＜Billboard JAPAN SDGs プロジェクト第二弾＞Salyu：SDGsという道しるべを照らし合わせていくためには

Special

Salyu

Salyuインタビュー

～音楽を通じて持続可能な未来を創る～

　Billboard JAPANは「音楽」と「食」を通じて、社会の諸問題の解決に主体的に関わりながら、人々の暮らしを彩る「夢」と「感動」を未来に繋いでいくSDGsプロジェクトをスタート。アーティストが力を入れている取り組みや思いを不定期で発信していく。第二弾には、唯一無二のヴォーカルで深遠な世界観を生み出すSalyuが登場。彼女ならではの視点でSDGsについて紐解いてもらった。

――今回この企画をお引き受けいただく上で、率直にどのように感じましたか？

Salyu：SDGsというワードは、ニュースやSNSなどを通じて知ってはいました。でも、このような公的な場面でお話ができるほどの知識を備えているわけではありません（笑）。対談をお受けするのが私で良いものかと、心苦しさもありましたが、Billboardさんが音楽や食という文化の上で、SDGsをどんなふうに展開されているのか、エンターテイメントに携わる身として、純粋に興味を抱きました。この機会に学ばせていただく気持ちで、参加させていただきたいと思います。

――SDGsというワードだけを聞くと、少し堅苦しい部分や、Salyuさんもおっしゃる通り、知識がないと話しにくい、実践しにくいと感じてしまう部分もありますよね。SalyuさんはどのようにSDGsと向き合っていきたいですか？

Salyu：より良い世界を目指すために掲げられた17の課題。そのひとつひとつに心では賛同するものの、一個人として、どんなふうに実践していくことができるか、すぐにイメージできないこともありました。でも、まずはシンプルに内容への理解を深めていきたい。そして、自分の生活の中で生まれる様々なチョイスのシーンで、このSDGsという道しるべを照らし合わせていけるといいと思います。

――「持続可能な社会」と聞いて、どのようなことが思い浮かびますか？　また、Salyuさんが目標とする社会像があれば教えてください。

Salyu：何事も、長期的に持続している物事の背景には、その取り組みに対する本人の深い納得や喜びがあると思います。SDGsにおいても同じだと思いました。自分の心の充実にも繋げていく意識で、変革の創造性を楽しみながら向き合っていきたいものです。また今後、SDGsに象徴される“自他共の幸せを追求する精神性” が、ビジネスの在り方としても、個人の人格としても、より注目される社会へ変わっていくのかもしれません。

――具体的に日常から取り組んでいることはありますか？

Salyu：とても身近なことですが、マイバックを持ち歩く、使い捨てのカトラリーを必要以上にもらわないことなど。レジ袋の有料化など、時代の流れの中で、自然と意識するようになりましたが、これもSDGsに繋がっていくのですね。プラスティック製品使用の削減を意識することで、豊かな海を守っていくことに繋がると学びました。

――この企画をきっかけに取り組んでみたいことや、明日から意識してみようと思うことはありますか？

Salyu：音楽の現場でも、ステージドリンクをはじめプラスティック製品を多く消費しています。今回学ばせていただいたことを機に、ボトルやストローなども、繰り返し使えるものを選んでいきたいと思いました。