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<インタビュー>BUDDiiS、コロナ禍の2年間で感じた成長と絆



インタビューバナー

 2022年上半期はメンバーのSNS開設、今年5月には横浜武道館で男性アーティストとして初の単独公演を行ったBUDDiiS。7月30日にはライブ披露済、未発表曲、11曲を一斉リリースしたばかりと、勢いを加速している彼らが、8月24日に6thシングル『SM:)LE』をリリースする。

 今作は初のパッケージ化が実現。初のシングルCDリリース、そして8月28日から初の全国ツアー、5大都市Zeppツアーを控えるBUDDiiSに初のインタビューを敢行。10人のいまの思いを訊いた。 (Interview:柚月裕実/Photo:Yuma Totsuka)

背中を押してくれるエールソング「SM:)LE」

――いよいよ6thシングル『SM:)LE』がリリース、それも初のパッケージと嬉しい知らせが続きます。6作目にはどんな思いを込めたのでしょうか。

FUMINORI:「SM:)LE」はタイトル通り“笑顔”がモチーフになっていて、歌詞も今までのBUDDiiSの楽曲の中で一番ストレートに、いい意味でわかりやすく伝えたいことを綴ってる歌詞かなと感じています。ネガティブになりやすいこのご時世に、BUDDiiSというグループの音楽で、みなさんに笑顔を届けたり背中を押したりしたいです。

SHOOT:ダンスもキャッチーでかわいい振り付けが多いですし、みんなも見てマネできると思うのでそこにも注目して欲しいです。ファンのみなさん以外にも、日々頑張ってる人とか、何かにつまづいたりしてる人とか、様々な人に当てはまる歌詞だと思うので、より多くの人にこの曲が届いたら嬉しいです。

――タイトルにフェイスマークが入っていますが、これはどなたのアイデアですか?

KEVIN:(手を挙げるKEVIN、メンバーもKEVINを指す)最初は大文字で「SMILE」というタイトルだったんですけど、ニコちゃんマークとダブルミーニングな感じで「SM:)LE」の表記にしました。


Photo:Yuma Totsuka
上段左からKEVIN、YUMA、HARUKI、TAKUYA、MORRIE
下段左からFUMINORI、SHOOT、FUMIYA、SHOW、SEIYA

――初めて楽曲を耳にしてどんな印象を受けましたか?また、お気に入りのフレーズや振り付けはどのパートですか?

HARUKI:笑顔だけじゃなくて後押ししてくれるような意味もあると思いました。歌詞の中で特にそれを感じたのが〈怖がってないで飛び込めば〉のパート。振りも併せて、助けを求めている人とか、笑顔になりたいけれどなれない人の後押しができるような感じがしています。

TAKUYA:元気とか笑顔とかのメッセージもあると思うんですけど、印象に残ってる歌詞は〈君も連れて行くよ〉。応援するというよりも一緒に頑張ろうみたいな、そういう感覚がすごくいいなと思って。最初に聴いた時からとても印象に残って、何回聴いてもやっぱりその部分が気に入ってます。

FUMINORI:ピンポイントで言うと、ラップのパートに入るところで、〈Buddy〉(注:BUDDiiSファンの呼称)って歌詞が入ってるのがすごく素敵。実際に聴いてくださったファンのみんながすごく喜んでくれたのが一番嬉しい。

――ファンのみなさんにとっては最高のプレゼントですね。MORRIEさんとFUMIYAさんは?

MORRIE:(「SM:)LE」を初めて聴いた印象は)BUDDiiSらしいなと。いつもみんな笑顔なので。あと歌詞もシンプルで分かりやすくて、メッセージ性が強いと思う。それにダンスもキャッチーな振り付けになっているので全部、総合して素敵な曲だなって思います。

FUMIYA:最初に聴いたとき、今までで一番BUDDiiSだなって思いました。グループとして一番伝えたいことを一番表現しているんじゃないかな。FUMIくんが言ってたように〈Buddy〉も入ってますし。バディとの関係性や、僕らが理想としているもの、僕らが伝えられるものを表現できている曲だなと思いました。

――バディのみなさんは愛されてますね。

FUMIYA:そうですね、大好きです!


Photo:Yuma Totsuka

――ライブでも「SM:)LE」は盛り上がりそうですね。

KEVIN:BUDDiiSのライブって演者の僕たちも楽しいし、ファンの子もすごく楽しいって言ってくれるんです。だから今度のツアーもさらに楽しいライブになるよう考えています。「SM:)LE」はどの場所にいてもファンの子と一体になれる、これから大切な曲になりそう。

SHOOT:BUDDiiSでは「SM:)LE」が初のエールソングになるので、素直にいい曲だなって思ったし、自分にも響くところがありました。なのでこれを大事に歌って踊って、みんなに僕たちの気持ちが届けばなって。配信されてCDもこれから出ますけど、たくさん聴いて欲しいですし、ライブもぜひ来て欲しい。聴いてくれた人や見てくれた人を後押しできるように、たくさんパワーを送りたいなと思います。

SEIYA:元気な人も、悩んでいる人も、いろんな状況にいる人が聴いても、誰もがハッピーになれるような曲です。パフォーマンスしてると、僕らもすごい笑顔になるので、曲もそうですけど、パフォーマンスを見て笑顔になってもらえたら嬉しいです。

YUMA:ダンスもサビの振りがみんなマネできるような振りなので、聴いて一緒に踊って、ライブでも一緒に踊って楽しんでほしいです。

SHOW:(「SM:)LE」は)すごく温かい曲。無理に気分をアゲるというよりは寄り添う感じ。周りの人たちも、初めて聴いたときに意外と「泣けてきた」って感想が多かったんです。バディに限らず、この「SM:)LE」を聴いてくれた人たちの心が軽くなってくれたら嬉しい。


Photo:Yuma Totsuka

――初めてのパッケージ化ですが、配信と気持ちの面で違いはありますか?

FUMINORI:初めてBUDDiiSの音楽が形として残るので、単純にすごく嬉しいですね。楽曲に対する想いは変わらないですが、CDを出す上での喜びというものを、BUDDiiSでは初めて感じられたのが嬉しかったです。

――イントロからファンの方が参加できる印象を受けました。サビもノリやすそうです。

KEVIN:最初のデモ段階で、違うメロディだったんです。「SM:)LE」は多分みんなで楽しむ曲なので1回で覚えられて、キャッチーで耳に残るメロディで、とお願いをしました。

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11曲一斉リリース、そしてライブへの思い

――KEVINさんは7月30日に一斉リリースされた未発表曲11曲のうち、5曲の楽曲制作を手がけていますが、それぞれ制作はスムーズにいったのでしょうか?

KEVIN:0から1の作業のときは、出てくるまでに時間かかるときがあります。朝からずっとピアノに向かって、何も出なかったって寝ることもありますし。ぱっと思いついた瞬間は、もう1~2日でバーって書き上げちゃう。やっぱ最初のアイデアが出るまではめちゃくちゃ探ってます。電車でもずっと知らない曲を聴いてメモして。また挑戦してみたら違うわっていうことの繰り返しが毎回なんです。そこは大変かもしれない。でも形になったときがすごく楽しい。

――今回の5曲で一番難産だった曲は?

KEVIN:「ENCHANT」ですかね。何回も書き直して、結構長い期間……何か月ぐらいかな、1回置いたり、違う曲に変えたりしました。

――そんな時はメンバーのみなさんに相談しますか?

KEVIN:いや、そんなにしないですね。

FUMINORI:KEVINはしないよね。一人で黙々と。

KEVIN:FUMIはどうしたの?寝てないでしょ?とか言ってくれたりするんです。その時だけはダメでしたね(笑)。

――日々の制作を手がけているからこそ、「SM:)LE」でもイントロをこうしようというアイデアが浮かんでくるんでしょうね。

KEVIN:そうですね。あと曲はファンの方の反応とか見ながら。こういう曲もあった方がいいとか考えています。


Photo:Yuma Totsuka

――デビュー以降、無観客ライブを経て今年5月には横浜武道館、男性アーティストとして初めて立たれました。会場に名を刻んだのも含めてメモリアルなライブだったのでは?

FUMINORI:(横浜武道館は)本当にいい場所でした。会場に助けられた部分も感じていて、トロッコってアリーナ規模じゃないとできないんですが、横浜武道館ではそれも実現しました。BUDDiiSって親近感がすごくあるグループですけど、直で感じてもらえるのはライブしかないので。だからライブでトロッコを使って会場の全員に会いに行けるのはすごくいい経験、機会でした。

SEIYA:印象に残ってるのが、あれだけの広さであれだけの人数で、こちら側が求めたものを返してくれたこと。その景色は今でもすごく印象に残ってますし、かけがえのない時間でした。

――8月28日からは5大都市Zeppツアーが始まります。またファンの方との距離が近くなりそうですね。

SHOW:ツアー自体が初めてなので、長らくBUDDiiSのことを応援してくださっても、会場が遠くて行けなくて、やっと今回初めてライブを観に来れる方も多いんじゃないかと思います。まずは僕たちが会いに行くことが、無事達成できればいいなって思います。


Photo:Yuma Totsuka

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2020年9月16日の結成から丸2年――BUDDiiSが感じた変化

――丸2年を目前に控えたいま、結成時と比較して心境の変化はありますか?

FUMINORI:仲の良さ、絆が強くなったことを一番感じています。それぞれの迷いみたいなものが払拭されて、ダンスも歌もキャラも、グループとしての強さも、ファンのみなさんとの関係もすごくわかりやすく成長できた2年間だったなと思ってます。逆に3年目からはより一層勢いを止めることなく、もっと大きく羽ばたいて、もっともっといい景色を応援してくださるみなさんや、まだ出会えてない方たちにお届けできたら。

SHOOT:コロナ禍で最初の方は思うようにお客さんを入れてライブができなかった。でもデビューしたてでそういう経験をしてたからこそ、ありがたみをより感じるといいますか、こういう経験をしたからこそ逆に、みなさんを大事にしないとなって思ったし、これからも良い関係を築けたらなって思います。

YUMA:2年前はファンのみんなの存在をコメントでしか感じることができなかったんですけど、昨年のワンマンライブから初めてファンのみんなを近くに感じられて、意識も大きく変わりました。ファンの方が変えてくれたと思っています。

FUMIYA:結成当初はパフォーマーとして頑張らなきゃと思っていたけど、今はライブ制作や振り付けにも直接携わっています。FUMIくんとかKEVINくんとかと話したり、大枠に携われていることはすごく新鮮です。


Photo:Yuma Totsuka

――少し話はそれますが、国内外でボーイズグループが盛り上がっていて、“戦国時代”や“群雄割拠”などと評されることも。この現状をどんな風に捉えていますか?

FUMINORI:俺らが一番で、というよりは、第一線でいろんな人とエンターテイメントを盛り上げられるように、欲を言えばその第一線に食らいついていきたいです。以前所属していたグループのディレクターから「エンターテイメントってなくてもいい、なくてもいいけど、あった方がいいよね」という言葉をいただいたことがあって。確かになくても生きていけるし、でもあったらよりいいってのは確かにその通りだと思いました。エンターテイメントに関わっていけるのは嬉しいですし、お仕事としてやっている以上、第一線でやっていきたいです。

――これから出会う方たちに向けて、いまのBUDDiiSを紹介するとしたら?

KEVIN:一言で言うならば、全てを受け入れます。悩んでるファンの子を見ると、どうにかして何か遠まわしでもいいから前向きな気持ちになって欲しいっていう気持ちはみんな持っていて、それがライブでもすごく出ている気がしています。今のご時世、いろんなところで大変な気持ちになったりすると思うんですけど、BUDDiiSを見て、ちょっとでも笑えた、曲がいい、元気出たとか、いろんな方向から好きになってもらえたら。とりあえず推せ!(笑)


Photo:Yuma Totsuka

――SNSでは、神セトリ募集企画【#あなただけのために歌って踊るからBUDDiiSワンマン妄想しちゃってよ】がファンの間で話題となっています。実際にBuddyから寄せられた投稿を見ていかがですか?

全員:めっちゃ面白い!

FUMIYA:みなさんぜひ、制作の方に関わっていただきたいくらい(笑)

FUMINORI:ちゃんとMCも入ってる! これはすごいな(笑)

SHOOT:始まりとか終わり方とかもすごく共感するのが多い。

MORRIE:「Brighter」のあとに「BEAST2」が入ってる(笑)

FUMINORI:もーりーしゅーとの「ずっともっと」も!

SHOOT:いれるな(笑)

――結成から2年、それはファンと過ごした時間でもあると思いますが、お互いの関係性についてどう感じていますか?

SHOOT:圧倒的に近くなったなって思います。そこはありがたいですね。頑張ってきてよかったなって思います。これからもこの関係のままいきたいです。

FUMIYA:日頃からの応援してくれる声がすごいですよね。

SHOW:(ライブの際)「ALRIGHT」で初めて、サビで踊らずにジャンプさせるっていうのをやったときに、最初からもう何か知ってたの?ってぐらい、すぐにマネしてくれて。そのぐらい一緒にライブを作ってる感覚があって、すごく嬉しいです。

――最後にバディのみなさんにメッセージをお願いします。

TAKUYA:「SM:)LE」は一緒に進んで行こうっていう意味も込められてるし、今後のツアーも含めてグループとしての成長を見守って欲しいし、一緒に成長していけたらなと思います。ぜひツアーも楽しみにしていただければ。

HARUKI:笑顔は伝染するものなので、やっぱり笑顔の輪を広げていけたらなと思っています。

MORRIE:ライブ成功するといいですね。ライブは僕たちが一番楽しんでる瞬間。そこをみなさんに見てもらったら、みなさんも笑顔になれるんじゃないかと思いますので、ぜひライブに来ていただきたいです。

FUMINORI:「SM:)LE」はエールソングなので、何年経ってもまたこの曲で背中を押せると思う。みんなが好きになってくれる曲だなと思います。実際にこの「SM:)LE」を引っ提げてZeppツアーを回る、初めて全国5大都市に行けるので、楽しんでもらいながらたくさん笑顔になってくれたら一番嬉しいです。

BUDDiiS「SM:)LE」

SM:)LE

2022/08/24 RELEASE
ZXRC-1246 ¥ 2,200(税込)

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Disc01
  1. 01.SM:)LE
  2. 02.Rise in Love

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