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<インタビュー>THE JAZZ AVENGERS、日本を代表する若手女性ミュージシャン8名が集結したバンドが語る、結成から最新アルバム『THE JAZZ AVENGERS』、そしてこれからについて



THE JAZZ AVENGERSインタビュー

 世界の次世代リーダーが集結する国際サミット、ワン・ヤング・ワールド2021(ミュンヘン)のために結成されたSenri’s Sevenから誕生したオールスター・バンド、THE JAZZ AVENGERS。若き天才ドラマー川口千里が国内外のジャズ、フュージョン界で活躍する米澤美玖(Ts)、寺地美穂(As)、WaKaNa(As)、中園亜美(Ss)のサックス奏者4人をフロントに、若手実力派ミュージシャンの瀬川千鶴(Gr)、竹田麻里絵(Key)、芹田珠奈(Ba)を召集。レコ発ライブは連日完売するほどの人気で、海外からの視線も熱いTHE JAZZ AVENGERSのスペシャル・ライブが7月4日(火)にビルボードライブ横浜で行われる。記念すべき1stアルバム『THE JAZZ AVENGERS』を引っ提げての最終公演を目前に、今回、初めて8人全員へのインタビューを敢行。多忙を極めるメンバーにアルバム制作のきっかけや今後のプラン、SDGs(持続可能な開発目標)目標5の実現に向けて、女性ジャズミュージシャンとしての矜持と理念について語ってもらった。(Interview & Text: 落合真理)

みんなの団結力が強まっていくのを感じた

――昨年に続いて今年のツアーも大好評で、7月4日(火)にはBBL横浜での追加公演も決まりました。この8人が一同に会すこと自体が、まさに奇跡だと思いますが、まずはアルバムのコンセプトと、サックス4管というユニークな編成の成り立ちについて教えてください。

川口千里:このバンドはそもそも、国際サミットのワン・ヤング・ワールド閉会式でのパフォーマンスをきっかけに結成したSenri’s Sevenというグループから生まれました。私、川口千里がリーダーで、運営サイドから日本人若手女性ミュージシャンでバンドを組んでほしいといわれ、何人か検討しているうちに「サックス多いね、これだけいたら4管面白そうだな」という話になって。面白そうなメンバーを集めてみたら、この編成が出来上がりました。最初は長い間、アルバムがない状態でツアーをまわっていて、そのうちサウンドも固まり、私たちの作品を作りたいという気持ちが強まってきて、待望の1stアルバムが出来上がった形になります。THE JAZZ AVENGERSの名刺代わりの作品になればいいなと、メンバー全員が思っているはずです。

一同:思っています。激しく同意!

芹田珠奈:ちょっと質問してもいいですか。色々な名前が出てきて、トランペットで名前があがった人っていましたか。

川口千里:いなくはなかったけれど、ブラスセクションを入れたいとなった時に、トランペットとトロンボーンがほしいとなり、以外とトロンボーンがネックだった。ジャズ・フュージョンでトロンボーン、若手、女子、難しいな、じゃあサックス4管のほうが面白そうだな、と盛り上がって。運営側の推薦が、ちーたん(瀬川千鶴)、ワカナナ(WaKaNa)、ジュナたん(芹田珠奈)で。みぽりん(寺地美穂)は両サイドからで。あみたん(中園亜美)、みくたん(米澤美玖)、まりりん(竹田麻里絵)は、私から提案させていただいたので、ちょうど綺麗に半分にわかれた感じになります。

芹田珠奈:ありがとうございました。満足です。

――アルバムには各メンバーによる楽曲が収録され、「Top Me Up」(川口千里)はスタートナンバーに相応しい明るいアップテンポの曲になっています。この曲を1曲目にしようと思った決め手は?

川口千里:これを1曲目というのは全然ない状態で、とりあえず、みんなで曲を書いたんです。実は私がいない間にアルバム内容の打ち合わせがされていて戻ったら、もう紙に「リーダー:変拍子」と書いてあって。みんなの期待に応えようと、今までツアーでやっていた「See You Much Later」(川口千里)に代わるような変拍子の曲を書いたらいいのかなと。「変拍子だけれどキャッチーな曲」で、かつラテン系が余っていたので、いわゆるフュージョンらしいラテンを入れたら面白いかなと。全体のバランスをみて、みんなに1曲目に選んでいただきました。

――2曲目の「Unite」(WaKaNa)は、躍動感あふれる展開と手拍子がアクセントになっています。どのように生まれたのか、作曲の背景など教えていただければ。

WaKaNa:去年の秋のツアーの際、みんなの団結力が強まっていくのを感じて、すごい感動してしまって、それをメロディーやハーモニーで表現したいなと思って作りました。誰がどんな曲調を作るのか話し合っていた時に、既に途中まで作りかけていて「ノリのいい曲でスムースジャズ」とみんながいってくれたので、じゃあこの曲を進めようと。一人一人の輝けるシーンというのを作りたくて、イントロの麻里絵さんのキーボードから始まって、ちーたんのギター、千里ちゃんのドラムが入ってきて、サックスのメロディーを4人でユニゾン、ハーモニーもあって、珠奈ちゃんのベースソロもあって、というようなシーンを作りたいなと思って作曲しました。


「Unite」Official Music Video / THE JAZZ AVENGERS

川口千里:その結果、ワカナナの曲がみんな一番輝いていて。どの曲でMVを撮るか打ち合わせをして、やはり「Unite」でPVを撮るのがキャッチーだし、リスナーにもジャズというハードルを越えて楽しんでもらえるかも、みたいな可能性を感じて。今回のアルバムのタイトル曲っぽい感じで、PVを撮影させていただきました。

――まさにシングルカットという形で格好よく仕上がっていると思います。

WaKaNa:ありがとうございます。

――「One By One」(瀬川千鶴)はタイトル通り、メンバーの個性が存分に発揮されたチューンになっていますね。

瀬川千鶴:まさにそうで一人一人の実力を発揮できるようなカッコいい曲を作りたいなと思って、仮タイトルは「カッコいい曲」だったんです。4ビートを入れてみたり、それぞれの持ち味を活かせるような曲を作りたいなと思って作りました。管のソリのところでは、みぽりんがバリトン・サックスを吹いてくれたり、色々な挑戦もした曲で、難しすぎず聴きやすい、とっつきやすい曲にしたいなと思い、こんな曲調で作りました。

――もうひとつの「Mima Mounds」(瀬川千鶴)はシアトルで美しい丘の景色を見て書き下ろされて、THE JAZZ AVENGERS用にアレンジされた曲なんですよね。

瀬川千鶴:実は管楽器のアレンジはプロデューサーの安部潤先生(※J-POP、ジャズ、フュージョンにおいて数多くのレコーディングやライブツアーに参加)にお任せして、もとの土台とメロディーは私が作りました。

川口千里:略した時、実は安部さんに気を使ってのことなんです。

一同:気を使ったんだ(笑)。

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何十年先もみんなでやっていこう

――「Pain Or Pleasure」(芹田珠奈)は、ベース・ソロとホーンが絡む展開が気持ちいいファンク・チューンですが、8人で演奏するにあたって特に気を付けたことは?

芹田珠奈:実はこの曲を提出する前に、既に2曲提出していて。自分の趣味でサックスをやっていて、サックスの音が大好きなんですね。曲を作る時にベーシストなのにサックスメインで作りがちで、提出した2曲はベースがあまり目立たないということでボツになってしまったので、3曲目はとにかく自分を前に出そうと思って工夫しました。

川口千里:いつも話しているのは、いつかバリトンをベースから持ち替えてねって。

芹田珠奈:バリトン・サックスの提供を募集しております。

一同:笑。

――「Buena Vista」(寺地美穂)は、ご機嫌なアップテンポ・チューンになっていますが、どんなことを心掛けて作曲されたのでしょうか。

寺地美穂:みんなでどんな曲を作ろうと役割分担をした時に、私はアゲアゲのノリノリの曲が多かったので「ライブで盛り上がる曲」というのをコンセプトに作りました。大きな会場でも小さな会場でもお客さんと一体になって踊りながら、あまり難しく考えすぎずに演奏できるように、フレーズもなるべくシンプルにして。ただ全部がシンプルだとダラっとしちゃうので、最初だけ難しくして引き締めてから後は楽しむみたいな感じで、みんなが笑いながら演奏できるような曲になればいいなと思って作りました。

川口千里:「Unite」と同じく、振り付けなどで盛り上がれるように、割とライブの後半でやらせてもらう曲になっています。

――「Michel Tokyo」(竹田麻里絵)は、次第に熱を帯びてくる緩急ある展開が美しい曲ですが、作曲のポイントについて教えてください。

竹田麻里絵:もともとブラック・ミュージックが好きでよく聴いているんですけれど、今までのジャズアベっぽくない曲を作ってみたくて。新しいみんなを見たいという気持ちもあって、ちょっとブラックっぽい要素も、フュージョンチックなのもあってという曲を目指して作ってみました。最初メロディーはみんなに管で吹いてもらいたいなと思ったんですけれど、潤さんにピアノメロでいこうといわれまして。最終的に、そういったアレンジをしていただいて、みんなが活きる感じになったのでよかったなと思っています。

――「Raise Your Flag」(米澤美玖)はテナーが光る迫力のあるアップテンポ・ナンバーになっていますが、作曲の背景など教えていただければ。

米澤美玖:私は絵画とかが好きなので「民衆を導く自由の女神」にインスピレーションをもらって、強めのジャズアベを表現したくて書き下ろしました。実はこれだけ早い段階で書かせてもらったんです。絶対間に合わない、早く書いたもの勝ちやと思って。去年のツアーで既にプレイしていて、ツアー中に肉がついていった感じの曲です。ソロの回数もアルバム全体を通してみんな同じくらいで、それぞれの見せ場がある中で、やはり4人のサックスバトルってめっちゃワーって盛り上がるんですけれど、サックス以外のバトルも見せたいなと思い、麻里絵さんと千鶴さんにキーボードとギターバトルをやってもらって、あのような感じになりました。


Raise Your Flag / THE JAZZ AVENGERS

川口千里:この曲に関しては、みくたんが4管アレンジをしっかり時間をかけて作り上げてくれて。

米澤美玖:でも打ち込みができないから、なんかゴミみたいな音源のアレンジをみんなにボンって投げてどうしよう!みたいな。ドラムは特にバンっしか入っていなくて。

川口千里:すごい覚えています。ジャズアベでまわる前の現場からパソコンを開いていて、ずっと4管の譜面を見て難しい難しい…って。

米澤美玖:普通だったらソプラノ、アルト、テナー、バリトンなんですけれど、アルトが2人なので、どうしようかなと。それが楽しくもあり、自分がバリトンのポジションにいられて、下に構えてみたいな感じで。

――最後の「All The Way」(中園亜美)はしっとりとしたラストらしいナンバーですが、最後にもってこようと決めたのは?

中園亜美:みんなで曲順は決めたんです。全くタイプの違う曲だったので、最後でいいかなと。私の担当はR&Bだったので、一回、ジャズアベを忘れて作ったんですよね。1人でアルトを吹いてもできる、シンガーさんみたいなイメージをして作りました。でも、なかなか浮かんでこなくて。そんな時、千里ちゃんが何十年先もみんなでやっていこうって、いってくれて。

川口千里:後半のツアーで、まだこのバンドを続けるかどうか決まっていなかった時に「THE JAZZ AVENGERSってすごい楽しいバンドだな。もし出来ることなら、この先、何十年先もおばあちゃんになるまで、このバンドを続けられたら素敵な思い出になるな」と私がMCでいっていたのを聞いた亜美先生が。

中園亜美:そう!その時、千里ちゃんがそう思ってくれたんだって、みんな感動して。そこから続けていこうと。やはり今後、何枚かアルバムを出すと思うんですけれど、1stアルバムとリリースツアーのことは一生みんなの思い出になるはずなので。その思い出を話し合う時に流れると、ウウッ(涙)みたいな。エモさも入れつつ、みんなで歌い上げられる楽曲にしました。

――アルバムの中でも、いい意味で異質というか、異なった雰囲気ですよね。

中園亜美:そうですね。千里ちゃんのドラムも全く違うものをやってほしかったので。

川口千里:初めてあのセッティングで録りましたね。一番最後にしてもらって、タムを全部片づけてライドとかスネアだけに仕上げてもらって。今までやったことがなくて、いい機会を与えてもらったなと。エンジニアの木村さんに相談して、この曲は最後にしてもらいました。

中園亜美:千里ちゃんのドラムも聴き所になっています。

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国境を越えてTHE JAZZ AVENGERSに触れていただきたい

――全体的なレコーディングは、どのように進んだのでしょうか。

川口千里:まずリハーサルを8人揃って2回やって、実際のレコーディングはリズム隊が先だったんです。リズム隊2日、ブラスセクション録り2日、ソロでこぼれたところを数日かけて。2日間で10曲なんで、正直ちょっと心配していたんです。てっぺん越えて、深夜テンションで最後の曲を録るのかなと思っていたら、すごい順調で。みんな、それぞれのビジョンをしっかりと持ってきてくれたお陰で、めちゃくちゃテンポ良く2日間で録れました。

米澤美玖:1日目でほとんど録り終わって。リハーサルもしているから、ニュアンスも合うし。ニュアンスを合わせるのが結構大変でした。

寺地美穂:サックスは4人で別日で録って、ニュアンス合わせの時間を作ったんだよね。

一同:そうだ!

寺地美穂:そうやって吹いているんだって。ライブでは聴き取れない部分もあって。

川口千里:そこでバリトンが登場したんだよね。

寺地美穂:まだバリトンを誰が吹くかも決まっていなくて。誰か元気な人が吹こう、みたいな。最後の最後まで(私が吹くと)決まっていなかった。

米澤美玖:本当に、せーの!で本番を録るみたいな吹き方をしていましたよね。

川口千里:面白かったのは、同じ楽器同士だからニュアンスも、ソロのアプローチも4人で相談し合いながらやっていて。それがめちゃくちゃ印象に残っています。

中園亜美:サックスの団結力について話し合いができて、こんなにサックスのことを話し合える仲間っていないから。難しい用語も全部伝わるので、すごい楽しかったです。

――将来的に今後、海外でプレイすることも増えていくと思いますが。

川口千里:増やしたいですね。今はSNSなどをフル活用して、国境を越えてTHE JAZZ AVENGERSに触れていただく機会をひたすら増やしている段階です。8人なので、なかなかジャズフェスに行くだけでも結構ハードルが高いので。それでも呼んでくれるような、興味を持っていただける場所や人たちがいれば、もうすぐに飛んでいきます! まだ機会は少ないですけれど、これからもっと増やしていけたらなと思っています。

中園亜美:絶対、みんな海外で、というビジョンがあるので。

芹田珠奈:10年以内くらいの、5年くらいのビジョンがあって。

川口千里:何?誰も知らない(笑)。

芹田珠奈:5年後くらいはジャズアベがドカンと、めちゃくちゃ成功していて。3人くらい南の島でバカンスしていて、朝からワイン飲んでみたいな生活をしていて、ふと電話が鳴るんです。「ツアー?OK!」ってみんなが仕事モードになって集まって。飛行機に乗って「あ!久しぶり!」って海外ツアーするみたいなイメージが私の中にあります。

一同:それにしよう!世界いこう!決定!!

芹田珠奈:そのツアーで年収を稼ぐのが目標です。

川口千里:予想以上に具体的だった。インストなんで、言語の壁とかは越えられるジャンルだからね。

竹田麻里絵:私の曲のタイトルも東京発信だよ、ということで「Tokyo」をつけて、「Michel Tokyo」になっています。

――海外にどんどん出ていってほしいバンドですね。これから何か新しく挑戦したいことなどありましたら。

川口千里:今は海外に向けて色々なフェスとか、活動の場を広げていきたいです。あとはジャズのハードルを何とかして下げたい、とずっと思っていて。今回の「Unite」という曲で、どんな人が聴いても楽しく聴ける「ジャズって誰でも楽しめるジャンルなんだ」という意識をもっと広げられたらな、と思っています。実は今、ジャズアベの曲をエリック宮城さんに吹奏楽アレンジをしていただいているんです。それが完成したら、日本全国の学校の吹奏楽部で私たちの曲を一緒に演奏するのが夢です。サックスって吹奏楽で身近な楽器なので「ジャズって、みんなで楽しく聴けるじゃん、サックスってこんなに楽しい楽器なんだ!」、「サックスの後ろで演奏しているリズム隊、すごい楽しそうだな。なんて自由なんだろう!」と感じてもらえたら本望です。今は何とかしてハードルを下げようと、手始めに吹奏楽や、出張などメンバーでいけたらな、と思っている段階で。ジュナたんほど、しっかりとしたビジョンを持っているわけではないですが、そういった活動ができたらなと。若い世代と触れ合える機会を積極的に作っていこうという動きは今、陰ながらやっております。

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女性であることを誰一人として言い訳にしていない

――もうひとつTHE JAZZ AVENGERSについて聞きたいんですが、実際に今の日本のジャズシーンにおいて、海外のジャズシーンとの距離感であったり、若い女性アーティストの8人組で、ビルボードでライブを行うというのは、かなり稀なことだとも思います。今のシーンはどういう風になっていて、その状況に対して、どのように感じていますか。

川口千里:若手女性バンドだから、人によっては音楽じゃない部分で勝負しているんじゃないの、と見られる場合もあるかもしれないですけれど。私としては使えるものは使うべきだと思っていて。女性ジャズバンドだから「華やかだな、ちょっと気になるな」と聴いてもらえて、カッコいいバンドだと思ってもらえるなら勝ちじゃないですか。

一同:最高。

芹田珠奈:ポスターだけ見てライブに来てくれた人がいて。外見だけだとしても、それは本当に嬉しかった。

川口千里:このバンドのいいところは、女性であることを誰一人として言い訳にしていないところなんです。女子だから、これでいいかという気持ちで絶対、誰も演奏していない。もちろん音楽では本気で、私たちはこういう音を出したいとの気持ちをしっかり込めながらも、女性であることを強みにして、アピールする機会をしっかり増やしていく。重要なのは、チャンスをつかめるかどうか、なんですよね。そこは女性ミュージシャンであること、こんなに華やかな8人で、サックス4管であること。強みがこれだけあるので、それを思い切り武器として使って、このバンドに興味を持ってほしいなと。ジャズというジャンル、インストというジャンルに触れていただく機会をもっと増やしていけたらな、と思っています。

一同:激しく同意です!

――やはりジャズというハードルが高いので、そのハードルを低くしたいという強い思いがあると。

川口千里:そうですね。その結果、ジャズというジャンルが盛り上がる機会になれば最高だなって思います。

芹田珠奈:個人的には今、映画「ブルージャイアント」が流行っているので、勝手に追い風に吹かれている感じはあります。

中園亜美:偶然、すごい注目されるタイミングで、サックス4管だったという。

川口千里:何なら私たちが追い風になれるようにね。それが目標です。

一同:なろう!追い風になろう。スローガンね(笑)。

川口千里:ちょっとしたきっかけで知っていただける機会をつかめて、私たちもこうして全員プロとしてやっているので、そのひとつひとつの機会を無駄にしないようにしたいですね。やはり、この業界は上手なだけではやっていけないので、そこは上手く活用して、このジャンルを盛り上げて、今後の女性ミュージシャンの活躍の場を広げていけたら嬉しいです。そういう気持ちで活動を続けていきたいバンドだなと思っています。

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