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<インタビュー>横浜銀蝿、亡きリーダー・嵐に捧げるアルバム『All for RAN』リリース「嵐が愛していた歌を歌う」

インタビューバナー

 7月4日、横浜銀蝿のリーダー・嵐ヨシユキが永眠した。2019年9月にオリジナルメンバーJohnnyが期間限定復活する『横浜銀蝿40th』の始動が発表されてから昨年末まで、メンバー、ファンともに幸せなときを過ごし、今年から『THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿ROLLING SPECIAL』として活動をはじめた矢先の出来事だった。

 残されたメンバー、翔とTAKUは失意に暮れながらも、ミュージシャンとしてのプライドとともにすぐさま追悼盤の制作に着手し、訃報から約3か月半という短さで6曲入りの『All for RAN』を世に送り出すこととなった。通常、曲作りのスタートからリリースまでにかかる時間はもっともっと長い。そんな離れ業を成し遂げたのは、横浜銀蝿というチームの力と彼らが嵐ヨシユキというリーダーへ寄せる想いの強さにほかならない。

 今回のインタビューでは追悼盤についてじっくり語ってもらったのだが、それは同時に嵐ヨシユキという人物がいかに偉大な男だったのかを証明する内容にもなったのだった。(Interview & Text: 阿刀“DA”大志 / Photo: Yuma Totsuka)

「これはみんなで歌うから意味がある」

――突然のことでとてもびっくりしました。亡くなる直前までライブをされていましたし、嵐さんはどのような状態だったんでしょうか?

:去年の暮れまで横浜銀蝿40thとして活動をしていて、嵐さんもJohnnyが戻ってきたことをすごく喜んでたしやる気満々で、多少体調は悪かったんだけど12月31日の40thとして最後の配信ライブも最後までやりきって。なおかつ、今年4月には自分のバースデイライブをやって、車いすにはなっていたんだけど自分の曲を3曲歌い切って、「まだまだいくぜ!」って言ってたんですよ。で、そこで一段落したから、今年1年を走り切るために、心臓の手術をしたり体の悪いところを治して休養してよっていう話をしたんです。それで6月ぐらいに手術して、それは成功したんですけど、そのあとに誤嚥したのをきっかけに急に体調が悪くなってしまって、そこからひと月もしないうちに亡くなってしまって。嵐さん自身もそうだったと思うけど、俺たちもまさか亡くなるとは思ってなかったから心の準備なんてできてなかったし、秋口にはライブをやる気持ちでいたから……。2004年に嵐さんが脳梗塞をやったときも「大丈夫か?」っていう状況だったのに復活したし、腎臓とか糖尿とかいろいろ悪くはなってたけどそのたびに復活してきた人だったから、今回も復活するだろうと誰もが思っていたのに最終的には肺炎で亡くなってしまって。だから、ロスがすごいんだよね。


――お察しします。

:この間、(亡くなってから)100日経ったんですよ。それで少しは前に進めるかなと思ったんだけど、なんか……いまだに整理しきれてないというか。いまだに信じられないし、リハーサルとかレコーディングをしてても1人足りないなって思っちゃうんだよね。それでも前に進まないといけないんだけど、まだまだ一緒にロックンロールをやりたかった。

TAKU:こうやって取材をやるじゃん? アー写を見るじゃん? ふたりしかいないじゃん? 最初は実感がなかったんだけど、そういう一つ一つの積み重ねでだんだん実感してくるんだよね、夢にも出てくるしさ。今日もアルバムの話をしようってことでここまで来てるけど、車で音源を聴いてるとウルッときちゃうんだよね。これから翔くんとふたりでどうやっていこうかって前向きに考えてもいるんだけどさ! ……でも、いまはちょうど実感が襲ってくる時期で、俺としてはお別れ会が終わったら一区切りつくのかなとは思ってるんだけど。



左から、TAKU、翔

――そういう状態でありながらも、今回の6曲入りの追悼盤『All for RAN』をつくり上げたというのは凄まじい気合と愛情だと思いました。

:俺たちにはさ、「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」の精神があって、嵐さんの追悼アルバムを出そうと思ったときに、「ああ、『All for RAN』だな」と思ってまずタイトルを決めたんだよね。やっぱり、銀蝿のことを一番に思って一番に愛して、このグループをどうしていこうか一番悩んでいたのは嵐さんで、そんなふうに42年間、生涯現役でボロボロになっても最後まで歌ってる姿を見てきた俺たちとしてはもう感謝しかなくて、それを歌にしようというのが最初のスタートだったんだよ。


――なるほど。

:俺たちはミュージシャンだから音楽をつくるしかやりようがない。だから、この「All for RAN」という曲を書いたんだよ。嵐さんがこれまでどうやって生きてきたのか、何を俺たちに伝えてきたのかをできるだけ歌詞に散りばめてさ。で、それができあがったときに「みんなで合唱したい」と思ったんだよね。それもコーラスだけじゃなくて、AメロもBメロもメンバーみんなで歌いたいって。Johnnyは今、バンドを抜けて社長としてバックアップしてくれていて、今回は40thじゃないアルバムだけど、それでもJohnnyにはメンバーの1人として歌ってもらいたいと思ったから参加してもらって、俺とTAKUとサポートのAtsushiとJackとJohnnyで歌おうってことになったんだよ。でも、全員で歌うっていうのはなかなか難しくて、どこか1箇所誰かが間違えるとみんなで一緒に歌ってるもんだから直せない。だから「これ、大変なんじゃないの?」って話をレコーディング前にTAKUとしてたんだけど、「これはみんなで歌うから意味がある」って言ってさ。でも当日、みんな本当にしっかり聴き込んで練習してきてくれて、レコーディングは3回ぐらいで終わったんだよね。びっくりしたし、なんか、感動したんだよね。手前味噌だけど、「やっぱり、横浜銀蝿ってすごいな」って。

TAKU:一緒に歌うって言っても、マルチでバラバラに録ったんじゃないよ? みんなで一緒に録ったんだから。

:やっぱり、エアー感を大切にしたいからね。そうやってみんなで合唱したいっていう目的が果たせた。やっぱり、バンドとして「今までお疲れさま」と「ありがとう」を伝えられる楽曲を発表できることが一番だと思ったから、頭を切り替えられたんだよね。嵐さんのためにつくろうと思ってやってきて、ロスを埋められるぐらいいい楽曲になったと思う。メンバーの絆も深まったし。


――しかも、10月リリースという早さがすごいです。

:7月末には曲ができて、8月に一気に録って、9月にトラックダウンして、10月に発売、ですね。


――こんなスピード感もなかなかないと思います。それだけ早く自分たちの気持ちを伝えたかったということですか?

:もちろん、そうだね。追悼アルバムをつくろうってなったとき、嵐さんのことを思いながら歌詞を書くとなるともちろん辛いんですよ。ただね、歌に乗ってる嵐さんの思い出は俺の中ではキラキラしてるから、思ったよりも早くに上がったかな。

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  1. 思い入れのある「RUN & RUN」と「生涯現役」
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思い入れのある「RUN & RUN」と「生涯現役」

――既発曲である「RUN & RUN」と「生涯現役」を改めて収録しようと思ったのはなぜですか?

:俺たちがアルバムをつくるときはいつもメンバーがひとり1曲歌うことになってるんですよ。だから、このアルバムを出すにあたっても「嵐さんの歌がないのはおかしいだろ」っていうことになって。「生涯現役」は嵐さんが60歳のときにTAKUがプロデュースしたアルバム『生涯現役!』に収められているんですね。それまでは「有言実行」だとかいろんなことを言ってた嵐さんが、60になったときに「生涯現役でがんばるんだ!」と打ち立てたいいアルバムなんですよ。だから、40thで録った新しい歌を入れるよりはそのときの楽曲を入れたほうがいいんじゃないかということでこの曲を入れて。「RUN & RUN」は俺が書いた嵐さんの曲なんですけど、今まで嵐さんが銀蝿で歌ってきた曲は、みんなでつくったり、TAKUが書いたり、嵐さんが歌詞を書いて別のミュージシャンが作曲したりしてて、俺ひとりで作詞作曲したことはなかったんですよ。でも、『生涯現役!』をつくってるときにTAKUから「翔くんも1曲書いてよ」って言われて、初めて嵐さんのために作詞作曲して。なので、追悼アルバムに入れるんであれば、表題曲の「生涯現役」と俺が嵐さんのためにつくった「RUN & RUN」を入れようってことになったんです。


――いま「生涯現役」を聴くと、嵐さんのちょっとしたかわいさを感じさせるボーカルも相まって余計に胸に来ます。

:そうなんだよ、よく言ってくれたよ。実はさ、嵐さんはアマチュアの頃にボーカルをやってたこともあったからキーもけっこう高かったりして、最後のほうは声が出なくなっていたけど、嵐さん特有の歌い回しだとか味があっていいんだよね。さすがに10曲全部歌ってたら「これはダメだろう」ってこともあるけど、1曲2曲入ってるときの嵐さんの楽曲ってすごいと思うんだよね。今回のアルバムでも2曲嵐さんが歌ってるけど、嵐さんがすぐそこにいるような存在感があるし、エッジが立ってるよなあって改めて思ったな。最後の「まだまだ行くぜー!」って声も含めて今聴くと泣けるんだよねえ。「まだまだ行くぜ」って、行ってねえじゃねえかよってさ。追悼アルバムを出すにあたってなくてはならない楽曲だね。もちろん、『生涯現役!』はいいアルバムだから、改めてみんなに聴いてもらいたいっていう気持ちもあるんだけどね。とにかく、俺も最後のこの2曲を聴くとグッとくるよ。



――なぜ『生涯現役!』という作品が生まれたんですか?

TAKU:俺のキャリアは嵐さんと出会ったことで始まって、嵐さんにはずっと世話になってきてたので、嵐さんが還暦を迎えるときに何か恩返しをしたいと思って、無理やり嵐さんに「アルバムつくろうよ」って言ったんだよね。


――無理やりですか(笑)。

TAKU:そうそう(笑)。最初、嵐さんは「無理だよぉ」って感じだったんだけど、「大丈夫だから!」って言って制作していくうちに嵐さんも乗ってきて。『生涯現役!』の中には自分がいなくなったあとの歌だったり、「俺の背中を見とけよ」って歌があって、このアルバムをつくったのは7年前なんだけど、今思うと嵐さんは有終の美じゃないけどさ、生涯現役に向かって覚悟もって走ってたのかなとは思うよね。


――「生涯現役」の歌詞はTAKUさんによるものですが、シンプルな歌詞ながらとても心に響く内容で、言葉のチョイスの巧みさが光ります。

TAKU:仮詞を考えながら曲を書いたんだけどさ、正直言うと、当時この曲をつくりながら泣けてきてたのよ。


――ああ、そうだったんですね……。

TAKU:当時、『生涯現役!』について話してたときから嵐さん的にも腹をくくってる感じが伝わってきたからね。


――今回、追悼盤と銘打たれてはいますけど、ここに収録されている新曲たちを聴いていると、これからも銀蝿は走り続けるという意思表明のようにも感じます。

TAKU:今回、新曲が4曲あるんだけど、「The Chase」と「すべては愛でしょう」はカバーなんですよ。「The Chase」は、Johnny Pandoraっていう後輩のバンドがあってさ、そのメンバーからお願いされて、自分らが世に出たときのことを思い出しながら書いたんだけど、歌詞の主人公はその頃の嵐さんのまんまなんだよ。だから初心に返る感覚だったんだよね。あと、「すべては愛でしょう」っていうのはさ、俺が連れ合いとやってるZeepっていうユニットの楽曲なのよ。詞は連れ合いが書いてて曲は俺なんだけど、なんでそんな曲が入ってるかっていうと、この曲ができたときに嵐さんに聞かせたのよ。嵐さんって曲を滅多に褒めないんだけど、このときは「こういうのつくらせたら本当に上手いよね」って言ってくれてさ。結局、その曲はいろいろあってリリースしなかったんだけど、今回アルバムをつくるときに「あ、嵐さんが褒めてくれたから、これ入れてやろう」って(笑)。


――そういうことだったんですね。「ROCK'N'ROLL PARADISE」に関してはいかがですか?

:やっぱり、「これぞロックンロールだ!」っていうのをアルバムに入れたくて書いたんですよ。実はね、この歌詞に出てくる<おまえ>っていうのはロックンロールのことなんですよ。で、主人公は嵐さん。だから、<生まれ変わっても またおまえに恋をする>だとかベタな歌詞になってるけど、実はロックンロールという恋人について嵐さんが歌っているという曲にしたかったんですね。


――なるほど。

:「All for RAN」も「ROCK'N'ROLL PARADISE」も、嵐さんが亡くなってから「どういう楽曲がいいんだろう」って考えて書いた曲なんですよ。さっき俺たちがこれからも先に進むという意思表明って言ってくれたけど、実のところまだ気持ちはそこまでまわってなくて、嵐さんを追悼するためにそういう楽曲をつくり上げるのが精一杯だったんだよ。





「All for RAN」ミュージックビデオ


――精一杯とはおっしゃいますけど、むしろすごいですよ。「All for RAN」1曲をつくるだけでも精神的に辛いはずなのに、意味のある6曲をビシッと揃えて作品にするというのは並大抵の気合ではできないと思います。

:それぐらいの人だったんですよ。嵐さんは俺の実の兄貴でもあって、64年間一緒にいたんだけど、実際には俺は中2ぐらいになってグレたから、50年前ぐらいに初めて嵐さんと気が合ったんだよね。車乗ったり、バイク乗ったり、タバコ吸ったり、音楽が好きになったり。中2までは大して会話はしてなかったけど、俺がグレたことで距離が少しずつ縮まってきて、ある日、兄貴の部屋を見たときにクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルだとか、シカゴだとか、ストーンズだとかを聴いてるのを知って、「こんなのがあったんだ!」みたいな。国産だと、柳ジョージさんとか初期のダウン・タウン・ブギウギ・バンドとか外道とか頭脳警察とかいろんなのを嵐さんは聴いてて、そこで急に「兄貴ってすごい!」ってなって。そこから横浜銀蝿をやることになってずっと一緒に歩んできて、嵐さんには今まで銀蝿のリーダーとして引っ張ってきてくれたことに対する感謝しかないし、最後に嵐さんのために追悼盤をつくろうってなったらそれは頑張るよね。

TAKU:あと、このジャケあるじゃん? 前に撮った写真をベースにしているんだけど、よく見ると嵐さんの革ジャンはダブルだけど俺たちは新しくシングルを着てるんだよ。つまり、今回の作品をつくるにあたって前に撮ったのと同じ場所に行ってさ、嵐さんと撮ったときと同じポーズで撮り直してかつての嵐さんと合成してるんだよ。前のと見比べて「もうちょっと前だ」とか言いながらさ(笑)。


――そのエピソードを聞くとさらに胸にきますね。元々はいつ撮った写真なんですか?

:2019年か2020年の頭ぐらいかな。その頃嵐さんとJohnnyも一緒に撮った写真の中から嵐さんのいい写真をピックアップして、そこに2年経った今の俺たちを乗せたんですよね。今回は嵐さんに「ありがとう」という気持ちを込めた追悼盤だから、昔の写真であるべきではない。だけど、嵐さんにも写っててほしい。そう考えたときに、嵐さんが写ってる最後の写真に今の俺たちが乗っかるしかないだろうということになって。

――現代の技術を使って。

:そうそう(笑)。同じ場所に行って何枚も撮って。

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「嵐さんはリーダーで、俺らは子分みたいな感じだった」

――今回もたくさんのインタビューを受けられていると思うんですけど、インタビューのたびに嵐さんの思い出を語るというのはどういう気持ちなんでしょうか。

:ぶっちゃけた話、辛いんですよ。ただ、銀蝿には嵐ヨシユキというリーダーがいたことをみんなに覚えていてもらいたい。それに今後、横浜銀蝿が活動するにあたって、俺らふたりだけになったとしてもリーダーは嵐さんしかいないんだよね。たとえ亡くなったとしても俺らの心の中に嵐さんはいるから、これからも嵐さんを中心に横浜銀蝿をやっていくという気持ちに変わりはないし、そのことを伝えてくれるのがあなたたちだったりするわけでしょう? そこで話すのが辛いからってしゃべらないのは意味がないわけで。でも、(亡くなってから)100日が経って「もう大丈夫だ」と思っても、まだ気持ちの整理はできてない。でもそういうことを話したり記事にしてもらうことで嵐さんのことを忘れないでほしいんだよね。


――翔さんにとって嵐さんはバンドメンバーであり、実のお兄さんでもあるわけですけど、そういう関係性って特殊だと思うんです。ご家族と一緒に何十年もバンドを続けるってどういう感覚なんでしょうか?

:兄貴が死んだ今となっては、「あ、違ったかもしれない」とは思ってるけど、兄弟っていう感覚は銀蝿をはじめてからすぐになくなってるかな。兄貴というよりもリーダーとして向き合ってたから、何年やってこようがバンドの中にいる嵐さんは嵐さんで「兄貴」とは呼ばないし、あくまでもリーダー。それはTAKUとかJohnnyが思ってるのとなんら変わらないし、兄貴としての気持ちは特別なときじゃないと出てこない。親父とかおふくろのことを話すときには家族になるけど、それ以外のときはリーダーだし、「ちょっと車が壊れちゃったんだけどさ……」みたいな話をするときでさえも嵐さんはリーダーなんだよね。

TAKU:それは本当にそうで、「兄貴」って呼ぶときは家庭の話をするときだけでそれ以外は「嵐さん」だったし、嵐さんはリーダーとしてスタッフとメシ食ったり、メーカーの人とメシ食ったりしてたから、そういうところでも嵐さんはリーダーで、俺らは子分みたいな感じだったな。


――11月からは嵐さん追悼のための集会が何本か控えていますが、どういう内容にしたいですか?

:まずは『All for RAN』の曲をやる。あと、それ以外に嵐さんが愛していた歌を歌う。それがメインですかね。

TAKU:本当はホログラムとかで嵐さんを出してさ、嵐さんのボーカルトラックに合わせて演奏するところまでやれたらいいんだけど、そういうバンドじゃないしね(笑)。


――それはびっくりしますね(笑)。悲しいことがあった一方で、翔さんはテレビ神奈川で新番組のMCをはじめられましたね。

:いろんなアーティストさんを呼んで、吉田豪も一緒に昭和の話をしてます。あと、それ以外にも俺、落語をやったりしてたんですよ。前に俺が落語の冊子にエッセイを書いたことがあって、それを見たコント赤信号の小宮さんが「翔くん、落語に興味あるんじゃない?」って言ってきて。


――翔さんが落語というのは意外でした。

:実は、「ツッパリHigh School Rock’n Roll」って都々逸なんですね。そういう古典がもともと好きで、みたいなことをエッセイに書いたんですよ。そうしたら小宮さんが「落語とか、三味線で漫談とかできませんか?」って言ってきて。でも、当時は40thをやってたから断ったんですよ。そうしたら今年になって「もういいですよね?」って言われて落語を一席やったり、少しずつ銀蝿の幅を広げていって、新しいところへ乗り出そうとしていたんですけど、それも嵐さんありきで考えてたから寂しいですね。


――でも、せっかくはじめたことですし、新たな銀蝿の一面を見せるために続けられたらきっとファンも喜ぶと思います。

:そうだよね。偲んでばっかもいられないから、これからもいろんなことにチャレンジしていくうちに活動が広がっていく可能性もあるし、気持ちを前に進めるきっかけになるかもしれないね。



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  2. 02.ROCK‘N’ROLL PARADISE
  3. 03.The Chase
  4. 04.すべては愛でしょう
  5. 05.RUN & RUN
  6. 06.生涯現役

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