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一発撮りオーディションプログラム「THE FIRST TAKE STAGE」第1回グランプリ、麗奈の素顔とは

インタビュー

 チャンネル登録者465万人超を誇るYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』の新たなプロジェクトとして立ち上がった、一発撮りオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』。全国から応募した約5,000組の中から、選ばれたのは鹿児島県出身、20歳のシンガー・ソングライター麗奈だ。オーディションを受けたきっかけ、勝ち進むにつれて変わっていった心境の変化、そして普段は地元でどのような活動をしているのかなど、グランプリとして出演した『THE FIRST TAKE』収録日に、インタビューを敢行した。

グランプリを獲得して

ーーグランプリ、おめでとうございます。結果を受けた時、どんな気持ちでしたか。

麗奈:頭が真っ白になって、なかなか実感がわきませんでした。ですが、発表された直後に、ファイナルに残った他の3人のファイナリストの皆さんが「おめでとう!」「これからも頑張ってください」ってメッセージをくださって。それが、とっても嬉しかったです。

ーーこれまで、オーディションを受けた経験はありましたか。

麗奈:そんなに数は多くありませんが、家族に勧められて受けたことはあります。でも、自分で見つけて、自分が応募したいって決めて受けたのは、この『THE FIRST TAKE STAGE』が初めてです。

ーーセミファイナルからファイナルへと選考が進むにつれて、心境の変化はありましたか。

麗奈:ファイナルの時が一番緊張しました。4人全員が集まって、スタッフの方から説明を受けたんですが、その時からものすごく緊張しちゃって。

ーーそこで、他の3人のファイナリストとも初めて実際に会ったんですね。

麗奈:そうなんです。ずっと、動画で見ていた皆さんと会うことができて。その場で連絡先も交換して、今もやりとりさせてもらっています。

 私が最初に歌ったんですが、終わって会場を出た後にスマホを見たら、hapiさんから「終わった後、会えなかったから」ってメッセージがきていて。hapiさんは、すごくコミュニケーション能力が高いというか、いらっしゃるだけで周りの雰囲気を明るくできる人なんです。そういうところが、すごくかっこよくて、尊敬しています。優太郎さんは、お兄ちゃんみたいな包容力があるし、ざきのすけ。さんは、「一緒にゲームしようよ」って誘ってくださったり。ファイナルの会場に着くまでは、「オーディションだから、すごくピリピリしているんだろうな…」って不安だったんですが、みんなすごく良い人たちばかりで。オーディションがなければ絶対に会うことはなかった方たちばかりなんですけど、すごく良い出会いがあって嬉しかったです。

ーー今日は、グランプリに選ばれた方だけが出演できる『THE FIRST TAKE』の撮影でした。いかがでしたか。

麗奈:すごく緊張するかなと思っていたんですが、全然緊張しなくて、むしろワクワクしながら歌えました。

ーー昨日は、よく眠れました?

麗奈:ぐっすり眠れました(笑)。いつもより少し早く起きて、イメージトレーニングをしてから会場に来ました。「ちゃんと歌えるかな」「歌詞を間違えないかな」って不安なところもあったんですが、本番では思っていた以上に自分の気持ちをぶつけることができて、歌い切ることができました。とても楽しかったですし、今は心がスッキリしています。

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両親の影響で好きになった長渕剛、地元での活動

ーーそれでは、麗奈さんのプロフィールについてお伺いしていきたいのですが、小さい頃から音楽が好きだったのですか。

麗奈:はい。特に長渕剛さんが大好きで、9歳の頃からギターを弾き始めました。

ーー長渕剛さんを好きになったきっかけは?

麗奈:母や、おじいちゃん、おばあちゃんが長渕剛さんを大好きで、いつも家の中や車の中で流れていたんです。ライブに連れていってもらったこともあって。ギターを弾き始めたのも、長渕剛さんの影響が大きくて、子供サイズのギターを母に買ってもらいました。弾き始めた頃は少し習ったりもしたんですが、ほぼ独学で、YouTubeのギター講座を見たり…。あと、イベントで知り合った他の出演者の方に、分からないところを質問したりしながら、練習しています。

ーー初めて、人前で演奏したのは何歳の頃でしたか。

麗奈:12歳くらいだったと思います。地元の公園で開催されていたイベントに出演して、YUIさんとか、長渕剛さんの曲を3曲くらい弾き語りしました。不思議と緊張しなくって。楽譜を見ながら歌ったので、きっと必死で周りが見えてなかっただけだと思うんですけど(笑)

ーーYouTubeに、自分の演奏動画をアップし始めたのは、いつからですか。

麗奈:9歳くらいからでした。ミュージシャンになりたいとかではなく、はじめは私の成長記録のような感じで、家族が動画を撮影して投稿し始めました。

ーー作詞作曲を始めたのは、いつからですか。

麗奈:探り探りで、曲を作り始めたのが中学2年生くらいでした。自分で作ってみたいなと思ったんですが、作り方もよく分からなかったので、ギターでコードを弾きながら、歌詞をつけていきました。本格的に作詞作曲をし始めたのは高校に入ってからです。高校1年生くらいから、ライブハウスで歌うようになったので、そのころから、作り始めました。

 歌詞は思いついたタイミングでスマホにメモをしたり、ノートに書き留めたりしていて。詞を先に書く曲もあれば、曲を先に書くこともありますが、基本的には同時に作っていくことの方が多いです。

ーー作詞作曲をする上で、影響を受けているなと感じるアーティストはいますか。

麗奈:長渕剛さんからは、アルペジオとかスリーフィンガーとか、奏法の面で、影響を受けていると思います。曲作りの面で影響を受けているアーティストはたくさんいますね。阿部真央さん、YUIさん、高橋優さんとか…。実際にあったことや、自分の気持ちをストレートに歌詞にされている方が好きで、そういう方からは大きく影響を受けていると思います。

 普段から、バンドもラップも洋楽もジャンル問わず色んな方の音楽を聴くんですが、最近は尾崎豊さんのライブ映像にハマっています。尾崎豊さんが、汗だくで喉もガラガラになりながら歌ってらっしゃる姿が、すごくかっこ良くて見ていると勇気をもらえるんです。

ーー麗奈さんの印象から、長渕剛さん、尾崎豊さんというのは少し意外ですね。

麗奈:本当は、長渕剛さんや尾崎豊さんのような、情熱的な曲を書いてみたいってずっと思っていて。色々挑戦したりしているんですが、なかなか難しくて。いつも、すごいなと思いながら聴いています。

ーー地元では、普段どのような活動をされているんですか。

麗奈:今年の3月に専門学校を卒業して、今は音楽活動を中心に生活しています。地元の鹿児島にはライブハウスはすごく少ないんですが、誘ってもらったり、自分が出てみたい会場に連絡して演奏させてもらったりしています。あと、最近はできていませんが、以前は路上ライブをよくやっていました。

ーー『THE FIRST TAKE STAGE』を受けようと思ったきっかけは、なんだったのでしょうか。

麗奈:専門学校の掲示板に貼られていたフライヤーです。まさかオーディションが行われているとは思わなかったので、フライヤーを見ても「『THE FIRST TAKE』っぽいオーディションだな」って思って、気が付かなくて(笑)。よく見ると、『THE FIRST TAKE』がオーディションするって書かれていたので、すごくびっくりしました。以前から、YouTubeチャンネルは見ていたので出てみたくって、友達に相談したら、みんな「絶対、応募した方が良いよ!手伝うから」って言ってくれて。その時に、掲示板に目を留めなかったら、気が付かなかったかもしれないので、日頃から見るようにしていて良かったです。

ーー『THE FIRST TAKE』には、これまで95組のアーティストが出演しています(2021年7月4日現在)。特に好きな動画は、どれですか。

麗奈:初めて『THE FIRST TAKE』の動画を見たのはLiSAさんがきっかけで、その後もRin音さんとか、色んな方の映像を見ました。どのアーティストさんも素晴らしいのですが、個人的に大好きなのは清 竜人さんの「痛いよ」です。ちょうど、「痛いよ」のミュージックビデオを見ていた時に、『THE FIRST TAKE』バージョンも公開されているのを知って。ミュージックビデオとは、また全然違う雰囲気で。

 『THE FIRST TAKE』って、映像からすごく緊張感が伝わってくるじゃないですか。歌声からもですが、ブレスの音まで聴こえるので、息遣いからも緊張が伝わってきて…。一発撮りなので、私が感じている以上に、皆さんは緊張されていると思うんですが、それでもすごくかっこいいパフォーマンスをされていて。そういう空気が伝わってくるところが、『THE FIRST TAKE』の大好きなところです。



▲ 清竜人 – 痛いよ / THE FIRST TAKE


ーーそんな『THE FIRST TAKE』のオーディションにチャレンジされてみて、受ける前と、今とでは心境の変化はありましたか。

麗奈:もともとは、応募することに躊躇するくらい自分の演奏に自信が持てなかったんです。自分の曲にも、歌にも…。でも、セミファイナリストに残れたことが発表された時に、専門学校時代の後輩や同級生も、すごく驚いてくれて。学校に練習に行くと「サインしてください」って色紙を買ってきてくれる子もいたり。これまでも、ライブをしたり、学校のイベントで歌う機会はありましたが、今回の反応はそれまでとは比べ物にならないくらい反応が大きかったので驚きました。

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「僕だけを」で伝えたかったこと

ーーグランプリとして公開された「僕だけを」は、セミファイナルでも歌ってらっしゃいましたね。

麗奈:3年くらい前に作った曲なんですが、ライブや学校のイベントでもよく歌っていた曲で、周りのみんなから「特にサビの部分が好き」って言ってもらえていたので、この曲を選びました。

 実体験をもとに書いていて、”僕”が当時お付き合いしていた彼で、”君”は私です。その当時、恋愛についても、自分の人生についてもすごく悩んでいた時期で。自分の気持ちをストレートに歌うのが恥ずかしかったので、彼目線で書きました。その当時の私は、彼と会うたびに自分のネガティブな気持ちをぶつけてしまったり態度に出してしまっていて…。そんな自分が嫌でした。なので、「このままだと彼のためにならない」「離れた方が彼のためになるんじゃないか」って思ってしまう自分の気持ちと、「そんな風に思わないで、自分と一緒にいてほしい」って言ってくれる彼を歌にしました。

 私は、普段から喋るのが苦手で、伝えたい気持ちは色々あるのに、うまく伝えることができなくて。一番、自分の感情を素直に表現できるのが歌詞なんです。歌詞だったら、何度も書き直すことができるし、書き直しているうちに、自分の気持ちに向き合うこともできますから。なので、一番自分の気持ちに素直になれるのは、歌だと思いますし、私のように自分の気持ちをうまく伝えられない人に聴いてもらえたらなと思っています。



▲ ワンルーム / THE FIRST TAKE STAGE


ーー今回『THE FIRST TAKE』で公開された「僕だけを」はトオミヨウさんがピアノとアレンジで参加されていますね。

麗奈:一昨日、初めてご一緒したんですが、自分の曲がトオミさんのアレンジとピアノによって、こんなにも生まれ変わるんだって、すごく驚きました。はじめは合わせるのが難しかったんですが、本番では一番良いパフォーマンスができたと思います。

ーートオミさんのアレンジで、一番気に入っているところはどこでしょうか。

麗奈:盛り上がっていく後半部分が特に好きですね。あとは1人で歌い始めて、途中からトオミさんのピアノが入ってくださるところも大好きです。もし自分が客席で聴いていたら、鳥肌が立っちゃうんじゃないかなって(笑)。自分の曲をアレンジしていただくこと自体、初めての経験だったので、「音楽ってこんなに変わるんだ」ってびっくりしましたし、一生の思い出になりました。今日楽しく歌えたのも、トオミさんがいてくださったおかげですし、もし機会があれば、いつかまた別の曲でトオミさんとご一緒させてもらいたいです。

ーー今後の目標はなんですか。

麗奈:これまで、自分が作ってきた曲は30曲くらいあるんですが、まずは100曲作るのが目標です。そして、その曲と一緒に自分が行ったことのない場所や、全国に歌いに行きたいです。

 今回、オーディションを通じて自分の歌に自信を持つことができたので、これからの毎日がすごく楽しみで。もちろん、これから辛いこともいっぱいあると思いますが、続けてさえいれば、こうやって素敵な出会いがあるんだなって。なので、オーディションをきっかけにYouTubeのコメント欄とかSNSを通じてメッセージをくださった皆さんに、会いに行きたくて。

 私はこれまで辛いときや寂しいときは、ずっと音楽に支えられてきましたし、好きなアーティストの方の曲に、たくさん勇気をもらってきました。なのでいつか、誰かのそんな存在になれるように曲を書き続け、歌い続けていきたいです。

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