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アリシア・キーズ 『ガール・オン・ファイア』特集
全世界でのセールス3,000万枚、グラミー賞14冠に輝く21世紀の歌姫=アリシア・キーズによる待望の新作『ガール・オン・ファイア』が11月28日(米国11月27日)にリリースとなった。前作『エレメント・オブ・フリーダム』から3年、結婚・出産という女性にとって大きなターニングポイントを経た彼女が新たに確立したスタンダード、それは"新しい道を切り拓くこと、それを怖れないこと(fearless)"。
私は"ガール・オン・ファイア(燃える女性)"になったの。
ソングライター、プロデューサー、シンガーとしてマルチな才能を発揮する傍ら、エイズに冒された子供やその家族へのサポートを目的とした非営利団体“キープ・チャイルド・アライヴ”を立ち上げるなど、熱心な慈善活動家としての顔も持つアリシア・キーズ。さらには、ハリウッド映画プロダクションからもお声がかかるほどの美貌の持ち主とあって、デビュー以来、“才色兼備”という形容されることの多い彼女だが、音楽プロデューサー スウィズ・ビーツとの結婚、そして第一子出産によって「すべてが変わった」と語る。
そして、そんな彼女の今の感情をもっとも正確に表す言葉こそ、本作のタイトル“ガール・オン・ファイア”なのだという。
「アルバムを制作する前の私は、真実を理解されずに苦しみ、まるで檻の中にいるライオンのような気持ちだった。でも、本気で何かを変えたいなら、もう言い訳はしないと決めたわ。だから私は"ガール・オン・ファイア(燃える女性)"になったの。そう、檻の中のライオンはついに解き放たれたのよ!」 ―アリシア・キーズ
この言葉通り、最新作『ガール・オン・ファイア』には、新たな扉を開く姿勢とそのパワーが随所に溢れている。それは、結婚、出産という女性としての新たなステージを経験した中で、明確に「新しい時代を拓く」という意識が芽生えた証なのだ。現代の女性賛歌といった力強い歌詞とヴォーカルが印象的なタイトル曲の「ガール・オン・ファイア」をはじめ、泣きのピアノ・バラード「ブラン・ニュー・ミー」、新境地を感じさせるビート重視の「ニュー・デイ」、これぞR&B王道といったメロウなデュエット曲「ファイア・ウィ・メイク」まで、様々なアプローチの楽曲たちが確かにそれを物語っている。
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アリシア史上最多にして最高の制作陣
楽曲バラエティの豊かさはもちろん、その制作過程においても大きな心境の変化が表れている。これまでの作品は、主に自身と長年の音楽パートナーであるケリー・"クルーシャル"・ブラザーズでまとめあげてきたが、今作では史上最多かつ最上級のコラボレイターを招き、共作に積極的に取り組んでいるのだ。
「環境も整ってそういう方向に動いたのね。いつも通りではなく、自分の範疇を越えたことをする準備ができた気がして。長年、崇拝している人達や、知り合いになった人達がたくさんいて、彼らは才能豊かだから、私のスタイル、プロダクション、作詞法が、彼らのプロダクションや作詞法と合わせたら、どうなるんだろう、と思って。以前は、そういうことに対して、私は積極的ではなかったんだけれど…だって、とてもパーソナルな作業だし、自分のフロウもあるし。でも、今回は新しいやり方、サウンド、試みに対してとてもエキサイトできた。今はやって良かったと思っている。自分の中の新しい部分が、それを楽しめたのね。自分が興味を持っているような人達と新しいことをするのは、本当に楽しかった。」 ―アリシア・キーズ
プロデューサー/ソングライターには、公私ともにパートナーであるスウィズ・ビーツのほか、幾多のグラミー賞受賞歴を誇る名プロデューサーのベイビーフェイス、ジョン・レジェンド、ブルーノ・マーズ、ドクター・ドレ、ロドニー・ジャーキンス、そしてイギリスからもエミリー・サンデーやザ・エックス・エックスのジェイミーなどの新顔を招き、アリシア史上最多にして最高の布陣がクレジットされている。
さらに、3バージョン制作された「ガール・オン・ファイア」の<Inferno Version>では、現在の音楽シーンにおいて “新世代の強い女性”代表といっても過言では無いラッパーのニッキー・ミナージュをフィーチャー、楽曲の初披露となったVMA 2012で共演を果たした。さらに、「ファイア・ウィ・メイク」では90年代R&Bシーンを席巻したあのマックスウェルとのデュエットも実現、こちらは往年のR&Bファンにとっては涙モノの夢コラボである。そんなトップ・アーティストたちとの共作への積極的な姿勢もまた、アリシア新時代への幕開けを告げるかのようだ。
豪華サポート陣のバックアップによる強力なサウンドにのせて、"ガール・オン・ファイア"に込められた意味、「誰にも止められない、燃えていて、挫けたりしない!」という感情が、力強い歌声とともに解き放たれる…アリシア・キーズ新章の扉が今、開いた。
◆アリシア・キーズ/バイオグラフィー
1981年生まれの31歳。7歳からピアノをはじめ、ベートーヴェン~モーツァルトといったクラシックから、ジャズまで幅広く音楽を学ぶ。2001年、デビュー作 『ソングス・イン・Aマイナー』を発表、グラミー5部門を受賞し、全世界で1200万枚以上のセールスを記録。2003年に2ndアルバム『ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ』を発表すると2作連続でグラミー4部門受賞という快挙を成し遂げ、本作は全世界で800万枚以上のセールスを記録した。また、彼女は熱心な慈善事業活動家としても知られ、"キープ・チャイルド・アライヴ"という、エイズに冒された子供やその家族へ直接医薬を提供するという非営利団体を自ら運営。2007年、オリジナル・アルバムとしては4年ぶりとなる3rd『アズ・アイ・アム』を発売。全世界で600万枚以上を売り上げる驚異的大ヒットを記録した。またリード・トラックとなった「ノー・ワン」は、2008年2月に行われた<グラミー賞>で【ベストR&Bソング】【ベストR&Bパフォーマンス】2部門を受賞。同年夏にはサマーソニック初参戦を果たし、メイン・ステージでのセカンド・ヘッドライナーとして出演、この時コールドプレイと世界初の共演を果し大きな話題となった。続く2009年1月に日本で公開された007シリーズ最新作"慰めの報酬"では、ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトと映画の主題歌で共演。そして2009年には待望の5thアルバム『エレメント・オブ・フリーダム』をリリースし、全米初登場2位を記録。また同年には、ジェイ・Zとの共演曲「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」が空前の大ヒットを記録、第53回グラミー賞で2部門の受賞を果たし、これによってデビュー以来グラミー14部門受賞という偉業を成し遂げている。
リリース情報
[SICP-3692(CD)]
定価:¥2,310(tax in.)
■国内盤ボーナス・トラック2曲収録
■歌詞・対訳付き
■初回仕様:紙ジャケット仕様
詳細・購入はこちらから>>
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ガール・オン・ファイア
2012/11/28 RELEASE
SICP-3692 ¥ 2,420(税込)
Disc01
- 01.デ・ノヴォ・アダージョ (イントロ)
- 02.ブラン・ニュー・ミー
- 03.ホエン・イッツ・オール・オーヴァー
- 04.リッスン・トゥ・ユア・ハート
- 05.ニュー・デイ
- 06.ガール・オン・ファイア feat.ニッキー・ミナージュ
- 07.ファイア・ウィ・メイク
- 08.ティアーズ・オールウェイズ・ウィン
- 09.ノット・イーヴン・ザ・キング
- 10.ザッツ・ホエン・アイ・ニュー
- 11.リミテッドレス
- 12.ワン・シング
- 13.101
- 14.ガール・オン・ファイア (Main Version) (国内盤ボーナス・トラック)
- 15.ガール・オン・ファイア (Bluelight Version) (国内盤ボーナス・トラック)
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