごい高みに自分を持っていかなければならないと思っていた節があったんですけど、(今は)「まあいっか、俺のままで」みたいな感覚を自分の中でも感じられたし、チームの雰囲気もそういう感じになったというのはありますね。より風通しがよくなったというか。なんでも面白くおかしくやればよくない?みたいな感じになりました。
――完璧主義みたいなものに縛られていたとしたら、そこから抜けたみたいな感覚があった?
楢﨑:ニュアンスはそれに近いかもしれませんね。「こうなりたい」というものはフワッとしているものだったりするので、それよりも実践的というか、実際にこういう面白い音を見つけた、じゃあやってみましょうって。完璧なものよりもパッと出たもの、見つけたものが魅力的だったというのを認められるようになったという。
――たとえば「Anarchy(Rejoice ver.)」は、シングルの時もかなり挑戦的なアレンジだったのが、アルバムでさらに曲全体の構造が変わっていたりしますよね。そういう風に、今作の収録曲のアレンジや曲展開は相当凝っていると思うんですけれども、皆さんとしては、これをやったら楽しいかも、面白いかもみたいな、そういうシンプルな気持ちが原動力になっていたりするんでしょうか。
藤原:おっしゃる通りですね。それがなかったらコピペしてます。そっち(アレンジ)のほうが僕らにとってはナチュラルなスタイルだったってことだと思います。
――「Subtitle」についても改めて聞かせてください。2023年のBillboard JAPAN上半期チャートでは、総合ソング・チャートおよびストリーミング・ソング・チャートの2冠を達成するなどこの曲は大きく広がったわけですが、改めてバンドにとってどういう曲になった感触がありますか。
藤原:まず、楽曲的にバンドの可能性をかなり広げてくれるきっかけになった曲ではあるかなと思います。“バラード”とはあんまり思っていないんですけど、こういうBPMの楽曲の時に最初に思いつく編曲じゃないというのは、すごく面白くて。ストリングスも入っていないし、ロックなボトムを持ったスローナンバーで、ちょっとR&Bっぽくもある。自分たちの好きな詰め込み方がわかったきっかけの楽曲になったんじゃないかなと思います。で、たくさんの方が聴いていただいていることについては、作った本人たちにとっては、“バグってる”現象っていうような感じですね。もちろん、自分たちでできると思ってやったわけでもないですし、いろんな複合的な要因があると思うので。もともと、ランキングがどうだとか、評価がどうだとか、それによって自分たちのスタンスがどうなるかというのは、あまりなくて。逆に、だから胸を張れるっていう部分はありますね。それだけリスナーの方とバンドの音楽を繋いでくれるきっかけになった楽曲だったということが、実際に数字という形で自分たちに届いたのはすごく嬉しかったです。
Subtitle / Official髭男dism
――たしかに、ある種、J-POPのウィンターバラードみたいなものには定番のアレンジのようなものがありますよね。たとえば、ドラマティックなストリングスが使われていたりする。「Subtitle」はそういう王道からは違う仕上がりだし、音楽的にも、いろんな仕掛けが込められている。こういう挑戦のあるものがこれだけスケールの大きなヒットになったということは、バンドにとってだけでなく、他のいろんなアーティストや作り手にも刺激になったのではないかと思いました。
藤原:なるほど。でも、いちばん重要なのは、あんまり他の音楽がどうだとか、それに囚われないことだと思っています。J-POPのありきたりなアレンジがしたくない、みたいな思いでこういう曲になったわけでもないですし。もともとJ-POPのルーツが自分たちにあるからこそ鳴らせる音楽というものもあると思うので。他の音楽との優劣というところは絶対に見ないようにしています。でも、その上で自分たちのやりたいことが理想的に詰まっている曲になったということが喜ぶべきところだなと思います。
松浦:この曲はリズムにもうねりがあったり、デカいグルーヴで進んでいったり、細かいニュアンスにもこだわりがある曲になっていてすごく好きですね。
――他の曲でも、聴き手の予想通りにいかない展開や、音楽的なチャレンジが詰め込まれているのがOfficial髭男dismの魅力につながっていると思います。
楢﨑:大きくわかりやすいのは曲構成かもしれないけど、音色のチャレンジとか、「たぶん気づかれないだろう」っていうようなチャレンジも散りばめていて。曲の中に“茶目っ気”があるほうが楽しいし、結局のところ、出来上がった完成版を聴いて「かっこいいね」って思えるのがすごく面白い。そういうことができるってことは、「ちょっとガチガチに古いやつをやろう」「懐かしい感じのやつをやろう」ってなったら、そういうコンセプトでもできるかもしれないし、それがまたひとつ違うチャレンジになると思うんです。そういうのがいいですね。
――アルバムを作っていくにあたって、最後にできた曲はどれでしょうか。
藤原:最後に作ったのは「Get Back To 人生」ですね。
――「Get Back To 人生」はアルバムのキーになっている曲だと思います。最初にお話しいただいた“喜び”のムード、解放感あふれるムードは、この曲があることでわかりやすく伝わる感じがするんですけれども。これができた時の実感って、どんなものでしたか?
藤原:“ダサかっこいい”ものができたな、っていう。
楢﨑:往年のソウルの渋みみたいなものは根底に流れてるね。
松浦:テクい曲作っちゃった、ですね。あとはやっぱり、ライブ楽しそうだなって感じがする。
小笹:楽しそうなのと同時に、個々のプレイヤーは「練習しなきゃいけないな」って感じもしましたね。音色が切り替わっていく場面がすごく多いので。ドラムが特にそうなんです。最初はリン・ドラム(リズムマシンの一種)から始まって、生(ドラム)になって、16ビートのグルーヴから最後はロックになって終わっていく。それを1曲の中でやりきるという。忙しいけど、いいアレンジだと思います。
松浦:景色がビートでいろいろ変わる楽しい曲になっていますね。
――この曲の歌詞についてはどうでしょう?
藤原:こういう歌詞を書かせてもらえる、これでOfficial髭男dismの音楽として成立しているのも、我ながら懐の深いバンドだなと思いながら作りました。ちょっと突っ込みどころのある歌詞というか。口語的だったり、歌っている主格の人間がかっこよかったり、頼もしかったりというふうにはあまり見えない瞬間がある音楽を作ってもOKだ、というのはありがたいなと思って、自由に作った感じです。質感として気に入っているというか。真面目なことも歌えるけれど、ちょっとユーモアを交えながら歌うことができるってことは、このバンドの魅力だと思っているので。それが非常に際立つ曲になったんじゃないかなと思います。
――アルバムの収録曲では「うらみつらみきわみ」とか、真面目だけじゃない、ちょっとひねくれていたりするところも前面に出てきますよね。
藤原:両親からしたら心配かもしれない、変な子に育ってしまったって思うかもしれませんけれど。でも幅があって面白いなって。その時にやりたいことをやらせてもらえたので、すごい幸せな気持ちですね。
リリース情報
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4人それぞれの“推し曲”は?
――収録曲で、みなさんそれぞれ個人的に推している曲、お気に入りの曲はどれでしょうか。
楢﨑:僕は「TATTOO」かな。みんなでスタジオに集まってDTMを開いて、聡のパソコンに並んだデモのデータを見ながら「どんな感じにしたい?」って話した時に、ヴィンテージのシンセとか鍵盤楽器の音色が入っていて。僕の中のイメージなんですけど、それがダサかっこいいというか――「今聴いたら安心する」とか、「今、これ好き」とか、謎のトレンド感があって。もともとのOfficial髭男dismにもそんな部分はあったと思うんですけど、この曲はデモの段階から音色の感じとかにそういう印象があって。だから好きですね。「日常」とか「Get Back To 人生」にもそういう雰囲気があって、ひとつの曲を“煮込み料理”とするならば、似たようなスパイスが入っている、みたいな印象だと思うんです。その時代感というか、ちょっと懐かしい音の味付けみたいなものがある。そこから、(アルバムの)他の曲を作っている時も、そういうダサかっこよさや懐かしさを感じるようになったというのはあります。
TATTOO / Official髭男dism
藤原:僕は「Sharon」ですね。作詞作曲っていう面でも、こういう楽曲が自分の元に“きらめき”としてやってきてくれたってことを、非常に誇らしく、喜ばしく思っています。音楽理論的にはちょっと面倒くさいことをやっていると思うんですけど、すごくナチュラルにできた曲で。それが嬉しかったです。今、ライブに向けてリハーサルをしているんですけど、バンドのパワーがすごく伝わってくる楽曲で。音に安心して身を委ねられるような、そういう頼もしさを持った曲になって、気に入っています。
Sharon / Official髭男dism
小笹:僕は「B-Side Blues」ですね。これは5年ぶりぐらいに、バンドで一発録りのスタイルでレコーディングした楽曲なんです。音数自体も、そもそも音数が少ないアルバムの中でも音数少なめの楽曲なので、みんなの演奏の感じが生々しく感じられて。しかもすごくいい音で録れて、めちゃめちゃ気に入っています。自分で聴いていても気持ちいいなと思うし、この曲でアルバムが締めくくられるのがすごくきれいだなと思っていて。『Rejoice』という言葉からは、どっちかっていうと“派手に大喜びする”みたいな、強い喜びのようなイメージを僕は感じるんです。で、「Get Back To 人生」みたいな、すごく元気な感じの曲からアルバムがスタートするんですけど。だんだんと身近な喜びとか、自分の人生で大事にしてきたものとか、ちょっとずつパーソナルな部分にそれが帰結していく。最後、まさにそういうことをこの「B-side Blues」が表してアルバムが終わるんです。
松浦:僕は「ミックスナッツ」が、このアルバムの中でいちばんドラム録りに時間を使ったというところで、印象を強く持っています。もともとジャズの要素がふんだんに含まれていて、しかもファストテンポっていう難しい曲なんですけど。僕はジャズの畑を通ってこなかったんで、ジャズをやってきた人にご教授いただくことになったんです。制作期間のかなり前からレコーディングに向けて、地元が同じジャズドラマーの山田玲さんに教えてもらったりして。そういう学びがすごく多かったのもありますし、いろんなミュージシャンの方とセッションをした時に、ジャズドラマーの方と「この曲どう叩きます?」みたいな話をしたり、「すごく面白い曲だね」と言ってもらったりして。そういうドラマー的な話題の起点になる曲でもあって、それがすごく嬉しかった曲ですね。
ミックスナッツ / Official髭男dism
久々のライブに向けて
――ライブのリハ―サルをされていたという話もありましたが、久々のライブに向けて、バンドのムードはどんな感じでしょう?
小笹:今回は期間が空いたっていうこともあって、しっかりリハの日数を取っているんです。サポートメンバー抜きで、メンバー4人だけでリハする日もあったし。楽曲ごとに各楽器のやることも見えてきているし、チームのみんなも高い解像度で楽曲のことを理解してくれている。いいテンションで向かっていけるんじゃないかっていう期待感があります。
楢﨑:アンサンブルもよくなってきているし、いい感じだなと思うけど、久しぶりなので不安もありますね。フタをあけてみないと分かりませんから、やってみて面白かったってなるかもしれないし、「くそー、悔しい」ってなるかもしれない。そういったところも楽しみながらやっていきたいなと思っています。
藤原:「当たり前だ」と思ったところを時間をかけて見直していくと意外と深くて……みたいなことをちょこちょこやっているんですよね。キーボードの音色は本当にこれでいいのかなとか、イントロを2倍にしてみよう、半分にしてみようとか。そうやって取り組むのがすごく楽しいです。ライブのリハーサルって、学園祭の準備をしているみたいな感じなんですよね。連日スタジオに集まって、みんなで取り組んで、休憩時間は適当な話をして笑って、またリハーサルやって。本番が近づくにつれてワクワクする気持ちもあるし、時にちょっと垣間見える不安とか緊張もあって。すごく楽しい職場だなと思います。
松浦:肩の力を抜いてやるのが大事だなって思います。
――海外からの反響についても聞かせてください。今は海外からの声も届いているのではないかと思うんですが。どうでしょう?
藤原:届いていますね。SNSでも「ここの国に来てくれ」「ライブしてくれ」みたいな、読めない言語で送ってきていただく機会がとても増えていて。不思議な感覚ではあるんですけど、すごく嬉しいですね。以前、一回だけ韓国でライブしたことがあるんです。その時はお客さんが3人くらいしかいなくて。
楢﨑:オープンして間もない会場でのライブだったんで、スタッフさんとか身内の方々もいましたけど。
藤原:当初は韓国のアーティストさんと対バンの予定で出たんですけど、キャンセルになって僕たちだけになって。それが、僕たちが東京に出てきて初めてのワンマンライブだったんです。東京でも大阪でも名古屋でもなく、韓国が僕たちにとって、地元以外での初めての単独公演だったんですよ。その時はやっぱり、自分たちの音楽が当然届いていないから、そういうことになったわけなんですけど。だから逆に余計に不思議な感じがしますね。
――Billboard JAPANのグローバルチャートでも、「Pretender」をはじめ、韓国での人気はかなり高いです。アジア圏のいろんな国でも上位に入っていますね。
藤原:「ライブ待ってます」みたいな声を聞くたびに、やっぱりライブしに行きたいなっていう思いはどんどん増していて。その韓国のライブ以来、一度も海外でライブをやったことがないので、そう遠くない未来に実現できたらいいなって、バンドでも話をするようになりました。
いま、4人がハマっている海外アーティスト
――最後に、もうひとつ聞かせてください。リスナーとして、みなさんいろいろ海外のポップ・ミュージックにアンテナを張ってらっしゃると思うんですが、ここ最近で個人的に好きになったもの、ハマったものを挙げていただくとどうでしょう?
松浦:NewJeansですね。もちろんアイドル的な目線で好きっていうのもあるんですけど、音楽的な目線で見ても、デビューしたときに「めちゃ曲いいな」って思って。そこから入って曲を聴いたり、YouTubeでパフォーマンスを見たりするようになって。こんなにYouTubeとかSNSでアイドルを追うことはなかったので、自分でも衝撃的なくらいハマってます。
Ditto (Performance Video) / NewJeans
小笹:BREIMENの(サトウ)カツシロと仲が良くて、よく情報交換をしてるんですけど、彼がNo Party For Cao Dongという台湾のバンドと対バンして、むちゃくちゃ音が良かったらしいんです。僕はライブを観られなかったから『瓦合』というアルバムを音源で聴いてみたんですけど、このサウンド感も、台湾で何を聴いてこういう感じのこういうインディ・ロックが育ったんだろう?って、すごく興味を持ちました。曲もかっこいいし、歌詞の意味までは分からないですけど、硬派な感じに興味を持ったし、記憶に残っています。【フジロック】で来日するんですけど(※取材は7月中旬に実施)、自然の中で、デカいところで聴くのも似合いそうですね。
床 Lie / 草東沒有派對 No Party For Cao Dong
藤原:来日が近いっていうのもあって、オリヴィア・ディーンですね。周りのスタッフに最近オススメの音楽を教えてもらっていた時期があって、そのときに彼女の「The Hardest Part」という曲を初めて聴いて。すごく淡い熱量なんだけど、その中に含まれている温かみがすごくよくて。プレイリストでずっと聴いていたんですが、オリヴィア・ディーンという名前は一度忘れていたんです。で、ふとした時にまた他のアーティストの方と喋ったら彼女の話が出て、曲を聴いたら「これ、あの曲の人じゃん!」となり、調べたら【サマソニ】に来るんだ!と。来日を楽しみにしているのもあって、最近はよく聴いていますね。特に、最近は雨が多かったじゃないですか。もちろん晴れた日もいいんだけど、特に雨の日に聴いていると、ちょっとした温かみとか憂いみたいなものが、街の景色と融合してすごくいい感じで。そういう聴き方のできる音楽でハマったのがあまりなかったので、すごく好きですね。
The Hardest Part / オリヴィア・ディーン
楢﨑:僕は、今も昔もヴルフペック・ファミリーが大好きなんです。(メンバーの)テオ・カッツマンのアルバムとかも大好きで、去年とかアホほど聴いていて。そこが根底にありながら、今最もトレンドなのが、香港のレスリー・チャンという人が吉川晃司さんの「モニカ」をカバーした「Monica」という曲があって、そのMVがめちゃくちゃいいんです。当時の時代感の中で演出されていて、踊りも音色もかっこよくて、めっちゃハマってます。今見たら時代を感じたりコミカルに見えたりするところもあると思うんですけど、そういうのも含めて好きですね。
Monica / レスリー・チャン
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