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<インタビュー>climbgrow、自分たちが誇れるものを体現した渾身のニューアルバム『LOVE CROWN』

インタビューバナー

Interview & Text:小野島大
Photo:筒浦奨太


 climbgrowの新作ミニアルバム『LOVE CLOWN』がリリースされる。ライブ会場・配信限定だった『NO HALO』からは2年ぶり、全国流通盤としては3年8か月ぶりという作品は、その間のコロナ禍やメンバー交代などさまざまな経験を経て、よりいっそう進化した彼らが聴ける見事なアルバムだ。杉野泰誠(Vo./Gt.)の荒々しいボーカルと生々しい心情を焼き付ける歌詞、近藤和嗣(Gt.)の書くアイディアと冒険心に満ちた野心的な楽曲、そして谷口宗夢(Dr.)、新加入の谷川将太朗(Ba.)によるパワフルでエネルギッシュなリズム・セクションと、バンドの充実ぶりを伝える楽曲が揃った。

 左から:杉野泰誠(Vo./Gt.)、近藤和嗣(Gt.)、谷川将太朗(Ba.)、谷口宗夢(Dr.)

「自分たち全員がかっこいいと思えるもの」

――今回のミニアルバム『LOVE CROWN』は『NO HALO』以来2年ぶりのまとまった音源ということになりますね。

近藤:やっぱりコロナの影響はありました。その前の1stアルバム『CULTURE』(2020年)がコロナの影響で発売日が延期になったり、いろいろあって。その後ベースが辞めて(2022年11月)、サポートの期間がしばらくあって、その間は制作もあんまりできてなくて。でも谷川が加入してからはライブもこなして、曲も覚えてもらって、いっぱいやりたいことも出てきました。


――じゃあ、ちょっとブランクが空いたように見えるけど、実はやることがいっぱいあって、忙しくしていた。

近藤:そうですね。新しい体制になって、すごく前向きになれました。


――今回のミニアルバムの楽曲は大体最近の曲ということなんですか。

近藤:そうですね。ただ、コロナで煮詰まってる期間や、前のベースが辞めるまでの期間に作ってた曲もあって、結果的には長い期間をかけてじっくり作った形になりました。


――なるほど。じゃあこの2年間は、ご自分たちとしては大きな転換点というか、気持ち的にもいろいろ変わった期間だった。

近藤:そうですね。


――climbgrowみたいなライブバンドって、コロナでなかなかライブが思うように出来なかったのは痛かったと思うんです。ましてメジャーデビューという大事なタイミングで。その時何を考えてましたか。

杉野:制限の中のライブやったんで、お客さんも自分らも。そこでいかに自分らの音楽をするかとか、今後のことを考えましたね。 動けへんねやったら、動けへんなりの曲、お客さんに聞かせるような曲を作るべきやし、っていうのもありましたけど。


――なるほど。ライブが思うようにできなかったことが、自分たちの創作上のひとつの転換点になった。

杉野:そうですね、だいぶ。

近藤:まあ今となっては(コロナは)どうでもいいことだけど(笑)。


――終わってみればね。今回のアルバムは全部谷川さんが加入してからのレコーディングなんですね。

谷川:そう、配信で先に発表している3曲もサポート時代というか、まだ正式には入ってない段階やったんですけど、弾かせてもらってね。で、残りの曲は正式に入ってから録ったものですね。


――なるほど。結成されたのは2012年ですよね。で、2014年に初めての音源を出されている。そこから今まで一貫してるものもあれば、大きく変わったものもある。そのへん、ご自分達としてはどう捉えてますか。

杉野:いや、結構変わったかなと。昔やったら自分の思ってることがこう(両目の横に手で塀を作るような仕草)やったんですけど、 客観視できるようになったというか。聞いてる人の芯を食えるような歌詞を書けるようになった。自分も救うような歌やったり、聞く人が欲しがってるんやろうなって思うような歌詞を書けるようになりました。


――昔は視野が狭かったと。例えばどういう部分に出てました?

杉野:自分の感情だけやったり、怒りやったり。若いなっていう印象は、やっぱ昔の曲聞いてると思いますね。

近藤:曲に関しては、いつも挑戦していこうっていう気持ちでいるので、変わってはいます。今回さらにまた今までやってなかった方向に大きく変わったなっていう感覚はあって。それこそ音色やったり、同期ものが増えてたり。今まで手出してこうへんかったもの、それこそビートの種類も増えたし、アレンジ的にもいろんな方向を攻めてみたり。


――確かにストレートなロックンロールというイメージもあるけど、実はいろいろなことをやってますね。

近藤:そうですね。確かになんでもやっていこうというスタイルは今までずっと変わんないかもしれないですね。



――バンドの中に1本筋が通ったものがあって、音楽的な見せ方がいろいろ変わってきてるとしても、一貫したものがすごく太い幹として存在している、という印象があります。違う言い方をすると、バンドとしてこれだけは守らなきゃいけない、これさえあれば自分たちの音楽になるっていうものがあるんじゃないか。あるとしたら、それはなんなのか。

杉野:そこまで意識したことはないけど……。

近藤:その時その時でかっこいいことをしていたいっていうのはあるね、うん。

杉野:自分らがかっこいいと思うもの。

近藤:すごいシンプルですけど。


――かっこいいものってどういうものでしょう。

近藤:メンバー内でもかっこいいと思ってるのは別々にあると思うんで。そん時の自分らが全員納得いくものを作っていけたらなっていう。自分たち全員がかっこいいと思えるもの。


――かっこいいと思えるものも、結成当時の12年前と今とでは微妙に違ったりするかもしれない。

近藤:そうですね。だからそこに関しては一貫性っていうよりかは、その時の感情で動いてるっていうのが大きい。


――谷川さんは新加入だけど、谷川さんも含め全員が中学高校の頃からの仲間なんですよね。その仲間でずっと10年間やり続けてるっていうのは、何か通じ合うものがあるからですよね。

近藤:これだけ長いことやってると、いろんな体験を共有している。一緒に育ってきたっていう感覚なんですよ。だから感性があうというのはあると思います。


――杉野さんはご自分の歌詞に一貫したものがあるとすれば、どんなことだと思いますか。

杉野:歌ってる目線っていうのが、結構低いと思うんですよね。他のボーカリストに比べてだいぶ。


――目線が低いとはどういう?

杉野:いい暮らしはしないというか、育ちが悪いっていうか。下から歌ってるというか、誰かをこう、見上げる感じで歌ってる、っていうのはありますね。憧れやったり。


――それは意図してそうしてるんじゃなくて、そうなってしまってる。

杉野:そうやと思います。


――それはある種の自分の中のコンプレックスだったりとか?

杉野:コンプレックスっていう考え方はしたことないですけど、自分のいいとこかなって思います。これが例えばめっちゃ売れて、同じこと言えるかどうかですけど、多分ですけど、変わらへんと思うんですよね。


――売れる売れないとか、お金があるとかないとか、人気があるとかないとか、そういうことじゃない。

杉野:前向きに見上げときたいというか、音楽に対して。


――上から目線にはなりたくないし、なれない。

杉野:うん。泥臭いんですかね。


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  1. 「現体制になってから新しく曲を作るのが楽しいんです」
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「現体制になってから新しく曲を作るのが楽しいんです」

――曲を作る時は、どういう形で作ることが多いんですか。

近藤:結構パターンは色々あります。ボーカルの弾き語りや、ベースでやる時もあるし。リズムから作るときも、パソコンで作っちゃって、後から貼っていったりとかもありますし、結構バラバラですね。ジャムって作るパターンもあるし、これといった決まったパターンがないです。


――みんな滋賀に住んでいて、練習も制約なく音も出せるっていう状況だったら、しょっちゅう顔合わせて音も合わせて コミュニケーションができるっていうことですよね。

近藤:そうですね。意見も聞きやすいし。


――歌詞はどんな風に作りますか。

杉野:コード感決めて、ええやんってなったら書いていく感じ。歌詞がないままメロディーだけラフに歌って、このメロディーいいやんっていうパターンもありますし。自分が思ったことを逐一メモしていて、それをどう歌詞に落とし込むか、メロディーに落とし落とし込むか。



「MARMALADE」ミュージック・ビデオ


――なるほど。今回のミニアルバムは結構長い期間にわたって作った曲という話ですけど、曲を作る段階で、最初からミニアルバムにまとめるつもりで作っていたわけですか。

近藤:このアルバム全体通してコンセプト持って作ってたわけじゃないんで。 その段階段階でいいと思って作ったやつをまとめていった形なんで。


――アルバムとしてこういうものにしようっていうような話し合いとかは?

近藤:ないです。なくはないけど、調整のようなものはあったんですけど、基本的に全曲通してのコンセプトが特にあったわけではないですね。


――『LOVE CROWN』ってどういう意味があるんですか。

杉野:自分の好きなもの、誇れるものっていう。自分らの好きなものを詰め込んだっていうコンセプトですね。1曲1曲に伝えたいことがあって。それをパッケージしたものが『LOVE CROWN』っていう。だからちゃんと聞いてほしいなっていうのは思いますけど。


――じゃあ、この2年、3年ぐらいの間の自分たちの、いわばグレイテストヒッツというか、ベストアルバムですね。

近藤:そういうニュアンスに近いですね。前のアルバムの時にボツになった曲もあるんですけど、現体制になってから新しく曲を作るのが楽しいんです。


――つまり谷川さんの加入が大きかった。

近藤:そうですね。それは彼から出てくるのもそうですし、プレイヤーとして1番理想に近いというか。だから、こんなんもいける、みたいな。フレーズ1つとってみても。


――どういう意味で理想に近いんですか。

近藤:音が好きなんです。技術的なこともありますけど、ライブなどの出音ですね。あとは立ち居振る舞いやったり。だから、新しいものをどんどん作っていきたい。


――彼の存在は創作上の大きな刺激になってる。

近藤:そうですね。こんなんもやってみてほしいなとか、いっぱいあります。


――谷川さんはご自分でどういうものをバンドにもたらしたと思います?

谷川:楽曲に関しては、正直そんな僕がこういうところに貢献したとかはなかったと思うんです。けど、僕のプレイスタイルを和嗣(近藤)はわかってくれてるんで。今回に関して言えば、そのスタイルを出せる曲が多いというか、ライブ映えするというか、そういうところは感じています。


――つまり谷川さんのプレイスタイルに刺激されて曲を作ったから、谷川さんが生きる曲が多いってことでしょうか。

近藤:そうかもしれません。


――谷口さんはドラマーとして、彼が入って何か変わりましたか。

谷口:結構変わりましたね。付き合いが長いし、彼のスタイルが好きなんで。そういう点ですごくプレイしていて楽しいし、今までとは違う手応えがあります。


――なるほど。今回のアルバムでキーとなる曲というと、どれになるでしょう?

杉野:それよく聞かれるんですけど……うん、選べない。

近藤:それぞれ全部違う良さなんで、アルバムのどこをどう見せたいかによってめっちゃ変わる。

杉野:ラジオとかで紹介してくださいって言われたら、高校生から……。

谷川:なるほどな、やったら『スクールオブロック』ならこれやな。「27」。

杉野:そうやな。


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  1. 「前だけを見続けるために変わり続けていきたい」
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「前だけを見続けるために変わり続けていきたい」

――アルバム最後の曲ですね。「27」はご自分の歳ってことですか。

杉野:そうですね。


――今現在のご自分の心境みたいな。

杉野:も歌ってますし、過去のことも。


――曲の一人称を「僕」と「俺」で使い分けてますね。

杉野:「僕」っていうワードは、過去の自分に向けてますね。「俺」は今、って言ったらわかりやすいですね。


――なるほど。過去があるから現在がある。そしてこれからに向けての決意も。

杉野:はい。


――この曲の歌詞にも出てきますが、杉野さんが大きな影響を受けたチバユウスケさん。彼が亡くなったことはご自分の中でどう受け止めましたか。

杉野:「27」は亡くなる前に作った曲なんです。全曲亡くなる前に曲はできていて。なので「27」を作ったのは偶然なんですけど、その、よくも悪くも、僕の人生を変えるような音楽をしてはったんで。なので自分目線からですけど、チバさんに対するリスペクトを贈れてよかったかなって思います。


――チバさんとはお会いになったことはあるんですか。

杉野:なんかのフェスで一緒に出たことはあるんですけど 、ちゃんと1対1でThe Birthdayと対バンしたかったなって思います。


――今皆さん27とか8とか、それぐらいですよね。で、 ミッシェル・ガン・エレファントがメジャーデビューしたのが28ぐらいで、まさに今の皆さんの年齢だったりするんですよね。だからclimbgrowだってまだまだこれからのバンドだし、そういう決意が「U」とか「27」に漲っている。そういう前向きな心情っていうかね、初期の頃は視野が狭かったっていう話もあったけど、そういう、とにかく前を向いて突き進んでやろうっていうポジティブな意思みたいなものが、初期の頃から変わらずあるなと。

杉野:一貫して、変わらへんように変わり続けてるかなっていうのは思いますけど。


――<変わらない為に変わり続けるよ>と「27」の歌詞で歌ってますね。

杉野:前に進むっていう感じですかね。前だけを見続けるために変わり続けていきたい。16歳ぐらいから自分が歌いたいこと、思ったことを、全部メモするようにしてるんです。



――昔のメモを読み返すこともある?

杉野:読み返しますね。どうしても煮詰まった時とか。過去の自分はこんなことを思ってたのか、みたいな。日記みたいな感じですよね。


――そこでなんか新たな発見があったり。

杉野:はい、恥ずかしくなったりするんですよね。歌詞で書いてたこととか、 今の俺やったらこんなこと書けへんなとかはありますね。今の俺やったらこういう風に書くなとか。


――つまり表現してることや言いたいことの本質はそんなに変わってないけど、表現方法が進化して、成長してる。

杉野:はい。直接的に書かずに言い回し変えたりし。もっとこういう風にするやろうなっていうのはありますね。


――そっちの方が伝わりやすいから、っていうことですか。

杉野:そうですね。


――そこら辺はやっぱりご自分が1番変わってきたっていうか、成長した部分だったりするんですか。

杉野:そうだと思います。


――なるほど。楽曲の方は、常にチャレンジしながらやっておられると思うんですけど。今作で、自分なりに一番チャレンジしたとか、新しいことやれたとかはありますか?

近藤:結構今回、ドラムのビートも決めちゃうパターンが多かったんです。ドラムのビートから決めていく曲が多かった。


――今まではそうじゃなかった?

近藤:今まで割とドラムに関しては丸投げが多かったんですけど、今回はいろいろ谷口と微調整しながら、自分が決めていくことが多かった。 急なテンポ・チェンジだったりとか、今まで使ってなかったようなリズムとか、メロの転換で4つ打ちに変わるとか。


――今回は展開が多いですよね。

近藤:そうですね。展開色々やって遊べたなっていう。


――一見普通なロックンロールに見えて、実は変なことやってたりとか、展開が多いのもそうだし、リズムもそうだし、 ポストロックかって思うような凝ったこともやってたり。

近藤:そうですね。シンプルに好きやからそういうことしちゃうっていうだけなんですけど。


――ただロックって、型通りのことをやる面白さっていうのもあるじゃないですか。

近藤:わかります。型通りのジャンルっていうのはあんまり好きではなくて。ある側面では大事なことではあると思うんですけど、その側面を持ちつつも暴れるっていうところが楽しいんですね。 あまりにもぶっ飛びすぎたら何もなくなるじゃないですか。


――リスナーから遊離しちゃう。

近藤:でも今回はあえてそうしてみたところもあります。


――そういう試みはありつつ、ご自分で曲を作っていてこれだけは守ろうとか、そういうのはあるんですか。

近藤:基本的に泰誠(杉野)が歌ってたらclimbgrowになるとは思ってるんで。


――それはもちろん。例えば彼のボーカルが中心にあって、彼の歌や歌詞をバックアップするために自分たちはやってるんだっていう意識はありますか。

近藤:ありますね。泰誠のボーカルが中心であって、それをどういう風に見せるかが他のメンバーのやることであって。だから半端な感じの曲が混ざってると泰誠までダサく見えちゃう。それはすごくイヤ。


――彼の1番いいところってどこですか。

近藤:チバさんにはすごく影響は受けてると思うんですけど、また全然違うものを持ってると思うんですよね。声の倍音があまりにもおかしなところにあるというか。やっぱりマイクで録った泰誠の声をソロで聞いてたらオクターブ下の低音が混ざってることが多くて。あれがなんか曲によっちゃすごい神々しい印象を与えてるというか。


――独特な浸透力がありますね。

近藤:かっこよさっていうのはもちろんあるんですけど、泣かせにもいけたり、感動させられる。だから曲の振り幅としても色々やりやすい。いろんな側面を見せやすい。普通にガラガラのかっこいい声出すんですけど、ロングトーンとかになるとまた話変わってくるというか。現代的な編曲にもすごいマッチするとは思ってます。だから今回が一番飛び出たことしたって言いましたけど、次のアルバムの時はさらに飛び出したことをやってる気がします。


――もっとハードルを上げて、いろんなことをやってもらうとか。

近藤:うん、普通に泰誠のラップとかは聞いてみたいですけどね。


――おお。やる気あるんですか。

杉野:なんでもできるんです僕。THE MAD CAPSULE MARKETSとか好きだったから。


――へえ、いいじゃん。

谷川:ラップはマジでいけるな。うん、絶対合うな。


――逆に言ったら、彼のボーカルを生かすようにすれば。自分としては何やってもいいっていうか。

近藤:そうですね。 そういう自由さもあります。かつ、自分が好きなことできたら。いろんなジャンルで対応できると思うし、なんでもやっていきたいなって。


――いいですね。じゃあ最後に、これだけは言っておきたい、ということがあれば。

杉野:アルバム聞いてツアーに来てください!


climbgrow「LOVE CROWN」

LOVE CROWN

2024/05/15 RELEASE
CSR-3 ¥ 2,200(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.沈まぬ太陽
  2. 02.罪ト罰
  3. 03.MARMALADE
  4. 04.瘋癲世界ノ少年少女
  5. 05.ROCK’N’ROLL DRUNKER
  6. 06.KAEDE
  7. 07.西南西の風
  8. 08.U
  9. 09.27

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