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<インタビュー>日向坂46 上村ひなの&宮地すみれが語る、最新シングル『君はハニーデュー』での新たな決意

インタビューバナー

Interview & Text:高橋梓
Photo:堀内彩香


 選抜制が新たに採用され、四期生の正源司陽子がセンターとなった日向坂46の11thシングル『君はハニーデュー』。同作はデビュー5周年の節目にリリースされる作品とあり、表題曲をはじめとして、日向坂46の様々な表情を楽しめる楽曲が集まっている。そんな同作について、三期生の上村ひなのと四期生の宮地すみれにインタビュー。楽曲に対する思いやパフォーマンスについてなど語ってもらった。

それぞれから見た、お互いの存在と「日向坂46」

――日向坂46の皆さんがBillboard JAPANにご登場いただくのは初めてですので、まずはお互いに他己紹介からお願いします。

上村ひなの:じゃあ、私から! 宮地すみれは四期生なのですが、とってもプロのアイドルです。本当にすべてがかわいいんですよ。

宮地すみれ:恥ずかしい!(笑)

上村:今みたいに、笑った時に手を口に持って行く仕草もかわいくて、ぶりっ子をやらせたらナンバー1です。テレビでも「ぶりっ子企画」のようなものがあるたびに輝いています。もちろんステージ上でもかわいいのですが、いろんな場面でマルチに輝いてくれるピカピカのアイドルです。

宮地:嬉しいです、ありがとうございます! ひなのさんも本当にかわいいのですが、持っている世界観も唯一無二なんですよ。ほわほわしているけれど芯もちゃんとあって、四期生のことを助けてくれます。初期からグループを支えてきた方なので、すごく心強いです。そしてお姉さんでありながら、センター曲の「Am I ready?」などでは守ってあげたくなるようなかわいさを見せていて、おひさま(日向坂46のファンネーム)の皆さんが「わぁ~!」ってなっているのも納得です!

上村:ありがとう!(笑)


――おふたりは普段からお話をされるのでしょうか?

上村:「君はハニーデュー」で一緒になってからは、特にお話しすることが増えました。でも、その前からも結構話すことはありましたね。宮地がすごくしっかりしているので、フワフワしている私に「ここはこうですよ~」っていろいろと教えてくれて(笑)。とても頼もしい後輩です。

宮地:そう言っていただけて嬉しいです! もちろん、ひなのさんに助けていただくこともたくさんあります。たとえば、初めて歌番組に出演させていただいた時に、ひなのさんとシンメ(対称)のポジションだったんです。わからない振り付けはすぐに教えてくださったり、本番前に緊張していた時に手を握ってくださったり。ステージが終わった後も「すごくよかったよ」と嬉しい言葉をいただきました。今でもそれが励みになっているので、ひなのさんと今回一緒にインタビューを受けられて嬉しいです。



Photo:堀内彩香

――歴は違えど、切磋琢磨されているのですね。そんな日向坂46はデビューから約5年たちました。今の日向坂46は、おふたりからそれぞれどう見えていますか?

上村:『君はハニーデュー』から選抜制になるなど、いろいろと体制や環境の変化がありますが、“メンバーとファンの皆さんとの絆”という、初期からある部分は変わらずにいられているのかなと思います。そして、初期の気合いを持ったまま、新しいメンバーで再スタートを切れていると思うので、私も周りのメンバーも今まで以上に強い意志を持って楽曲作りやパフォーマンスに取り組めているのかなって。


――上村さんはデビュー当初からのメンバーですが、日向坂46の見せ方という部分にも意識をされているのでしょうか。

上村:そうですね。アイドルグループがたくさんいる中で日向坂46だけの色を感じていただくって、すごく難しいと思うんです。だからこそ、私たちだけの個性を知ってほしいという思いでやってきました。日向坂46は初期の頃から「ハッピーオーラがあるグループ」と言っていただけているのですが、「ハッピー」「楽しい」「元気」というようなポジティブな言葉を、私たちから溢れ出る部分で感じていただければ嬉しいなと思っています。

宮地:私はもともと日向坂46のファンで、今ひなのさんが言ってくださった「ハッピーオーラ」やメンバー同士の仲の良さが好きでした。日向坂46は“かわいい”も“かっこいい”も見せられるグループなのですが、ハッピーという要素がやっぱりいちばん大きいし、似合っているのかなと思っています。そして今、転換期を経て「ハッピーオーラ」が大きくなっていると感じるので、それを皆さんに伝えられるように活動していきたいと思っています。


――逆に、加入前後で感じたギャップなどはあるのでしょうか?

宮地:それがあまりなくて。加入前に映画やドキュメンタリーを観て、メンバー同士の絆を知っていたので想像通りでした。先輩たちも優しくて、四期生を引っ張ってくださるので、ギャップはありません。「四期生が入ってよかった」と先輩たちにもおひさまの皆さんにも思ってもらえるよう、新しい風を吹かせられるよう、頑張っていきたいです。



Photo:堀内彩香


――そんな皆さんは、5月8日に11thシングル『君はハニーデュー』をリリースされます。初めて聴いた時はどんな感想を持ちましたか?

宮地:イントロで気分があがって、かつかわいいなと思いました。でも楽しげな音も入っていて、一緒に歌いたくなるのが日向坂46らしいな、と。歌詞にもフルーツがたくさん出てきてキャッチーなので、これからおひさまの皆さんの前でパフォーマンスした時の反応が楽しみだなとワクワクしました。

上村:日向坂46って、「キュン」や「ドレミソラシド」など、初期からタイトルがすごくキャッチーなんですよね。今回の「君はハニーデュー」もそうだなと思いました。まずタイトルを聞いた時に「ハニーデューってなんだ?」となって、調べたらメロンの品種なんだ!って(笑)。タイトルの時点で日向坂46っぽいと思いましたし、歌詞もかわいい。デビュー当時のような楽曲を、新しくなった日向坂46としてリリースできることが嬉しかったです。しかも、今の季節にぴったりですよね。私も今日聴きながらここに来たのですが、本当に大好きです。ファンの皆さんはもちろん、この曲で初めて日向坂46を知る方にもお気に入りにしてもらえたら嬉しいです。


――この曲は四期生の正源司陽子さんがセンターですが、おふたりから見た正源司さんはどんな方ですか?

宮地:「天真爛漫」という言葉が本当に似合う子です。最初は不安やプレッシャーがあるのかなと思っていましたが、MV撮影やテレビ番組などで堂々と明るく振る舞っている姿を見て、すごく頼もしいなって。根から明るい子なので、その明るさが私たちにもいい影響をもたらしてくれています。


――同期として、受ける刺激も多そうです。

宮地:そうですね。正源司はもちろんですが、藤嶌果歩、山下葉留花、平尾帆夏と、今作で一緒に活動をしている四期生みんなから刺激を受けています。それぞれが自分の良さを出していこうと頑張っている姿を見ると、私も頑張らないと!と思うことができていますね。



君はハニーデュー / 日向坂46


――上村さんは先輩という視点で、どう正源司さんをご覧になっていますか?

上村:本人は明るく振る舞ってくれているのですが、歌番組の休憩時間などで緊張していたり、内心かなりのプレッシャーを感じているんだろうなという場面を近くで見て感じていて。でも、パフォーマンスになるとガラッと自信に満ち溢れた、センターにふさわしい素敵なアイドルの姿に変身するんですよ。正源司だけではなく、四期生全員そう。頑張ってくれて本当にありがとうという気持ちです。刺激ももらっていますし、一緒に頑張りたいと改めて思うきっかけになりました。


――それこそ、上村さんが初めてセンターを務めた時も、プレッシャーがあったのでは?

上村:そうなんです。全く緊張していないつもりでも、歌番組でパフォーマンスが始まる瞬間に一気に緊張が襲ってきて。センターに立つことでしか味わえない緊張感がありました。今ではそれもいい経験として前に進めています。なので、はじめは正源司のことも心配だったんですよね。でも前向きに明るく、素晴らしい活動をしてくれていて、感謝の気持ちでいっぱいです。


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日向坂46「君はハニーデュー」

君はハニーデュー

2024/05/08 RELEASE
SRCL-12868 ¥ 1,200(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.君はハニーデュー
  2. 02.錆つかない剣を持て!
  3. 03.僕に続け
  4. 04.君はハニーデュー (off vocal ver.)
  5. 05.錆つかない剣を持て! (off vocal ver.)
  6. 06.僕に続け (off vocal ver.)

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