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<インタビュー>ONE N' ONLYの旅はまだまだ続く! 最新作『Departure』メンバーの推し曲は?
今年デビュー5周年を迎えたONE N' ONLYが、2ndアルバム『Departure』を5月17日にリリースした。同作は1月からスタートした5か月連続リリースの集大成となる作品で、「Get That(PT-BR ver.)」「We'll rise again」といった連続リリースの楽曲はもちろん、ポップ、ロック、ヒップホップ、EDM、ラテンetc. あらゆるジャンルを横断した新曲10曲を収録。グループの意欲的な姿勢を感じさせる、全16曲の大ボリューム作となっている。
今回のインタビューでは、メンバーがそれぞれアルバムの推し曲をチョイス。活動を重ねてきた今だからこそできる表現について語ってくれた。(Interview:吉田可奈/Photo:Yuma Totsuka)
多忙なスケジュールの中でのアルバム制作
スキルアップした今だからこそできる曲
――5周年を迎え、連続リリースが続きましたが、ついに集大成となるアルバム『Departure』が発売されます。収録曲数もかなり多い、盛りだくさんのアルバムとなりましたね。
HAYATO:5か月連続リリースの曲ももちろん収録されていますし、新曲の量も多いんですよ。なので、“これまでの曲をただ入れただけじゃないよ!”という心意気がめちゃくちゃ詰まっている、スペシャルな1枚になっているんです。
――となると、この制作期間は相当大変だったと思うのですが……。
一同:大変でした!(笑)。
HAYATO:リリースイベントもずっとあったし、レコーディングもずっとしていた印象だったので、すごく忙しかったですね。
TETTA:ワンエン史上一番忙しかったんじゃない……?
EIKU:SWAGにもたくさん会えたよね。
TETTA:映画『バトルキング(!!‐We’ll rise again‐』の舞台挨拶もあったしね。すごく充実していました。さらにラテンアメリカツアーもあって、EBiDAN THE PARADE、ワンマンツアーもありますし、その先に成長している自分たちがいると信じてやるしかないと思っていたんです。

――すべてのことが同時進行だったんですね。
REI:二刀流ですよ!二刀流!
一同:二刀流!?(笑)違くない!?
REI:違う!?(笑)
KENSHIN:いまの発言、ちゃんと書いておいてくださいね(笑)。
――わかりました(笑)。楽曲もジャンルレスでカラフルですが、それぞれの推し曲を教えてください。
REI:僕は「Call me」が一番好きですね。中毒性もありますし、TikTokでもバズりやすい要素をもっているなって思っていて。サウンドもレゲエ調なので、ボイストレーニングの先生と相談したときに、リズムを後ろに置くことがこんなにも大事なんだなって気づいたんです。この南米での活動でいろいろ得た僕たちだからこそ発信できる歌詞でもあるので、いろんな方に聴いてもらいたいですね。
――難しい曲ですよね。
REI:そうなんですよね。ちょっとライブが怖いです(笑)。なので、安心できるまでもっとちゃんと仕上げたいですね。

――この曲を制作した方はONE N’ ONLYとは初めてのお仕事ですよね。
HAYATO:そうなんです。なので、すごく新鮮なんですよ。今回は新しくいろんな方に楽曲をお願いしたので、レコーディングも今までの感じとまったく違ったんです。この曲はデモを頂いて、そこからは自分たちでいろいろやらせていただいてからレコーディングをしたんです。さらにいつもの音楽プロデューサーであるJUNEさんの曲とはまた違うアプローチで歌っていたので、経験値がすごく上がった気がします。
――ちなみにHAYATOさんのおすすめの曲は何ですか?
HAYATO:僕は1曲目の「CIRCLE」が好きですね。実は、この曲は2年前にJUNEさんに作っていただいて、温めていた曲なんです。その当時からすごく好きで、今回お願いしてアルバムに入れてもらったんです。この曲は初めてのラップチームだけの曲になるので、かなり思い入れが強いんです。
――もし2年前に歌っていたら、きっと今とはまた違う仕上がりになっていたかもしれないですね。
HAYATO:そう思います。みんなのスキルも上がっているし、ラッパーとして表現力も良くなっているからこそ、歌えた曲になっているんです。ただ、この曲に描かれている僕たちが伝えたいメッセージは、ずっと変わっていないんです。変わっていないだけでなく、より深くなっている気がします。そこも伝わったら嬉しいですね。

――ラップチームのKENSHINさん、NAOYAさんはいかがでしたか?
KENSHIN:この曲は歌っていてすごく難しかったですね。ラップはテクニカルで、技術面でやらなくちゃいけないことが詰まっていたので、1個1個解析しながらやっていました。
HAYATO:本当に難しいんだよね。
KENSHIN:うん。この曲自体は、いまHAYATOが言ったように2年前からあったんですが、その時は自分の中にうまく落とし込めなかったんです。その難しいイメージのまま、今回アルバムに収録するときに、“どうしたらちゃんと歌えるのかな”ってすごく悩んだんです。でもこの2年間に経験したことや、勉強などがちゃんと形になっていたようで、歌えたことが嬉しかったですし、特別な曲になったなと思います。それに、これまでボーカル3人の曲はあったんですが、僕たちラップチームの曲があってもいいんじゃないかなと思っていたので、実現してすごく嬉しかったですね。そういう意味では、すごく大事な曲ですし、メッセージ性も強いので、たくさんの方に聴いてもらいたいです。
NAOYA:もともとこのラップチームで歌いたいねというのはずっと話していたので、やっと叶った特別な曲になりました。さらに、この曲が1曲目に来ること自体、いい意味でみんながビックリするんじゃないかなと思うんです。この曲には内に秘めた強さがあるんですよ。サウンドがすごく強いわけじゃないし、フックも落ち着いているんだけど、新しい何かがアクセントになったらいいなと思いながら歌いました。たぶん、このフックは2年前だったら歌えなかったと思うんです。本当に、いまだからこそ歌える曲になりました。

――この曲はライブでのパフォーマンスがどうなるのか、すごく楽しみですね。
HAYATO:かなり攻撃的になりそうですよね。レコーディングをし終わる前に、楽曲を順番に並べたことがあったんですよ。そしたら、この曲がやっぱり気合が入るよねって話していて。すごくいい1曲目になったと思います。
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リリース情報
アルバム『Departure』
- 2023/5/17 RELEASE
アルバム特設サイト:
https://one-n-only.jp/feature/departure_toq/
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