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<インタビュー>COMIQ ON! マンガみたいなアイドルグループ 第一巻完成までの冒険活劇と夢をめちゃくちゃ語る



COMIQ ON!『COMIQ ON! 第一巻』インタビュー

 マンガのようにバラエティ豊かなメンバーと楽曲で人気を博す、エイジアプロモーション第三のアイドルグループ・COMIQ ON!(コミッキュオン)。昨年秋に「続きが読みたい! しゅうかん少女(アイドル)」なるコンセプトでデビューした彼女たちが、待望の1stアルバム『COMIQ ON! 第一巻』をリリースする。

 今回のインタビューは(メンバー5人のエピソードゼロ含む)第一巻完成までの冒険活劇的ストーリー。それをデビュー1年目のアイドルグループとしては異例の約1万6000字にわたるテキストにまとめた──COMIQ ON!の過去・現在・未来のほとんどが分かるガイドブック的な内容となっている。

 彼女たちはなぜアイドルになったのか。そして、何を目指すのか。メンバーの加入、脱退、デビュー1年目での【TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL 2023)】出演など象徴的なトピックについてもすべて語ってくれているので、ぜひ最初から最後まで余すことなくご覧頂きたい。

(※仰々しい冒頭分になりましたが、コメディ要素多めです。それゆえにここまでボリューミーになったと言っても過言ではありません)

メンバー(メンバーカラー)
花咲みゆ(赤)
四宮るな(黄色)
彩瀬ゆる(水色)
松永すみな(緑)
公野舞華(オレンジ)

Interviewer:平賀哲雄

「ずっとここに居たいな!」って思える場所

--昨年10月1日のデビューから約8ヶ月。COMIQ ON!は今どんなアイドルグループになっているか。また、自分にとってCOMIQ ON!がどんな存在や居場所になっているか教えて下さい。

彩瀬ゆる:明るくて、可愛くて、仲の良いグループです! 私にとっては……家族みたいな存在。ありのままの自分でいれる場所、自分が「ずっとここに居たいな!」って思える場所になっています。


▲COMIQ ON ! / 拝啓さまざまSUMMER / MUSIC VIDEO

--デビュー8ヶ月でそこまで思える場所になっているのはすごい。

彩瀬ゆる:家よりも居たいです(笑)。

四宮るな:COMIQ ON!はみんな個性豊かだから、一緒にいると面白いんですよ! 性格も全然違うから、ファンの皆さんにとっても誰かしら性格の合うメンバーが見つかりやすいと思うし。私的には、性格がバラバラだからこそ「この子は今どんなことを考えているんだろう?」ってどのメンバーにも興味を持てるし、自然と接し方も変わってくるんですよね。例えば、舞華ちゃんやすみなちゃんはお姉さんだからすごく頼れるし、ゆるちゃんは同い年なのでお友達のように何でも話すし、私にとってはそういうところも含めて面白い居場所になっています。

花咲みゆ:あと、COMIQ ON!は楽曲も個性豊かなんです。いろんなジャンルを取り入れているから、アイドルらしい元気で可愛い曲もあれば、例えば「NEO WORLD ORDER」とか「JUMP」みたいな格好良い曲もあって。なので、あらゆる面でバラエティに富んだグループだと思います。あと、私にとってCOMIQ ON!はすごく安心できる居場所ですね。人に心を開くのに時間がかかるタイプだったんですけど、みんな優しいから心を開きやすくて。特に4月の初ワンマン以降は団結力も高まって、絆がより深まったと思います。

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--今の話を聞いていて、ラジオ番組『アイドル第四会議室』のひでっきーさんが「みゆちゃんは初ワンマンに向けてもぐもぐ動画を毎日公開していて、あれから変わったんですよ」と話していたことを思い出しました。

花咲みゆ:たしかに、それまで自分のキャラとかを確立できていなくて悩んでいたんですけど、スタッフさんが「みゆちゃんはお米とかをもぐもぐ食べているところが可愛いから、表に出していったらいいと思う」とアドバイスしてくれて。それからもぐもぐ動画を毎日公開してみたら「みゆちゃんのもぐもぐ良いね」と喜んでくれる人たちが増えていって、少し自信を持てるようになったので、それがパフォーマンスにも繋がったのかなと思ったりしております。

--続いて、すみなちゃん。

松永すみな:私にとってCOMIQ ON!は、刺激をもらえる場所。自分を高められる場所だなと思っていて。私はひとりで暮らしているので、アイドルになる前はずっとひとりでいることが多かったんですよ。なので、誰かと一緒に何かに熱くなることもなかったし、なんでもひとりで考えて、ひとりで行動することがほとんど。でも、COMIQ ON!に入ってからはみんなに頼ったり、みんなから刺激を受けたり、いろんな影響を受けて成長できるようになったから、もう21歳だけど、まだまだ頑張れるというか「熱くなれるな」って。それが嬉しくて。なので、今はみんなで夢に向かって進んでいけることがとにかく楽しいんです。

--今の話、掘り下げたらもっと劇的なストーリーになると思うので、またどこかで詳しく聞かせて下さい。で、舞華ちゃんはちょっと質問を変えたいんですけど、4月に途中加入する前はCOMIQ ON!にどんな印象を持たれていたんですか?

公野舞華:実はCOMIQ ON!の結成時にもお声がけはいただいていて、でも色々なグループにチャレンジしてみたい気持ちもあって、そのタイミングではお断りをさせてもらっていたんです。そのあとCOMIQ ON!が始動してからはYouTubeで動画を観ていたので、歌とかダンスの雰囲気だけは知っていて。そこからライブを初めて観させてもらって色々考えた末、加入の決断をしました。もう一度アイドルをやろうと決心してから、いろんなオーディションを受けていたので、「本当にここでいいのかな」と揺らいだりもしたんですが、そのライブを観て「このグループだったらもっと大きくなれる。私もここで頑張りたい」と決断できたんです。

--そう思えた要因は何だったんですか?

公野舞華:なんでそう思えたかと言うと、私が前に所属していたアイドルグループで長い期間積み重ねて出来るようになっていったことを、COMIQ ON!のみんなはデビューから間もないのにすでに出来ていたんですよね。ちょっと嫉妬しちゃうぐらい(笑)。ということは、吸収力がめちゃくちゃ凄いってことだし、これからもっともっと伸びていく可能性が高いわけじゃないですか。であれば、もう入らない理由はないなって。

--実際に入ってみてどうでした?

公野舞華:みんなの向上心が本当に高くて「もっと良いグループにさせよう」という意思がちゃんとある。パフォーマンスに関しても、みんなでライブの動画を観返して「ここ、ちょっとズレてるね」と気付いたらすぐ直したりしているし、自分たちでどうにか頑張ろうとする力があるなと思いました。だから、自然と団結力が深まっていっているんだと思います。

--ちなみに、新メンバーは誰しも「このグループの一員にちゃんとなれたな」と実感するタイミングがあると思うんですけど、舞華ちゃんの場合はどんな瞬間にそう感じました?

公野舞華:特典会で私の推しではない方がわざわざ来てくれて「入ってくれて本当にありがとう」と言いに来てくれたんですよ。そのときに「認めてもらえたのかなぁ」と思いましたね。あと、私はみんなよりアイドル歴が長いこともあってメンバーが頼ってくれたりもするから、そういう瞬間に「少しでもグループの力になれているのかな」って嬉しく思ったりします。

松永すみな:舞華ちゃんのファンはみんな素敵なんですよ。いつでも優しいし、グループのこともちゃんと好きでいてくれて。

花咲みゆ:まだ舞華ちゃんが加入する前に、舞華ちゃんのファンの方々が挨拶しに来てくれたんですよ!

--「今度、ウチの舞華がお世話になります」みたいな感じで?

花咲みゆ:そうなんです! だから「舞華ちゃんの教育がこんなにも行き届いているんだな」とビックリしちゃって(笑)。

公野舞華:みんな優しいんですよ。私のファンの人たちのことは、本当に誇れますね。

--では、ここからは各々の魅力と個性を掘り下げていきたいんですけど、まず彩瀬ゆるはみんなから見てどんなメンバーですか?

松永すみな:自分がゆるちゃんの年齢のときよりも、すごくしっかりしていて大人だなって思います。

公野舞華:ただ、抜けているところもあるんですよ(笑)。そこが可愛いなって思うところでもあるんですけど。

四宮るな:同い年なのに「すごくしっかりしているな」と思うところもあるし、抜けてるところもある。私に言われたくないかもだけど(笑)。

彩瀬ゆる:自分自身では抜けているところしかないと思っています。歌やダンスのレッスンとか、私はいちばん出来ていないところがめちゃめちゃ多くて。憶えるスピードも遅いし。

松永すみな:でも、それを超越するぐらいの魅力もたくさんあるから、出来ないところがあれば「助けてあげたいな」と自然と思えちゃうんですよ。

四宮るな:ゆるちゃんは「これがゆるちゃん!」と思わせるキャラクターをいちばんちゃんと持っているんですよ。私はそこをすごく尊敬していて。

--ゆるちゃんは元々アイドルが好きだったんですか?

彩瀬ゆる:好きでした。お姉ちゃんがアイドルだったので、それでアイドルに興味を持ち始めて、いろんなアイドルさんの動画を観たりしていくうちに「良いなぁ」と憧れるようになって。ただ、自分がアイドルになるなんて夢のまた夢だと思っていたんです。そしたらまさかの「アイドルやってみない?」ってお声がけがプロデューサーさんからあって今に至るっていう。

--アイドルになる前はどんな女の子だったの?

彩瀬ゆる:今とはまったく違うと思います。めちゃくちゃ暗かったんですよ。学校もまともに通えなかったし……

--それはなんで?

彩瀬ゆる:学校であんまり人間関係がうまくいかなくって(笑)。

--満面の笑みで言わないでよ(笑)。

彩瀬ゆる:学校生活でよくある感じですね。それであまり学校に通わない時期が続いて、そのまま中学を卒業することになっちゃったんですけど、高校生になっても暗い性格のままで……なので、アイドルグループに入る上で不安だったのが「こんな私に集団行動ができるのか?」というところで。学校でちゃんと習わなきゃいけなかったことも学べてなかったから、社会に適応できないんじゃないかと思っていたんです。でも、COMIQ ON!は逆にそういう社会的なことも含めていろいろ学ばせてくれたんですよ。それで成長することも出来たから、私にとって「ずっとここに居たい」と本当に思える居場所になっているんですよね。

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花咲みゆ/四宮るな/彩瀬ゆる/松永すみな/公野舞華の物語

--過去の自分と、アイドルのゆるちゃんは正反対のキャラクターじゃないですか。ということは、今は「100%アイドルをやってやろう!」という気持ちでステージに立っているんですかね?

彩瀬ゆる:そうですね。彩瀬ゆると素の自分は別だと思っていて、ステージでは100%アイドルの彩瀬ゆるで立ち続けたいんです。あと、私は自分よりも彩瀬ゆるのほうが好きだし、彩瀬ゆるは「自分もこうなりたいな」と思う憧れの対象でもあるんですよね。だからこそ、全力でアイドルを頑張りたいと思える。

四宮るな:そういう気持ちで頑張っていたからか、ゆるちゃんは出逢ったときより明らかによく笑うようになったんですよ。それでみんなとの距離も縮まったと思うし、私もすごく話しやすいし。

<インタビュー>COMIQ ON! マンガみたいなアイドルグループ 第一巻完成までの冒険活劇と夢をめちゃくちゃ語る

--アイドルになったことで変われたんでしょうね。

彩瀬ゆる:でも、出来ないことがまだまだたくさんあるし、勉強も全然ダメだし……

スタッフ:テストの点数、聞いてみてください。

--0点とか?

彩瀬ゆる:0点は今のところないんですけど、数学3点で、英語は9点。でも、国語は得意だから12点だったんです!

一同:(笑)

--続いて、四宮るなはみんなから見てどんなメンバー?

松永すみな:掴みどころが分からない。

公野舞華:相手をしていて、何が正解なのか分からない(笑)。

花咲みゆ:会話が成り立っているのか不安になる(笑)。不思議ちゃん。

松永すみな:良い意味で、脳みそからっぽで……

--いやいや、「脳みそからっぽ」をフォローできるほど「良い意味で」は万能じゃないよ(笑)。

松永すみな:そういう意味じゃないんです(笑)。こっちが何にも考えず頭からっぽでも話せる。

スタッフ:最初の頃「るなとは何なのか?」みんなで考えていたんですよ。

松永すみな:その結果「底なしすぎて一生分からない」と思ったから、頭をからっぽにして関わったほうが楽しいなって(笑)。でも、るなって意外と傷つきやすいんですよ。

彩瀬ゆる:帰る方向が一緒だからいろいろ話したりするんですけど、たまに誰々さんがこういうことを言っていてちょっと傷ついたんだよね……って悲しそうに言うときがあって。気持ちを隠すのが得意だから、空気を読んで明るく振舞っちゃったりするんですよ。相手のことをよく考えているからこそ笑って誤魔化したりする一面もあるんだろうなって。だから、なんか弱い人間というか……

四宮るな:ちょっと(笑)!

--いろいろフォローしてくれているのかと思ったら(笑)。

彩瀬ゆる:いや、強そうに見えるというか「何を言われてもオッケーだよ!」みたいな雰囲気なんですけど、実はそうじゃなかったりもするんですよ。

公野舞華:ちゃんと考えているんだよね。

松永すみな:最初の頃はグループの中でいちばん喋れない子だったんですけど、今はハキハキと喋れるようになっていて。最初は「何言ってんだ?コイツ」と思っていたんですけど(笑)。

--言葉遣い(笑)!

松永すみな:何が伝えたいかと言うと、成長ぶりが凄いんですよ。なので、表に頑張ってる感を出すのはヘタだと思うんですけど、実はすごく頑張っているんだろうなって。

花咲みゆ:私は「COMIQ ON!を始動するぞ」みたいなときからるなちゃんと一緒にいるから、実はもう出逢ってから1年以上経っているんです。だから、最初は「不思議ちゃんだな」と思っていましたけど、今は私にとってすごく話しやすいメンバーで。年下だけど、実はしっかりしている一面があるから尊敬もしているんです。

--いろんな意見が飛び交いましたけど、るなちゃんがみんなに愛されていることはよく分かりました。本人的にはみんなの話を聞いてみてどう?

四宮るな:自分が想像していた感じと違ったかなぁ。

一同:え!?

四宮るな:みんな、私と話すの、大変だったのか!

一同:(笑)

公野舞華:また傷ついちゃう(笑)。

彩瀬ゆる:帰りに相談される(笑)。

四宮るな:私、いっつも楽屋でずっと話しているんですけど、みんな上手にスルーするんですよ(笑)。

--ちなみに、ひとりでいるときは静かなんですか?

四宮るな:家でもずっとひとりで喋ってます!

--誰かと話しているのかと思われるレベルで?

四宮るな:そんな感じです! ひとりで喋りまくって「あ、誰も聞いてなかったのかぁ」って(笑)。

--るなちゃんは元々何になりたくてこの世界に入ってきたんですか?

四宮るな:ずっと女優さんになりたかったんですけど、事務所で新しいアイドルグループを作るっていうお話を頂いて。それで、同じ事務所の先輩・Devil ANTHEM.さんのライブを見学させて頂いたんですけど、アイドルグループのライブをちゃんと観るのが初めてだったこともあって「お客さんをこんなにも楽しませていて凄いなぁ!」ってすごく感動したんです。それで自分もアイドルになってみたら「ステージ側もこんなに楽しいの!?」って気付いて。お客さんが笑ってくれると私たちも楽しくなるし、私たちが頑張ればお客さんも楽しんでくれるんですよね。だから、今はもっと成長して、もっとみんなで楽しくなりたいなと思ってます!

--では、続いて、公野舞華はみんなから見てどんなメンバー?

彩瀬ゆる:おねえさん。すべての面において頼り甲斐がある。

松永すみな:でも、可愛いところもあるから……可愛い(笑)。たまに頼ってくれることもあって、ライブ前に歌い方とかについて「これであってる?」って聞いてくれたりすると、すごく嬉しくなります(笑)。

--COMIQ ON!の曲を歌い続けてきたという面では先輩ですからね(笑)。

公野舞華:ビックリしたことがあって。私、新メンバーじゃないですか。振り付けとかは自分でほぼ全部覚えたんですけど、そしたらメンバーのみんなが「これ、舞華ちゃん、どうやって踊るの?」って。

一同:(笑)

公野舞華:「知らないよぉ! こっちは先生に教わってないからね! 私は正解を知らないから聞かないでぇ」みたいな(笑)。

花咲みゆ:ごめん(笑)。

彩瀬ゆる:舞華ちゃんはいちばんギャップがありますね。最初に見たイメージと、一緒に活動するようになってからのイメージと、それとはまた違ったイメージもあって。すごくいろんな顔を持っているんですよ。おっとりしているのかなと思ったら、めっちゃズバズバサバサバしているところもあるし、そのわりには怖い画像見て「キャー!」って騒いでるし(笑)。他のメンバーと比べたら一緒に過ごしている期間が短いから、まだ知らない面はたくさんあると思うんですけど、今現在でこれだけいろんな側面を持っている子なので、もっといろいろ知りたいですね。

--舞華ちゃんと初めてライブしたのは、1stワンマンライブでしたよね。一緒にステージに立ってみてどんなことを感じました?

花咲みゆ:舞華ちゃんが「超越展開POROPOROコミッキュ」のときにお客さんを煽ってくれて。しかもあれは練習とかでやっていたわけじゃなくて、ステージに立っていきなり即興でやり始めて、しかも正確な煽りだったからすごいなと思いました。ああいうアドリブって歴が長くないとなかなか出来ないと思うんですけど、舞華ちゃんにはそれが出来る力があるから「さすがだなぁ。格好良いなぁ」って。

--舞華ちゃんはなんでアイドルになろうと思って、アイドルをいったん辞めて、そしてまたアイドルをやろうと思ったんですか?

公野舞華:幼稚園の頃に『きらりん☆レボリューション』を観て「アイドルになりたーい!」とか言っていたんですけど、それは子供ゆえの軽いノリで言っていただけで、本気でアイドルを目指したりはしていなかったんですよ。ただ、小学生のときに性格の悪いお友達がいて(笑)。その子がアイドルをやっていたんです。それで「舞華もアイドルやりなよ」って言われたから「じゃあ、やる!」って答えたら、「やっぱ、舞華はブスだからできないよ」って言われて。「別におまえもそんなに可愛くないだろ!」と思ったんですけど(笑)。

--どっちも性格悪いじゃん(笑)。

公野舞華:だから友達だったのかな(笑)。それで、ママに「こんなこと言われたんだけど。めっちゃ悔しいから、とりあえずオーディション受けたい」と言ったら、ママの休みの日にオーディションを受けられる事務所があって。ママも別に受かるとは思っていないし「オーディション受ければ気が済むやろ」みたいな感じで付き合ってくれたんですけど、そしたら受かっちゃって。

--実際、アイドル活動をしてみてどうだったんですか?

公野舞華:私、アイドルを観るのはそんなに好きじゃないんですよ。でも、アイドルはやるほうが楽しいなと思いましたね。とは言え、ヘンなキャラづくりとか自分でしちゃったから、それでメンタルをやられちゃったりしたこともあって。でも、アイドルを続けていくと、ファンの人も多くなってくるじゃないですか。なので、そのファンの人たちを「悲しませたくない」という理由だけでアイドルをやっていた時期もあったんですけど、最終的に私が所属していたアイドルグループが無くなっちゃったんですよ。だったら次は、自分がやりたいことを叶えられる他の事務所に入ろうと思って、今ここにいます。

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--続いて、松永すみなはみんなから見てどんなメンバー?

四宮るな:歌ウマおねえさん! 私、すごく歌がヘタなんですよ!

--堂々と言わないでよ(笑)

四宮るな:なので、ライブ前とかによく歌う練習をするんですけど、いつもすみなちゃんが付き合ってくれて。一緒に私のパートを歌って音程確認してもらったり、スマホで正しい歌い方を録音して送ってくれたり、すごく助けてもらっているんです。しかも、すみなちゃんは私が毎回毎回「ここ、どうすればいい?」って聞きに言っても「しつこい!」みたいな感じにならなくて、何度でもちゃんと教えてくれるんですよ。

花咲みゆ:長女ポジションだよね。

公野舞華:でも、実はるなに負けないぐらいおしゃべりなんですよ(笑)。

花咲みゆ:たしかに、めちゃくちゃしゃべる(笑)。

四宮るな:だから、いちばん私の声に答えてくれる!

松永すみな:無言があんまり好きじゃくて、そのうえで人をめちゃくちゃ楽しませたいタイプなので、とにかく笑ってほしくて話しかけ続けちゃうんですよ(笑)。

彩瀬ゆる:いちばん年上なこともあって、いちばんまわりが見えているというか、メンバーひとりひとりのことをちゃんと考えているから、常に明るく振舞ってくれているのかなとも思います。ネガティブな気持ちにみんながならないように場を和ましてくれている。だから、すごく良い人だし、やっぱりおねえさんなんだなって思います。

花咲みゆ:ふとしたときにLINEで「最近、大丈夫?」って送ってくれたりとか、すごく気にかけてくれるんですよね。

--そんなすみなちゃんですが、元々は何を目指してこの世界に入ってきたんですか?

松永すみな:女優さんです。東京に出てきたのも女優さんになりたかったからで。でも、家族からは反対されて、学校にちゃんと通うことを条件に上京させてもらうことになったので、だから「絶対に女優として成功しなきゃいけない」と思いながらこの世界に踏み込んだんです。そしたら「アイドルに興味ない?」と言われまして……

--そこで「いや、私は女優になりたいんです!」とは言わなかったの?

松永すみな:東京に来てからずっと演技のレッスンを受けたり、たまにお仕事の話をもらったりもしていたんですけど、そういう期間が結構長かったんです。それで、どれだけ女優として成功することが難しいのかも知ったんですよね。だから、最初は「女優しか!」って感じだったけど、いろんな世界を見てみようと思うようになったんです。

--その中でアイドルを選んだ決め手は何だったんでしょう?

松永すみな:私も昔、学校で人間関係がうまくいかない時期があったんですよ。だから、悲しんでいる人を見たくないんです。人を喜ばせることがしたかったんです。それで女優になりたいと思ったんですけど、アイドルってよく考えたら人を喜ばせることが最も重要なエンターテインメントだし、私自身もアイドルに助けられたことがあるし、そんな存在になれるチャンスをもらえたのなら断る理由はないなと思ったんですよね。あと、元々は「自分のやりたいことしかやりたくない」という思考だったんですけど、そのときは「求められたことを出来る人間になりたい」と思うようになっていたんです。

--それで迷わずアイドルの道を選んだと。

松永すみな:いや、ちょっと迷いはしました。その理由は、ダンスが苦手で本当にイヤだったから(笑)。歌は好きだったんですけど、踊っている自分が嫌いだったんです。でも、デビュー前に「やるしかねぇ!」って自分に言い聞かせて。それでステージに立ってみたら、ファンの人たちの笑顔が見えたんですよね。私は人の笑顔が見たくて夢を追いかけていたので、その瞬間に「私、アイドルになって大正解じゃん!」と思ったんです。だから、今はステージでパフォーマンスすることも大好きだし、生き甲斐になっています。

--続いて、花咲みゆはみんなから見てどんなメンバー?

四宮るな:ポンコツ(笑)。

公野舞華:打たれ強い!

四宮るな:ポンコツで強い!

松永すみな:何をされても立ち向かっていく感じがする。

四宮るな:本当にそこは尊敬しているんだぁ。心が強い。

松永すみな:みんなが「どうしよう?」となっていても、みゆちゃんは「私、やるから!」みたいな感じなんですよ。

花咲みゆ:そんな風に思われていたんだ(笑)。

松永すみな:おっとりしているけど、芯が強いなぁって。

公野舞華:でも、いちばん女の子らしいです。

松永すみな:THE 女子高生!

公野舞華:中身がキャピキャピしてる。

松永すみな:ずっと「プリクラ撮ろう!」って言ってくれるんですよ。

花咲みゆ:このあいだ、一緒に撮れて嬉しかった!

--ゆるちゃんから見てどうですか?

彩瀬ゆる:いちばんよく分からない(笑)。みんなそれぞれ「こういう子なんだな」と思うんですけど、みゆちゃんは全然分からなくて。

四宮るな:何を考えているか分からない。

--それをるなちゃんが言うんだ(笑)。

一同:(爆笑)

スタッフ:どっちもどっちだと思います(笑)。

松永すみな:さっき「心を開くのに時間がかかる」って話していたじゃないですか。それがあるから、なかなかどんな子か見極められないところがあるんだと思います。

公野舞華:でも、すごく心配性ではあるよね。バッグとか毎回「何が入ってんの?」と思うぐらい大きかったり(笑)。

松永すみな:誰かが何かを忘れたと言ったら「あるよー」ってそのバッグから取り出して貸してくれるんですよ。

彩瀬ゆる:何でも出てくる。

公野舞華:それはきっと気を配ろうと頑張ってくれているからなんですよね。私が新メンバーとして入ってきたときもいちばん話しかけてくれたし。

--そんなみゆちゃんですが、どういう経緯でこの世界に入ってきた女の子なんでしょう?

花咲みゆ:心を開くのには時間がかかるタイプなんですけど、目立つことは元々好きで。幼稚園のお遊戯会とかでもみんなの先頭に立って「主役になりたい!」と言い出すぐらいだったんです。なので、小学校2年生ぐらいから歌やダンス、ミュージカルもやっていて、小学校5年生からはキッズモデルのお仕事も始めて。なので、ちょっと芸能に近い世界で活動していたんですよね。そんな中でスカウトされて今の事務所に入ったんですけど、そこから3年ぐらいはずっと鳴かず飛ばずだったんですよ。

--不遇の時代があったと。

花咲みゆ:COMIQ ON!の前に別のアイドルグループの話もあったんですけど、コロナ禍で自然消滅しちゃうし。それで「もう事務所辞めなきゃいけないかな」と思っていたときにCOMIQ ON!のお話を頂いて、「これでダメなら芸能界を諦める」と思ってオーディションを受けたら、有難いことに合格させて頂きました!

--そういう経緯があったからか「アイドルになれている自分を喜んでいる」感はステージ上で溢れていると思います。

花咲みゆ:え、本当ですか! 私は小さい頃から注目を浴びることが本当に大好きだったんですけど、アイドルになってから「みんな、私を見て!」という気持ちがより強くなっているので、それが出ているのかもしれない(笑)。ステージに立っているときがいちばん「あ、私ってアイドルなんだ!」と実感しますね。

--そんな個性的なメンバー5人によるCOMIQ ON!ですが、ここに至るまで大きな別れも経験されましたよね。6月に結成時からのメンバー・真白うたが脱退しました。

四宮るな:結成時からの大事なメンバーだったし、脱退することになって、それまでのCOMIQ ON!の形が崩れることになったから、ファンの方の反応も気になったし、ありもしない想像をされてしまう怖さもあったし、あらゆる面ですごく不安になりました。

--その不安はどうやって拭っていったんですか?

松永すみな:脱退後最初のライブがいちばん怖かったんですけど、それまでに「5人で頑張っていこう」とちゃんと話し合いもしていたし、危機的状況だったからこそ団結力が増したところもあって。別れは寂しかったけど、それすらもちゃんと糧にしてレベルアップしていかなきゃという覚悟が決まった感じはありました。

--ちなみに、うたちゃんの脱退は舞華ちゃんの加入直後でしたよね。

公野舞華:加入していきなりだったので「どうなるんだー」ってマジで思いました!

彩瀬ゆる:当時の5人のライブを観て「COMIQ ON!に入りたい」と思って加入してきてくれたので、舞華ちゃんにすごく申し訳ない気持ちになってしまって……。

松永すみな:でも、その分「舞華ちゃんをみんなで支えよう。COMIQ ON!にいてよかったと思ってもらえるように頑張ろう!」みたいな気持ちになって、より結束できた感覚はありました。

公野舞華:その気持ちが嬉しかったし、この5人で頑張っていきたい気持ちがより強くなりましたね。

--その大きなターニングポイントを乗り越えた結果、各所で「COMIQ ON!が変わった!めちゃくちゃ良くなった」みたいな感想を耳にするようになったんですが、自分も【TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL 2023)】でのパフォーマンスを観て感激しました。

一同:うれしい!

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四宮るな:デビュー前にレッスンしていたときから「絶対、TIFに出たいね!」ってみんな言っていたし、私もそう思っていたんですよ。でも、大きいイベントだからデビュー1年足らずで出演できるとは思っていなくて、第1弾、第2弾と出演者が発表されていく中で「やっぱり今年はダメか」と。でも、そのあとにまさかの出演が決定したので、すごく嬉しかったです!

松永すみな:私たちは発表前に知らされるじゃないですか。だから、ファンのみんなに早く伝えたくて仕方なかったです! それぐらい私たちのキャリアで出演できるって凄いことだから「絶対に頑張るぞ!」って意気込んでいました。

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笑顔と涙のTIF~『COMIQ ON! 第一巻』完成後の未来

--ダイバーシティ東京のガンダム前、炎天下のFESTIVAL STAGEが一発目でしたよね。初めてのTIFでのライブ、やってみていかがでした?

花咲みゆ:自分たちがライブする前に、配信とかでどんなステージなのか観ていたんですけど……実際に立ってみると、すごく緊張しますね。お客さんの人数も凄いことになっていたし、そこでようやく「TIFに出演しているんだ」と実感が湧いて。アイドルが元々好きだったから、デビュー前からTIFの存在は知っていたし……あのTIFのステージに私は立っているんだと思ったら、こみ上げるものがありました。それでライブが終わったら「すごく良かったよ」ってお客さんからもスタッフさんからも言ってもらえて……本当に嬉しかったです。ひとつの目標を達成することが出来ました。

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公野舞華:私は以前所属していたグループで何度か出演していたので、懐かしい気持ちもあったんですけど、そこに居てくれるファンの人の顔が違うので、改めて「私は今、新しいグループでアイドルをやっているんだな」って実感しました。あと、スタッフさんたちの顔を見ながら「この人たちが頑張ってくれたから、ここに立てているんだな」って実感したので、恩返しじゃないですけど、良いパフォーマンスをしなきゃなと思いながらライブしていましたね。

--そのスタッフさんたち、COMIQ ON!のライブを観ながら泣きそうになっていましたからね。目を真っ赤にしながら見守っていたから、なんて素晴らしいチームなんだと思いましたよ。

スタッフ:1曲目が「超越展開POROPOROコミッキュ」だったんですけど、去年の夏にちょうどMVを撮っていた曲なんですよ。それで「あれから1年、ここに来るまでいろいろあったなぁ。メンバー、ここまでよく頑張ったなぁ」と思ったら、ポロポロ泣いていました(笑)。

公野舞華:愛されてるなぁ。

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--TIF2本目のライブは、DREAM STAGE。他のアイドルグループと投票数を競う企画に参加して3位という結果に終わりましたが、めちゃくちゃ痛快な負けっぷりでした(笑)。

彩瀬ゆる:あれはもう「ズコー!」でした(笑)。

花咲みゆ:ずっと「ズコー!」ってやってた(笑)

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--「3位 COMIQ ON!」って発表された瞬間、みんな満面の笑みで「悔しいー!負けたー!」って叫んでいて。こんなに清々しいアイドルグループはなかなかいないなと思いました(笑)。

松永すみな:あれはファンの人たちが悲しそうにしていたから、逆に「負けちゃったけど、みんなありがとね!」という想いを込めて「ズコー!」って笑っていたんですよ。みんなにも笑ってほしくて!

--あんなに見事な「ズコー」はなかなか見れない。今年のTIFのベストオブズコーです。おめでとうございます。

彩瀬ゆる:ありがとうございます(笑)。

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--そして、TIF初出演の最後のステージ……になる予定でした、SKY STAGEでのライブが雷雨の影響で中止となってしまいました。ギリギリまで「やれるのか、やれないのか」という状況だったので、余計に悔しかったんじゃないですか?

松永すみな:ギリギリまで気持ちを高めていたから……

四宮るな:衣装に着替えてスタンバイはしていたんですよ。

花咲みゆ:楽屋で「悔しいぃー!」って声出して泣いちゃって。ファンのみんなも「初めてのTIFで、SKY STAGEに出るの凄いね」って楽しみにしてくれていたし、私自身も「最後にSKY STAGE! 頑張るぞ!」って意気込んでいたし、その為にみんなで練習を頑張ってきていたので、悔し涙が止まらなくなっちゃいました。

松永すみな:「また来年、出られるように頑張ろう!」と今となっては思うんですけど、あの瞬間はそんな風に切り替えられなかったですね。みんなで早く上に行きたい気持ちがすごく強かったから……「1年後かぁ」と思ったら本当に悔しくて。

<インタビュー>COMIQ ON! マンガみたいなアイドルグループ 第一巻完成までの冒険活劇と夢をめちゃくちゃ語る

--しかも、そのあとにSKY STAGEは復活。そこでクマリデパートのライブを観ながら「私も立ちたかった」とボロ泣きしていたゆるちゃん。あれはどんな心境だったんでしょう?

彩瀬ゆる:私は衝撃的な出来事があると、すぐに実感できないタイプなんですよ。なので、SKY STAGEでの出番がなくなったと知らされた瞬間はリアクションが取れなかったんですけど、夜になって他のアイドルさんのSKY STAGEでのライブを観させてもらっていたら、そこで「ウワァー!」ってなっちゃって。「本来であれば、私たちもここでライブが出来たのにな……」と思ったら悔しくて悔しくて、ライブ自体も凄く良かったから、気付いたらボロボロ泣いていました。

--本当に罪深い雨でしたね。でも、来年のTIFへ向けてのリベンジストーリーが生まれたと捉えれば……

四宮るな:SKY STAGEより大きなステージに立てるかもしれないし、それに向けてもっとみんなで成長していきたいです!

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--そんないろんなドラマがあったデビュー1年目。その集大成とも言えるファーストアルバム『COMIQ ON! 第一巻』が完成しました!

四宮るな:『COMIQ ON! 第一巻』ということで、ここからのストーリーが楽しみになる内容になっていると思うんですよ。ファンの皆さんも私たちもここから何が起こるのか、続きが気になって仕方なくなる。

松永すみな:どの楽曲も素晴らしいんですけど、このアルバムには「COMIQ ON! 第一話~おっはよー!恋は朝から突然に~」「COMIQ ON! 第二話~学校で恋バナ~」「COMIQ ON! 第三話~衝撃の結末~」といったドラマCDみたいな、私たちがお芝居している音声も収録されているんですよ。

彩瀬ゆる:すみちゃん、演技がめっちゃ上手だった。

公野舞華:すっごい上手だった!

--女優の仕事もやれているじゃないですか!

スタッフ:るなも女優志望なんですけど、この子はたぶん無理です(笑)!

一同:(爆笑)

四宮るな:本当に全然出来ないんですよ! ナレーションとかやらせてもらったんですけど、なんか棒読みみたいになっちゃって(笑)。

花咲みゆ:でも、それが面白かったです(笑)。

--音声で楽しむマンガみたいになっているんですね。

公野舞華:レコーディングしてて楽しかったです。ただ、電車とか人前で聴いちゃいけないと思うんですよ。絶対に笑っちゃうから(笑)。

--あと、個人的には、TIFでも涙を誘った「NEO WORLD ORDER(2023ver.)」がやはり秀逸だなと思っていて。歌詞も含め、COMIQ ON!のストーリーが進めば進むほどそれを吸収してエモーショナルになっていく曲だと思うんですよね。皆さんはどんな印象を持たれていますか?

公野舞華:私にとっても、COMIQ ON!でパフォーマンスしていていちばん楽しい曲が「NEO WORLD ORDER」なんですよ。可愛らしいポップな世界観が多い中で際立って格好良い曲だと思うし、もう歌い出しからして格好良いんですよね。

<インタビュー>COMIQ ON! マンガみたいなアイドルグループ 第一巻完成までの冒険活劇と夢をめちゃくちゃ語る

松永すみな:歌い出しのパートは今回受け継がせてもらったんですけど、私も「NEO WORLD ORDER」がいちばん感情を爆発させることができるんです。特にサビの「主人公は僕たちだけ」というフレーズが大好きで、毎回「私たちが主人公だ!」と思いながら歌って泣きそうになっています。それぐらい良い曲。

彩瀬ゆる:私は比較的可愛い曲のほうが得意なんですよ。

--キャラクターにも合ってますもんね。

彩瀬ゆる:でも、その分「NEO WORLD ORDER」はギャップを見せられる曲だなと思っていて。私も曲調的にいちばん好きなのは「NEO WORLD ORDER」なので、これからもっと表現力を磨いて、聴いてくれる人たちに感動してもらえるようになりたいです。

--他にも傑作揃いの『COMIQ ON! 第一巻』。聴いた人たちがどんなリアクションをしてくれるのかも楽しみですが……気付いたらこのインタビュー、1時間で終えるつもりが2時間経っていました(笑)。

花咲みゆ:たくさんお話を聞いてくれてありがとうございます!

--こちらこそ、たくさんの有意義なお話をありがとうございます! という訳で、最後にこんな質問を。約1年がかりで第一巻を完成させたわけですが、この先はどんなストーリーを描いていきたいと思っていますか?

四宮るな:10月1日に2ndワンマンライブがあるんですけど、まずそれを完売させることが今の目標だと思っていて。そして、どんどんどんどん大きなステージに立てるようになって、もっとたくさんの人を呼べるようになりたいなと思っています。とにかく前へ前へ進みたいです! 休載したくないので(笑)個々やグループの成長シーンをどんどん描いていきたいですね。

公野舞華:10年前ぐらいからインタビューでも答えてきたことなんですけど、私は絶対に日本武道館でワンマンライブがしたいです。でも、客席スカスカは絶対にイヤだから、満員の状態でやりたいんですよ! 埋めなきゃ意味ないし、埋めなくていいなら誰だって立てちゃうじゃないですか。

花咲みゆ:私もそれがしたい!

松永すみな:私も!

四宮るな:私も、私も!

--ゆるちゃんは?

彩瀬ゆる:私もずっと日本武道館に立ちたいと思い続けていたので……COMIQ ON!のみんなで、満員の日本武道館に立ちたいです!

Interviewer:平賀哲雄

COMIQ ON! 第一巻ティザー

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