Billboard JAPAN


Special

Billboard JAPAN 2024年上半期チャート発表、Creepy Nuts/SixTONES/Mrs. GREEN APPLEが首位



 ビルボードジャパンの2024年上半期チャートが決定した。本特集では総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”、総合アルバム・チャート“Hot Albums”、“JAPAN Hot 100”と“Hot Albums”のポイントを合算したアーティスト・チャート“Artist 100”、そして昨年9月に発表開始となった世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”などの上半期チャートを解説とともに発表する。

 日本のアーティストの海外進出が進む中、Creepy Nutsは、2024年上半期“JAPAN Hot 100”と“Global Japan Songs Excl. Japan”を制した「Bling-Bang-Bang-Born」をきっかけに海外からの視聴が増え、国内外の総ストリーミング数が2023年の1.7億回から、2024年上半期は11億回へと大きく増加した(ルミネイト調べ)。このデータからも、グローバルヒットのインパクトがいかに大きいかが分かるのではないだろうか。

※集計期間:2023年11月27日(月)~2024年5月26日(日)


JAPAN Hot 100

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が総合首位、
グローバルとともに国内チャートも制す



▲ 「Bling-Bang-Bang-Born」×TV Anime「マッシュル-MASHLE-」Collaboration Music Video / Creepy Nuts


 2024年の上半期Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が首位を獲得した。

 本楽曲はTVアニメ『マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編』のオープニング・テーマで、オープニング映像で主人公が躍るダンスが注目を集め、BBBBダンスとしてTikTokを中心に話題を呼んだ。2024年1月7日にリリースされると、1月31日に首位を獲得。その後もストリーミング、カラオケ、動画など複数の指標が牽引し13連覇を達成、集計期間中で通算16回の首位となった。上半期チャートでは期間中の累計ストリーミング数が348,998,877回で1位、ダウンロードが268,561DLで1位、動画再生1位、ラジオ2位、カラオケ5位で、総合2位以下に大差をつけ上半期を制した。

 本楽曲の特徴は、 海外でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”で先に首位を獲得したことだ。日本でヒットしてから、海外へと広がったのではなく、同じタイミングで国内外でヒットに。“Global Japan Songs Excl. Japan”ではその後、一度も首位を譲ることなく集計期間中で19連覇を達成した。期間中のストリーミング数を見てみると、日本での累計ストリーミング数は約3.5億回、グローバルでは約5.1億回(※ルミネイト調べ)と、30%以上が海外から視聴されるという、世界的なヒットを記録した。

 続く2位は、tuki.の「晩餐歌」だ。TikTokで弾き語りを投稿していたtuki.による初めてのデジタルシングルで、2023年9月にリリースされると10月11日公開チャートで14位に初登場した。総合首位を獲得したのは2024年1月24日公開チャートのみだったが、ストリーミング、動画、カラオケでトップ10内を維持。タイアップもなく、今年4月までは、ほぼメディア露出もない中、上半期チャートで2位につけた。タイアップがない中で、彗星のごとく現れた楽曲といえば、シャイトープ「ランデヴー」も挙げられるだろう。2023年4月にリリースされると、TikToKを中心に話題となり、"TikTok Weekly Top 20"でも、たびたびチャートイン。上半期では主にカラオケとストリーミングでポイントを獲得し、17位につけた。

 そして3位は、2023年の年間チャートで首位を獲得したYOASOBI「アイドル」。『NHK紅白歌合戦』への出場も後押しし、2023年12月以降もストリーミングとカラオケでトップ10内を守り抜き、上半期はストリーミング3位、ダウンロード9位、動画5位、ラジオ15位、カラオケ2位を獲得した。なお、「アイドル」も米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”で首位を獲得するなど、グローバル・ヒットした楽曲の1つだ。上半期集計期間中のストリーミング数を国内外で比較すると日本は約2億回、グローバルでは約3億回(※ルミネイト調べ)が視聴されており、約30%が海外からとなっている。さらにYOASOBIの全楽曲で見ると約6割が日本からで、2位に台湾、3位に韓国、4位にアメリカと、海外からの視聴が約4割を占める(※1)。


▲ 「アイドル」MV / YOASOBI


 音楽ソフトの売り上げでは世界第2位を維持している日本だが、ストリーミングは諸外国から大きく後れをとっており、2023年の全世界でのストリーミングの売上が193億ドル(約2兆8,950億円、1ドル=150円)だったのに対し、日本国内の売上は1,056億円だ。Creepy Nutsの海外からの視聴が2023年下半期は12%だったのに対し、2024年上半期は33%へと増えたことで、全楽曲の総ストリーミング数が1.7億回から11億回へと大きく増加(※2)。この数字からも、グローバルでヒットすることによるインパクトが、いかに大きいかが分かるだろう。2024年以降もどんな楽曲がどのように世界へと広がっていくのか、チャートアクションに注目だ。

※1:ルミネイト調べ。2023年11月27日~2024年5月26日で集計したオーディオストリーミングとビデオストリーミングの合計
※2:ルミネイト調べ。2023年5月29日~11月26日と、2023年11月27日~2024年5月26日の比較

Text by 高嶋直子

  • 2024年 上半期Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”
  • 1位
    Bling-Bang-Bang-Born
    Creepy Nuts
  • 2位
    晩餐歌
    tuki.
  • 3位
    アイドル
    YOASOBI
  • 4位
    Ado
  • 5位
    ケセラセラ
    Mrs. GREEN APPLE
  • 6位
    怪獣の花唄
    Vaundy
  • 7位
    幾億光年
    Omoinotake
  • 8位
    SPECIALZ
    King Gnu
  • 9位
    勇者
    YOASOBI
  • 10位
    花になって
    緑黄色社会


Creepy Nuts
インタビュー抜粋

「全く想定していなかったので、驚きというか……あまり実感がないというのが勝っていますね。でも、ありがたい。嬉しいです。」ーーR-指定

「俺もそうですね。完全にマイペースに「ゆっくり楽しく曲作るか」みたいなモードでやっていたところでのこれ(ヒット)だったので、より想定外というか。ちょっとありがたすぎてピンとこない、みたいな状態になっています(笑)。」ーーDJ松永

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Hot Albums

SixTONES『THE VIBES』が総合首位 SEVENTEEN/宇多田ヒカルが続く



▲ 「SixTONES – 4th Album「THE VIBES」nonSTop digeST」


 2024年度上半期のBillboard JAPAN総合アルバム・チャート“Hot Albums”で、SixTONESの『THE VIBES』が首位を獲得した。

 『THE VIBES』はSixTONESの4thアルバムであり、2024年1月10日にリリース。同作は、さっそく集計初週に500,570枚を売り上げてハーフミリオンを達成し、CDセールスで首位を獲得。その後は少しずつ順位を下げているものの、CDセールス、総合アルバム・チャートともに20週連続でチャートインし続けた。結果的に、上半期累計では571,187枚でCDセールス1位を記録した。



▲ 「Maestro」MV / SEVENTEEN


 総合2位にチャートインしたのは、SEVENTEENのベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』。4月29日(日本国内版CDは4月30日)にリリースされた本作には、新曲の「MAESTRO」やこれまでのシングル曲などを含む全22曲(デジタルは全23曲)が収録されており、上半期の累計ではCDセールスが503,691枚で2位、ダウンロード数が2,628DLで30位を記録した。集計初週で404,245枚を売り上げてCDセールス首位を獲得した本作は、2週目でも82,550枚でCDセールス/総合ともに3位につくなど、週を重ねても高い順位をキープしている。なお、SEVENTEENは総合5位にも『SEVENTEENTH HEAVEN』(CDセールス359,838枚で3位)が登場しており、トップ10内では唯一の複数作チャートインを達成した。

 総合3位には、宇多田ヒカルの『SCIENCE FICTION』がCDセールス293,456枚で5位、ダウンロード数27,017DLで1位を記録しチャートイン。デビュー25周年を記念した自身初のベスト・アルバムである本作は4月10日にリリースされ、集計初週で185,568枚を売り上げてCDセールス1位、ダウンロード数11,531DLで1位と、2冠を達成する好スタートを切っていた。本作はリリースから6週連続で総合アルバム・チャートのトップ10に登場し続け、その後も上位を走行している。

 続いて、2023年11月29日にリリースされたKing Gnu『THE GREATEST UNKNOWN』が、CDセールス275,723枚で6位、ダウンロード数25,253DLで2位を記録して総合4位に登場。前述の『SEVENTEENTH HEAVEN』に次いでCDセールスで4位(344,634枚)を記録したINIの『MATCH UP』は、ダウンロードでは35位(2,487DL)となり、総合では6位にチャートインした。

 一方ダウンロード指標では、Ado『Adoの歌ってみたアルバム』が23,133DLで前述の『SCIENCE FICTION』と『THE GREATEST UNKNOWN』に続いて3位を記録。CDセールスでは112,419枚で19位を記録した本作は、総合順位としては13位にチャートインしている。ダウンロード4位(14,895DL)を記録したTravis Japan『Road to A』はCDセールスでも12位(190,372枚)に登場しており、両指標でバランスよくポイントを積み上げ、総合8位にチャートインしている。

 トップ20の内訳は、アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”と同様、男性アーティストが20作品中15作品と多数を占めており、女性アーティストはダンス&ボーカルグループが3作品、ソロ・シンガーが2作品登場する結果に。また、各2作ずつチャートインしたSEVENTEENとTREASUREをはじめ、20作品中8作がK-POPとなっている。

 また、トップ20内に登場したアーティストのうち、上半期の総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”にも楽曲がチャートインしているのは、宇多田ヒカル、King Gnu、Ado、LE SSERAFIMの4組にとどまった。いずれもCDセールスとダウンロードの両指標において、長期的にチャート上位を走っているアーティストである。これは、2023年の上半期と年間チャートでも見られた傾向だ。逆に、今回“JAPAN Hot 100”に登場しなかったアーティストたちはCDセールスがチャート成績を牽引している作品が多く(中にはSixTONES『THE VIBES』のように、CDでしかリリースされていない作品もある)、ファンによる熱量の高い応援がチャートアクションに繋がっていると考えられる。前述の4組のうち、3組は複数楽曲が上半期“JAPAN Hot 100”に登場している。今後、このように“Hot Albums”での好成績と“JAPAN Hot 100”における長期的なチャートアクションを両立するアーティストが増えていくのか、下半期も引き続きチャートに注目していきたい。

Text by Haruki Saito

  • 2024年 上半期Billboard JAPAN総合アルバム・チャート“Hot Albums”
  • 1位
    THE VIBES
    SixTONES
  • 2位
    17 IS RIGHT HERE
    SEVENTEEN
  • 3位
    SCIENCE FICTION
    宇多田ヒカル
  • 4位
    THE GREATEST UNKNOWN
    King Gnu
  • 5位
    SEVENTEENTH HEAVEN
    SEVENTEEN
  • 6位
    MATCH UP
    INI
  • 7位
    AWARD
    WEST.
  • 8位
    Road to A
    Travis Japan
  • 9位
    PULL UP!
    Hey! Say! JUMP
  • 10位
    Reboot
    TREASURE


SixTONES(ジェシー)
コメント

「今年上半期の1位をいただき、ありがとうございます。僕たちの音楽が多くの人たちに届いた結果、という事でとてもうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

僕たちのアルバムは毎回コンセプトがあって、今回はロックテイストなモノを中心に、幅広い楽曲を収録し、「VIBES(バイブス)が上がる」作品を目指しました。

どんな人でも必ず「自分のVIBES(バイブス)が上がる曲」が見つかると思いますし、「こんなアイドルがいるのか!」と驚いてもらえる作品だと思いますので、まだ聴いていない方がいらっしゃったら、是非聴いていただきたいです!

SixTONESはこれからも、まだまだ音楽的に色々なチャレンジをしていくので、ぜひ楽しみにしていてください!」

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Artist 100

Mrs. GREEN APPLEが首位、YOASOBI/back numberが続く



▲ 「ケセラセラ」MV / Mrs. GREEN APPLE


 2024年の上半期Billboard JAPANトップ・アーティスト・チャート“Artist 100”で、Mrs. GREEN APPLEが首位を獲得した。

 本チャートは、総合ソング“JAPAN Hot 100”と総合アルバム“Hot Albums”のポイントを合算したアーティスト・ランキングだ。Mrs. GREEN APPLEは、上半期総合ソング5位の「ケセラセラ」を筆頭に上位100内に計14曲がチャートインし、“Hot Albums”にも2023年7月リリースの『ANTENNA』と2020年7月リリースの『5』という、いずれも集計期間より前の作品が2作チャートインした。“Artist 100”の各指標を見てみるとストリーミング、動画、カラオケで1位、ラジオ3位、ダウンロード2位、CDセールス29位という結果に。ストリーミング・ソング・チャートにも14曲がチャートインしており、そのうち9曲(「ケセラセラ」「ダンスホール」「Soranji」「Magic」「青と夏」「点描の唄 feat.井上苑子」「インフェルノ」「僕のこと」「ブルーアンビエンス (feat.asmi)」)は集計期間中、すべての週でチャートインを果たすというロングヒットとなった。なお、ダウンロード・ソング・チャートにも計8曲がチャートイン、特に「ケセラセラ」「ダンスホール」は全ての週でチャートインした。

 続く2位は、2023年の年間チャートを制したYOASOBI。“JAPAN Hot 100”では3位「アイドル」、9位「勇者」、46位「夜に駆ける」など6曲がチャートインし、“Hot Albums”は31位『THE BOOK 3』、93位『THE BOOK 2』の2作が入った。“Artist 100”の各指標を見てみるとストリーミング2位、動画3位、ダウンロード3位、カラオケ5位、CDセールス51位、ラジオ10位を獲得し、ストリーミング・チャートでは3位「アイドル」など6曲がチャートイン、ダウンロード・ソング・チャートでは4曲がチャートインし、「アイドル」「勇者」が全ての週でチャートインするというロングヒットとなった。



▲ 「水平線」MV / back number


 そして3位はback number。Hot Albumsへのチャートインはなかったが、Hot 100には24位「水平線」など9曲がチャートインした。ストリーミング3位、ダウンロード25位、動画11位、カラオケ2位、ラジオ27位と、主にストリーミングとカラオケでポイントを獲得。back numberは2024年1月リリースの「冬と春」以外は、1年以上前の曲がHot 100にチャートインしており、2013年リリースの「高嶺の花子さん」や2011年「花束」といった、10年以上前の楽曲もトップ100内に。カラオケやストリーミングによって、時代を超えて愛され続けていることが分かる結果となった。

 そのほか、K-POPグループで最も順位が高かったのは11位のLE SSERAFIMで、CDセールス指標で最も高ポイントを獲得したSEVENTEENが13位、NewJeansが16位に続く。また、日本人のダンス&ボーカルグループで最も順位が高かったのは21位のNumber_iだ。2024年1月1日にデビューしたばかりだが、ラジオ、ダウンロード、動画指標でトップ10内に食い込んだ。そして23位にSixTONES、28位にBE:FIRSTが続く。

 2023年の年間チャートから大きく躍進したのはtuki.。2023年9月に初のデジタルシングルとしてリリースした「晩餐歌」など、ストリーミング、ダウンロードを中心にポイントを獲得して12位に付けた。そして宇多田ヒカルが、2023年年間“Artist 100”42位から上半期17位へと浮上。4月にアルバム『SCIENCE FICTION』をリリースした影響で大きく順位を上げた。また、緑黄色社会も37位から19位へとランクアップ。2023年12月にリリースされた「花になって」は、ストリーミング、ダウンロードの両方で支持を集め、Hot 100で10位を獲得した。

Text by 高嶋直子

  • 2024年 上半期Billboard JAPANアーティスト・チャート“Artist 100”
  • 1位
    Mrs. GREEN APPLE
  • 2位
    YOASOBI
  • 3位
    back number
  • 4位
    Ado
  • 5位
    Vaundy
  • 6位
    Official髭男dism
  • 7位
    King Gnu
  • 8位
    Creepy Nuts
  • 9位
    優里
  • 10位
    あいみょん


Mrs. GREEN APPLE(大森元貴)
コメント

「アーティストチャートにて1位ということで大変光栄です。
いつも応援してくださるJAM’S、そしてたくさんの方に心の底から感謝しています。
これからもまず僕ら自身がワクワクできる、良いと思える、そんな作品を届けるべく様々な活動を通してMrs. GREEN APPLEという舟を大きくしていけたらと思っております!

改めてこの度はありがとうございます。」

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Hot Animation

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、絶対王者「アイドル」破りダントツのアニメ首位

 2024年の上半期Billboard JAPAN総合アニメソング・チャート“Hot Animation”で、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマであるCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が1位に輝いた。

 アニメ初回放送直後となる1月7日に配信がスタートした同曲は、Billboard JAPANにおける集計最終曜日である日曜日のリリースであった影響もあり、リリースから2週目の1月17日公開チャートで、11位に初登場。その後はめきめきと伸び、翌週には2位、登場3週目となる1月31日発表チャートからは、じつに19週(※上半期チャート集計期間後、6月5日発表チャートも含む)にわたって当チャート首位をキープしている。TVアニメ『チェンソーマン』オープニング・テーマである米津玄師「KICK BACK」および、TVアニメ『【推しの子】』オープニング・テーマのYOASOBI「アイドル」が保持している当チャート歴代1位の連続首位記録(21週)も目前という成績だ。

 指標別に見ると、「Bling-Bang-Bang-Born」はダウンロード、ストリーミング、ラジオ、動画再生の4指標で1位を記録。CDセールスは集計対象外の作品であるため加算なし、カラオケ指標はYOASOBI「アイドル」に追いつかず2位に甘んじたものの、今回集計対象となった週数が9週少ないこと(17週と26週)、ポイント差は他のどの指標における1位/2位間よりも僅かであったことを踏まえると、かなり猛追していたことがわかる。また、この曲のポイントはダウンロード、ストリーミングのデジタル2指標における圧倒的なポイント獲得数だが、ダウンロードは2位のヨルシカ「晴る」(TVアニメ『葬送のフリーレン』第2クール オープニング・テーマ)の2.5倍、ストリーミングはYOASOBI「アイドル」の1.6倍以上ものポイントを獲得。アニメ総合としては2位以下に1.7倍以上の差をつけ、ダントツの首位に輝いた。



▲ 「Bling‐Bang‐Bang‐Born / THE FIRST TAKE」 / Creepy Nuts


 2位には、2023年年間チャートで当チャート含む6冠を達成、まさに“最強で無敵”な成績を記録していたYOASOBI「アイドル」が食い込んだ。この曲のリリースは2023年4月12日で、当チャートに初登場したのは2023年4月19日公開チャ―ト。じつに60週分にわたってアニメチャートに登場し、うち37度の首位を獲得してきたモンスター曲だ。このうち、上半期チャートの集計期間としては上記の後半26週分、つまりチャートイン34週~59週目の記録だが、「Bling-Bang-Bang-Born」にその座を奪われるまで、アニメ総合順位だけでなくストリーミング、動画再生、カラオケの3指標での首位を基本譲らず、抜かれてもすぐに抜き返す……というほどの高水準の成績をキープしていた。また、この曲を除いた上半期チャートトップ10の楽曲は、いずれも2023年下半期以降にリリースされた楽曲であることからも、いかに「アイドル」が初速の凄まじい勢いを保ち続けているかがわかるだろう。

 3位は、そんな「アイドル」のアニメチャート首位連覇記録を打ち破った、TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」オープニング・テーマであるKing Gnu「SPECIALZ」に。アニメ地上波放送の後半、クライマックス部分がちょうど上半期チャートの集計期間とかぶったことに加え、上半期チャート集計開始直後の2023年11月29日には、同曲も収録されたアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』がリリース。その後2024年1月より開催された5大ドームツアーの盛り上がりもあいまって、チャート上位をキープした。さらにツアー最終日、2024年3月23日におこなわれた札幌ドーム公演の終演後には、ツアー東京ドーム公演の模様を収めた同曲のライブ・パフォーマンス・ビデオも公開され、ふたたび動画再生指標が増加……と、アーティストが話題を仕掛け続けていたことが、チャート上位をキープできた一因になっていると考えられる。



▲ 「SPECIALZ」MV / King Gnu


 今回の上半期アニメチャートトップ20を見ると、「アニメの放送/上映期間終了後も楽曲が聴かれ続ける」ことは大前提として、楽曲と作品の相乗効果で、アニメ人気やアーティスト人気との相関よりも曲単位への支持が高く出るケース(Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、10-FEET「第ゼロ感」など)、アーティスト人気の高さで、タイアップ元作品の動きに関わらず複数楽曲がチャートインするケース(YOASOBI「勇者」「祝福」、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」「インフェルノ」など)、毎作タイアップ曲をヒットさせる人気シリーズ作の主題歌として、作品とともに支持を集めるケース(ヨルシカ「晴る」、羊文学「more than words」、aiko「相思相愛」など)の、大きく3つのパターンがまんべんなく分布していることがわかる。

 さらに面白いのが、当チャート上半期トップ3は、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”の上半期トップ3と完全に一致するほか、もう少し下位まで広げてもラインナップが近似するということだ。当アニメチャートは日本国内での人気、“Global Japan Songs Excl. Japan”は日本国外での人気をそれぞれ集計しているのにもかかわらず、ここまで登場曲が似通うという事実は、楽曲の“世界展開”というキーワードにおいて、アニメの存在を無視するのは不可能であること、またアニメを通して、日本と世界でのヒットが同時に起こりうるということをはっきりと示している。

 下半期も、現在放送中のTVアニメ『「鬼滅の刃』柱稽古編』に加え、TVアニメ『【推しの子】』第2期など、人気シリーズ作品の放送が予定されている。年間チャートは、「Bling-Bang-Bang-Born」のようなダークホース的新曲も含め、どのようなラインナップになっていくのか注目だ。

Text by Maiko Murata

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Download Songs

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」堂々の首位、
Ado/Number_iが続く

 2024年上半期Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が、累計268,561ダウンロード(DL)を売り上げて、2位以下に1.9倍以上の差をつけて1位となった。

 TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマとして書き下ろされたこの楽曲は、1月7日の配信リリースをうけて、1月10日公開チャートで78位に初登場。長足でトップ5圏内まで上昇し、登場から6週目の2月14日公開チャートで首位に上り詰めた。両A面シングル『二度寝/Bling-Bang-Bang-Born』として3月20日にフィジカルが発売されたことや『THE FIRST TAKE』出演なども後押しし、上半期対象期間に通算7週にわたって首位をマーク。チャートイン21週目となった5月29日公開チャートでも余裕でトップ10圏内をキープし、圧倒的な強さで上半期総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”も制した。



▲ 「唱」MV / Ado


 2023年の年間Download Songsで5位だったAdoの「唱」は、累計135,651DLで上半期2位に。2023年9月6日にリリースされた、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィン・イベント【ゾンビ・デ・ダンス】のテーマソングで、ハロウィン終了後にも粘り強くチャートイン。昨年12月30日に放送された『第65回輝く!日本レコード大賞』受賞や翌31日の『第74回NHK紅白歌合戦』でのパフォーマンスなど大型メディア露出によって、2024年1月3日公開チャートでは通算6週目の1位を記録した。



▲ 「GOAT」MV / Number_i


 累計124,361DLを売り上げた、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太によるNumber_iの1stデジタル・シングル「GOAT」は上半期3位につけた。1月1日に配信開始となった本曲は、その話題性もあり、大差をつけて1月10日公開チャートで首位デビュー。翌週もトップの座を維持し、3月6日にシングルCDがリリースされたタイミングの3月13日公開チャートで再び首位に返り咲いた。

 上半期4位となったのは、累計113,378DLを獲得した新星tuki.の「晩餐歌」だ。2023年9月29日にデジタル配信され、10月11日公開チャートで5位に初登場。11月8日公開チャートで62位まで落ちこむも、11月6日に優里とのコラボ動画が公開されたことで21位にジャンプアップした。初週と2024年1月24日に記録した5位が最高位で、大きなタイアップがなかったものの自身の新曲リリースとも連動して着実にポイントを稼ぎ、上半期では上位に食い込んだ。

  同じくDLソング週間チャートで首位に届かなかったが、累計104,700DLを売り上げて上半期5位となったのはヨルシカの「晴る」。1月5日の金曜日に配信された、TVアニメ『葬送のフリーレン』第2クールのオープニングテーマである同曲は、1月10日公開チャートで4位に初登場し、翌週最高位の2位をマーク。その後もアニメ放送との相乗効果によりコンスタントにポイント積み上げて、4か月にわたってトップ20圏内を維持した。

 トップ5以下には、6位に緑黄色社会、7位に米津玄師、9位と10位にYOASOBIなど年間チャートを賑わせ続けているアーティストがチャートインする中、Omoinotakeの「幾億光年」が累計84,932DLを獲得して8位となった。ドラマ『Eye Love You』主題歌で、週間の最高位は3位だったが、初週からトップ20圏内を推移し続けた。

 ここ数年間におけるトレンドのドラマやアニメ作品との大型タイアップ楽曲に加え、2024年の上半期のトップ10では、tuki.やOmoinotakeなど新星アーティストの飛躍、Number_iやTravis Japanなどボーイズ・グループのデジタル領域での人気拡大が窺える結果となった。

Text by 岡田

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Download Albums

宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』が首位、King Gnu/Ado/Travis Japanが続く



▲ 「SCIENCE FICTION Trailer」


 2024年上半期Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』が首位を獲得した。

 『SCIENCE FICTION』は、デビュー25周年を記念した、自身初となるオールタイム・ベストアルバム。4月10日に発売されると、11,531DLダウンロード(DL)を売り上げて初登場首位を獲得した。その後も、5週連続で首位をキープ、集計期間内はトップ10内を守り抜き上半期を制した。なお、本作はCDも293,456枚を売り上げセールス5位、総合アルバム・チャート“Hot Albums”でも3位を獲得している。

 続く2位はKing Gnu『THE GREATEST UNKNOWN』。King Gnuとして約4年ぶりとなるアルバムで、初週12,115DLを売り上げて首位を獲得、2週連続1位となった後も、集計期間中チャートインし続け2位につけた。なお、King Gnuは前作『CEREMONY』も62位を獲得している。

 そして3位はAdo『Adoの歌ってみたアルバム』。自身初となるカバー・アルバムで12月13日にリリースされると12月20日公開チャートで首位を獲得、その後も1月10日に首位に返り咲き通算2回1位となった。

 また、4位はTravis Japanの1stフルアルバム『Road to A』、5位にはYOASOBI『THE BOOK 3』が続いた。

Text by 高嶋直子

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Streaming Songs

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が約3億回再生で首位 tuki.が2位に続く

 2024年上半期Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が首位を獲得した。

 本作は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマに起用された楽曲だ。1月17日公開チャートで登場後、1月31日公開チャートから4か月近く首位の座を守り続け、18連覇を達成した。再生回数は348,998,877回となっており、歴代の上半期チャートにおいても3億回を突破した楽曲は初だ。

 世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”では、SNSを中心としたバズで、スタートダッシュの成長率は日本に比べて若干高い。そのまま世界を巻き込んで再生回数を伸ばし、こちらも上半期チャートで首位を獲得している。日本では、TVアニメが放送されていた3月付近で、『THE FIRST TAKE』の出演やシングル『二度寝/Bling-Bang-Bang-Born』のリリース、テレビ出演など露出が続いた。結果、3月20日公開チャートでは週間最高となる再生回数24,945,758回を叩きだしている。



▲ 「晩餐歌」MV / tuki.


 続いてtuki.「晩餐歌」が再生回数224,150,698回で2位に登場。2023年10月11日公開チャートで17位に登場し、11月15日公開チャート以降、トップ10入りをキープした。この楽曲の特徴的なところは、“ブーストしているタイミングが一回だけじゃない”という点だ。ミュージック・ビデオが公開された2023年年末から1月にかけて二次創作の楽曲と共に再生回数を伸ばし、1月31日公開のチャートで週間最高となる再生回数10,536,519回をマーク。その後、緩やかに減少しつつも「サクラキミワタシ」や「地獄恋文」のプロモーション期間は再生回数を伸ばしていることから、他の楽曲と連動して、再生回数を伸ばすアーティストになりつつある。

 これらの要因は、2023年夏ごろからTikTokを中心にファンと共に制作、宣伝していったという過程があるからこそだと考えられる。新しいヒットの法則を生み出したtuki.の今後の活動にも期待したい。

 そして、3位は再生回数206,105,882回でYOASOBI「アイドル」が獲得した。本作は、2024年4月に史上最速で累計再生回数7億回を突破。2023年上半期の同チャートと比較すると、前年比133%となっており、2023年4月に配信リリースされてから1年が経ってもなお人気を博している。YOASOBIは他にも100位圏内に「勇者」「夜に駆ける」「祝福」「群青」「怪物」を送り込んだ。



▲ 「I'm a mess / THE FIRST TAKE」 / MY FIRST STORY


 上半期の結果で特筆すべき楽曲は、MY FIRST STORY「I'm a mess」だ。2021年にリリースされたシングル『告白』のカップリングとして収録されている楽曲だが、2023年に入りSNSを中心にバズを起こした。そして、2023年4月5日公開チャートで83位に登場。8月には累計再生回数1億回を突破した。その後も2024年5月まで100位圏内をキープし続け、前年比390%と驚異の数字を叩き出している。

Text by Tatsuya Tanami

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Top Singles Sales

Snow Man『LOVE TRIGGER / We’ll go together』で首位 Aぇ! group/乃木坂46が続く



▲ 「LOVE TRIGGER」MV / Snow Man


 2024年上半期Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、Snow Manの10thシングル『LOVE TRIGGER / We’ll go together』が1,294,858枚を売り上げ首位に輝いた。

 本チャートは、2023年11月27日から2024年5月26日までの6か月間のサウンドスキャンジャパン販売枚数データを累計したもの。本シングルは、メンバーの岩本照が主演するドラマ『恋する警護24時』の主題歌「LOVE TRIGGER」と、渡辺翔太主演のドラマ『先生さようなら』の主題歌「We'll go together」が収録された両A面シングルだ。本作は2024年2月14日にリリースされ、初週フラゲ日(2月12日~2月13日集計)の時点で858,392枚を売り上げ、ハーフミリオンを突破。その後も売り上げを伸ばし、2月12日~2月15日の集計で1,057,041枚を売り上げ、自身7作目のミリオン突破を記録した。



▲ 「≪A≫BEGINNING」MV / Aぇ! group

 続く2位には、Aぇ! groupのデビューシングル『≪A≫BEGINNING』が、811,600枚を売り上げてチャートイン。本作は、5月15日にリリースされ、初週フラゲ日である5月13日~5月14日の集計時に620,793枚を売り上げ、ハーフミリオンを突破している。

 3位・4位は乃木坂46が独占。3位は808,864枚を売り上げた34thシングル『Monopoly』、4位は781,966枚を売り上げた35thシングル『チャンスは平等』が続いている。

 そのほか、今回トップ20にチャートインした作品のうち、男性グループが10作品、女性グループが10作品と2023年に引き続きアイドルグループが席捲する結果となった。また新たにどんな作品が生まれてくるのか、今後の動向にも是非注目していきたい。

Text by Rumi Miyamoto

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Top Albums Sales

SixTONESの『THE VIBES』が首位獲得、SEVENTEENの2作品、INI、宇多田ヒカルが続く

 2024年上半期Billboard JAPANアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”は、SixTONES『THE VIBES』が獲得した。

 本チャートは、2023年11月27日から2024年5月27日までの約6か月間のサウンドスキャンジャパンでの販売枚数データの累計で決定する。SixTONESは2021年、2022年と連続で上半期Top Albums Salesで首位を獲得していたが、2023年上半期Top Albums Salesでは『声』が6位となっていた。しかし、2024年1月10日に発売した4枚目のアルバム『THE VIBES』が571,187枚を売り上げ、2024年上半期Top Albums Salesで1年ぶりに首位を奪還した。



▲ 「SEVENTEEN (세븐틴) BEST ALBUM '17 IS RIGHT HERE' Highlight Medley」


 続いてSEVENTEENの『17 IS RIGHT HERE』と『SEVENTEENTH HEAVEN』がそれぞれ503,691枚、359,838枚を売り上げ2位と3位を獲得した。4位は344,634枚売り上げたINIの『MATCH UP』が、5位は293,456枚売り上げた宇多田ヒカルの『SCIENCE FICTION』が獲得した。

 トップ20の内訳は、男性グループが20作品中15作品(トップ10に限れば10作品中9作品)と上位を占めており、女性クループが3作品、女性ソロが1作品、ノンバイナリーが1作品となっている。またSEVENTEENとTREASUREが2作ずつチャートインしたのをはじめ、8作をK-POPが占める結果となった。

Text by kzskm

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Top Lyricists

3指標でトップの大森元貴が1位に Ayase/清水依与吏が続く



▲ 「ダンスホール」MV / Mrs. GREEN APPLE


 2024年の上半期Billboard JAPAN作詞家チャート“Top Lyricists”にて、Mrs. GREEN APPLEのフロントマン、大森元貴が1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”にチャートインした楽曲を作詞家別にランキング化したもの。大森はストリーミング、動画再生、カラオケで1位を獲得しており、特に、2023年年間作詞家チャート“Top Lyricists”から続いての1位となったストリーミング指標においては、同指標2位のAyaseに27万ポイント以上の差をつけている。さらに、今回の加算対象となった楽曲をさらってみると、「ケセラセラ」「ダンスホール」「Soranji」といった、長期にわたって“JAPAN Hot 100”にチャートインし続けてきた楽曲が並んでいることがわかる。「ケセラセラ」と「Soranji」は累計3億回再生、「ダンスホール」は累計5億回再生をそれぞれ突破しており、Mrs. GREEN APPLEのストリーミングにおける強さを物語っている。いずれもCM/映画などのタイアップ曲だが、それらをきっかけにストリーミングやラジオ、動画再生を中心に楽曲が聴かれ、そこからさらにカラオケで自ら歌って楽しむ、という流れは引き続き維持されていると言えるだろう。

 2位には、2023年年間作詞家チャートから引き続きAyaseが登場。2023年に各チャートを席巻する大型ヒットとなった「アイドル」は2024年に入っても高順位を維持し続けているほか、新たにアニメタイアップとして好成績を残している「勇者」、そしてリリースから3年以上が経ってもなお“Hot 100”や“Top Streaming Songs”に登場し続けている「夜に駆ける」など、長期的に聞かれ続けている楽曲が多いAyase。本チャートの総合順位とストリーミング指標の推移を比較すると、動きがほぼ同期していることから、楽曲が聴かれる主なチャネルはストリーミングが中心となっていることが伺える。

 また3位には、2021年8月の配信リリース以降、ストリーミングとカラオケを中心とした複数指標においてヒットを継続している「水平線」をはじめ、「高嶺の花子さん」などのロングヒット作品の強さが顕著な清水依与吏(back number)が2023年年間作詞家チャートでの5位から浮上している。続く4位は、5月22日に「怪獣の花唄」のストリーミング累計再生回数が7億回を突破したVaundyに。2023年11月にストリーミングを中心に再び伸びを見せた「踊り子」や、24年1月のリリース以降複数指標で上位を維持している「タイムパラドックス」など、以前からのロングヒットと新曲が共に支持を得ているのが特徴的だ。



▲ 「SOULSOUP」MV / Official髭男dism


 そして5位は、2023年年間作詞家チャートで3位に登場したOfficial髭男dismの藤原聡に。『第74回NHK紅白歌合戦』への出場や、『劇場版SPY×FAMILY CODE: White』の主題歌「SOULSOUP」のリリースに加え、2022年のヒット曲「Subtitle」「ミックスナッツ」もロングヒットを維持しており、CDセールス以外の5指標でトップ10入りを果たしている。

Text by Haruki Saito

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Top Composers

大森元貴が2023年年間に引き続き首位獲得 ストリーミング/動画/カラオケで3冠達成



▲ 「Soranji」MV / Mrs. GREEN APPLE


 2024年上半期Billboard JAPAN作曲家チャート“Top Composers”で、大森元貴が1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”の中から作曲家にフォーカスしたランキングだ。2023年年間“Top Composers”では、2023年年間“JAPAN Hot 100”に11曲をチャートインさせ、1位を獲得した大森元貴。指標別に見ると、今回はストリーミング、動画再生、カラオケで1位、ダウンロード2位、ラジオ3位、CD100位圏外となっている。週間の作曲家チャート“Top Composers”では、2023年12月27日公開チャート以降、23週連続で1位を獲得した。

 2023年年間“Top Composers”ではMrs. GREEN APPLE「ダンスホール」を筆頭にポイントを稼いでいたが、今回は「ケセラセラ」が一番多くポイントを獲得。そして「ダンスホール」「Soranji」など、アーティスト最多記録となる14曲を2024年上半期“JAPAN Hot 100”に送り込んでいる。Mrs. GREEN APPLEは一曲一曲のポイントが多く、そして何より旧譜だけでなく「ナハトムジーク」「ライラック」といった新曲もしっかりと聴かれていることがストロングポイントだ。

 Ayaseは2023年年間“Top Composers”に引き続き2位をキープ。YOASOBI「アイドル」だけでなく、TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニング・テーマとして起用された「勇者」も多くポイントを獲得。YOASOBIは米カリフォルニア州インディオで開催された野外音楽フェスティバル【コーチェラ・バレー・ミュージック&アート・フェスティバル2024】に参加したことや、アメリカ単独公演を行うなど、上半期も音楽業界に多大な影響を与えた。下半期も新たなヒット曲が生まれ、1位逆転となるのか注目したい。



▲ 「勇者」MV / YOASOBI


 清水依与吏は3位に登場。指標別に見ると、カラオケ2位、ストリーミング3位、動画再生11位、ラジオ21位、ダウンロード22位を獲得した。2023年年間“JAPAN Hot 100”では、back numberの楽曲6曲がチャートインしていたが、2024年上半期“JAPAN Hot 100”では9曲を送り込んだ。2023年年末は「クリスマスソング」といったシーズンソングが旧譜「ヒロイン」「HAPPY BIRTHDAY」を引っ張ってポイントが上昇。2024年は新曲「冬と春」にバトンを渡しながら、楽曲全体のポイント底上げに繋げている印象だ。

 その他、自身初のベストアルバム『SCIENCE FICTION』をリリースした宇多田ヒカルは19位に登場している。2024年上半期は、デビュー時に放送されていたラジオのレギュラー番組『宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン』が一夜限りで特別復活したことや、楽曲のラジオオンエアが増えた。詳細を見てみると、週間の総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”のラジオ指標では「何色でもない花」や「Automatic」が首位を獲得。結果、本チャートのラジオ指標で1位を獲得している。

Text by Tatsuya Tanami

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Heatseekers Songs

友成空「鬼ノ宴」3週連続首位で上半期1位に



▲ 「鬼ノ宴」Lyric Video / 友成空


 2024年上半期Billboard JAPAN“Heatseekers Songs”で、友成空「鬼ノ宴」が1位に輝いた。

 “Heatseekers Songs”は、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中のアーティストを抽出したチャートだ。

 首位を獲得した友成空は、2002年生まれのシンガーソングライター。友成が2023年11月にTikTokで「鬼の宴って曲作った」とデモを投稿すると、SNSで話題となり、2024年1月10日に「鬼ノ宴」のフルバージョンを正式に配信リリースした。同日に公開されたリリック・ビデオは、現在3,600万回再生を突破しており、3月1日に公開されたミュージック・ビデオも1,000万回再生を超えている(6月7日時点)。動画再生とストリーミングを中心にポイントを伸ばし続け、2024年上半期の“Heatseekers Songs”を制した。



▲ 「ラブソング」MV / マルシィ


 続く2位はマルシィ「ラブソング」。同曲は2023年11月1日公開の本チャートで首位を獲得して以来、16連覇を記録して本チャート歴代1位の通算首位記録と連続首位記録を打ち立てた。大切な人との幸せな日常の尊さを、まっすぐな愛情表現と多幸感溢れるサウンドで表現しているとのことで、SNSで本楽曲を使用した動画が多数投稿され、Z世代の女性を中心に注目を集めている。



▲ 「全方向美少女」MV / 乃紫


 3位の乃紫「全方向美少女」も、SNSでバイラルヒットを記録した楽曲だ。TikTok内の動画投稿本数は15万本を超え、NiziU/TWICEらガールズグループのメンバーが同曲を使用した動画を投稿するなど、大きなバズを巻き起こした。

 そして、4位のトキメッキー「AtoZ」と5位のPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」をはじめ、トップ20に6曲がオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』による楽曲となっている。また、韓国YG ENTERTAINMENTから7年ぶりにデビューしたガールズグループ、BABYMONSTERの「SHEESH」は集計期間中に2週連続で首位を獲得し、上半期の6位を獲得した。

 SNSでブレイクした楽曲と新世代ガールズグループの楽曲が本チャートの上位を占める中、もう一つ注目すべきなのは、吉田夜世「オーバーライド」をはじめとするVOCALOID楽曲と言えるだろう。また、韓国で日本の楽曲の人気を測る“Japan Songs (South Korea)”チャートで首位を獲得したAyumu Imazu「Obsessed」のような、海外で人気を集めた楽曲も本チャートに登場した。下半期はどんな楽曲がチャートインしてくるのか楽しみだ。

Text by ian li

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Top User Generated Songs

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が圧倒的トップ、Number_i「GOAT」の特徴にも注目

 2024年の上半期Billboard JAPAN UGCソングチャート“Top User Generated Songs”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が1位に輝いた。

 本チャートは「踊ってみた」動画など、YouTubeで公開されているユーザー生成コンテンツ(UGC)のみを集計したチャートだ。「Bling-Bang-Bang-Born」は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニング・テーマで、主人公のマッシュルが踊る「BBBBダンス」チャレンジが国内外で大きなバズとなった。1月17日公開チャート(集計期間:2024年1月8日~1月14日)で11位に初登場し、翌週に2位、翌々週から18週連続でトップに立った。著名人やプロダンサーによるダンス動画や「歌ってみた」、キャラクターに扮して撮影されたミュージック・ビデオに『あつまれ どうぶつの森』のキャラクターやトランプ前大統領の切り抜きで構成されたビデオまで、幅広い二次創作が誕生している。

 続く2位は原口沙輔の「人マニア」。2023年8月にリリースされた本曲は、自身初のVOCALOID楽曲で、莉犬や花芽すみれ、月ノ美兎らによるカバー動画が人気を博している。ニコニコ動画におけるVOCALOID曲の人気を測るチャート“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”の上半期チャートでも2位についた。



▲ 「人マニア」 / 原口沙輔


 3位のYOASOBI「アイドル」、4位のAdo「唱」は言わずと知れたUGC人気楽曲だ。前者は、TVアニメ『【推しの子】』でアイの声を担当した声優・高橋李依によるカバーが2月の公開から6月7日現在までに990万回以上の再生回数を記録。後者はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィン・イベント【ゾンビ・デ・ダンス】のテーマソングだったこともあり、そのダンスやコスプレ、ゾンビメイクなどがユーザーの興味を引いた。どちらも歌唱がハイレベルな点が、“歌ってみたい”欲を倍増させたとも考えられる。

 トップ20のうち、アニメや静止画で構成されたオリジナル動画は18曲で、公式ミュージック・ビデオで本人が顔出ししているものは、Number_i「GOAT」(13位)とKing Gnu「SPECIALZ」(15位)のみ。「SPECIALZ」はTVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」のオープニングを飾る楽曲であることから、『呪術廻戦』に寄せた作品やアニメの二次創作が多いことに対し、「GOAT」は右腕を上げたダンスに挑戦する「踊ってみた」動画が圧倒的に多いことが他楽曲との違いだ。

 比較的簡単に上手に歌える&マネして踊れることが、ユーザーが挑戦しやすい→二次創作に繋がるポイントとも言えるが、逆に難しすぎる歌唱や高速ラップ、ダンスナンバーも“やってみたい”欲を掻き立てるものだ。ユーザーの目や耳も年々肥えてきており、完成度の高い作品が続々と登場。新しい視点で生まれたUGCが盛り上がることで、さらにそのレベルを超えていこうと、映像コンテンツ自体が自然とレベルアップする相乗効果は底知れない。

Text by Mariko Ikitake

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TikTok Songs Chart

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がトップ、edhiii boi/乃紫が続く

 2024年上半期Billboard JAPAN “TikTok Songs Chart”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が1位に輝いた。

 本チャートはTikTok上における楽曲人気を記したものだ。「Bling-Bang-Bang-Born」は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニング・テーマで、主人公のマッシュルが踊る「BBBBダンス」チャレンジが国内外でミーム化した。1月17日公開チャート(集計期間:2024年1月8日~1月14日)で5位に初登場し、翌週に3位、翌々週から9週連続でトップに立ち、上半期内で計11回ものNo.1に輝いた。本曲を使用した投稿は170万件にもおよび、NiziUやRIIZE、TOMORROW X TOGETHER、FANTASTICS from EXILE TRIBE、チョコレートプラネットから、Basement Gang、REAL AKIBA BOYZといったダンス集団まで、国内外の著名人がこのダンスに挑戦した。

 続く2位は、BMSG所属のラッパー・edhiii boiが昨年11月にリリースした「おともだち」。ピースサインや腕をクロスする振り付けなど、上半身だけで踊ることができるダンスに挑戦するユーザーが多く、BMSGの代表であるSKY-HIや所属アーティスト達とともにコラボした動画も多く視聴された。本曲は集計期間中に5週連続トップに輝いた。



▲ 「おともだち」Lyric Video / edhiii boi


 3位の乃紫「全方向美少女」は、<正面で見ても横から見ても下から見てもいい女で困っちゃう>にあわせて、カメラを動かしリップシンクするのがお決まりで、ITZYのYUNAやaespaのKARINAが挑戦した動画をきっかけに、韓国語バージョンもリリースされた。

 K-POPアーティストの楽曲人気は非常に高く、ILLIT「Magnetic」は今年3月にリリースされたばかりだが、6位にチャートイン。両手を使った特徴的なダンスにチャレンジするユーザーが多く、本人たちのダンス動画はもちろん、ダンスの解説動画も多く投稿された。日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』の企画で、お笑い芸人のガンバレルーヤとコラボレーションした動画は6月7日現在までに1,200万回以上再生されている。5週連続で首位に立った本曲は6月5日発表の最新チャートでトップ3についている。



▲ 「Magnetic」MV / ILLIT


 Shinonome「Athletic Meet "Heaven and Hell"」(4位)やsyummacha「Piano music and BGM that match the emotional scene」(12位)、しゃろう「3:03 PM」(13位)といったTikTokの定番BGMが今期も上位に並ぶ中、ドイツ出身の3人組ユーロダンス・ユニット、カスケーダが2006年にリリースし、ヨーロッパやアメリカ、日本でもヒットした「エブリタイム・ウィ・タッチ」(8位)、「チピチピチャパチャパ」のサウンドに合わせて猫が踊る“猫ミーム”が話題を呼んだ、チリ人の歌手Christellによる「Dubidubidu」(2003年)など、一世を風靡したものから真新しい発見まで、“TikTokらしい”音楽バズも記憶に新しい。

 上半期のトピックとしては、今年1月末に世界最大の音楽会社であるユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)が、報酬、人工知能(AI)、権利を侵害する作品、ハラスメントをめぐる意見の相違により、TikTokからUMGの管理楽曲を削除した動きは、音楽業界内で大きな話題に。UMGはTikTokと新たなライセンス契約を結び、現在は楽曲が復活しているが、楽曲のプロモーションツールとして、新しいもしくは過去の楽曲と出会えるプラットフォームとして、TikTokと音楽の結びつきが切り離せない現在、新たな課題が発生しているのも確かだ。大手マネジメントが誹謗中傷に法的対応する発表や、アーティストの公式素材を個人の楽しみの範囲内で使用することを認めるが悪意のある編集・投稿は控えるよう依頼するなど、モラルの線引きはユーザー側に委ねられるが、利用者もアーティストも双方が楽しめ、発信できるポジティブなプラットフォームであることは変わらないため、上手に公平に活用・還元され、我々の日常が少しでも明るく、喜びで溢れるようになることを願う。

Text by Mariko Ikitake

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ニコニコ VOCALOID SONGS

吉田夜世「オーバーライド」がオリジナル&二次創作2冠で首位獲得



▲ 「オーバーライド」 / 重音テトSV[吉田夜世]


 2024年上半期Billboard JAPAN“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”で、吉田夜世「オーバーライド」が首位を獲得した。

 本チャートは、2022年12月7日からスタートしたニコニコ動画におけるVOCALOID曲の人気を測るチャートだ。オリジナル動画や二次創作動画などの動画再生数や動画総数、コメント数、いいね数などのデータにBillboard JAPANが独自開発した係数に乗じて上位20位までのランキングを生成している。

 「オーバーライド」は、2023年11月29日に投稿された楽曲。タイトル「オーバーライド」は古いデータやソフトを新しいものに置き換えることを指すIT用語だと思われ、本楽曲を使った二次創作動画はまさに「オーバーライド」のように次々と誕生し、チャートインにつながった。同時に、オリジナル動画への注目も徐々に増え、ポイントに占める割合は、本チャート初登場時は48%だったのに対し、上半期の集計では67%へと大きく変化した。この二次創作とオリジナル動画のシナジー効果が、楽曲の聴き方や認知経路を多様化させ、首位獲得の要因となったと言えるだろう。また同曲は、本チャートだけではなく、“Hot 100”、“Heatseekers Songs”、“Top User Generated Songs”を含む複数チャートにも登場したことがあり、今後さらなる活躍を期待したい。

 続く2位は、本チャートで史上最多の18週連続で首位を獲得した原口沙輔「人マニア」。2023年8月にリリースされた本楽曲は、【ボカコレ2023夏】の参加曲で、原口にとって自身初のVOCALOID楽曲となっている。また、原口が2024年2月23日に投稿し、【ボカコレ2024冬】の<TOP100ランキング>で1位に輝いた「イガク」も、上半期チャートで4位にチャートイン。これにより、原口はすりぃとともに上半期チャートに最も多く楽曲を送り込んだアーティストとなった。



▲ 「混沌ブギ」 / jon-YAKITORY


 そして、jon-YAKITORYが昨年8月30日にリリースした「混沌ブギ」は3位についている。“ファニーでハイテンションな曲が作りたい”というイメージから作れられた同曲は、YouTubeでの再生数が3,000万回を超えており、“Heatseekers Songs”チャートにも登場した。

 また、5位のDECO*27「ラビットホール」、6位のサツキ「メズマライザー」を語るのに欠かせないのは、アニメーターのchannelの存在だろう。channelは2月7日に「ラビットホール」の二次創作動画を投稿すると、SNSで大きなバズが起こり、同楽曲をテーマにしたイラストが激増し、その影響か楽曲自身も再び注目を集めた。「メズマライザー」のミュージック・ビデオを制作したのもchannelで、深読みを誘う要素が曲中に散りばめられている。そのため、リスナーによる「メズマライザー」の考察が話題となり、投稿してからわずか5週で上半期チャートの6位を獲得。なお、2曲ともグローバルな広がりを見せており、海外で日本の楽曲の人気を測る“Global Japan Songs excl. Japan”にチャートインした。

 VOCALOID楽曲が国を越えて響いていることがわかった2024上半期チャート。既に海外で絶大な人気を誇るアニメやマンガなど日本の二次元コンテンツと相性がいいVOCALOID楽曲が、イラストやミームの形で各国のSNSに拡散され、楽曲への注目も高まっていると考えられるだろう。グローバルヒットが次々と誕生していく中、下半期はどんな楽曲がチャートインしてくるのか注目だ。

Text by ian li


吉田夜世 コメント

「「オーバーライド」がたくさん聴かれ、愛され、オーバーライドされたことで達成できました。ありがとうございます。嬉しいです!」

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Global Japan Songs excl. Japan

世界で最もヒットした日本の楽曲はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

 世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”。2024年の上半期はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が首位に輝いた。

 「Bling-Bang-Bang-Born」は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマに起用された楽曲だ。オープニングのアニメーションに合わせたダンスチャレンジが国内外で注目を集め、2024年1月18日公開チャートで8位に初登場した。翌週の25日公開チャートでは、自身初の1位を獲得。さらに3月21日公開チャートでは、オーディオとビデオの合算ストリーミング数がグローバル・ジャパン・ソングス史上最多となる1,777万回を記録した。19週連続で首位の座をキープし、断トツのポイント数で堂々の首位を獲得した。

 続いて、昨年大ヒットを記録したYOASOBI「アイドル」が2位に。YOASOBIはこの上半期、アジアツアーやアメリカ単独公演の実施、世界最大級の音楽フェスティバル【コーチェラ】へ出演するなどグローバルな活躍を見せ、トップ20に4曲を送り込んだ。また8月には【ロラパルーザ】出演の他、ニューヨーク、ボストンでの単独公演も控えており、下半期の動向にも注目だ。



▲ 「Biri Biri (Live at Coachella 2024)」 / YOASOBI


 3位には、通算7度の首位を獲得したKing Gnu「SPECIALZ」がチャートイン。同曲はKing GnuがTVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」オープニング・テーマのために書き下ろした楽曲で、アニメ終了後も人気を維持し、トップ3入りを果たした。

 前述のYOASOBIをはじめ、自身初のワールドツアーを敢行したAdo、中南米&アジアツアーを成功させたRADWIMPSなど、多くのアーティストの海外公演が実現した2024年上半期。6月以降もCreepy Nutsが韓国の【仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル】に出演、LiSAが6年ぶりのアジアツアーを開催するなど、この流れは下半期も続いていきそうだ。一方で、松原みき「真夜中のドア~stay with me」に代表されるシティポップも根強い人気を見せており、過去カタログの需要もまだまだ高い水準をキープしている。下半期はどんなグローバル・ヒットが誕生するのか楽しみだ。

Text by Mika Fuchii

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Japan Songs(国別チャート)

Creepy Nutsが6か国で1位総なめ 藤井 風がタイ&インド/優里が韓国で首位に

 世界各国でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Japan Songs(国別チャート)”。2024年の上半期は、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が6か国で首位を獲得した。

 「Bling-Bang-Bang-Born」は、Creepy Nutsが2024年1月7日にリリースした楽曲で、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマに起用された。同アニメのオープニング内のユニークなダンスがショート動画プラットフォームを中心に大ブームとなり、2024年3月21日&28日公開チャートでは、国別で発表している9か国すべてで1位に輝いた。上半期の集計では、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、南アフリカ、シンガポールの6か国で首位を獲得した。



▲ 「ベテルギウス」MV / 優里


 韓国では、優里「ベテルギウス」が1位をマーク。同曲はSEVENTEEN、TREASURE、Kep1erら人気K-POPグループのメンバーがカバーしたことで韓国内でも人気が上昇した。またインドでは、藤井 風「死ぬのがいいわ」が上半期の26週中24週で首位を獲得し1位に。藤井 風はさらに、3月15日にリリースした最新曲「満ちてゆく」がタイで首位に輝いた。

 TikTokでダンス動画が流行したAyumu Imazu「Obsessed」は、韓国で6位、タイで10位にチャートイン。またシンガポールでは、トップ10の半分をYOASOBIの楽曲が占めた。国別トップ10のうち、グローバル全体のトップ20にチャートインしていない楽曲が一番多かった国は韓国で、トップ10中6曲が他国のチャートでは上位に入っておらず、独自色の強いラインナップとなった。

Text by Mika Fuchii

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