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<インタビュー>TAKU INOUEが『ALIENS EP』リリース 収録曲に込めたこだわりと“クラブ”と“宇宙旅行”を語る
TAKU INOUEが12月22日に『ALIENS EP』をリリースした。
2021年7月にメジャーデビュー曲「3時12分 / TAKU INOUE&星街すいせい」をリリースしたTAKU INOUEだが、『ALIENS EP』には同楽曲を含め計5曲が収録。今回のインタビューを通して、EPを1つの作品としたときに、それぞれの楽曲がどういう役割を果たしているのかや、参加アーティストそれぞれの魅力など、5曲入りEPというボリューム以上の要素やこだわりを詰め込んでいることが分かるだろう。変動していくアーティストとしてのTAKU INOUEの今をキャプチャした『ALIENS EP』がどのように出来上がったのか、語ってもらった。
クラブに行くのは宇宙旅行っぽい
――Vtuberの星街すいせいさんをフィーチャーしたクラブ讃歌「3時12分」のリリース後、大きな反響があったと思います。それも含め、トイズファクトリー内の「VIA」よりメジャーアーティストデビューして気持ち的に変わったことなどはありますか?
TAKU INOUE(以下:TAKU):みんな、ちゃんと聴いてくれてよかったなと(笑)。ようやくパーティーが復活してきた中で、ああいうミドルテンポの曲にもかかわらず使ってくれている人も多くいて、ありがたいですね。ただ、自分の気持ち的には全然変化はなくて。以前からクライアントワークでもわりと自分のやりたいことをやれていたので、いわゆるアーティストになったからといって変な気負いもなく、スタンス的には変わらずやれている感じです。
――今回の『ALIENS EP』は、その「3時12分」に至るまでの物語でありつつ、「3時12分」とはまた別のクラブの側面を切り取ったような、コンセプチュアルな1枚ですね。
TAKU:おっしゃる通りですね。EPを出すというのは、身も蓋もない話をすればレーベルの意向なんですけど(笑)、やっぱりまとまった曲数を出すのであれば全体の流れを作って1つの作品に仕立てたくて。自分としても5曲入りというボリュームはやりやすかったですね。
――「ALIENS」というのは、クラブに集まる人たち?
TAKU:そうですね。「いろんな人がいる状況って、楽しいよね」っていう。特にクラブって、誰がいても気にしないし、誰がいてもいい場所じゃないですか。あと、このEPは「3時12分」を基盤に、クラブともう1本の柱を建てたかったんです。そう考えたとき、夜中に遊びに行くのって、ちょっと宇宙旅行っぽいと以前から思っていたんですよ。だから例えば「ブレードランナー」みたいなSF映画とかの景色も想像しつつ、いくつかの意味を込めて「ALIENS EP」というタイトルを付けました。
――前回のインタビューで「男性ラッパーと組んでよりヒップホップっぽいビートを作ってみたい」とおっしゃっていましたが(https://www.billboard-japan.com/special/detail/3235)、ONJUICYさんをボーカルに迎えた1曲目「The Aliens EP」で即実現しましたね。
TAKU:普段の仕事で女性ボーカリストに曲を提供することがすごく多いので、男性で、しかもラッパーというのはたぶんみなさんあまり馴染みがないんじゃないかなと。せっかくEPで、5曲入りで出すんだったら1曲は攻めたやつを入れたかったんです。前から僕はONJUICYくんのファンで、本人名義の作品だけじゃなく、〈TREKKIE TRAX〉の人たちと出した曲とかも聴いていて。すごくいい声だし、いいリリックを書く人だと思っていたので、いつか一緒にやりたかったんですよね。
――トラックもジャズとトラップのクロスオーバーで、攻めていますね。
TAKU:実は、このEPにはアウトロが入っていますけど、最初はイントロも付けようかと思って1分ぐらいのインストを作ろうとしていたんです。でも、作ってみたら「これにラップを乗せたいな」みたいな気持ちになってきて、「よし、ここはONJUICYくんにお願いしよう」という流れだったんですよ。
――トランペットに類家心平さんを起用しているのもポイントかなと。しかもミュートで吹いているのでハードボイルドなトラックともマッチしていますし、トランペットはトラップのビートと相性いいんだなと思いました。
TAKU:類家さんは人伝で紹介していただいたんですけど、音色から何からぴったりのトランペットを吹いてくださいました。おっしゃる通りトラップとの相性もすごくよくて、自分でも「これ、新しいじゃん」と思っていましたね。あと、トラップビートにランニングベースをうっすら混ぜているんですけど、これも「結構ハマってるじゃん」みたいな発見がありました。
――ヒップホップ・シーンにおいてはトラップが、細分化しているとはいえ長らく主流で。その中にあって「The Aliens EP」は新鮮に聞こえたのですが、そういう仕掛けもあったんですね。
TAKU:それで言うと、トラップはスクエアなビートが多かったんですけど、最近、特にK-POPでは90年代的な跳ねたビートが戻ってきたとも思っていて。またここから僕らおっさんの時代が来るんじゃないかなと(笑)。その微かな空気を感じ「The Aliens EP」のビートもちょっと跳ねさせたんですよ。
――個人的に、フリージャズ的な荒々しさ、アングラ感のあるドラムの音もすごく好みです。
TAKU:僕もフリージャズ特有の空気感がすごい好きで。あれは機械では絶対にできない音楽なんですけど、機械で音楽を作っている身として、なんとか打ち込みの曲でああいう人の血の通った感じをパッケージングできないかといつも思っていて。だから「3時12分」でもドラムをドコドコ鳴らしているパートがあったんですよ。もちろんエレクトロニックミュージックの分野でそういうことをやっている先人はたくさんいますけど、自分なりのアプローチでやってみたらこうなりました。
――実際、打ち込みっぽく聞こえませんでした。
TAKU:あれはジャズネタのサンプルCDとかを使っているんですけど、世の中にああいう音を使いたがる人は少ないのか、フリージャズにフォーカスしたものは出回っていないんですよ。なのでいろんなサンプルを切り貼りしてフリージャズぽく聞こえるように、わりと緻密に組んではいます。
リリース情報
- 2021/12/22 RELEASE
- 初回生産限定盤(2CD / Tシャツ付)
- TFCC-86792~86793 5,500円(tax in.)
- 通常盤(CD)
- TFCC-86794 1,800円(tax in.)
『ALIENS EP』
関連リンク
取材・文:須藤輝
写真:Masanori Naruse
衣装: Riprap
自分1人では絶対に実現しなかった世界観
――そんなトラックに乗るONJUICYさんのリリックもフロウも、最高ですね。
TAKU:リリックはお任せだったんですけど、最高ですよね。今回は「ALIENS」なので、自分1人だけの言葉で完結しないようにしたくて。だから2曲目「Yona Yona Journey」の歌詞もMori Calliopeさんに一部お任せしていて、雑多と言うと言葉が悪いかもしれないけど、いろんな言語がある1枚にしたかったんですよね。ONJUICYくんのリリックもオマージュしまくりである意味キャッチーだし、それでいてトラックのハードボイルドな感じにもフィットしていて。普段、自分が作っている曲の雰囲気とはまったく違うし、自分1人では絶対に実現しなかった世界観になりました。
――「Hearin' the twilight zone」に「Feel like ランカ・リー」、「愛 おぼえてるやつと Big deal」ですからね。
TAKU:そうそう。おそらく彼も好きなんだろうと思うんですけど、SFにまつわるワードをたくさん入れてくれて。そこにもONJUICYくんっぽさがあるし、好きですね。
――このEPでは曲ごとにそれぞれに異なるクラブの情景が浮かびますが、「The Aliens EP」はステージに立つ人の目線というか。
TAKU:うんうん。夜に家を出て、クラブのステージに向かう道のりが描かれていて。それもオーダーはしていて、つまり曲を追うごとに時間が経過していくような流れにしたかったので、ONJUICYくんには「夜8時半から午前1時ぐらいの間のリリックで、どこかに時間の表記を入れてほしい」「あと『エイリアン』という言葉を使ってくれたら嬉しいな」と伝えました。逆に言えばリクエストはそれだけでしたね。
――レコーディングには立ち会われたんですか?
TAKU:はい。でもONJUICYくんは自分の声の響き方を把握しているので、ほとんど彼主導で「ちょっと今のとこ録り直します」とか「ここは声を重ねてください」みたいな感じで進みましたね。何かあったら言おうと思っていたんですけど、特に言うことはありませんでした(笑)。
――2曲目でリードトラックの「Yona Yona Journey」は一転して、ポップかつアッパーなハウスミュージックですね。
TAKU:「こういうの、みんな好きだろう」というのもありつつ(笑)。でも、僕自身も最近こういう感じの、ちょっと80's~90'sっぽい空気もありつつ、今っぽい鳴りで、音数の多すぎない軽快な四つ打ちをやりたくて。
▲「Yona Yona Journey / TAKU INOUE & Mori Calliope」MUSIC VIDEO
――軽快でありつつ、トラップパートを挟んでビルドアップする展開もあり、フロア向けと言いますか。
TAKU:現場で使いやすいように作りました(笑)。そういうのもみんな聴きたいだろうし、よくよく考えると今回の5曲であからさまにビルドアップしている曲がなかったので、ここで入れておこうかなって。
――「Yona Yona Journey」にも管楽器が入っていて、武嶋聡さんがソプラノサックスを吹いているんですね。
TAKU:そうなんですよ。武嶋さんはDAOKOちゃんの仕事で初めてご一緒して、以降のクライアントワークでも何度かお願いしているんですけど、毎度素晴らしいサックスソロを吹いてくださったので今回もぜひフィーチャーしたいなと。「Yona Yona」には、「3時12分」でヤバいギターソロを弾いてくださった後藤貴徳さんも参加しているんですけど、この曲調でギターソロを入れるとイナタさが強調されすぎてしまう気がして。その点、サックスソロならちょうどいいバランスになるというか、レトロな感じも出つつめちゃくちゃく踊れるみたいな。
――こちらの歌詞はMori Calliopeさんとの共作ですが、どのようなやりとりを?
TAKU:まず僕がサビの歌詞を考えて、それをCalliopeさんにお渡しして平歌のバースを書いてもらいました。一応、参考までに「3時12分」の歌詞も見てもらって、ONJUICYくんのときと同じように今回のコンセプトである「エイリアン」や時間表記の件も伝えて。僕はクライアントワークでも人に作詞を振ることはあまりないので正直ちょっとドキドキしていたんですけど、2人ともリテイク要らずの素晴らしいものに仕上げてくれて、もう「ありがとう!」という感じです。
――「The Aliens EP」がステージ側から見た景色だとしたら、「Yona Yona Journey」はフロア側から見た景色ですね。ざっくり言ってしまえば「踊ろうよ!」という。
TAKU:そうそう。最終的にはみんなそこに行き着くと思うんですけど、複数の視点が集まってグッと世界が広がりましたね。今回は「僕たちはエイリアンだよね」というのを言いたかったんですけど、彼女のVtuberという佇まいもエイリアンっぽさがあると思っていて。結果、僕とONJUICYくんという2人の生身の人間と、Calliopeさんとすいせいさんという2人のVtuberという雑多さも含めて「ALIENS EP」というタイトルにハマったんじゃないかなと。
――Moriさんのボーカルも素晴らしいですね。英詞も滑らかで耳に心地よいですし。
TAKU:リードのバースがほぼ全部英語というのは攻めていていいなと。英語だから耳で聞いただけじゃ意味がわからないかもしれないけど、ポップに聞こえますよね。あと、自分的には英語と日本語が混ざり合っている感じ、日本語が日本語のように聞こえない感じがめちゃくちゃ気に入っているんですよ。往年のm-flo的な空気感も出ていて、すごくいいバランスだなと。実はこの曲の歌録りに関しては、僕はディレクションも何もしていなくて、彼女が自分で収録したのをデータで送ってもらったんですけど、よくぞここまで曲に寄り添って歌ってくださったなと感動しました。
――別の言い方をすれば、Moriさんを選んだ時点で成功していた。
TAKU:やっぱりアサインで8割は決まると思っていて、そこはかなり慎重ですね。
――僕は以前、『ガンダム』シリーズの富野由悠季監督を取材したことがあるのですが、富野さんも同じようなことをおっしゃっていました。「あるレベルの人と仕事をする場合は、その人に決めた瞬間に全部終わってます」と。
TAKU:おおお。でも本当にそうで、もちろんディレクションする用意はあるんですけど、その前の段階のほうがずっと大事ですね。
リリース情報
- 2021/12/22 RELEASE
- 初回生産限定盤(2CD / Tシャツ付)
- TFCC-86792~86793 5,500円(tax in.)
- 通常盤(CD)
- TFCC-86794 1,800円(tax in.)
『ALIENS EP』
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取材・文:須藤輝
写真:Masanori Naruse
衣装: Riprap
「どっか伝って回ってきたショットグラスよけながら」
――3曲目「Club Aquila」はINOUEさんご自身がボーカルをとっています。「Aquila」はわし座を意味するそうですが、INOUEさんにとって何か特別なモチーフだったりするんですか?
TAKU:いや、わし座に対して特に思い入れがあるわけではないんですけど、もともと僕は宇宙ネタが好きで、クライアントワークで作詞をするときも星座を入がちなんです。その流れというか、歌詞を書き始めて「ここはわし座の3丁目」というフレーズが出てきたので、それをタイトルに引っ張ってきました。
――前2曲と比較するとシンプルでテンポもゆるいリラックスしたナンバーで、4曲目の「3時12分」にうまく繋げていますよね。なので単品で聴いても当然いい曲なのですが、このEPのこの位置にあることが重要なんだろうなと。
TAKU:歌詞も含めて、EPの真ん中に入れたい曲ではありますね。ここでもやっぱりクラブの景色を描きたくて、要は宇宙のどこかにある架空のクラブの話をしていてるんですけど、それって結局、地球のクラブでも同じことだよねって。
――「どっか伝って回ってきたショットグラス よけながら」という歌詞からも絵面が浮かんできますし、INOUEさんの人柄も表れているのかなと。
TAKU:まさに、ショットから逃げたい人なんです(笑)。
――なぜこの曲では自らボーカルを?
TAKU:「1曲ぐらい、自分で歌えば?」というレーベル側の発言から始まってはいるんですけど(笑)、別に嫌々やったわけじゃなくて。「3時12分」のリリース告知を出したときに「イノタク、歌わないんかい」みたいな反応も結構多くいただいたし、たまにクライアントワークで音ゲーの曲とかを自分で歌っていたりするので「じゃあ、1曲だけ」と。でも、すごい苦労しましたね。他人のボーカルだと「こんな曲が合いそう」というのがパッと思い浮かぶんですけど、自分の声はなかなか客観的に見られなくて。最終的に、白玉多めの歌い上げる系よりはちょっと早口なほうが歌いやすいだろうし、聴く側もしっくりくるんじゃないかなと、こんなふうになりました。
――いい感じにレイドバックしたボーカルで、トラックにフィットしていると思いました。それでいて「Yona Yona Journey」的な高揚感は継続しているのが面白いです。
TAKU:そう言っていただけると嬉しいですね。「3時12分」がわりとしっとりめな曲なので、前半3曲で高揚感を出しておきたかったし、この3曲を経たことで「3時12分」も、配信シングルとしてリリースされたときとはまた違った聞こえ方がしたらいいなと。
――そしてクラブで遊んだ夜を、アウトロの「Taillights」がきれいに締めてくれますね。温かみのあるチルアウトミュージック、と言うと矛盾しますが。
TAKU:「Taillights」は、どこかの星のクラブから地球に帰ってきましたみたいな。だからわざわざ「チュンチュン」っていう鳥の声も入れているんですけど。
――カセットテープをデッキに入れる音も入っていますよね。カーステレオで聴いてる感じ。
TAKU:そうなんですよ。実はこのアウトロを作る前にジャケット案が上がってきて、通常盤はカセットテープの写真を使うことに決めたんです。そのとき、どうせならジャケットに紐付けられる要素も欲しいなと思って。
――レトロフューチャー感もあるいいジャケットですね。よく見ると意味がわからないんですけど。
TAKU:全然意味わかんないですよね(笑)。それも含めてクスッと笑える感じもあって、すごく気に入っています。ただ「Taillights」に関しては、Lo-fiヒップホップみたいなのを作ろうというところから始めたんですけど、インストを作るのがすごい久々で。作り終えたときに「これ、みんなちゃんと聴いてくれるのかな?」みたいな不安はあったんですよ。
――聴きますよ(笑)。むしろ「Taillights」がなければこのEPは完結しないというか。おしゃれな例えが思い付かないのですが、始発が動き出して、駅までの道すがら「吉野家でも寄ろうかな」ぐらいのテンションのときのBGMみたいな。
TAKU:まさにそういう空気感を出せたらいいと思って作りましたね(笑)。早朝の、ちょっと寂しいけど「帰って寝れるわ」みたいなほっとする感じ。
――最初のほうで、今回のEPではクラブと宇宙旅行を「ALIENS」というコンセプトに落とし込んだというお話をされていましたが、音楽的にもジャズっぽいフィーリングに貫かれているという統一感がありますね。
TAKU:そう。「3時12分」がだいぶジャズに寄っていたので、EP全体としても意識的にジャズネタを取り入れましたね。
――次のことって、もう考えていますか?
TAKU:リリースは全然決まっていないんですけど、ジャズは今回やりきった気がしているので、また別の方向で。最近、またポストロックをよく聴いていて、世の中的にもマスロックっぽい曲が増えている気がするんですよね。その潮流に乗っかるわけじゃないですけど、もともとロックは好きなので、エレクトロニックミュージックを軸にしつつ、そっち方面に行くのも面白いかなって。
――デビュー曲の「3時12分」と同様に今作も、特に1曲目の「The Aliens」は意外性があったので、リスナーとしても次はどう来るのか楽しみです。
TAKU:そういう感じになってくれたほうが、僕もやりやすいですね。“イノタク節”はクライアントワークのほうに色濃く出ていると思うので、そちらとバランスをとりつつ、引き続き変なことをやっていきたいです。
――このEPがリリースされる頃、世の中は年末になっていますが、2021年はお忙しい1年だったのでは?
TAKU:激動でしたね。今年の頭にはリリースの「リ」の字もなかったのが、あれよあれよと話が進んで、体力的にしんどい瞬間もたくさんありました。でも、がんばれてよかったなと(笑)。たった今「リリースは全然決まっていない」と言いましたけど、いろいろと考えてはいるので来年もしんどくなる予感はしているというか、もう「やれるうちにやっとこう!」という気持ちです。
リリース情報
- 2021/12/22 RELEASE
- 初回生産限定盤(2CD / Tシャツ付)
- TFCC-86792~86793 5,500円(tax in.)
- 通常盤(CD)
- TFCC-86794 1,800円(tax in.)
『ALIENS EP』
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取材・文:須藤輝
写真:Masanori Naruse
衣装: Riprap
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