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<インタビュー>TAKUROが語るGLAYニューシングル「BAD APPLE」のバックグラウンドにあるもの



 繊細で、せつなさや苦みがあって、そういったひとつずつの感情が心の底に、そっと折り重なっていく。GLAYのニューシングル「BAD APPLE」は聴くほどに味わいが広がるミディアムナンバーだ。これは彼らの表現の懐の大きさを示す歌でもあると思う。おそらくここで描かれているのはコロナ禍に見舞われてからの人間たちの姿で、歌のあちこちにその複雑な心理がリアルに照射されているからである。そして、このバンドにとって初顔合わせとなるTomi Yoのアレンジも素晴らしい。

 GLAYはすでに10月6日にオリジナルアルバム『FREEDOM ONLY』のリリースをアナウンスしており、この「BAD APPLE」はそれに向けての連続配信の第4弾にあたる。今回のTAKUROへのインタビューでは昨年からのバンドを振り返りながら、「BAD APPLE」のバックグラウンドにあるものについて話を聞いた。その内容はディープなものとなり、とくに後半に出てくる彼自身の生き方が見えてくるような話と、それを受けてのTERUとのエピソードは、興味深い内容になっているのではないかと思う。

 あらゆる意味で、GLAYは普通のバンドではない。そして国民的な、お茶の間的な存在として認知されながらも、その歌は、人間というものの深い部分にまで光を当てようとしている。そんな話を朗らかに、真摯に語ってくれたTAKUROだった。

「バンドを止めない」「今までと同じような活動はできない」
コロナ禍で変化したバンド活動

――GLAYは2020年の春以降、予定していたドーム公演の内容が変更になったり、無観客でライブを行ったりしてきたわけですが。今年の3月からはメンバーがプロデュースするライブを配信したり、5月からは毎月、新曲を配信リリースしたりで、徐々に活動のペースをつかんできているところでしょうか。

TAKURO:まさに「つかんできている」という感じですね。どの方たちもそうなんでしょうけど、去年すべてがストップして、そこから一歩ずつ踏み出さないといけない状況になって。僕の場合、ここで大きく分けて、ふたつの考えがありました。バンドってものは活動を止めるとあちこちにさびがでるから、再始動する時にはそのさび取りから始めるようなところがあるので、リーダーの責任として、ライブをやることに関しては絶対キープしておかなければいけないということがまずひとつ。これは自分の初期衝動としての思いですね。もうひとつは……今回のコロナ禍が何百年に1回の、世界を巻き込んだひとつの有事だとしたら、それに合った活動をしないといけないということです。ここで、たとえば心の持ちようだったり、ひとつの職業としての音楽活動のあり方だったりに、真剣に向き合わなきゃいけないな、と。だから「バンドを止めない」ということと「今までと同じような活動はできない」、この両輪でもって進んでたのはありますね。

――そこで活動の仕方に変化が起こりましたか。

TAKURO:これはGLAYとしては初なんですけど、4人全員が自宅で作業ができる環境を作るところから着手しました。特に僕なんかはデモテープを録るにしても、スタジオに入ってドラムの永井さん(Toshi Nagai)を呼んで作る、というような20何年間だったから。つまり完全に人と会えない状態での音楽作りは、僕にとってまったく初めてのことだったんです。それが今ではデモ作りから本チャンまで、コンピューターでできるようになりました(笑)。ただ、それでも、画面越しとはいえ、メンバー同士が顔を合わせる時間は1週間に何回かはキープしようっていうのはありましたし。

――なるほど。リーダーとしては心を砕くことが多いですよね。

TAKURO:それからバンドとしては、最初は手探りでしたけど、無観客で配信ライブをしてみたり。あとは、自分が昔作ったままにした音源を、もう一度聴いてみたりしましたね。

――そういえば次のアルバムに収録される曲は、もともとが作られた時期に幅があるようですね。

TAKURO:そうですね……えっと、古くは1997年ぐらいに作ったデモテープなので、デビューしてすぐぐらいのメロディがリリースされることになります。今回ほど幅広い時間にわたって作られた曲を収録したアルバムはないですね。『HEAVY GAUGE』(1999年)もけっこうそういうアルバムでしたけど、あれでも(結成から)まだキャリア10年の頃ですからね。今はもう20何年のキャリアがあって、そこでデビューしてすぐぐらいのメロディと、去年作ったメロディが合体してひとつの曲になることもありました。そういう意味ではコロナ禍で時間があった時に、過去のモチーフやアイディアを検証する機会があったので、それはとっても有意義でしたよ。懐かしいやら、照れくさいやら。で、「今だったら絶対にこういう表現はしないだろうな、だけどあの頃はもう全身全霊こう思ってたなぁ」っていうような歌詞は、それも手付かずでやることにしました。

――へえー! 作った当時のままでですか?

TAKURO:これにはメンバーの理解もすごくあって、それには感謝しています。いま50(歳)の自分と、25、26の自分では、世の中の見え方が全然違うんですよ。たとえば女性に対するアプローチにしたって、「そんな直球じゃなくなっていいじゃない?」っていうような感じなんですけど(笑)、でもそれは間違いなく、自分の歴史の一部なんです。長くやってるバンドのたしなみというか……その恥ずかしさもひとつのダンディズムとしてね(笑)。カッコ悪い事はカッコ良い!と早川義夫さんも言ったので。

――あ、そうですね。『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』ですね。


▲注:『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』
60年代に活躍した日本のロックの祖であるジャックスの早川義夫が1969年に発表したソロの1stアルバムのタイトル

TAKURO:そう、ということを教えてくれたのが彼なので。それに従い(笑)、カッコ悪いのを出そうかなと。

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「人間」と「ヒト」の隔たりの中を
行き来することで生まれた「BAD APPLE」

――(笑)わかりました。では今度のシングルの話に行きたいのですが、「BAD APPLE」は聴いていて刺さってくる箇所がたくさんある曲で、すごく心を震わされます。

TAKURO:そうですか。ありがとうございます。

――この曲はいつ書かれたものなんですか?

TAKURO:これは、まさにコロナ禍真っ最中の、去年の春ですね。渋谷の道玄坂を歩いてる時にBメロを鼻歌で作ったんで、よく覚えてます。で、「あ、このメロディは好きだなあ」と。「ああ、懐かしいような曲だけど、自分たちにとっては新しいアプローチができそうだな」という予感がしたので、そこから書き広げていって。で、メンバーとやり取りをしている中でTERUがこの曲を気に入ってくれて。「この曲、面白くなりそうだし、前から気になっていたクリエイターのTomi Yoくんと一緒にやりたいから、ダイレクトメール送ってみるわ」という直談判が始まり。

――へえー! Tomiさんとのコラボは、TERUさんからの発案だったんですね。

TAKURO:そこからTomi Yoくんも快諾してくれて。さすがですよね! 一発目のデモテープで、自分たちが進みたい方向も、今まで知らなかった新しい世界も、全部音で示してくれました。そこから歌詞の手直しは何度もあったんですけれど、音の世界に引っ張られた部分もあって、非常に有意義なコラボレーションになりました。

▲GLAY「BAD APPLE」

――そういう制作過程だったんですね。その際、TAKUROさんからTomiさん側に要望したことは何かありました?

TAKURO:これは今回に限らず、いろんなクリエイターさんに対してなんですけど、僕らはほぼ何も言わないですね。高校時代からやってるバンドなんで、やりたいことも決まってれば、出せる音も決まってる。で、それがとっても愛おしい時もあるけども、「またこれ?」っていう時も、正直言うと、あるので。だから新しい人とやる時は、どうしてくれてもいいですね。GLAYは何でも入る袋みたいなもんなんで(笑)……だってTERUが唄えば、最終的にはGLAYになっちゃうわけだから、どのクリエイターさんにも「どうブッ壊してくれても、どう作り上げてくれても、構いません」という言い方をします。タブーはない。こういうインタビューでも、聞かれて困ることはありません(笑)。その姿勢は制作現場でも一緒です!

――そうですか。いや、この曲を聴いて、イントロから最後まで、すごく新鮮な気がしたんですよね。

TAKURO:うん。僕らもそうでした。

――これ、GLAYなの?って。序盤のサウンドの揺れる感覚からそうだったし、それが歌の中の揺れる気持ちと連動しているように思えて。そこがとくに刺さったところなんです。

TAKURO:うん。特に、音ひとつひとつの選び方、こだわり、組み立て方に関しては、亀田さん(プロデューサー・亀田誠治)も「ほんとに勉強になった」と現場で言ってました。

――ええ、TomiさんがGLAYの深いところまで入り込んでいる印象を受けます。先ほど制作時期を聞いたのは、やはりこの歌にはコロナ禍以降の思いが入っているからだろうと思ったからなんです。歌詞については、どのあたりに気を配って書きましたか?

TAKURO:はい。去年以降は、世界中の人たちが一度はぶつかるであろう壁……僕の言葉で言うならば「人間」と「ヒト」、この大きな隔たりの中を行き来することばっかりだったと思うんですよ。

――「人間」と「ヒト」の隔たりの中を、ですか。

TAKURO:うん。「人間」というのは、たとえば人生は人間関係の中で動いてきたものなのに、その人間関係が分断されたりで、もう1回見直すことが迫られている。もしくは、政府はじめ、いろんなところから抑制されることになって……まあ(自粛)要請という言葉でまとまってますけれども、今まで、人間にとって自由だったものが、ある日突然消えてしまったわけです。でも、かたや「ヒト」という意味では、命を守らなければいけないじゃないですか。もう本当に誰も反論できない、(感染症対策という)大きな印籠みたいなものを突き付けられて、その命というものの大切さの前には、誰もが口をつむぐしかないし、思考を停止するしかない。だけど……そこで死というものを思う時、心臓や脳波が止まる医学的な死ということと、もうひとつ、人間が作り上げた歴史の中での人間関係の死、経済的な死、心の死……というものもあって。そこでの価値観は誰もが、毎秒、毎日、毎週、入れ替わっていたと思うんですよね。

――はい。そうですよね。何をどう優先していいのか、大切にすべきなのか、みんなが考え、悩んできていると思います。

TAKURO:今なんか、特に一番ひどい時期なのかもしれませんね。コロナというものに対して、みんなの距離感がだんだん変わってきて。このBメロが浮かんだ去年の4月とか5月の頃なんて、まだ「よくわからない、怖い病気だな」っていうひとことでしか済ませられなかったけど、今はいろいろわかってきて、それぞれの立場で、それぞれの考えが出てきてるじゃないですか。それを思うと、このことについて僕が書くとしたら、そこにたかだか一個人の「いい/悪い」ということを入れないで、その事象について書きたいな、と。ある意味ジャーナリスティックに、ある意味ルポルタージュ的に。

――うん、この歌はそういう表現になってますね。

TAKURO:この病の広がりがテクノロジーの発展の引き換えだというならば、そこに、いい悪い、良し悪しみたいなものを付ける意味ってあるのかな?と思ったんです。ある種、人類共通のテーマみたいなものですよね。これは俺、子供たちにもよく言うけど、「人生、いいとこ取りはできんぞ」ということじゃないかと。今の状況はその最たるもので、いいとこ取りはできない、じゃあ何をもってして自分の人生を生きるのか?っていうことですよね。社会のルールに従うのか? 世間なのか? 社会と世間というものには、やっぱり大きな違いがあるし。むしろ個人として、覚悟を持って生きるのか? ……たぶん、こうしたことは今を生きる人たちみんなに突きつけられてることだろうから、そこで自分の安っぽい感情はとりあえず置いとこうと。そして事象としてこの曲を書き上げられればいいな、と思いました。

――たしかにこの曲には、ちょっと距離を置いて、俯瞰している視点がありますね。

TAKURO:うん、そうですね。だから自分の中で、まだまだ全然、答えにたどり着いていないような状態なんです。2020年、自分としては若いんだか歳とってんだかわかんないような50歳という年齢で……それが未来になって、過去を振り返った時に、自分はどう感じていたかということを記録としても残したいというのはある。まあ、それはどの曲にもありますけどね。それが恋愛であれ、家族の話であれ、社会の問題であれ。

――この曲からは、その模索している、先ほど言われた答えを探している、その心のうねりが感じられて。それが曲の苦みやせつなさにつながっているのが、すごく深いなと思ったんです。

TAKURO:はい。もうずいぶん前ですけど、友達と「人類最大の発見・発明は何だ?」というような話をしていたことがあって。その彼が言ったんですよ、「仏陀が言ってたらしいよ。『人類最大の発見は、人生は苦しいということだ』って」と。「それが人類がいま手にしている最高の発明であり、最大の発見なんだって。そのことを軸にして考えないと、なかなかしんどいらしいぜ」という話を聞いて、まだ20代か30代だった僕は「なるほどなあ」と思って、妙に腑に落ちたのを覚えてるんです。

――ああ、なるほど。そういう話をされたことがあるんですね。

TAKURO:そんなことを考えたりで、今回のアルバムでは、詞をつらつらと書いていく時に、自分の今後の生き方みたいなものをずいぶん考えさせられました。それもこの曲がきっかけだと思います。のほほんとしてたコロナ前だったら、たとえば1週間に1回決断をすればなんとなくうまくいってたようなものが、今は3日になり、1日になり、3時間置きになり、みたいになっていて。自分にとって大きな決断みたいなものをする時間がすごく早くなってる。今回のアルバムを作っている間は、ほぼ全般にわたってそんな気持ちが心の片隅にありました。

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結成34年、改めて考えるTERUとの関係
「俺はファンの人たちの代表みたいなものかも」

――サビの歌詞も印象深いです。<決して祈りは捧げない 今宵の月を見上げるだけ>……一番の盛り上がりのところでこういう言葉が出てくることが、この歌のシリアスなトーンにつながってると思います。

TAKURO:うーん、そうですね。まあ自分が生きてきて、いろんな悲しい場面があったけれども……そこで神様に祈ったり願ったりしたことは、ないですね。やっぱりそこは……自分の未来を切り開こうとすることが大事だと思うし。その悲しみを乗り越えるのは、自分の行動と心の持ちよう、そして「人間」というところの「人の間」、ですよね。誰かの支えだったり、誰かの助けだったりがあって、なるべくしてなったことだと思うので。だから俺は、神のいたずらとか気まぐれみたいなものに、自分の人生を預けたことはないです。そういう偏屈な無神論者であろうとする姿は、たぶん俺の作品で全部、貫いてると思う。もし真逆なことを言ってたとしても、それはある種の皮肉でもって書いてるんじゃないかな。

――なるほど。今の話にはTAKUROさんの人生観がものすごく表れてますね。

TAKURO:そうだと思います。

――TAKUROさん自身は、過去に語られていますけど、生まれ育ってきた環境が決して恵まれたものではなかったじゃないですか。つまり、ご家庭のことなんですが……。(注:TAKUROは幼少期に父親を亡くし、母子家庭で育ったため、裕福とはいえない少年時代を送っている)

TAKURO:うーん、そうですね……そう、だから「それがあったから今のTAKUROがあるんだね」ってハタから言われたら、すげえ腹立つんですけど(笑)。

――(笑)そうですか。

TAKURO:「バカ野郎!そうなるように生きてきたんだよ!」って言いたいよね。それがたぶん俺の持ってるものなんだと思う。俺はここまでロックが何かは全然わからないまま来ちゃったけど、自分の中にロックに教えられたことが何かあるとすれば、そういった環境に対して、自分の手でひとつずつ進んでいかなきゃいけない、っていうことですね。そこはロックミュージックから一番学びました。

――こういう決して100%肯定的ではない歌でも、TERUさんが唄うとものすごく力強い感覚と共に伝わってくるんです。そこがGLAYの良さなんだなと、あらためて思います。

TAKURO:そうですね。先週なんかもレコーディングで……TERUは、北海道の函館にスタジオがあるので、そこで歌入れするんですけど。歌と歌の間に2時間ぐらい空くんですよね。彼は「じゃあこの間にスタジオに足りないケーブルを買いに行こう!」つって、車に乗って買いに行くわけですよ。で、なじみの楽器屋に行って、ないからもう1軒行く。で、「あった!」と大喜びするわけです。

――TERUさんがね。想像できます(笑)。

TAKURO:で、レコーディング終わったら、今度は「メシまで時間あるから釣りでも行くか!」って言うんですよ(笑)。ほんと……人生は面白いですよね。このまったくキャラの違うふたりを、よく近くに置いたなって思う。それでひとつの作品を作ってるわけですから。ふだんからものの考え方もものの言い方も全然違うんだけど、「ああ、友達っていいものだなあ」と思いますよ。このコロナ禍において、もし俺ひとりだったら家の中にいて、いろいろと「さて次の一手はどうするか」って考えるだけの人間だったかもしれない。だけどTERUは「いいから釣りに行こう!」(笑)。「とりあえず糸を垂らそうぜ!」みたいなね。

――TERUさんらしい前向きさですね。

TAKURO:で、俺も「なるほど」と(笑)。それこそ津軽海峡に釣り糸を投げるわけですよ。そうやって彼と、ああでもないこうでもないと話してると、世の中のすべてのことがさほどでもないように思えるし、人生の面白さをあらためて感じたりもするし。それはたぶん、部屋の中からは生まれない感情じゃないかなぁ。で、お客さんたちはこの感覚が欲しくて、TERUの歌声を聴きにライブに聴きに来てるんじゃないかな。

――ああ、そうですね。そうだと思います。

TAKURO:そろそろ結成34年とかなのかな? あらためて思いましたよ、「ああ、こういうことか!」って。だから俺はファンの人たちの代表みたいなものかもしれませんね。ファンの人たちが抱えている悩みだったり将来への不安だったり、ささやかな喜びみたいなものが、なんとなく自分の中で溜まってきて、それを歌にする。そしてそれをTERUが唄ってくれて……そこで俺は救われる部分があるんだろうし、そこからファンの人たちは明日への活路を見出すと。これはうまいことできてるなあ、っていう。それから釣りにハマりましたね(笑)。TERUと、TERUの父ちゃんと、俺で、レコーディングの間によく行ってた。彼とのそういう感じは、16歳から全然変わってないな。

――それはいい話ですね(笑)。で、最後に話をもう一度作品に戻したいんですが、このシングル「BAD APPLE」のジャケットのアートワークは、アルバムに至るまで連続しているようですね。

TAKURO:うん、これもTERUから「一緒にやりたいクリエイター集団がいる」と提案があって、PERIMETRONのみなさんにお願いしました。彼らも素晴らしくて、このシングルと、それにアルバムも、それぞれは1枚の作品なんだけれども、その後ろにはすごく物語があるんです。それは見る人にとっては届かない背景なんだけれども、彼らはそこまで作り込んだ上でこの1枚を切り取ってくれた。それはとても映像的な、それにある意味、役者的な切り口で、すごく勉強になりました。この『BAD APPLEE』から『FREEDOM ONLY』に至るまでのジャケットの世界は、次のアリーナツアーのテーマとして表現されていくことになると思います。

▲アルバム『FREEDOM ONLY』ジャケット

――わかりました、それはアルバムの全貌がわかる時まで楽しみにしています。今日はお忙しい中いろいろとお話をしていただき、どうもありがとうございました。

TAKURO:はい。ありがとうございました!

GLAY「BAD APPLE」

BAD APPLE

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  5. 05.Angelus (3Xdecade Boost Mix)

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