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<連載>Da-iCE×インフルエンサー対談第2弾 岩岡徹&大野雄大×ヘラヘラ三銃士――コラボは“カレー”? 仕事への向き合い方の共通点
Interview & Text:高橋梓
Photo:Yuma Totsuka
5月24日、Da-iCEが7thアルバム『SCENE』をリリースした。同作品はDa-iCEの様々な「SCENE=場面」が詰まっているというもの。結成から約12年半、デビューから約9年半経った今の彼らをじっくり味わえる作品となっている。そんなDa-iCEにとって欠かせない“SCENE”のひとつはインターネット上のプラットフォームだろう。「CITRUS」や「スターマイン」といった代表曲はTikTokやTwitter、InstagramなどのSNSやサブスクリプションで大きな広がりを見せている。そこでBillboard JAPANではDa-iCE×インフルエンサーの対談企画を連載。第2回は、女子のリアルをありのままに届ける動画とそこから生まれる個性的な楽曲が人気の女性3人組YouTuber=ヘラヘラ三銃士と、Da-iCEより岩岡徹、大野雄大の対談をお届けする。
「スターマイン」での狙い
――皆さんは、初めましてですよね?
ありしゃん:はい。先に自己紹介だけさせてください。ヘラヘラ三銃士のありしゃんと申します。
まりな:まりなです。よろしくお願いします。
さおりん:さおりんです!
岩岡徹:徹です!
大野雄大:雄大です! ……完全に合コンみたいになってますね(笑)。
まりな:じゃあ乾杯しますか?
大野:生くださーい!
――テンポの良いやり取り、ありがとうございます(笑)。初めましての皆さんですが、ヘラヘラ三銃士さんはYouTubeで「スターマイン」で替え歌やゲームを歌ってらっしゃいました。
ありしゃん:TikTokで「スターマイン」を聴いて知ったんですけど、出だしからすごくインパクトのある曲だなと思って。今って流行り廃りが早いのに、「スターマイン」は長い期間流れていたし、どこに行っても聞こえてくるんですよね。この時代にそうなれるってすごいなと思っていました。しかも、Da-iCEさんって長く活動してらっしゃるのに、流行っている曲を出し続けているのもすごいと思って。
さおりん:ありしゃんは「スターマイン」を聴いて速攻で酒の歌に変えていました。
まりな:「え、これって飲み曲だよね」って。
岩岡:ありがとうございます。色んな場面で使ってもらえるようにしつつ、Da-iCEらしさを乗せたので嬉しいですね。
ありしゃん:え、それを狙って作ったんですか?
大野:狙ってますね。って、僕が作ったわけじゃないんですけど。
ありしゃん:狙えるのがすごいな。
まりな:露骨じゃないのがいいですよね。みんなが勝手にいろいろ作れるっていう。
さおりん:そう。Da-iCEさんは自分たちの曲を大切に歌っていて、世間がいろいろアレンジしているっていうのがいい。
トークは「何も考えない」
――おっしゃる通りですね。さらにお2組とも飾らないトークが人気という共通点もあります。いつもどんなことを考えながらお話されているのでしょうか?
大野:何も考えてないですね。
岩岡:うん、何も考えてない。
大野:完全にその場のノリですね。カメラの位置を知らない時もあるくらいです。
ありしゃん:私たちも何も考えてないですね。ノリで始まるので台本もないし、自分たちの普段そのまんまを大切にしています。
――素を出すのって時には怖かったりもしませんか?
まりな:怖くないです。逆に飾れないんですよ。飾ったら面白くなくなっちゃうって考えているので、そのままの自分でやっています。
さおりん:一時期気にした時もあったんですけど、やっぱりつまらなくて。まりなちゃんの言う通り、そのままのほうが面白いって思うようにしたら、急に気にならなくなりました。
大野:徹しゃんは?
岩岡:徹しゃんも同じ(笑)。MCだと台本もまったくないので、その場でメンバーの誰かが急にふざけだして、それを拾って……ってずっとやっているだけなので、いわば楽屋の延長ですね。
大野:むしろ台本があると全くダメなタイプ。「台本通りにやらないと」って思っちゃうので。
――筋書きがないのにこれだけトークができるのは、やはり長年グループ活動をしてきたからなのでは?
大野:いや、キャバクラで培いました(真顔)。
岩岡:キャバクラですね。
大野:っていうのは冗談にしても、ふざけるのってやっぱり飲んでいる時が多いので、お酒の席での経験はあるかもしれないですね。だって、ひとりで飲んでいる時ふざけないでしょ?
岩岡:そうそう。バカでいたほうが得だしね。人と初めて会った時に、ちょっと背伸びして着飾って話しちゃうと、墓穴掘った時に引かれてしまうじゃないですか。でも最初からバカだったら、ちょっとできただけですぐ褒めてくれる。僕は計算高いんです。
ありしゃん:私たちも、みんな夜職の経験があるんです。なので、やっぱりお酒の場で培ってきた部分はあるかもしれません。
まりな:お客さんと接することでトーク力が磨かれたのかも。
さおりん:逆にお客さんもトーク力が磨かれてるのかもしれない。
岩岡:お酒がある場って面白いことが起きやすいから、ネタにもなりますしね。昔、屋台で飲んでいる時に雄大が気絶したことがありました。
大野:あぁ、あったね。僕、ギリギリまで様子が変わらないんですよ。今みたいに普通にしゃべっていて、3秒間僕から目を話したとするじゃないですか。その間に倒れてます。
岩岡:地方に行った時に屋台で飲んでいて、僕の横に雄大がいたんですけど、一瞬反対側を向いた瞬間「ドンッ」って聴こえて。振り向いたら雄大が椅子から落ちて気絶していました。
ありしゃん:まりなと一緒! 六本木のお寿司屋さんでいきなり倒れて、知らない外国人の方に助けてもらったことがありました。動画にもなっています(笑)。
大野:徹くんは目を開けたまま寝てますね。横に徹くんがいたんですけど、「徹くん?」って呼びかけても反応がなくて。目を開けたまま寝ていました。
岩岡:僕、周りから飲まされちゃうんです。
大野:イジりたくなるんです。こいつ、年上なんですけど……。
岩岡:こいつって言うな!
大野:(スルーして)こいつ、勧めたら「はーい」って言って飲んでくれるんで、丁度いいんです。使いやすいです。
岩岡:使われてたんだ、俺……。
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歌とトークの切り替え
――(笑)。お酒の席で培われたトーク力もしかりですが、皆さんアーティスト活動をされている時はとてもクールな姿を見せられています。その切り替えは意識的におこなっているのでしょうか?
大野:切り替えるというか、楽曲の世界観を大切にしている感じです。たとえば、バラードでは絶対ふざけられないじゃないですか。
岩岡:そりゃそうだ。そんなアーティスト見たことない。
大野:でも、アップテンポの曲だったらふざけることもあって。楽曲の世界観を壊さないようにはしています。だからいちばん難しいのは、アップテンポの曲でめちゃくちゃふざけた後にバラードがくる時。でも僕はスイッチングが神がかっているので、パッと切り替えられます。メンバーやスタッフさんから「よく笑わないね」って言われるくらい。
岩岡:僕も同じかな。曲が始まってちょっとかっこつければ、世界観に入れちゃいますね。バラードはダンスで周りに感情を伝えるのが難しいので、神経は使いますけど。
大野:徹くんは緩急のつけ方がすごいよね。楽曲の切り替えはもちろんなんだけど、MCでもずっとふざけてるわけじゃなくて、ここぞという時に発するひと言が絶対外れない。僕は「数撃ちゃ当たる」タイプですけど、徹くんは一発必中。
――たしかに、ライブのMCで岩岡さんが何か言葉を発すると、必ず笑いが生まれている気がします。
大野:しかも、そのボケがマイクにちゃんと乗らないんですよ。
ありしゃん:うちらで言うまりなと一緒ですね(笑)。まりながボソッと面白いことを言って、私たちだけが大ウケしちゃってるから、お客さんに伝わらないのがもったいなくてもう一回マイクを通して説明するっていう。
大野:そうなんです。言うしかなくて、他のメンバーがマイクで伝えるんだけど、それがめちゃくちゃウケて。時差で笑いをかっさらっていくタイプ。
岩岡:あぁ、でもツッコミをしたいときに雄大とか(花村)想太に、こそっと「こう言って」って伝えることはしょっちゅうありますね。僕がボソッと言うよりも、声の通る想太が「◯◯じゃないですかー!」って言ったほうが面白いと思うので。
ありしゃん:計算されているのがすごいですね(笑)。私たちは、ライブMCに関しては事前に決めておいて話すことも多くて。YouTubeの動画は流れのまま、ありのままに話しているんですけど、ライブだと“かっこいいヘラヘラ三銃士”を見せたい気持ちもあるので、最初と最後は事前に決めています。とはいえ、ファンの方は動画上の私たちの素の姿も見たいと思うので、わちゃわちゃも残しつつっていう。決めているところと、決めていないところの差が激しいかもしれないです。
岩岡:ファンの方の気持ちと、自分たちのやりやすさを考えて作り込まれていていいと思います!
ありしゃん:ヘラヘラは“生き様を等身大のままに”ってコンセプトでやっているので、動画と同じ素の姿と、歌えて踊れてMVがおもしろくて歌詞がリアルっていうアーティストの姿、どちらもLIVEで楽しんでもらえたらと思ってます。
楽しくライブをするための秘訣
――ヘラヘラ三銃士さんは夏のライブツアーも決定しましたよね。Da-iCEのおふたりにアーティストとして何か聞いてみたいことはありますか?
ヘラヘラ三銃士:(口々に)めっちゃある。まさに今、悩んでる。
ありしゃん:私、しゃべることは得意なので台本やカンペがなくてもできるんですけど、歌とダンスがすっごく苦手で。緊張しすぎちゃってお客さんの顔を見る余裕すらないんですよ。かといって「ライブは楽しんだもん勝ち」という気持ちにもなれなくて。「歌詞間違えたらどうしよう」「立ち位置間違えたらどうしよう」が先行しちゃって、そればっかり気になっちゃうんです。おふたりはそういう時期ってありましたか? すごく楽しんでパフォーマンスされているように見えるので、秘訣が聞きたいです。
大野:あー。僕も緊張しやすいタイプなんで、結成当初は同じようにお客さんの顔を見れなかったですね。ずっと(お客さんは)じゃがいもだと思ってステージに立っていました。
ありしゃん:楽しいライブにするために心掛けていることってありますか?
大野:僕は本番ギリギリまで何も考えないです。ステージの袖にいる時間が長ければ長いほど緊張するので。ソロライブのツアーをやっていた時なんかは、「開演3分前です」って言われても行かなかったです。
さおりん:何分前に行くんですか?
大野:「始まってます! 急いでください!」って言われた時にゆっくり歩いて行きました。
岩岡:始まってるんかい!
大野:バンドの演奏が始まった時に歩き出す、みたいな感じでした。とにかく考えすぎないほうがいいと思います。だって、前日まで散々ライブについて考えてるわけじゃないですか。リハーサルもしてるし。そこまで来たら、何も考えないほうがナチュラルにスッとパフォーマンスできると思うんですよね。
ありしゃん:なるほど。
岩岡:僕が今思うのは、気にしなくてもいいってことですかね。僕も立ち位置や振りを忘れたらどうしようって考えることはあるんですけど、考えすぎると逆に飛ぶんです。
大野:歌詞は特にそう!
まりな:歌詞を忘れた時はどうするんですか?
岩岡:カンニングしてます。
大野:ちょっと前までは全部歌詞を覚えていたんです。でも、何百回歌っていてもどうしても飛んじゃうことがあるんですよ。それが嫌で、今は自分で読み上げた歌詞をイヤモニに全部入れてます。たとえば「恋ごころ」という曲なら、〈好きで 好きで 君が好きで〉って自分で朗読した音声が右のイヤモニに流れるようにしていて。それを聞いて歌っています。
ありしゃん:音楽の先生が授業で先導してくれるみたいな感じですよね。それを聞きながら歌うって逆にすごい……!
さおりん:むずいな。
まりな:うちらはイヤモニしてないもんね。
大野:プロンプター(歌詞を映し出す装置)を出してもいいんですけど、目線が下がっちゃうのが僕は嫌なんですよね。イヤモニなら、それこそ立ち位置とかも入れられるんじゃないですか?「大サビで花道いくよ」とか。
ありしゃん:私、そのままマイクで言っちゃいそう。「花道いくよ」って(笑)。
岩岡:慣れるまで、そういうハプニングはあるのかもしれないですね。僕ら、5人で歌う「Melody」っていう曲があるんですね。その歌詞を雄大がイヤモニに吹き込んでくれているんですけど、噛んでるんですよ。バラードだから笑えないのに(笑)!
大野:なぜかいまだにそれが使われてます。あったかい、いい笑顔でバラードが歌えていますよね。
岩岡:〈キミと僕との絆を〉っていうところが、「キm…キミと僕との」みたいな(笑)。あれ、早く直してほしい。
ありしゃん:でも、聞きながらでもちゃんと生で歌えているのがすごい。
さおりん:レベル高い。
岩岡:僕らはそういう隠し技みたいなものを使っていますけど、気にしすぎなくていいと思うんですよね。だって、皆さんが好きなアーティストのライブを見に行った時に、その人が歌詞を間違えたり、振付を間違えたりしていたとしても、お客さんとしてはちょっと得した気分になりません?
まりな:特別な感じはする。
ありしゃん:生って感じがしますね。
岩岡:ですよね? いいように捉えたら、そういうハプニングも楽しんでもらえるのかなって。間違えたとしても、ライブ感があっていいのかなと思います。
ありしゃん:うわ、すごく勇気づけられました!
大野:アップテンポの曲で歌詞を忘れちゃったら、僕はお客さんにマイクを向けますね。それか「フゥー!」とか言っちゃう。バラードだったら、感極まっているふりをする。
まりな:Da-iCEファンの方は、次に大野さんがバラードで泣いているところを見たら、「あれ嘘泣きだ」ってなっちゃいそう(笑)。
ライブ前は「特に節制しない」!?
――まりなさんとさおりんさんは、聞きたいことはありますか?
さおりん:私、普段週7~8で飲むんですよ。でもライブの前の1~2か月くらいはお酒を飲むのをやめるんです。皆さんはそういう節制ってしていますか?
大野:前日も飲んでますね。
さおりん:それで喉は大丈夫なんですか?
大野:これ、意外とみんな知らないんですけど、お酒自体は全然喉には関係ないんです。そうじゃなくて、お酒を飲んでいる時に大きな声でしゃべったり、笑ったりすることで喉がダメージを受けているんです。なので、なるべく優しい声でしゃべるようにしていて、特にライブ前日は囁くくらいの声でしか話さないですね。僕も、昔は1週間前からお酒を抜いて、ライブ前2日くらいはほぼしゃべったり、歌ったりはしないってやっていました。もちろん、クリアな声の方はそういう方法はすごく有効だと思うんです。でも僕は元々ポリープ持ちで、ハスキーなので。それを活かすように歌おうって思ってからは、過保護にしすぎないほうが調子がいいと気がつきました。
――岩岡さんは気をつけてらっしゃいますか?
岩岡:僕もないですね。なんなら、ツアーの前日朝8時くらいまでマネージャーに飲まされていたことがありましたね。「徹、ごめんね」って言われながら。
大野:仙台でね。「徹、3時間後に起きなきゃじゃん」って言われてた(笑)。そろそろ帰ろうって言ってるのに、ラーメン屋に連れていかれて、マネージャーはそこでもビール飲んで。
さおりん:うちらみたい(笑)。女子的にはむくみとかコンディションが気になっちゃうんですけど、皆さんはそうでもないんですね。
まりな:私は「恥ずかしがり屋なのでお客さんの目が見れないから、どうしたらいいか」って聞こうと思っていたんです。ファンサとかも恥ずかしくてあまりできなくて。けど、先ほど大野さんが言っていた「お客さんはじゃがいも」って思うことにします。
大野:オススメです。
まりな:でも目が見れないんです。前の方のお客さんとか近いじゃないですか。見るのが恥ずかしくて……。
岩岡:じゃあ、まぶたに目を描いて目を閉じた状態で歌いましょう。
ありしゃん:いいですね、それ。
大野:いや、よくないでしょ! 払い戻し案件だよ。
ありしゃん:たしかに(笑)。まりなはそもそも目が合わせられないんだよね。
まりな:そう。会話の時も見られているのが恥ずかしくて……。
大野:じゃあ今なんてうざくてしょうがないでしょ? これだけスタッフさんが見てるから。
まりな:今日はまだギリギリ平気かもしれないです(笑)。
コラボは“カレー”
――逆に、大野さんと岩岡さんからヘラヘラ三銃士のみなさんに聞いてみたいことはありますか?
大野:あります。将来のビジョンってどこまで考えているのかなって。たとえば、スポーツ選手って引退後のセカンドビジネスがあったりするじゃないですか。YouTuberの方ってそれをどのへんまで考えているのかなって。
ありしゃん:YouTuberって、人生そのものを動画にしていると思うんですね。私たちは今30歳前後なんですけど、この先結婚をして子どもを産むという人生を歩んだとしても、YouTubeで発信すると思うんです。その節目節目で同じような状況にいる視聴者に届けられると思うし。YouTuberって幅広く、長くできるものだし、自分たちの人生を動画にすることはやり続けていいなと思っています。
岩岡:なるほどなぁ。
ありしゃん:音楽も年齢の制限ってないですよね。YouTuberもそれと同じで、やろうと思えばやり続けられると思っていて。なので、この先も流行りの先端にいたいという気持ちはあります。
大野:たしかに。僕も声が出なくなるまで歌い続けたいなと思っています。歌いつつ、好奇心旺盛なので、何でもやってみたいって漠然と思っていますね。ひとつ安心できるものがあれば、好きなことをずっとやれるじゃないですか。歌い続けるために安心できるものが何かほしいですね。
――なるほど。そのために、皆さん今に一生懸命だと思うのですが、お2組とも「コラボ」という形を取ることが少なくありません。コラボによって得られるものもあるのでは?
ありしゃん:私たちはYouTubeでも楽曲でもコラボをしているんですけど、常に新しい風が入ってきている感じがしています。自分たちにないものを教えてもらったり、コラボした方から学んだりしています。
まりな:最近だと、はじめしゃちょーとコラボした動画がそうだったよね。
ありしゃん:そうそう。はじめしゃちょーって1000万人ちょっとの登録者数がいるじゃないですか。そこまでいったらスタッフさんも多いだろうし、自分でやっていることって少ないのかなって思っていたんです。でも、はじめしゃちょーは何もかも自分でやっていて。やり取りだってマネージャーを通さないで、自分が直接クリエイターとやっているんですよ。本当にものづくりが好きな人なんですよね。これだけ大きくなっても手を抜かないことが大事だって思いましたし、私たちがそれくらい大きくなれた時も、その姿勢を大切にしていこうと思いました。
大野:どうしよう。ありしゃんさんみたいに立派なこと話せない。言おうと思ってたの、「カレー」ですよ?
――カレーとは……?
岩岡:はい、言ってみましょう。
大野:いやね、カレーのレシピって大体決まっているじゃないですか。にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、肉、カレーのルー。うちのメンバーはその具材、つまりカレーなんです。でもお店とかだと、パリパリチキンとかほうれん草とかトッピングしますよね。それがフィーチャリングです。
ヘラヘラ三銃士:……?
大野:違うエッセンス、みたいな。こういう組み合わせもいけるんだっていう発見があるんですよ。
ヘラヘラ三銃士:あぁ~! なるほど。
大野:たとえば、最初カレーに納豆を入れようなんて思わないじゃないですか。でも入れたらめちゃくちゃ美味しいってなる。合うわけないと思われていた2組のアーティストが合わさることで、めちゃくちゃ良い調和が生まれることがある。その新しい発見を世の中に発信できるのは、僕たちがコラボをやっているからこそかもしれません。
岩岡:この対談のタイトルは「コラボはカレー」で(笑)! 僕らもコラボしたら新しいレシピができるかもしれないですね。その日が来るまで、お互い頑張りましょう。
ヘラヘラ三銃士:はい!
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