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GLAY『GHOST TRACK E.P』インタビュー JIRO編│多くの経験を経た今、見えてきたもの
2023年のGLAYにとって、JIROが作曲した「THE GHOST」は非常にエポックな楽曲となった。ダンサブルなこの曲は、音楽面でバンド内に新風を巻き起こしているし、それに言葉を乗せたTAKUROのイマジネーションは今年のツアーのタイトルやそのビジュアルにまで及んだほど。さらに「THE GHOST」は、新作EPの『HC 2023 episode 2 -GHOST TRACK E.P-』では80KIDZのリミックスによってその存在感を放ち続けている。
今回のJIROには、この曲やバンドのこととともに、もうひとつ、50代になってバンドマンであり続ける心境を聞いてみたかった。かつてGLAYの中ではひときわパンキッシュなイメージを見せていた彼は、たしかに一本気な人ではあるが、その一方で心優しい人柄でもあり、また、バンドをちょっと別の角度から捉える感覚を携えた存在でもある。
そしてその話は思わぬ方向に転がったのだが、これはこれで、現在のJIROという人間の一端を感じることができるやり取りになったのではないだろうか。やはり素敵なバンドマンであり、素敵な人だと思う。(Interview&Text:青木優/Photo:興梠真穂)
◆『HC 2023 episode 2 -GHOST TRACK E.P-』インタビュー TERU編はこちら
ベーシスト、コンポーザーとしての進歩
――まず1年前の取材の時に、R&Bに影響された曲を作っているという話をしてもらっていて(https://www.billboard-japan.com/special/detail/3670)、それが今年の春に「THE GHOST」になって、世に出まして。その後ライブでも演奏する機会があったと思いますが、演奏していていかがですか?
JIRO:あの曲はツアーでは1曲目で、ステージに紗幕がかかってる状態だったので、ファンの人たちのリアクションが手拍子しかわからなかったんですよ。だから「どういう感じで見てるんだろうな?」と思ってましたね。
――演奏している感じはどうでした?
JIRO:演奏は、スラップとは言えない、弦をはじくようなこととかやってるんで、それが初めてだったんですよ。ただ、紗幕がかかってる状態だったから、演奏に集中できました(笑)。
――そうでしたか。方向性としては新機軸の楽曲なわけですけど、メンバーたちからの反応はどうですか?
JIRO:そうですね、最初作った時は、自分ではもちろん自信作だったんですけど。でも、ちょっと……いびつかな?と思ってたんですよ。僕のデモとTERUの歌が入ったデモを聴いてた時に、ちょっといびつかもしれないよな、と。だけどTAKUROがそれを聴いて「めちゃくちゃいいと思うよ!」って。「自分の別の曲でTHE GHOSTというアイディアがあるから、それをJIROの曲に入れて、これをタイトルにしたツアーを廻りたい」と言ってくれて。で、「俺のイメージの中で(このツアーの)1曲目なんだよ」ということまで言ってくれたので。それはほんとにうれしかったです。
――バンドの中で、いい形で発展していったんですね。それが今までのGLAYになかった感覚だし、それでいてちゃんとGLAYらしさもあるし。
JIRO:そうですね。曲の作りとしては、同じコード進行の繰り返しの中で展開していくので、まあGLAYの中では相当薄味な曲かな?とは思ったんですけど。
――ああ、薄味か。メロディについてはそうですね。
JIRO:そう、メロディとかに関してはね。ただ、オケがGLAYにはまったくない感じだったので、それがうまくハマったのかなと。で、それに続くような曲を今また書いたりしてます。このあたりのダンサブルというか、リズム重視の曲はもうちょっと探っていきたいなと思ってますね。
――そうですか。それにしても、コンポーザーとして進歩していますね。昔はJIROといえば「SHUTTER SPEEDSのテーマ」のような曲だったじゃないですか。
JIRO:うん、まあ勢い重視みたいな(笑)。そうですよね。
――そうそう。それがここまでに試行錯誤したり、いろんな要素を取り入れようとしたり、そのアプローチが形になっていってますね。
JIRO:パンク的な曲っていうのは、僕の中でもイメージしやすいんですよ。ただ、GLAYがいろんな振り幅を持った楽曲を作ってる時に、「僕もそればっかりではな」という感じはなんとなくしていたので。そういったところでは、自分自身が楽しめる場所を見つけたかなと思っています。
――そこを今も積極的に開拓中なんですね。ではこのEPのことなんですが、「Buddy」については最初にどんな印象を抱きました? すごくポジティヴな曲だと思いますが。
JIRO:「Buddy」関しては、亀田さん(=亀田誠治)とTAKUROの間でアレンジがある程度構築されてるような状況で曲を渡されて、あとはベースラインを考えるだけだったんです。ツアー中ということもあったから、そういう作り方をしたと思うんですけど。ホーンの音源とかはいろいろ装飾されてるけど、テンポ的にはこういう曲調にしてみたらかなり遅い感じだったので、そういうところはすごく新鮮な感じでしたね。演奏してみて、なかなか今までにない感じだったんで、やり甲斐がありました。
――ソウルフルですしね。この曲は、ライブではどうでした?
JIRO:最初にライブでやってみたら、やっぱりこのテンポ感に慣れてないんで、バンド全体がすごく前のめりになった感じでしたね。でも1本1本(ライブをする間に)修正しながらやって、どんどん「ああ、このテンポ感も気持ちいいよね」ってところまで早い段階で来れたので。そういった意味でも今後のGLAYサウンドの方向性を見られるような1曲なんじゃないかなと思います。
――そして「Pianista」もちょっと独特な、センシティブな楽曲です。TERUさんが「JIROは大変だったと思う」と言っていましたけど。
JIRO:そうですね、大変でした。僕、この曲はリモートで自宅レコーディングしたんですけど、まずサクライケンタさんがプロデュースしたオケが届いたんですよ。その時にはシンセベースでシンセドラムの打ち込みで作られていたんですけど、シンセベースとエレキベースって、同じベースでも全然別物なんです。シンセベースのようなうねりを出すのは、エレキベースではすごく難しいんで……だからそのあたり、家で弾いてて、どれが正解なのかな?と思いながらでした。その着地点を見つけるのはめちゃくちゃ難しかったです。でもそうやって自分で試行錯誤したのも、まあ苦労はありましたけど、宅録のスキルはちょっと上がることになったんじゃないかな、と。前向きに捉えてます(笑)。
――やはり苦心はしたんですね。で、このMVにはメンバーが出演しているわけですが、あなたは新米刑事(デカ)の役ですね?
JIRO:はい。新米刑事です(笑)。
――この「HOTEL GLAY殺人事件」の映像は4年前からあるんですが、まだ新米なんですか?(笑)
JIRO:まだ新米です(笑)。この撮影ではスタイリストの人から「JIROさん! HISASHIさんからのリクエストでまた刑事の役でワンシーン撮るっていうんで、衣装持ってきました」って言われて、「あ、そうなの?」みたいな。
――(笑)。本番まで知らなかったんですか?
JIRO:「HOTEL GLAY殺人事件」の時もそうだったんですけど、HISASHIはどういう粗筋になるかをまったく教えてくれないですよ。それでとりあえず「撮影しまーす」みたいな感じで、そこの現場の監督に「こういう感じで演技してください」「あ、わかりました」みたいにやるぐらい。ほんとに何もわかってないままなので。「まあ、なんとかなるかな」みたいな感じでした(笑)。
――それで出番はすぐに終わってしまったと。そして謎が謎を呼ぶかのような構成になっていますけど。
JIRO:MV観ましたけど、何を意図して自分が出てきたのかも、僕はわかってないです(笑)。
リリース情報
EP『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』
- 2023/9/27 RELEASE
『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』特設サイト
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経験を積んだことで訪れた心情の変化
――そうですか、わかりました(笑)。で、今日聞きたいのは、50代になった今のあなたについてなんです。というのは去年のインタビューで、先ほどのソウルやR&Bといった音楽に接近している話題から「50代はこういうベースを弾けたら」みたいな話をしてもらってるんですよ。それはミュージシャンとしての変化だと思うんですけど、ではひとりの人間としてのJIROにおいては、50代の今、どんな変化が訪れているのかを話してもらいたいんです。
JIRO:ああ、うーん……(熟考中)……何でしょうね。あの、これは50代だからということではないと思うんですけど……。
――そうですか? 何か感じることがあるのなら、どんなことでも話してもらいたいです。
JIRO:たとえばコロナがあったり、その前には震災(東日本大震災)とかもあって、明らかに、自分だけで物事が回ってるという感じではない捉え方になったとは思うんですね。コロナになって、たくさんの方が自粛されて、でもそれがなんとなく条件付きで解除されて、 しばらく経つけど……医療従事者の人とか介護に携わってる人たちは、自分の職業の立場から「まだ私はライブに行けない」って人が実際にいたりするんですよ。
――ああ、そうですね。そういう方々が、まだたくさんいますよね。
JIRO:はい……そういった人たちの気持ちを、自分もわかるようになったかな。これは時代というか、コロナになったから気が付いたことなんですけど。
――なるほど。まあ若い頃はつい自分中心で考えがちだと思いますけど、今はそうして自分と違う立場の人たちや困難なところにいる人の気持ちだったりを……わかるようになっていると。
JIRO:うん、わかるようになっている、というか……その人じゃないんで、到底わからないことも多いと思うんですけど。ただ「(その気持ちを)わかりたい」とは思うようになったかもしれないです。そういう人たちがいるということも意識しながら立ち振る舞っていかないと。この華やかな世界にいて……何て言うのかな……いや、自分だけが幸せなのもちょっと違うのかな、という。
――ああー。そこまで思うんですか?
JIRO:いや、だからと言って、その人たちに直接的に何ができるかってわけではないんですけどね。あと、全方位にそういうこと(=他者の立場を意識すること)ができるかと言ったら、できないと思うんです。でもGLAYのことを応援してくれてるファンでそういった境遇にある人たちのことは意識したいとは思ってますね。それは若い時には絶対考えられなかったと思うので……まあ、それは50になったからということではないと思うんだけど。
――年齢というより、経験や視野ということじゃないでしょうか。たしかにたくさんの経験を積んできているバンドだと思うんですよ。大変なことも、困難なことも。だからこそGLAYは、意識しているのかどうかわからないけど、唄えること、演奏できることの喜びも表現していると思うんですよね。苦しい場所にいる人たちのことを感じながら。
JIRO:はい。今回、春のホールツアー(【HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023 -The Ghost of GLAY-】)は大都市じゃないところも多かったので、実際に自分で街とかを歩いてみて、いろんな街の空気とか感じてきたんですね。地方都市になればなるほど、そういった「私、まだ立場上コンサートに行けないんです」という人たちの声が大きかったりしたんですよ。やっぱり僕は都会暮らしで、そういったところには鈍感になっているというか……。
――ああ、そう思いましたか?
JIRO:はい。だから地方の街まで自分で足を運ぶのは、めちゃくちゃやっぱり大事だなと思います。
――なるほど。日頃は目に入らないような人たちがそうした街でしっかり生活をしていて、その場所にはそこの大変さがあって。
JIRO:そうですね。まあ少しでもそういうものを感じることができるかな、っていう感じはあります。
――若い頃は、そういうのを感じることはそんなになかったんですか。
JIRO:若い時はとにかくスケジュールに追われてる中で、こなしていくような状態だったと思うんですよ。ただ僕はライブ活動においては「手を抜いた瞬間に、絶対に自分が終わる」と思ってたので、それはしないように頑張りましたけど。でも今に比べたらかなり、何も考えないでやってたなっていうのはあると思うから。
――じゃあ今はいろいろなことを考えながらその場に立てているわけですか。
JIRO:そうですね。たとえばライブ始まってから、ずっと泣いてる人とかもいたんですよ。だから「何があったんだろうな? この人に」と思いながら、ずっとその人を気にかけて演奏する、とか(笑)。
――お客さんの中に? そんなことがあったんですね。それはGLAYのコンサートに来れて、よっぽど感動したからではないんですか。
JIRO:いや、感動したわけじゃなさそうな、何か別の表情だということは、見てわかったんです。「何があったんだろう? 何はともあれ、この人が楽しんで帰ってくれたらいいな」ということを考えて演奏したりとか、ありました。まあライブ見て、楽しくて、そこでいろんなことが渦巻いて、泣いてたとは思うんですけど。で、きっと幸せになって帰ってくれたと思うんですけどね……。そこでは自分が「いい演奏できたな」と思えることももちろん大事だけど、そういう人を見つけると、その人が「今日はいい時間だったな」と思って帰ってもらったほうが、自分としても幸せな1日だったなと思えるようになったというか。
――へえー! それは思いやりのようなものでしょうかね。
JIRO:うん、というか、思うんですけど……俺たちがそういった、たとえば佐賀の鳥栖とか、今ちっちゃい町に行ってもソールドアウトするのは、昨日今日だけでは絶対そうならないんですよ。ほんとにずっと、長年、何10年もGLAYのことをサポートしてくれた人がたくさんいるからこそ、その1日の公演があると思うので。だから今の俺たちがまだちゃんと活動し続けられるのは、そういった目に見えないたくさんの人たちの支えがあってなんだろうな……というのは、この間のホールツアーで思いましたね。
――なるほど。たしかに長く続いているバンドだし、それを支えてきたファンがいるからこそ、そうやってライブを廻ることができるところはあるでしょうね。
JIRO:うん。あと……「子育てで手いっぱいで(コンサートに)来れなかったけど、ようやく子供が小学生になったから一緒に来れました」って人もいれば、「今日は旦那に預けて来ました」という人もいるし。そんなふうに産休・育休で5年も6年もGLAYから離れてもね……まあもっと短い人もいるだろうけど、それでも「まだ好きでいてくれたんだ」と思ったりね。その熱意は、やっぱりうれしいですね。
――そうですね、ファンのひとりひとりも生活というか人生があるわけで、その都度いろんな変化があるでしょうからね。そしてそういう視点があるということは、あなたもやはり大人ですね。
JIRO:(笑)……大人になった?
――そうですよ。勢い一発のパンクナンバーを叫んでいたJIROが素敵な大人になっていると思います。
JIRO:まあ昔はそれこそ気合で「ロックだ! パンクだ!」とか言って「SHUTTER SPEEDSのテーマ」をやってたけど。今はみんなが「待ってました」みたいな曲になってきてますから(笑)。
――そう、あの曲はGLAYのセトリの中で空気が一気にトガったものになる瞬間だったけど、もはや歓迎されるようになっていますね。ただ、それはポジティブな変化だと思います。
JIRO:はい(笑)。
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EP『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』
- 2023/9/27 RELEASE
『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』特設サイト
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コントロール不能だった90年代、当時の自分に声をかけるなら……
――それこそあなたは一時期はすごくとんがったメイクをしていましたしね。だから攻撃的なところもあったはずだけど、それが今ではいいふうに歳を重ねていると思います。いろいろなものが積み重なって。
JIRO:そうですね。いや、僕はほんとにバンドメンバーに恵まれたと思うので……僕が一番わがままだったと思うんですよ。20代の頃とかは。「やりたくないものはやりたくない!」みたいな感じだったと思うんですけど(笑)。でも……周りがちゃんと僕のことを矯正してくれたというか(笑)。
――矯正ですか(笑)。じゃあ不満だったこともけっこうあったんですか?
JIRO:いや、不満……うーん、一番の不満はやっぱり、バンドの動きに対して、その流れが速すぎて。「自分が同じテンションでついていけてないな」と思った瞬間はキツいなと思いましたね。
――ああ、周囲の状況に追い立てられてるような時期がありましたよね。90年代の後半からは。
JIRO:はい。でも一生懸命走るのを自分からやめた瞬間があって、そこからは楽になりました。「俺はバンドのメンバーの一員だから、それでいいや」と思ってからは楽になりましたね。
――その時期はいつぐらいですか?
JIRO:うーん、2000年ぐらいじゃないですかね。それまではどんどんどんどん会場も大きくなっていくし、動員も増えていくし、あとメディアの露出も増えていってて。でもなんとなく「自分のやりたいロックンロールの形ってこれでいいのかな?」「理想とは違うんだけどな」と思いながら、それでもみんなの和を乱さないように一緒に走ってきたけど……そこでキツい!と思ったというか(笑)。しんどい!と思いましたね。
――そうでしたね。そのしばらく後にあなたにインタビューする機会があった時に、the pillowsの話をしてくれたことがありました(注:JIROはthe pillowsの山中さわおとTHE PREDATORSというギターバンドを組んでいる)。当時のGLAYに比べるとthe pillowsはすごく地に足をつけた活動をしていて、自分たちがやりたいことをやっていて、その姿に憧れたと。それだけあの頃のGLAYはコントロールできる状態じゃなかったわけですよね。
JIRO:もうコントロールできないどころか、まったくムリでした。あのGLAYの大波には、かないませんでした(笑)。
――社会現象でしたもんね。その時期を思うと、今は自分たちのペースで活動できていますよね。
JIRO:はい、ほんとに。逆にね、その大波があったからこそ、今、全国にたくさんのファンがまだいてくれている事実もあるわけだから。当時の自分に声をかけるなら「まあ、そんなに焦んなよ」という一言で済むのかな、みたいな(笑)。
――やっぱりいい形で大人になっている気がします(笑)。それから次のアリーナツアーの話をしたいんですが、この前のツアーの時に「アリーナツアーではもっとみんなが唄える曲をセトリに入れます」と言ってましたよね?
JIRO:うん、言ってたんですけど、変わりました(笑)。ホールツアーがけっこう攻め攻めのナンバーをやっていて、シングル曲もほとんどないようなセットリストでやったんですけど、それがすごく評判良くて。地方に行けば「もっとシングル曲が聴きたい」って声があるのかなと思ったら、全然なくて。で、次回もThe Ghost Hunterというテーマで行くんですよ。それにあたってTAKUROから「来年の30周年はとことんシングル曲やります。なのでアリーナはホールツアーの感じをそのまま継続していいんじゃない?」って話が来て。なので、まあ選曲は違うんですけど、ホールツアーと同じようなテンション感を持った曲たちになりそうです。
――わかりました。それから10月30日の福岡のライブはPremium JIROというタイトルがついてますけど、これはどんなものなんですか?
JIRO:これは、その前の10月17日にプレミアムモルツとのコラボレーションライブがあるんですよ。それが僕の誕生日なので、TAKUROからの提案で、その日はJIROの曲縛りでやらない?と言われて、僕の曲をアレンジしてやることに決まったんですよ。で、そのあとのアリーナツアーのスケジュールに九州が入っていなかったので、「なんとかできないか」という話になった時に、10月30日が取れて。そこはアリーナとは別の、プレモルライブと近い内容でやりましょうということになりました。僕のあの曲が、まさかのこんなアレンジで……というのがいっぱいある、かなり面白いライブになると思います。
――では、それを観られる人たちはお楽しみに、ということですね。あと、『FREEDOM ONLY』からそろそろ2年経つんですが、次のアルバムの作業も進んでいますか?
JIRO:進んでます。まさに今朝も作業してたんですけど、TAKUROから「候補に入れたい曲あるから、JIROのベース入れて」みたいな感じで、先月ぐらいから続々と曲が来てます。昨日の夕方ぐらいには「これ、たぶんラストの曲になると思うんだけど、ちょっと感触を見てみたいからベース入れて」みたいなのが来たし。それにベースを入れては返して、ということをしていますね。
――そうでしたか。しかしそういう作業とライブの準備もあったりすると、ずっと忙しいんでしょうね。
JIRO:ああ、そうですね。ただ、この夏は猛暑どころか、酷暑だと言われたじゃないですか? だから自宅作業に打ち込めて、逆に良かったです(笑)。
――前向きに捉えてるんですね。わかりました、ではどうか身体に気をつけて、頑張ってください。
JIRO:はい! ありがとうございます。
リリース情報
EP『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』
- 2023/9/27 RELEASE
『HC 2023 episode 2-GHOST TRACK E.P-』特設サイト
GLAY 関連リンク
HC 2023 episode 2 -GHOST TRACK E.P-
2023/09/27 RELEASE
PCCN-59 ¥ 2,200(税込)
Disc01
- 01.Buddy
- 02.Pianista
- 03.U・TA・KA・TA
- 04.刻は波のように
- 05.SEVEN DAYS FANTASY
- 06.THE GHOST (80KIDZ Remix)
- 07.Ghost of GLAY 愛のテーマ
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