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<インタビュー>悔しさをバネに突き進むONE N' ONLY 「Good Day」を聴いてもらいたいシチュエーションとは?



インタビューバナー

 ONE N' ONLYが新曲「Good Day」を10月26日に配信リリースした。同曲は「Video Chat」や「HOLIDAY」に続く、ライブで盛り上がること必至のファンキーなナンバーだ。
 今回ビルボードジャパンでは、秋のツアー【ONE N’ LIVE 2022 ~UNITE~】終了直後の彼らにインタビュー。ツアーで感じた嬉しさと悔しさ、そして「まだまだいける」と思えたその理由とは? また「Good Day」にちなみ、メンバーが「いい日だな」と思うエピソードを語ってもらった。(Interview:吉田可奈/Photo:興梠真穂)

より考えさせられるライブとなった秋ツアー

――秋のツアー【ONE N’ LIVE 2022 ~UNITE~】が終了しましたが、いかがでしたか?

KENSHIN:今回のツアーは、東名阪だけでなく、札幌、横浜、福岡、仙台など、これまでなかなか行けなかった場所のSWAG(※ファンネーム)と会えたことが本当に嬉しかったですね。今回、UNITE=団結するという意味のタイトルがあったからこそ、絆を深めるためにどうしたらいいのか、どうしたらお客さんを楽しませられるのかと試行錯誤をしながら、演出にも自分達の意見を言い、いろんな方たちと打合せをしながら作っていったので、いつもよりも達成感がありましたし、気づいたら泣いてしまったりしていて……。それくらい、ONE N’ ONLYというグループに自分の人生をかけていることを実感しましたし、SWAGがいないと成り立たないということも再確認できたんです。より考えさせられるライブでしたね。来年5周年を迎え、弾みをつけるいいツアーだったんじゃないかなと思っています。


Photo:興梠真穂

――SWAGのペンライトでのコミュニケーションもあったようですね。

KENSHIN:そうなんです。「HOLIDAY」では、照明を暗くして、ペンライトでウェーブをやりたかったんです。今までのライブならすんなりやってくれたのに、オーラスの中野サンプラザ公演では初めての「NO」がでてビックリして!(笑) 結局やったらできたんですけど、そこで「俺に歯向かうな!」って言っちゃいました(笑)。

一同:(笑)

REI:初めての反抗だったよね(笑)。

KENSHIN:ビックリしちゃった! でも、それも含めて、いい仲間がいるなって思いました(笑)。

HAYATO:僕も達成感がありましたし、おもしろかったですね。それぞれが個々の魅力を出せたんじゃないかなと思っています。僕はソロでラップを披露するコーナーがあったんですが、これまでソロでステージに立つことがなかったので、今までにない緊張感がありましたし、トラックを自分で選び、リリックも書いて、アーティストとして一歩前進できたライブになったのかなと思っています。

TETTA:HAYATOのソロステージは、本当に良い意味でライブを支配しているような感じだったんです。僕らが裏から入ってきて、ONE N’ ONLYが合体して迫力が増すというステージを演出したかったので、すごくいいステージになったと思います!(HAYATOの胸を拳で叩く)

HAYATO:ちょっと拳が強い!(笑)

TETTA:ごめんごめん、気持ちが溢れちゃった(笑)。

HAYATO:でも、本当にそこがすごく良くて、みんなと合流するときにテンションがあがって、より勢いがあったなと思えたんです。今思い出しても興奮するぐらいめっちゃよかった。それに、自分でリリックを書くとより感情もこもりますし、日ごろいいたいと思ったことや、伝えたいメッセージを自分の言葉で表現できるので、こういうことは大事だなと思いました。

TETTA:僕は「STARLIGHT~未来ノトビラ~」をアカペラで歌ったんですが、メロディを変えたり、少し溜めて歌ったりと、自分でアレンジをしたんです。その新しい挑戦も楽しかったですし、ステージから見ると、泣いてくれている子もいて、気持ちが伝わったことが実感できました。すごくいいステージだったなと思います。

EIKU:僕も、タイトル通りUNITEできたなと思っています。SWAGだけでなく、ワンエンチーム全体がひとつになれた気がします。僕たちの意見もスタッフさんや演出の方々に届いて、やりたいことが出来ましたし、日替わりでそれぞれのメンバーが考えた楽曲を披露するコーナーは楽しかったですし、すごく充実したツアーでした。


Photo:興梠真穂


Photo:興梠真穂

――よりクリエイティブなツアーだったんですね。

EIKU:はい。歌って踊るだけではなく、流れや繋がりなど、ひとつの作品として一緒に作り上げることが出来たのが嬉しかったです。今後も良いステージを作るために意見を出したりして、SWAGに楽しんでもらえるライブを作っていきたいです。

REI:「QUEEN」では僕がハットを使うことを提案して、実現したんです。アンコールのセットリストも考えたからこそ、僕たちの想いがSWAGのみなさんに分かりやすく伝わったんじゃないかなと思っています。ただ、僕自身、あまり悔しいと思うタイプではないんですが、ラストの中野サンプラザ公演では、自分自身への怒りや悲しみ、寂しさが一気に来てしまった気がしていて……。これだけ長い年数、同じメンバーでやってきて、広い所でやってみたいという想いがあったんですが、埋められなかった事実を前にして、ここで立ち止まっていられないということを、本来は言うべきではなかったのに、言ってしまったんです。でも、これは自分の意思がより強いライブだったからこそ出ちゃったんですよね。この日までに、もっとグループのために出来たことがあったんじゃないかって思いましたし……。でも、そこに気付けたのはよかったのかなって思いました。

――弱いところを見せられたのも大きな一歩ですよね。

REI:そうですね。このグループに入って、全部自分でできるだろうと思っていたんですが、できないことが多いこともわかったんです。でも、メンバーもスタッフさんも、できることをちゃんと尊重してくれるんです。だからこそ、これからも大切にしたいですね。


Photo:興梠真穂


Photo:興梠真穂

――NAOYAさんはいかがでしたか?

NAOYA:今回は日替わりで2曲ずつ変わるので、覚えることがたくさんあったんです。いろんなハプニングもありましたが、それに対しての対応力もできて、成長を感じました。当日のリハーサルも、これまでは踊り込みがメインだったんですが、今回は確認事が多くて、いつものようにできなかったんです。それでも、1つのライブをしっかりと完成させられたのは、経験値が上がったからだと思ったんですよね。それに、さっきREIが言っていたように、SWAGの前で弱音を出せるようになったのも、いい意味で団結ができたからこそだと思うんです。すごくいいチームになったんだなと思ったので、来年からもすごく楽しみだなと思いました。

――悔しさはバネになりますしね。

NAOYA:はい。その悔しさの種類は絶望ではなくて、いつか見返してやると闘志が燃えたままで、まだまだいけると思えたので、すごくいい空気が流れています。


Photo:興梠真穂


Photo:興梠真穂

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遊び心溢れる「Good Day」ダンスのポイントは?

「Good Day」MV

――そんな想いのなか、素敵な楽曲「Good Day」が配信リリースされますが、心弾む、すごく楽しめる楽曲ですね!

NAOYA:「Video Chat」や「LUCKY」「HOLIDAY」などの明るい曲のレパートリーが増えました。ライブ映えする曲ですし、これらの曲とはまた違った魅せ方ができますし、踊っていてすごく楽しいんです。メンバーの素の表情を引き出せるし、なにより、Aメロで始まってAメロで終わる珍しい曲になっているんです。きっとこれから化けるんじゃないかなと思っています。

――すごく中毒性がありますよね。

REI:そうなんです。この曲はストレートにみなさんの心に入りやすいのかなと思っています。ライブでこの曲のイントロが聴こえたときに“来た!”と思ってもらえるような曲にしたいですね。

EIKU:サビの部分の振り付けがすごく好きなんです。メンバー同士、向かい合って踊るところがあるんですが、それだけで笑顔になれますし、レコーディングも自分なりに生感、ライブ感を大事にして歌わせてもらいました。

――一対一で目を合わせるんですか?

KENSHIN:めっちゃ目を合わせます!

NAOYA:僕は一番外側にいるんですが、一度KENSHINと目があって、その反対を見るとSWAGと目が合うようになっているんです。そういう楽しみ方があるのでライブでどんどんやっていきたいですね。


Photo:興梠真穂

――メンバー同士で向き合う時はどんな心境なんですか?

KENSHIN:めっちゃ嬉しい! メンバーと顔を見合わせるのがすごく好きなんですよ。ただ、EIKUと目を合わせる時はどうしても笑っちゃうんです。

EIKU:眉毛をクイクイってするんだよね。仕掛けにいくんですよ(笑)。

KENSHIN:なおくん(NAOYA)とも目が合うんですが、“どう?”って顔をしたりしていて(笑)。その細やかな遊び心があるので、注目してもらいたいですね。

REI:いまHAYATOが“俺は関係ない”みたいな顔をしているけど、一番すごい顔をしているからね!?

HAYATO:めっちゃ変顔します(笑)。

KENSHIN:SWAGに見える角度なので、見て欲しい!(笑)

――どんなに年月が過ぎてもそれを続けていてほしいですね。

TETTA:ビジネスになりませんので安心してください!(笑)

KENSHIN:これからもちゃんと目を合わせよう!(笑)


Photo:興梠真穂


Photo:興梠真穂

――TETTAさん、楽曲についてはいかがですか?

TETTA:僕もAメロがすごく好きです。実はここの振り付けは、振付師の先生が、僕が踊っているところを想像して作ってくれたそうなんです。それを聞いてから、よりこのパートに対しての愛が深まった気がします。それに、踊るたびに先生が褒めてくれるんですよ。

KENSHIN:僕たちは褒めて伸びるタイプだよね。

TETTA:うん! 褒めて欲しい!

――メンバー同士も褒め合うことが多いですか?

REI:TETTAが歌い終わった時に良く褒めるよね。あとは、HAYATOのラップが本当にすごいんですよ。秋ツアーの時も、どんどん進化していて、ビックリしたもん。ただ、札幌でSWAGのこと“トゥワッグ”って言ってたけど(笑)。

HAYATO:気持ちで押し通したけどね(笑)。今回、ソロステージが初だったし、自分で考えたものだったのでどうしようか迷っていたところがあったんです。それもあって、本番で緊張して“トゥワッグ”って言っちゃって。それが悔しくて、あとは本当に気を付けて挑みました(笑)。

KENSHIN:いや、ほんと回を重ねる度にすごかったよ。ファイナルは、さらなる気持ちも乗ってよりすごかったですね。

REI:KENSHINはすぐに褒めに来てくれるよね。

TETTA:「STARLIGHT~未来ノトビラ~」が終わった瞬間、「よかったよ!」って言いに来てくれて、すごく嬉しかったよ。

KENSHIN:気持ちが溢れちゃうんですよね。毎回思ったことは伝えたいんです。


Photo:興梠真穂


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「Good Day」を聴いてもらいたいシチュエーションは……

――素敵ですね。では話を戻して。HAYATOさん、この曲の好きなところを教えてください。

HAYATO:REIくんの<Life goes on 理想を超えて>というところが好きなんですよ。声があっているだけでなく、すごく気持ちがいいんですよね。マジで理想を超えてくるんです。是非歌詞と合わせて注意深く聴いてもらいたいですね。

REI:嬉しい。狙っているところを言ってくれた! 実はそこは、わざと演出しているところがあって、声を張りながら脱力しているんですよ。

HAYATO:そこが理想を超えるの! そのあと、「ready」で締まるんだよね。

REI:全部言ってくれてありがとう(笑)。

HAYATO:語尾の処理の仕方もリズム感があってすごくいいんです。

REI:それはTETTAに教えてもらったんです。

TETTA:これは僕はJUNEさんに教えてもらったんですが、低音でもうまく聴こえるような歌い方なんです。


Photo:興梠真穂


Photo:興梠真穂

――歌割りは自分達で決めているんですか?

TETTA:最初に作ってくださった方が決めてくれたんですが、実際にレコーディングをしながら、メンバー同士で話し合って変えていて。

REI:僕のさっきのパートも最初はEIKUだったんだよね。

EIKU:うん。でも、REIくんの声の方が合っているし、僕がサビ始まりを担当しているので、一度クッションを置いた方がいいし、REIくんの声が入ることですごくいいアクセントになるんです。

KENSHIN:結果的にすごくいい仕上がりになりました。そのEIKUのサビのパートも、毎日を生きて頑張っている人たちへのエールとリスペクトが溢れているし、今後も一緒に成長していこうという風に捉えることができてすごくいいんですよね。聴くだけで勇気づけられるし、前向きになるので、ぜひ朝に聴いてもらいたいですね。

NAOYA:朝イチはいいね。

KENSHIN:僕は最近、起きた瞬間にこの曲をかけて、終わる3分間の間に準備をして家を出るチャレンジをしているんです! ぜひ挑戦してもらいたいですね!

NAOYA:だいぶスリリングだね(笑)。


Photo:興梠真穂

――では、『Good Day』にかけて、それぞれがいい日だなと思うエピソードを教えてください。

NAOYA:最近はPayPayをよく使うんですが、そのくじにあたるとものすごく嬉しいんですよ。

REI:でも、当たったとしても少額だよね?

NAOYA:それでも当たるってことが嬉しいの。その小さな幸せが大事なんです(笑)。

REI:僕は最近トミカをあつめているんです。この前、入手困難だけど欲しかった『湾岸ミッドナイト』のトミカが、大阪のコンビニにあった時は、“Good Day”どころか、“GREATEST DAY!”って思いました(笑)。

TETTA:コンビニと言えば、店員さんの対応が神対応だとすごくいい日だなって思いますね。よく行くコンビニでは、おじさんやおばさんの店員さんが「今日も仕事頑張ってくださいね」って送りだしてくれるんです。その日はすごく嬉しく過ごせますね。僕も以前コンビニでアルバイトをしていたことがあるので、その声をかけたい気持ちがわかるんですよ。

REI:すごいね。たしかにそうやって声をかけられたら嬉しいね。

KENSHIN:僕はヤクルト1000が飲みたくて、探し回っていたんですよ。そしたら、1回だけ出会うことができて、めっちゃ嬉しかったんです。

REI:いま、置いてあるところが増えたよね。

TETTA:それはそれで物欲が少し収まっちゃうよね。

KENSHIN:それが人間の真理……(笑)。

EIKU:僕はスターバックスで一杯無料のレシートが出てくると嬉しい!

REI:わかる~!

EIKU:当たりのレシートって長いんだよね。でも嬉しい(笑)。

HAYATO:僕はスマホの充電が家まで持つとうれしい!

REI:もうバッテリー替えた方がいい!

HAYATO:朝に100%でも、昼にはもうなくなってるんですよ。でも、家に帰るまで1%でめっちゃ頑張ってくれたりすると、愛おしくなる!

NAOYA:もう買い替えなよ。

HAYATO:でもそしたら“Good Day”感じられなくなっちゃうから!(笑)

一同:(笑)

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