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<特集>『ウマ娘』史上最大ライブ開催直前、Machicoと音楽プロデューサーとともに軌跡を振り返る



ウマ娘インタビュー

Interview & Text by 渡辺彰浩

 『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』にとって初のドームライブ【ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE】が、2022年11月5日、6日に埼玉・ベルーナドームで開催される。今回の公演は4th EVENTとして、今年3月に開催された東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナの東京公演、5月に行われた神奈川・ぴあアリーナMMでの横浜公演に続く、追加公演にあたる。

 2021年1月のTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』放送開始、同年2月のゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』リリースを機に、世間的にも広く認知され、「ウマ娘 プリティーダービー」は【日本ゲーム大賞 2021】の年間作品部門の優秀賞や【ネット流行語100】の2021年間大賞を受賞した。今年3月にはNHK『アニソン!プレミアム!』の枠で50分の特番がオンエア。競馬の史実をモチーフにした熱いストーリー性が紹介されるなど、『ウマ娘』をきっかけにして競馬への関心が広がっている状態だ。

 ただ、『ウマ娘』の楽曲については「うまぴょい伝説」が代表曲として知られている、というのが現状だろう。そこで本記事では「うまぴょい伝説」をはじめ、『ウマ娘』における代表曲/人気曲を10曲セレクト。トウカイテイオー役のMachico、音楽プロデューサー・Uへのインタビュー取材の中で明かされた制作エピソードや歌詞・サウンドへの思いを交えながら、それぞれの楽曲の魅力を紐解いていく。

「うまぴょい伝説」


© Cygames, Inc.

 『ウマ娘』を代表する不動のテーマソングであり、プロジェクト発表時から存在していた出走を告げるファンファーレでもあった。作詞・作曲は本田晃弘 (Cygames)。音楽ジャンルとしては、ど真ん中の電波ソングだ。サビの跳躍進行の連続に、テンポが下がる落ちサビなど、ポップソングとしてのセオリーを無視した楽曲構成でありつつ、流麗なサビのメロディーは1度聴いただけで頭から離れないキャッチーさを持っている。音楽プロデューサー・Uは「インパクトのある言葉の畳みかけと、その間を埋め尽くす追っかけガヤ、高揚するような転調感に続くキャッチーなサビなど、レースでのめまぐるしい展開さながらの楽曲構成は実に良くできていて面白いなと思いました」と本田のサウンド術を評する。


© Cygames, Inc.

 特徴的なのは後述する代表曲にも通ずる生楽器を多用していること。イントロの高らかなブラスをはじめ、サビに流れるストリングスと、この当時から根底にあるサウンドとしてのポリシーがしっかりと定められていたことがうかがえる。初期の3人~4人でイベントステージで歌唱していたMachicoは、細かい歌割りにかなり苦戦したようだ。

 曲中に登場する<うまだっち>の意味について聞いてみると、UもMachicoも知り得ない、当時お酒を飲んだ半ば勢いで作った本田のみぞ知る言葉だという。理解が追いつかない怒涛のフレーズ、さらに電波ソングとして展開の激しいメロが、何度聴いても発見のある『ウマ娘』のアンセムとして君臨している所以だ。

「We are DREAMERS!!」


© Cygames, Inc.

 これまで走り抜けてきた軌跡とトレーナー(ウマ娘のファン)への感謝、さらなる夢の先へとこれからも一緒に走っていくことを約束する、ゲームリリース1周年記念楽曲。Uの希望により、作曲には新たなクリエイターとして小野寺祐輔を起用。瀬恒啓の編曲も手伝い、若さと豊かさが溢れたアニバーサリーソングに仕上がっている。高瀬愛虹が綴る歌詞も<目標(ゴール)><勝負(レース)><可能性(ゲート)><一走(いっぽ)>といった競馬になぞらえた当て字を用いながら、トレーナー自身の人生にも寄り添えるポップソングとしての耐久性(スタミナ)をも兼ね備えている。


© Cygames, Inc.

 そして、この楽曲はライブイベントである4th EVENT【SPECIAL DREAMERS!!】のテーマソングとしての立ち位置にもあり、3月の東京公演、5月の横浜公演ではライブの幕開けに披露された。熱いファンに支えられた黎明期を経て、2021年に『ウマ娘』は世間的に浸透。同年開催の3rd EVENT【WINNING DREAM STAGE】からは会場のキャパもアリーナクラスへと拡大していった。「トレーナーさんたちのおかげで叶えることができた夢をこれからも一緒に叶えていこうという、感謝の気持ちを込めた曲」と、Machicoはプロジェクトの駆け出しの時代を知っているからこそ、現在の恵まれた環境に感謝を示す。

「CD発売やラジオ出演などはありましたが、TVアニメ第2期が始まるまでの2020年~2021年は、コンテンツを発信する場所が『ぱかチューブっ!』以外になかったので、私たちにとっても、トレーナーさんにとっても特別な場所なんです。トレーナーさんが自分の気持ちを書き込める場所があるのは、自分もいちファンとして嬉しいですし、『ぱかチューブっ!』とトレーナーさんに支えられたおかげで今があるんだと感じています。」(Machico)

 YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」はウマ娘とトレーナーを繋ぐ大切な場所だ。Machicoの思いに呼応するようにして、「ぱかチューブっ!」にアップされた「We are DREAMERS!!」東京公演のライブ映像には、「1曲目に披露してくれて嬉しかった」といったトレーナーからの応援の声が寄せられている。

「GIRLS’ LEGEND U」


© Cygames, Inc.

 「うまぴょい伝説」の本田が作曲を担当。スポ根かつドラマチックな『ウマ娘』の側面を真正面からサウンドで表現している。特筆すべきは、サビの激しいドラムビート。パンクロックにジャンル付けできそうな疾走感溢れるサウンドからは、レースに懸けるウマ娘の滾る思いや汗をイメージさせる。ストリングスが映えるBメロに、彼女たちの沸々と秘めた思いを表すDメロと、緩急の激しい楽曲構成は「うまぴょい伝説」と通ずる部分でもある。「一般層にも訴求できるような曲」とUが話すように、楽曲単体としてストレートに勝負できる力を持つナンバーという印象だ。

 Aメロの<トレセーン!ファイ!(オー)ファイ!(オー)>というかけ声はトレーナーにはすっかりお馴染みのパートに。Machicoは「もちろんレースで勝ち進んでいくことも大切ですが、ゲームやアニメなどのストーリーにはほかのウマ娘たちとの交流も描かれているので、レースに向かう等身大の彼女たちの思いを込めながら、会場もトレーナーさんも巻き込んで盛り上げることを念頭に歌っています」とレースだけではない彼女たちの学園生活の一幕が垣間見える歌詞の魅力を語る。

 そして、全てはファンファーレのメロに乗せた<やっとみんな会えたね>という歌い出しに尽きる。5年の年月を経て、ようやくリリースされたゲームのオープニングテーマとしての意味合いが前提にありながら、ライブイベントでもトレーナーとの再会の喜びを分かち合うメッセージとして『ウマ娘』キャストの思いを代弁している。

「Gaze on Me!」


© Cygames, Inc.

 「We are DREAMERS!!」に続く、ゲーム配信1.5周年記念楽曲。9月28日にリリースされたばかりの『WINNING LIVE 08』収録曲でもある。「夏をテーマにした爽やかで明るい、フロアを沸かせるような楽曲」というオーダーに、作編曲家の中土智博が応えて完成させた。弾けるようなビートに、コパノリッキー(CV. 稲垣好)、アグネスデジタル(CV. 鈴木みのり)、スマートファルコン(CV. 大和田仁美)の3人の確かな歌声が乗る。

 また、CD歌唱メンバーではないものの、レコーディングはMachicoが一番目に担当。あまり力み過ぎずに、肩の力が抜けた感じで歌唱できたとのこと。U曰く、ほかの楽曲においてもMachicoがレコーディングのスタートを切ることは多く、表情が豊かで、感じたままに歌うことができるトウカイテイオーを演じるMachicoの歌声が、歌収録ディレクションの指針になっていくようだ。

「winning the soul」


© Cygames, Inc.

 TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』第1話エンディングテーマで、テイオーがウイニングライブとしてセンター歌唱したことでトレーナーにはお馴染みの楽曲。このタイミングが楽曲自体の初出しとなったが、元々はゲーム内で皐月賞・日本ダービー・菊花賞のいずれかのクラシック三冠のレースを勝利した際に歌うことができるウイニングライブ曲として開発期間の1年以上前に録音されていた。

 時を経てアニメで初公開となったが、テイオーが普段ではおどけて見せないような三冠に懸ける譲れない思い、シンボリルドルフ(CV. 田所あずさ)への憧れといった物語性が運命的に楽曲の歌詞とリンクする。骨太なハードロック、スタンドマイクでの歌唱というのも、ロック好きなMachicoのルーツとまた合致している。


© Cygames, Inc.

 Machicoはテイオーの本質的な部分を表現できたらという思いでレコーディングに臨んだ。「ソロでは『恋はダービー☆』のようなポップソングを歌うことが多かったテイオーが、こういう曲も歌うんだと驚きました。その時はアニメに使われるとは思ってもいなかったので、この曲が持つ力とテーマがTVアニメ第2期のシナリオと合致していることが奇跡だと思います」と「winning the soul」に懸ける思いを述べていた。

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「木漏れ日のエール」

 TVアニメ第2期で軸になって描かれるテイオーとメジロマックイーン(CV. 大西沙織)によるデュエット曲で、正式な第2期エンディングテーマ。やっと巡り会えたぶつかり合えるライバルであり、常に互いの走る目標にあったテイオーとマックイーン。テイオーが度重なる負傷を乗り越え、やっと一緒に走れると思った矢先に、次はマックイーンが左脚繋靱帯炎を発症してしまう。「今度は僕の番だ、だから見ててマックイーン」――テイオーはマックイーンの手を握り、温もりを残したまま降りしきる雨の中を真っ直ぐ進んでいく。目指すは有馬記念優勝(※作中では、馬の点は二つ)。

 テイオーとマックイーンの歌唱パートが入れ替わることで2人の立場を見事に表現した12話バージョンの「木漏れ日のエール」は、涙なしには観られない屈指の名演出だ。U曰く、元々はテレコにすることは決まっていなく、Uが歌詞を見て監督に持ち寄ったアイデアとのこと。通常、アニメのエンディングの尺は89秒と決まっているが、本編から先行してイントロが始まることにより、物語で生まれた感動を持続したままシームレスにエンディングへと流れていく仕様となっている。

「真崎エリカさんによる歌詞でありますが、事前にざっくりとしたプロットなどの資料やこちらからの要望をお渡ししまして、それを元に書いていただいたデモ音源用の初稿歌詞からすでに完成度の高いものでした。そこから例えば、“膝”のような脚や走りを連想させるような『ウマ娘』的なワードを入れ込んでもらいつつ、歌割り的に掛け合いとなるような歌詞へと調整いただきました。割と細かなやりとりだったかと思いますが、その度に丁寧に対応くださり、おかげさまでアニメのストーリーと歌詞とが補完しあえるような関係まで仕上げていただけました。」(U)

「どんな言葉を使えば、この感情を表せるのか……つらいこともあったけど、お互いを思い続けていたら、また会えるってことを教えてもらえた曲です。今も感情が高ぶりすぎて、上手く言葉にできないですね。2人の心の中を覗いているような気持になれる一曲です。」(Machico)

 お互い認めあってはいるものの、強がってしまい、もどかしい距離感のあるテイオーとマックイーン。3rd EVENTでは挫折からお互いが手を取り合うシーンが演出に取り入れられた。11月6日の公演には大西が3rd EVENT以来にゲスト出走する予定。Machicoはマックイーンとの楽曲はもちろんのこと、チーム<スピカ>としてもメンバーが揃うことを待ち望んでいる。

「Make debut!」


© Cygames, Inc.

 TVアニメ第1期のオープニング主題歌で、チーム<スピカ>としてのデビュー曲。<響け ファンファーレ>の歌い出しに象徴されるように、曲中ではブラスサウンドが効果的に使用されている。

 『ウマ娘』が現在の地位を確立できたのは、TVアニメの放送スタートとゲームリリースが大きなきっかけにある。その足がかりの一歩として「Make debut!」は夢の先に続く、新たな景色をトレーナーに見せてくれた。「TVアニメ第1期が始まり、その年の【アニサマ】(【Animelo Summer Live】)に出演させてもらえたり、2nd EVENT(【Sound Fanfare!】)があったりで、ここからいろいろスタートした感じがします。まさにタイトル通り、 “メイクデビュー”ですね!」と、Uは徐々にTVアニメが走り出した2018年当時を振り返る。

 テイオーを演じるMachicoは、TVアニメ第1期の楽曲を歌う機会にはそこまで恵まれず、ほかのメンバーが歌っているのを、指を咥えて羨ましそうに見ていたそうだ。その願いはTVアニメ第2期にて叶うこととなる。

「ユメヲカケル!」


© Cygames, Inc.

 TVアニメ第2期のオープニングを飾る主題歌であり、最終話「夢をかける」で有馬記念優勝(※作中では、馬の点は二つ)を果たしたテイオーがウイニングライブで披露したナンバー。Machicoは「テイオーに歌わせてもらった楽曲」と、本曲への思いを語る。<キミと夢をかけるよ>のフレーズでは“キミ”に指を差す振り付けとなっており、Machicoはトレーナーと二人三脚で歩んできた感謝とこれからへの思いを重ねているという。「トレーナーさんにとっても、このタイトルは特別なものだと思います。“自分ひとりでは夢は叶えられない、だから一緒に”という思いが込められた、夢に向かって頑張る姿を素直に応援できる楽曲です。」


© Cygames, Inc.

 第1期に比べてシリアスな展開が続く第2期のオープニングテーマということで、「木漏れ日のエール」とのバランスも兼ねて、真っ直ぐなポジティブソングとなった。センターポジションで歌うことも多くなったMachico。テイオーを慕うキタサンブラック(CV. 矢野妃菜喜)のような後輩が増える中、なかなか先輩風を吹かせられていない姿は、Machico本人も心当たりがあるようで、いつも隣を走ってきた和氣あず未(スペシャルウィーク役)と高野麻里佳(サイレンススズカ役)はMachicoにとって安心できる存在になっている。

「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」


© Cygames, Inc.

 ゲーム内の育成シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」のウイニングライブ曲。歌唱メンバーはタイキシャトル(CV. 大坪由佳)、ミホノブルボン(CV. 長谷川育美)、ライスシャワー(CV. 石見舞菜香)、ハルウララ(CV. 首藤志奈)、マチカネフクキタル(CV. 新田ひより)の5人。レースコンセプトの「5人で勝つ」になぞらえて、サビのラストはハイタッチを意味する<Yes! High-five!!>で締め括られる。


© Cygames, Inc.

 大サビラスト、<最強 5!!>までのこれでもかという畳み掛けが気持ちよく、言うまでもなく、タイトルの「☆」も「5」を表したものだ。サウンドテーマにあるのは「イキイキして元気になる曲」で、Uのお気に入りの一曲でもある。そこには結束した5人の絆、その先にある歓喜の勝利が描かれている。

「BLOW my GALE」


© Cygames, Inc.

 ゲーム内の育成シナリオ「Make a new track!! ~クライマックス開幕~」のウイニングライブ曲。部門別の最強ウマ娘を決めるレース「トゥインクルスタークライマックス」を象徴するのは、“皇帝”の別名を持つ三冠ウマ娘のルドルフ、一匹狼のナリタブライアン(CV. 衣川里佳)、さらに“白い稲妻”と呼ばれるセンターポジションのタマモクロス(CV. 大空直美)だ。向かい風の中を疾走していくようなヒリヒリとしたロックサウンドは(アニソンとして)王道ではあるものの、ルドルフをはじめとした王座の貫禄を持つ歌唱ウマ娘と、それぞれが持つ背景との相乗効果で、理屈抜きのかっこよさを生んでいる。落ちサビでのブライアン→ルドルフ→ブライアン・ルドルフ(デュエット)の歌割りは、もはやズルい。

「『ウマ娘』楽曲の歌収録は最終的な歌割りに関係なく、フルサイズまるっと収録させていただいています。『BLOW my GALE』に関しては、ソロ歌唱パート量のバランスはもちろん留意しつつも、念入りに収録後テイクを精査し、より意識してそれぞれのキャラクター性が歌に乗っている箇所をチョイスして、歌割りを組みました。」(U)

注目のベルーナドーム公演

 『ウマ娘』史上最大規模と謳われている今回のライブは、キャストも両日で最多出走となり、その半数以上が初出走、中には初ステージというメンバーもいる。Machicoは東京公演でテイオーが憧れを抱くルドルフと、横浜公演では自身を慕うキタサンと披露した「winning the soul」を振り返りながら、歌うキャストとの組み合わせ/関係性によって楽曲自体の表情も変化するのがウマ娘のライブの魅力だと語る。

「今までと同じパートを歌いましたが、あの時は2人への気持ちが高まってしまって、ペース配分が全然できなくて……。本番中にトレーナーさんの気持ちも伝わってきて、いつもと同じ歌なのに気持ちの変化を感じました。キャストとしても心動かされる体験をして、不思議な気持ちになりましたね」(Machico)

 メイクデビューとなるキャストが代表曲に参加することでまた新たな物語が紡がれていくことだろう。Uは聞き慣れた楽曲がドーム(半野外)会場でどのように響くのかを楽しみにしながら、様々な企画や新たな楽曲の披露がもしかしたらあるかもしれないと教えてくれた。「同じ曲でも歌唱メンバーの組み合わせだったり、ソロパートの変更等で、曲のイメージがガラッと変わることも、この『ウマ娘』のライブの魅力でもあるので、ぜひとも楽しみにしていてほしいです。史上最大規模のイベントということでいろいろな驚きを準備しておりますので、期待していてください!」

 描いた夢の先にあった、ベルーナドームという大きなステージ。つい先日まで新人トレーナーだった筆者にとって『ウマ娘』がそうであったように、スターティングゲートは誰しもに開かれている。

 

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