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<インタビュー>ONE N' ONLY、セルフプロデュースの新曲「Reflection」で描いたグループの今と未来



インタビューバナー

 デビュー5周年を記念したアニバーサリープロジェクト「5 N' 5」を実施中のONE N' ONLYが、4月26日に新曲「Reflection」を配信リリースした。本楽曲はメンバーのTETTAとEIKUが楽曲制作に参加。グループの未来を指し示すような、力強いナンバーに仕上がった。
 連続インタビュー第4弾となる本記事では、日本語の歌詞を歌う際のこだわりや、歌詞に込められた国内外のファンへの思いなど、「Reflection」の話題をたくさん語ってもらった。(Interview:吉田可奈/Photo:Yuma Totsuka)

「せっかくなら自分たちで」リアルな想いをぶつけた作詞について

――初主演映画『バトルキング!!-We’ll rise again-』が公開されましたが、どんな反響がありましたか?

HAYATO:とてもうれしいコメントがたくさん届いていて感動しています。SWAG(ファンネーム)のみなさんが、SNSや舞台挨拶などで感想を伝えてくれるたびに、本当にやってよかったなって思いました。僕は実の弟であるBUDDiiSのFUMIYAと出演していたので、親が本当に喜んでくれて! いい親孝行ができたのかなと思いました。

EIKU:SNSで、親子で感動して泣いたという呟きを見て、大人にも子供にも刺さる作品を作れたんだなとあらためて嬉しくなりました。

KENSHIN:アクションは初めてだったんですが、その反響も大きかったですね。迫力満点でカッコよかったと言ってもらえたんです。歌あり、アクションあり、ダンスありだったので、時間の経過もかなり早く感じたとも言ってもらえましたし、もう5回も6回も見てくださる方もいて、本当にうれしかったです。

REI:本当に何度も見てもらえるのはうれしいよね。

KENSHIN:うん。僕の役で言うと、最初のラップのシーンを気に入ってくれたり、それこそHAYATOの兄弟シーンに胸が熱くなったり、TETTAの歌のシーンや、僕が演じた鞍馬と、TETTAが演じた真田との関係性がすごく良かったという声をいただけて、ONE N‘ ONLYがこの作品を通じて、広がっていることをすごく感じています。

――こうなると、2作目も期待してしまいますね!

NAOYA:本当にそうですよね。できるならまた作りたいのでその時はたくさん見てもらえると嬉しいです。


Photo:Yuma Totsuka

――そんななか、連続リリース第4弾として「Reflection」が配信リリースされます。今作には、クレジットにTETTAさんとEIKUさんの名前が載っていますが、どのように制作していたのでしょうか。

TETTA:ライブを重ねていくにつれて、ちょっとずつ歌唱力がついてきたからこそ、歌で魅せていく楽曲が欲しいねと話していたんです。そこで音楽プロデューサーであるJUNEさんの家に行ったときに、“それなら自分たちで作ろう”という話になったんです。EIKUはもともと楽器ができるので、JUNEさんがギターを弾いて、セッションをしながら作っていきました。さらに、その曲ができた後、歌詞を考えるときに、“全部自分たちでやっていった方がクリエイティブだよね”という話になり、JUNEさんから“ある程度こういうテーマで作ってほしい”というお題をいただいたんです。そしたらそのテーマが、今の自分たちに当てはまるものだったので、いま僕たちが思い描いている部分をEIKUと一緒に歌詞を書いていきました。とはいえ、レコーディングも詰まっていましたし、ラテンアメリカツアーも迫っていたので、なるべく早く作らなくてはならず、遠征先のホテルなどで作っていったんです。

――もともと楽曲制作はしようと話していたんですか?

EIKU:一緒に曲作りはしたいねとは話していましたね。ただ、最初は本当にお遊び程度のセッションだったんです。音を鳴らしながら、譜割りを作っていくうちに、この曲のメロディになり、歌詞を考えるまでになっていったんです。


Photo:Yuma Totsuka

――JUNEさんから最初にもらったテーマはどんなものだったんですか?

TETTA:鏡、反射、自分を反映させるというテーマでした。だからこそ、レッスン上の鏡を題材に、歌詞を書いていきました。鏡の中の自分と、世の中で見られているこの姿が、うまく一致しない気持ちや、いらだちなど、ネガティブな部分も書きつつ、過去は忘れ、前をむいていこうという歌詞になっているので、僕たちにとってもかなり思い入れの強い曲となりました。なによりも、僕たちが思っていることを歌詞に起こしてほしかったのかなと思ったので、リアルに気持ちをぶつけていきました。

EIKU:実は、最初に出来た歌詞はもっと暗かったんです。

TETTA:最初はもっと深刻な内容だったんですよね。より直接的な言葉が多くて、画が思い浮かびやすかったんです。

EIKU:あまりにも本音に溢れていて(笑)。それをJUNEさんに見せたときに、今は言葉が強すぎるから、もうちょっと柔らかくしようとアドバイスをいただいたので、何度か修正を重ねて、今の形になりました。

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「Reflection」が日本語詞になったワケ

――ほかのメンバーのみなさんは、最初にこの曲を聴いたときにどんなことを思いましたか?

REI:まず日本語が多い歌詞って、言葉の意味をしっかりとわかるからこそ、率直にメッセージが届くことをあらためて再確認したんです。今まではどちらかというとリズム重視だったんですが、今回は歌詞がしっかり、はっきりと聴き取りやすいのも、いいなと思いました。それに、レッスン場の鏡に自分を映し出して、そこに対して自問自答をしているという歌詞は、いまの僕たちだからこそできる内容だと思うんです。これだけ、僕たちの今の心境を具体化できるのは、メンバーだからこそだし、あらためて歌詞を書いたふたりはすごいなって思いました。実は、最初にこの話を聞いたときに、もうちょっとあっさりとした歌詞で、中毒性のあるものになるのかなって思ったんです。でも、2人がものすごくいい歌詞を書いてきたので、すごく楽しみになったんですよね。この言葉に、しっかりと気持ちを載せていこうと思いました。

――たしかに、ONE N’ ONLYで日本語が多い歌詞はめずらしいですよね。

EIKU:あまり英語を使いたくないなという気持ちがあったんです。というのも、今の僕たちが思っている言葉、そのままで伝えたかったんですよね。それを下手に英語に直すよりは日本語で勝負したくなったんです。あとは、1番と2番のサビでは、“僕を”とあるんですが、最後には“僕ら”となっているんです。これまで葛藤していたけど、最後にはグループみんなでその葛藤も不安も埋めていこうという気持ちを込めました。

TETTA:あと、絶対に言いたいのが、“決して離れることはない”ということですね。これはSWAG(ファンネーム)に対する思いを描いているんです。僕たちが海外でライブなどをして離れていても、絶対に日本のSWAGから離れないし一緒だよということは歌詞に入れたくて。僕たちはSWAGに対しての気持ちがすごく強いので、それは絶対に入れたいと思ったんです。

EIKU:それは海外にいるSWAGに対しても同じ想いで、たとえ日本にいたとしても、心はそばにいるよということを感じてもらえたら嬉しいですね。

NAOYA:僕は最初にこの曲を聴いたときに、いい意味で“らしくない”と思ったんです。だからこそいいアクセントになると思うんですよね。この曲を聴いて、この後にリリースするアルバムへの思いや、意思、そして僕たちがどんな雰囲気なのかが伝わるんじゃないかなと思っています。


Photo:Yuma Totsuka

――言葉がしっかりと入ってくる分、パフォーマンスも変わりそうですよね。

NAOYA:そうですね。そこも注目してもらいたいです。

KENSHIN:あとは、中毒性がありますよね。何回でも聴きたくなる曲だなと思いました。EIKUとTETTAが参加したことって、グループにとってはすごく意味のあることだと思うんです。今後の僕たちにとって本当にプラスになることだったので、これまでの曲とは全く違う、新たな可能性を感じてもらえるはずです。それに、ふたりから見えているグループ、今の現状をちゃんと書いてくれているから、それを僕たちがどうやって表現できるのかなというワクワクと、EIKUが言っていたように、鏡に映ったレッスン場の自分と、世間から見た自分はまったく違うなということも本当に思いますし、“もっとこうだったらいいのに”という葛藤がキレイに映し出されているということが、唯一無二だなって思いました。

HAYATO:キャッチーさ、リズムの面白さ、言葉の使い方がすごくいいなって思ったんです。何度も聴きたくなるんですよね。いま、こうやって歌詞をじっくり見ていると、より強い思いが伝わってくるんです。みんなへの感謝もしっかり伝えらえていると思いますし、これまで僕たちは海外を意識している曲が多いんですが、J-POPらしいこの曲をリリースして戦えるということがすごくうれしくなりました。


Photo:Yuma Totsuka

――これまで“ワンエンらしさ”を打ち出した曲をリリースしてきた今だからこそ、出せる曲なのかもしれないですね。

HAYATO:本当にそう思います。メンバーが制作に関わることでこういったインタビューを受けるときも説得力がありますし、より考えが伝わってくるのは、読んでくれる方、聴いてくれる方に対してもさらに明確になると思うので、これからも意欲的に参加していきたいですね。

――どんなものを作っていきたいですか?

HAYATO:もっと日本語の面白さを活かしたラップもいいですよね。

REI:いい具合に日本語もしっかりと入れ込んだ、日本の良さを伝えるような曲を作っていきたいですね。


Photo:Yuma Totsuka

――先ほどJUNEさんの家に行って作ったと言っていましたが、みなさんはよく行かれるんですか?

TETTA:行きます!ミストサウナがあるので、みんなでお風呂も入りました!

HAYATO:ちゃんと防音のスタジオもあるんですよ。夢が詰まった家なんです(笑)。

NAOYA:おもてなしもしてくれるんだよね。

REI:そうそう! バイキングみたいなのもしてくれたよね。

EIKU:バーベキューをしたね。美味しかった!

TETTA:そういえば、『バトルキング!!』の最初のラップは、JUNEさんの家でレコーディングしたんですよ。すごく面倒見が良くて、いつも甘えています(笑)。

REI: もうみんなのお兄ちゃんです(笑)。


Photo:Yuma Totsuka

――素敵な関係ですね。さて、今作のMVはどんなものに仕上がるのでしょうか。

HAYATO:撮影はまだなので、ちょっと想像しようか。

NAOYA:レッスン場の鏡がテーマだから、全部鏡にしたらいいんじゃない?(笑)

TETTA:僕的には、真っ暗な部屋に、明るい一つの扉があって、そこに進むにつれて希望に変わっていくようなものがいいな。

HAYATO:ちゃんとイメージを伝えられたらいいよね。

KENSHIN:うん。歌詞が想像しやすいのがいい!

HAYATO:TETTAが監督で、EIKUがカメラマンでいいんじゃない?

EIKU:おい! 僕も出してくれよ!(笑)

REI: 一番最後だけ出てくる監督スタイルにしたら?

EIKU:えー、僕も最初から出たい(笑)

一同:あはは!

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